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はじめてのムビチケ
CATEGORY映画全般
トガジンです。

不肖トガジン、59歳と5ヶ月にして初めてムビチケなるものを買いました。
ムビチケとはムービー・チケット、つまり現代の映画前売り券です。
前売券・・・。
事前にインターネットで座席指定予約と支払いを済ませてしまう現在では随分懐かしい響きに感じます。
学生時代の私は少しでも映画代を浮かせようと前売券や割引券をフル活用していました。
’70~’80年代の福井では市内の映画館の近くにあった松木屋というレコード店で映画の前売券が売られていました。
松木屋は何故か封切前だけでなく現在上映中の映画の前売り券も売っていて、いつもその店に立ち寄って数百円安くチケットを買って映画館入りしてました。

ムビチケは作品HPで見たい作品を選び、クレジットカードで購入。
数日後に封書で届きました。
私の初ムビチケ作品はこちら↓です!。

11月3日封切『ゴジラ-1.0』です。
まあ、私のことですから当然のチョイスかと(笑)。

この通り2枚購入しました。
もちろん2枚とも自分用です。
『ゴジラ-1.0』は2回以上劇場に見に行くことは間違いないのでこれで良いのです。
いや、もしエキストラ参加したシーンでバッチリ写っていたなら2回程度では済ませません。
ちなみに『シン・ゴジラ』は初回上映期間中に計12回観に行きました(汗)。
ちょっと残念なのはデザインがこの一種類しかないことです。
複数のデザインがあれば複数枚買う楽しみがあって良いとおもうのですがね。

現代の映画前売券ってクレジットカードサイズなんですね。
裏面には購入番号やバーコードが印刷されていて、各劇場のHPでその番号を入力して座席予約し、当日発券機でチケットを受け取るシステムになっています。

「それじゃあ各劇場のHPで座席指定予約していた今までと同じじゃないか」「それに手数料が250円って高くないか?」とも考えました。
でも、ムビチケはこうしたカード状のチケットが手元に残りますよね。
この差は結構大きいのです。
時々「あの映画は確かに映画館で見た」と思い出せるなにか形あるモノが欲しくなることがあるんですよね。
中高生の頃はお金に限りがあるためパンフレットは滅多に買えず、前売り券の半券だけが「あの映画を映画館で観た」確かな証拠であると同時に思い出の品でした。
それらの半券は高校時代まで大事に保管していましたが、大学進学で家を出たあと母親が私の部屋を大掃除したとき勝手に全部捨ててしまったため今はもう手元に残っていません。
もし残っていればこのブログで当時の映画について書く時の資料として使えたのに残念です。

私は、劇場で観た映画についてブログに書く時にはこのようにチケットを写真に撮って載せることにしています。
でも、それらは文字ばかりの紙切れなので味気ありません。
そのチケットにポスターと同じ画が付いていたら嬉しいかな・・・って思ったのです。
所有欲を満たしてくれるムビチケに気を良くした私はさらに2枚のムビチケを買い足しました。

今度の年末年始に劇場再上映される4Kリマスター版『宇宙戦艦ヤマト』と『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』です。
本当はポスター付きが欲しかったんですが、残念ながらとっくの昔に売り切れておりました。

中一のとき知り合った特撮・アニメ好きの親友と初めて一緒に観に行った劇場版『宇宙戦艦ヤマト』第一作。
てっきり新作映画だと思っていたらTVアニメの再編集だったことに最初はガッカリしたものの、映画館の大スクリーンで見るヤマトの映像と音響にいつの間にか夢中になっておりました。

ラストの特攻オチは今もで決して受け入れ難いですが、それさえなければ確かに傑作だったと思っている『さらば宇宙戦艦ヤマト』。
当時劇場で観終わるまでは、ヤマトは超巨大戦艦のビームを空間磁力メッキで跳ね返して逆転勝利し、一度死んだ森雪もテレサの超能力で蘇るに違いない・・・と、最後まで希望を捨てずに見てました。
あの頃の純粋な自分に戻って楽しみたいです(笑)。
しかし『ヤマト』劇場版に関してはなにかと問題が多いです。
1、福井には4K『宇宙戦艦ヤマト』を上映する映画館が無い。(これだから田舎は・・・)
2、となると隣の石川県へ足を延ばすことになるのだが石川県の上映館は4K上映出来ない。(4Kの意味ないやん)
3、となると、京都(MOVIX京都)まで行く必要がある。(しかも2回!)
オシャレで物欲を刺激するムビチケではありますが、田舎暮らしの身にはあまり恩恵にあずかれないのが残念です。

とりあえず、この3作品はムビチケを使って観に行きます。
今後私のブログにムビチケの写真が載ることも増えるかも知れません。
m(__)m
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

不肖トガジン、59歳と5ヶ月にして初めてムビチケなるものを買いました。
ムビチケとはムービー・チケット、つまり現代の映画前売り券です。
前売券・・・。
事前にインターネットで座席指定予約と支払いを済ませてしまう現在では随分懐かしい響きに感じます。
学生時代の私は少しでも映画代を浮かせようと前売券や割引券をフル活用していました。
’70~’80年代の福井では市内の映画館の近くにあった松木屋というレコード店で映画の前売券が売られていました。
松木屋は何故か封切前だけでなく現在上映中の映画の前売り券も売っていて、いつもその店に立ち寄って数百円安くチケットを買って映画館入りしてました。

ムビチケは作品HPで見たい作品を選び、クレジットカードで購入。
数日後に封書で届きました。
私の初ムビチケ作品はこちら↓です!。

11月3日封切『ゴジラ-1.0』です。
まあ、私のことですから当然のチョイスかと(笑)。

この通り2枚購入しました。
もちろん2枚とも自分用です。
『ゴジラ-1.0』は2回以上劇場に見に行くことは間違いないのでこれで良いのです。
いや、もしエキストラ参加したシーンでバッチリ写っていたなら2回程度では済ませません。
ちなみに『シン・ゴジラ』は初回上映期間中に計12回観に行きました(汗)。
ちょっと残念なのはデザインがこの一種類しかないことです。
複数のデザインがあれば複数枚買う楽しみがあって良いとおもうのですがね。

現代の映画前売券ってクレジットカードサイズなんですね。
裏面には購入番号やバーコードが印刷されていて、各劇場のHPでその番号を入力して座席予約し、当日発券機でチケットを受け取るシステムになっています。

「それじゃあ各劇場のHPで座席指定予約していた今までと同じじゃないか」「それに手数料が250円って高くないか?」とも考えました。
でも、ムビチケはこうしたカード状のチケットが手元に残りますよね。
この差は結構大きいのです。
時々「あの映画は確かに映画館で見た」と思い出せるなにか形あるモノが欲しくなることがあるんですよね。
中高生の頃はお金に限りがあるためパンフレットは滅多に買えず、前売り券の半券だけが「あの映画を映画館で観た」確かな証拠であると同時に思い出の品でした。
それらの半券は高校時代まで大事に保管していましたが、大学進学で家を出たあと母親が私の部屋を大掃除したとき勝手に全部捨ててしまったため今はもう手元に残っていません。
もし残っていればこのブログで当時の映画について書く時の資料として使えたのに残念です。

私は、劇場で観た映画についてブログに書く時にはこのようにチケットを写真に撮って載せることにしています。
でも、それらは文字ばかりの紙切れなので味気ありません。
そのチケットにポスターと同じ画が付いていたら嬉しいかな・・・って思ったのです。
所有欲を満たしてくれるムビチケに気を良くした私はさらに2枚のムビチケを買い足しました。

今度の年末年始に劇場再上映される4Kリマスター版『宇宙戦艦ヤマト』と『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』です。
本当はポスター付きが欲しかったんですが、残念ながらとっくの昔に売り切れておりました。

中一のとき知り合った特撮・アニメ好きの親友と初めて一緒に観に行った劇場版『宇宙戦艦ヤマト』第一作。
てっきり新作映画だと思っていたらTVアニメの再編集だったことに最初はガッカリしたものの、映画館の大スクリーンで見るヤマトの映像と音響にいつの間にか夢中になっておりました。

ラストの特攻オチは今もで決して受け入れ難いですが、それさえなければ確かに傑作だったと思っている『さらば宇宙戦艦ヤマト』。
当時劇場で観終わるまでは、ヤマトは超巨大戦艦のビームを空間磁力メッキで跳ね返して逆転勝利し、一度死んだ森雪もテレサの超能力で蘇るに違いない・・・と、最後まで希望を捨てずに見てました。
あの頃の純粋な自分に戻って楽しみたいです(笑)。
しかし『ヤマト』劇場版に関してはなにかと問題が多いです。
1、福井には4K『宇宙戦艦ヤマト』を上映する映画館が無い。(これだから田舎は・・・)
2、となると隣の石川県へ足を延ばすことになるのだが石川県の上映館は4K上映出来ない。(4Kの意味ないやん)
3、となると、京都(MOVIX京都)まで行く必要がある。(しかも2回!)
オシャレで物欲を刺激するムビチケではありますが、田舎暮らしの身にはあまり恩恵にあずかれないのが残念です。

とりあえず、この3作品はムビチケを使って観に行きます。
今後私のブログにムビチケの写真が載ることも増えるかも知れません。
m(__)m
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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週刊映画鑑賞記(2023.9/18~2023.9/24)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はこれ1本。
最新科学技術をテーマにした近未来SFです。
9/20(水)
『AI崩壊』🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

思った以上に面白かったです。
<AI依存社会の脆弱性>を軸としつつ、日本人のほとんどが分かっていながらも「もうどうすることも出来ない」「なるようにしかならない」と深く考えないことにしている<少子高齢化問題><格差社会問題>についても描いています。

人々の幸福な生活を助けるために作られたAI”のぞみ”が突然狂いだし、少子高齢化を食い止めるためと称して残り寿命の短い年寄りや病人を次々抹殺していきます。
私は「岸田総理が掲げる「異次元の少子化対策」とやらはこれくらい冷徹に徹しなければ無理だろうな・・・」とか考えながら見ておりました。

ただ、いくら近未来の話といえ違和感のある場面がいくつかありました。
まず、この映画の警察が鬼畜過ぎです(笑)。
街中の監視カメラはもちろんのこと、個人のスマホや自家用車のセンサーカメラにも勝手にアクセスして犯人捜索に利用します。
プライバシーもへったくれもありゃしません。
その未来の警察が使っているAIの名前が”百目”。
「妖怪かよ!」と思わずツッコんでしまいました(笑)。

現場の警官もやたら銃を振りかざして相手を威圧してきます。
桐生一人に対してまるで外国の暴動鎮圧並みの物々しさです。
終盤、容疑の確認もしないまま主人公に味方する義弟を蜂の巣にしたのはいくらなんでもやり過ぎでした。
あと、金融や流通が軒並みストップしたことから民衆が略奪に走る場面がありましたが、これは有事の際の日本人の行動らしくありません。
入江監督は洋画と海外ニュースの影響受け過ぎです(笑)。

今回暴走するコンピューター”のぞみ”の名は、開発者である桐生の亡き妻の名前「桐生望」であることは明白です。
(声も妻役の松嶋菜々子さんの声だったかも知れません)
そのことから桐生が完成させた超高性能AI”のぞみ”は、彼が亡き妻の脳をコンピューターに移植したものだったのではないか?・・・なんてことも考えながら見てました。

だから桐生の娘が極寒のサーバールームに閉じ込められたときも、最後は母親の記憶が目覚めてウィルスに打ち勝ちメデタシメデタシ・・・というオチを予想していたのですがね。

それと、本作には『シン・ゴジラ』の余貴美子さん、野間口徹さん、黒田大輔さんが出演しています。
しかも3人とも『シン・ゴジラ』のときと似たようなイメージの役柄です。
このことから、私には「『AI崩壊』は『シン・ゴジラ』に対するアンサー・フィルムではないのか?」と思えました。

主人公:桐生(演:大沢たかお)がAIを狂わせた犯人だと疑われる理由も『シン・ゴジラ』と繋がりがあります。
桐生は医療AIの認可が遅れたためガンに侵された妻を助けられなかった過去があります。
だから政府を逆恨みしているに違いないと疑われていました。
これって『シン・ゴジラ』の牧助教授がゴジラを日本に解き放った動機「原発事故の放射能汚染で妻を失ったことへの国家への報復だった」に似ています。
いくつか不満はあったものの、現代日本が抱える問題点を分かりやすく映像化していて面白い映画でした。
でも、この内容ならタイトルは『AI崩壊』じゃなくて『AI暴走』のほうが合ってる気がしますけど・・・。
ところで、今回『A.I.崩壊』を見ようと思い立ったのには理由がありました。
SF映画が大好物で、最近チャットGPSが話題になっていることからAIに興味があることもそのひとつです。
あと、主演の大沢たかおさんの次作『沈黙の艦隊』も気になっていました。
等々、理由はいくつかありますが本当の目的は入江監督の画作りの好みや傾向が知りたかったからです。
なぜならば。

実は私・・・先日、入江監督の新作にエキストラ参加してきたばかりだからです。

現場で聞き知った内容についてはまだ何も書けませんが、今回は時代劇で私は一向一揆の農民役でした。
(腹がポッコリ出ていてお恥ずかしい・・・。(/ω\)
この写真は着替え終わったばかりのこのときに撮ったもので青いサンダルを履いていますが現場では草鞋に履き替えました。
この写真は当日ご一緒した人が「撮りましょうか?」とスマホのシャッターを押してくれたものです。
そのお返しとばかりに私も自撮りで苦労している人たち何人かに「撮りましょうか?」と声をかけてお仲間になりました。
こうやって映画好き同士の交流を広げるのもエキストラ参加の楽しさのひとつです。
この日は総勢200名のエキストラを集めての夜間撮影でした。
この格好で松明や武器を手に「うぉーッ」と叫びながら草鞋履きで砂利道を何度も走らされました。
おかげでこのあと3日ほど足腰の痛みが取れなかったです。(>_<)
『AI崩壊』もそうでしたが、どうやらこの監督さんはモブシーンで本当に人(エキストラ)を大勢集めて撮るのがお好きみたいですね。
夜中に200人ものエキストラを集めて悪路を走らせた理由が分かった気がします(笑)。
次に参加する時の参考になりました。
m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はこれ1本。
最新科学技術をテーマにした近未来SFです。
9/20(水)
『AI崩壊』🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

思った以上に面白かったです。
<AI依存社会の脆弱性>を軸としつつ、日本人のほとんどが分かっていながらも「もうどうすることも出来ない」「なるようにしかならない」と深く考えないことにしている<少子高齢化問題><格差社会問題>についても描いています。

人々の幸福な生活を助けるために作られたAI”のぞみ”が突然狂いだし、少子高齢化を食い止めるためと称して残り寿命の短い年寄りや病人を次々抹殺していきます。
私は「岸田総理が掲げる「異次元の少子化対策」とやらはこれくらい冷徹に徹しなければ無理だろうな・・・」とか考えながら見ておりました。

ただ、いくら近未来の話といえ違和感のある場面がいくつかありました。
まず、この映画の警察が鬼畜過ぎです(笑)。
街中の監視カメラはもちろんのこと、個人のスマホや自家用車のセンサーカメラにも勝手にアクセスして犯人捜索に利用します。
プライバシーもへったくれもありゃしません。
その未来の警察が使っているAIの名前が”百目”。
「妖怪かよ!」と思わずツッコんでしまいました(笑)。

現場の警官もやたら銃を振りかざして相手を威圧してきます。
桐生一人に対してまるで外国の暴動鎮圧並みの物々しさです。
終盤、容疑の確認もしないまま主人公に味方する義弟を蜂の巣にしたのはいくらなんでもやり過ぎでした。
あと、金融や流通が軒並みストップしたことから民衆が略奪に走る場面がありましたが、これは有事の際の日本人の行動らしくありません。
入江監督は洋画と海外ニュースの影響受け過ぎです(笑)。

今回暴走するコンピューター”のぞみ”の名は、開発者である桐生の亡き妻の名前「桐生望」であることは明白です。
(声も妻役の松嶋菜々子さんの声だったかも知れません)
そのことから桐生が完成させた超高性能AI”のぞみ”は、彼が亡き妻の脳をコンピューターに移植したものだったのではないか?・・・なんてことも考えながら見てました。

だから桐生の娘が極寒のサーバールームに閉じ込められたときも、最後は母親の記憶が目覚めてウィルスに打ち勝ちメデタシメデタシ・・・というオチを予想していたのですがね。

それと、本作には『シン・ゴジラ』の余貴美子さん、野間口徹さん、黒田大輔さんが出演しています。
しかも3人とも『シン・ゴジラ』のときと似たようなイメージの役柄です。
このことから、私には「『AI崩壊』は『シン・ゴジラ』に対するアンサー・フィルムではないのか?」と思えました。

主人公:桐生(演:大沢たかお)がAIを狂わせた犯人だと疑われる理由も『シン・ゴジラ』と繋がりがあります。
桐生は医療AIの認可が遅れたためガンに侵された妻を助けられなかった過去があります。
だから政府を逆恨みしているに違いないと疑われていました。
これって『シン・ゴジラ』の牧助教授がゴジラを日本に解き放った動機「原発事故の放射能汚染で妻を失ったことへの国家への報復だった」に似ています。
いくつか不満はあったものの、現代日本が抱える問題点を分かりやすく映像化していて面白い映画でした。
でも、この内容ならタイトルは『AI崩壊』じゃなくて『AI暴走』のほうが合ってる気がしますけど・・・。
ところで、今回『A.I.崩壊』を見ようと思い立ったのには理由がありました。
SF映画が大好物で、最近チャットGPSが話題になっていることからAIに興味があることもそのひとつです。
あと、主演の大沢たかおさんの次作『沈黙の艦隊』も気になっていました。
等々、理由はいくつかありますが本当の目的は入江監督の画作りの好みや傾向が知りたかったからです。
なぜならば。

実は私・・・先日、入江監督の新作にエキストラ参加してきたばかりだからです。

現場で聞き知った内容についてはまだ何も書けませんが、今回は時代劇で私は一向一揆の農民役でした。
(腹がポッコリ出ていてお恥ずかしい・・・。(/ω\)
この写真は着替え終わったばかりのこのときに撮ったもので青いサンダルを履いていますが現場では草鞋に履き替えました。
この写真は当日ご一緒した人が「撮りましょうか?」とスマホのシャッターを押してくれたものです。
そのお返しとばかりに私も自撮りで苦労している人たち何人かに「撮りましょうか?」と声をかけてお仲間になりました。
こうやって映画好き同士の交流を広げるのもエキストラ参加の楽しさのひとつです。
この日は総勢200名のエキストラを集めての夜間撮影でした。
この格好で松明や武器を手に「うぉーッ」と叫びながら草鞋履きで砂利道を何度も走らされました。
おかげでこのあと3日ほど足腰の痛みが取れなかったです。(>_<)
『AI崩壊』もそうでしたが、どうやらこの監督さんはモブシーンで本当に人(エキストラ)を大勢集めて撮るのがお好きみたいですね。
夜中に200人ものエキストラを集めて悪路を走らせた理由が分かった気がします(笑)。
次に参加する時の参考になりました。
m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
週刊映画鑑賞記(2023.9/11~2023.9/17)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はNETFLIXオリジナルアニメ『GAMERA -Rebirth-』全6話を一気見しておりました。
かなり控えめに言って「大傑作です!」。
あまりにも面白かったため、この一週間に2周見てしまいました。
残念な点があるとすれば「これが実写特撮だったらなあ・・・」と思ってしまうことくらいです。
※今回の記事には重要な部分のネタバレが含まれます。未見の方はご注意願います。
9/11(月)~9/15(金)
『GAMERA -Rebirth-』🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

劇場用アニメ版『ゴジラ』三部作の瀬下寛之監督のオリジナル作品ということで、実際に見るまで内心不安があったのは事実です。
・・・が、しかし!。
昭和ガメラシリーズの登場怪獣のほとんどを網羅しつつ、巧みに現代的スタイルに翻案したストーリーに感服です。
アニゴジ三部作が駄目だったのは怪獣愛が無い脚本家のせいだったのですね。

1989年、4人の小学生の夏休みの物語。
世界各地に人間(特に子供を好む)を捕食する怪獣が多数出現し、ボコ・ジョー・ジュンイチ・ブロディの4人が住む街にもギャオスが出現します。
あわやギャオスの餌に?というところにガメラが出現し助けてくれます。
4人は怪獣に襲われた経験を持つ子供たちを一ヶ所に集めて研究したいという謎の財団によってある島に連れ去られるが、その財団の真の目的は実にトンデモナイ計画だった。
最初は単に昭和シリーズの「ガメラは子供の味方」という設定を踏襲しただけだろうと思いながら見ていました。
大事なお金をカツアゲしたブロディがしれっと仲間になっていたり、怪獣が巣くっている地下水道に好奇心でのこのこ入っていくなど理解に苦しむ行動があり過ぎて「馬鹿かこのガキどもは?」と今一つ気持ちが乗れずにいたのです。
しかし、2話を見ているとき「この4人のキャラクター配置と行動原理は前にもどこかで見たような・・・?。」と思っていました。
そして、2話の終わりで「あ、これは怪獣版『スタンド・バイ・ミー』なんだ!。」と気付きました。

『スタンド・バイ・ミー』はそれぞれ性格の異なる4人の少年が森の中に放置されている死体を探す冒険に出る物語です。
『GAMERA -Rebirth-』には「森の中に秘密基地を作る」という『スタンド・バイ・ミー』と同じシーンがあったり、「本当の友達とはいつも自分と一緒にいてくれる(Stand by Me)人のこと」というセリフが出てきたことでその考えは確信に変わりました。
なるほど、ストーリーやキャラクターのベースが『スタンド・バイ・ミー』だと解れば納得です。
死体探しも怪獣探しも同じくらい変ですから(笑)。

あと『GAMERA -Rebirth-』に登場する子供たちの中に一人女の子が含まれています。
ニックネームが全然女の子っぽい名前じゃなかったのでちょっと驚きました。
これも「男女平等」「LGBTQ」に気配りする令和の作品ならではというところでしょうか。

画作りにおいては人間目線のアングルを多用していて怪獣の巨大さを十分に表現しています。
第2話の子供たちを喰おうと追いかけてくるジャイガーの怖さが半端ありません。
同じ瀬下監督作品でもアニゴジ三部作ではゴジラのサイズが大きすぎてこのような画作りが出来ていませんでした。
今回は襲われる人間(子供)の視点で画作りしているため、ごく自然に怪獣映画の画になっています。

子供たちが地下水道で怪獣(ジャイガー)を発見してしまう第2話のサブタイトルは「地下水道」。
ストーリー的な繋がりはないですが、アンジェイ・ワイダ監督の映画『地下水道』から引用したものと思われます。
そして、水生怪獣ジグラと潜水艦に乗って戦うことになる第3話のサブタイトルは「深く静かに潜航せよ」。
こちらはロバート・ワイズ監督の潜水艦映画のタイトルです。

「あれ?もしかして・・・?。」と4話以降のサブタイトルを眺めてみると「斬る」「月は無慈悲な夜の女王」「幼年期の終わり」と、昔の映画やSF小説のタイトルがズラリと並んでいるではありませんか!。
特にロバート・A・ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」とアーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」はアニメの内容ともリンクしたチョイスになっていました。
小説「月は無慈悲な夜の女王」は月に移住した人たちが地球政府に対し独立戦争を挑むいうストーリーです。
『ガメラ・リバース』第5話は人類粛清を目論む協会上層部の一握りの人間たちは月面基地に居住して計画をコントロールしていたというお話ですから内容にピッタリです。
「幼年期の終わり」はあの『2001年宇宙の旅』の原案となったクラーク作品ですが、主人公の少年が幾多の困難を乗り越えて大きく成長する姿を現しています。
私としては、あの最終回には同じクラークの「守護天使」でも合うんじゃないか?と思いました。

ただ、第1話「東京上空」の元ネタ探しには時間を要しました。
まさか相米慎二監督の『東京上空いらっしゃいませ』ではないだろう(笑)と思いつつ「東京上空」で検索してみたところ「これじゃないか?」というアニメが見つかりました。

富野由悠季監督の1983年作品『聖戦士ダンバイン』第16話「東京上空」です。
異世界バイストン・ウェルから突如人間世界に送り込まれた無数のオーラ・バトラーが東京上空で死闘を繰り広げ、戦闘の流れ弾や墜落したオーラ・バトラーの爆発によって多数の犠牲者が出るという話です。
そのイメージは『GAMERA -Rebirth-』第1話のギャオスの群れが東京を襲うシーンの阿鼻叫喚と符号します。
・・・スミマセン。m(__)m
サブタイトルだけで往年のSF&アニメヲタクの血が騒いでしまいました(汗)。

敵怪獣のデザイン&設定リファインも秀逸です。
今回の怪獣は全て人間を捕食します。
しかも、特に子供を好みます。
そうすることでガメラは自動的に子供の味方という立ち位置になるわけです。
巧い!。

ガメラの宿敵ギャオス。
第1話と最終話に2回出番がありました。
平成3部作や50周年記念映像にも登場した常連怪獣ですが、今回は「人間を捕食する」という恐怖感が今まで以上に強調されています。
最初に怪獣(ギャオス)に食われる恐怖を見せつけることでストーリー全体の軸が構築されていきます。

第2話に登場するのはジャイガー。
原作映画ではガメラの体内に卵を産み付けてそのせいでガメラが透明化してしまうという、なんかよく分からない性質を持つ怪獣でした。
今回のジャイガーはそんな特技は封印して、ひたすら狂暴で自分の食欲に忠実な怪獣として描かれます。
このジャイガーを倒したガメラの技は『イリス覚醒』のときのアレでした。

旧作から大きく変わったのは水生怪獣ジグラ。
オリジナルはサメかカジキみたいなデザインで地上では二足歩行もしてましたが、今回は巨大なエイのようなイメージになっています。
今回の姿形で二足歩行は・・・無理でしょう(笑)。

第4話に登場したのは大悪獣ギロン。
まさかこいつを令和の時代に見ることになるとは思いませんでした(笑)。
オリジナルはでっかい包丁に眠そうな目がついた四つ足怪獣でその間抜けな感じがたまりません。
リバース版ギロンは切れ味鋭い包丁はそのままに狂暴さが加わって、あの手裏剣も健在です。
そして、ギロンを倒したガメラの切り札は昭和ガメラの代名詞だったアレでした。

一番変わった・・・というよりもはや別ものになっていたのがバイラス。
オリジナル版はつぶらな瞳とおちょぼ口がくっついた巨大イカというイメージでしたが、今回は金色のタコであります。
ここまで変えるなら、いっそ新怪獣として出したほうが清々しかったんじゃないかと思うくらいです(笑)。
原作映画では尖った頭でガメラを串刺しにしてましたが、リメイク版バイラスは触手をガメラの口に突っ込んでウィルスを注入し、一時的にガメラを捕食怪獣化してしまいます。

今回なぜかバルゴンだけが干されてましたがその理由は不明です。
泣くなバルゴン!。
2期にはきっと出番がある・・・かも?。

「浄化」と称して増え過ぎた人類の99%以上を怪獣の餌にして、残った者だけで地球を支配しようというユースタス財団。
これの元ネタは、フリー●イソンとかイル●ナティとかロッ●フェラーとかロス●ャイルドみたいに人類の政治経済を影で操っているいるといわれる秘密結社や大財閥でしょうか?。
怪獣云々はともかくとして、選民主義的な大富豪どもならやりかねない気もします(怖)。
イー●ン・マ●クやマー●・ザッ●ーバーグの異常な言動や行動は、この世界がリセットされることを見据えているようにも見えますから。

残念というか描写不足を感じたのは、前半では優しいお姉さんキャラとして子供たちと接していながらもその本性はユースタス財団の連中以上に冷酷非道な女だった恵美子についてです。
シリーズ全話を2回見ても後半のキャラ変は唐突に見えて仕方ありません。
4話までに「この人には何か裏があるんじゃないか?。」と思わせる伏線を張っておくべきだったと思います。
ラスト2話での彼女の行動は、何も知らずにこのアニメを見た子供にとってはトラウマレベルの恐怖ですから(汗)。
あと、音楽がなんだか『パシフィック・リム』っぽい感じで、それもまた怪獣好きのハートを熱くたぎらせてくれます。
そして最終話のエンドテーマはやはりあの曲!。
ただし、メロディだけはそのままに希望とノスタルジーと物語の余韻を感じせる優しい曲調にアレンジされていました。

SFとしても怪獣バトルものとしても素晴らしい出来でした。
日本怪獣の本質を何も分かっていない毛唐が作る「モンスター・バース」より何十倍も面白かったです。
本作の視聴回数が増えることで、いつかNETFLIX出資で実写映画版『ガメラ』が作られることを期待しています。
そして、返す返すも「これが実写特撮だったら・・・」と歯がゆく思えてなりません。
あと、せっかく昭和ガメラに準じて「ガメラ=子供の味方」にしたのなら、一度くらい子供たちを掌か甲羅の上に乗せる場面があって欲しかったです。
今週は映画鑑賞記というより『GAMERA -Rebirth-』大満足記でした(笑)。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
m(__)m
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はNETFLIXオリジナルアニメ『GAMERA -Rebirth-』全6話を一気見しておりました。
かなり控えめに言って「大傑作です!」。
あまりにも面白かったため、この一週間に2周見てしまいました。
残念な点があるとすれば「これが実写特撮だったらなあ・・・」と思ってしまうことくらいです。
※今回の記事には重要な部分のネタバレが含まれます。未見の方はご注意願います。
9/11(月)~9/15(金)
『GAMERA -Rebirth-』🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

劇場用アニメ版『ゴジラ』三部作の瀬下寛之監督のオリジナル作品ということで、実際に見るまで内心不安があったのは事実です。
・・・が、しかし!。
昭和ガメラシリーズの登場怪獣のほとんどを網羅しつつ、巧みに現代的スタイルに翻案したストーリーに感服です。
アニゴジ三部作が駄目だったのは怪獣愛が無い脚本家のせいだったのですね。

1989年、4人の小学生の夏休みの物語。
世界各地に人間(特に子供を好む)を捕食する怪獣が多数出現し、ボコ・ジョー・ジュンイチ・ブロディの4人が住む街にもギャオスが出現します。
あわやギャオスの餌に?というところにガメラが出現し助けてくれます。
4人は怪獣に襲われた経験を持つ子供たちを一ヶ所に集めて研究したいという謎の財団によってある島に連れ去られるが、その財団の真の目的は実にトンデモナイ計画だった。
最初は単に昭和シリーズの「ガメラは子供の味方」という設定を踏襲しただけだろうと思いながら見ていました。
大事なお金をカツアゲしたブロディがしれっと仲間になっていたり、怪獣が巣くっている地下水道に好奇心でのこのこ入っていくなど理解に苦しむ行動があり過ぎて「馬鹿かこのガキどもは?」と今一つ気持ちが乗れずにいたのです。
しかし、2話を見ているとき「この4人のキャラクター配置と行動原理は前にもどこかで見たような・・・?。」と思っていました。
そして、2話の終わりで「あ、これは怪獣版『スタンド・バイ・ミー』なんだ!。」と気付きました。

『スタンド・バイ・ミー』はそれぞれ性格の異なる4人の少年が森の中に放置されている死体を探す冒険に出る物語です。
『GAMERA -Rebirth-』には「森の中に秘密基地を作る」という『スタンド・バイ・ミー』と同じシーンがあったり、「本当の友達とはいつも自分と一緒にいてくれる(Stand by Me)人のこと」というセリフが出てきたことでその考えは確信に変わりました。
なるほど、ストーリーやキャラクターのベースが『スタンド・バイ・ミー』だと解れば納得です。
死体探しも怪獣探しも同じくらい変ですから(笑)。

あと『GAMERA -Rebirth-』に登場する子供たちの中に一人女の子が含まれています。
ニックネームが全然女の子っぽい名前じゃなかったのでちょっと驚きました。
これも「男女平等」「LGBTQ」に気配りする令和の作品ならではというところでしょうか。

画作りにおいては人間目線のアングルを多用していて怪獣の巨大さを十分に表現しています。
第2話の子供たちを喰おうと追いかけてくるジャイガーの怖さが半端ありません。
同じ瀬下監督作品でもアニゴジ三部作ではゴジラのサイズが大きすぎてこのような画作りが出来ていませんでした。
今回は襲われる人間(子供)の視点で画作りしているため、ごく自然に怪獣映画の画になっています。

子供たちが地下水道で怪獣(ジャイガー)を発見してしまう第2話のサブタイトルは「地下水道」。
ストーリー的な繋がりはないですが、アンジェイ・ワイダ監督の映画『地下水道』から引用したものと思われます。
そして、水生怪獣ジグラと潜水艦に乗って戦うことになる第3話のサブタイトルは「深く静かに潜航せよ」。
こちらはロバート・ワイズ監督の潜水艦映画のタイトルです。

「あれ?もしかして・・・?。」と4話以降のサブタイトルを眺めてみると「斬る」「月は無慈悲な夜の女王」「幼年期の終わり」と、昔の映画やSF小説のタイトルがズラリと並んでいるではありませんか!。
特にロバート・A・ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」とアーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」はアニメの内容ともリンクしたチョイスになっていました。
小説「月は無慈悲な夜の女王」は月に移住した人たちが地球政府に対し独立戦争を挑むいうストーリーです。
『ガメラ・リバース』第5話は人類粛清を目論む協会上層部の一握りの人間たちは月面基地に居住して計画をコントロールしていたというお話ですから内容にピッタリです。
「幼年期の終わり」はあの『2001年宇宙の旅』の原案となったクラーク作品ですが、主人公の少年が幾多の困難を乗り越えて大きく成長する姿を現しています。
私としては、あの最終回には同じクラークの「守護天使」でも合うんじゃないか?と思いました。

ただ、第1話「東京上空」の元ネタ探しには時間を要しました。
まさか相米慎二監督の『東京上空いらっしゃいませ』ではないだろう(笑)と思いつつ「東京上空」で検索してみたところ「これじゃないか?」というアニメが見つかりました。

富野由悠季監督の1983年作品『聖戦士ダンバイン』第16話「東京上空」です。
異世界バイストン・ウェルから突如人間世界に送り込まれた無数のオーラ・バトラーが東京上空で死闘を繰り広げ、戦闘の流れ弾や墜落したオーラ・バトラーの爆発によって多数の犠牲者が出るという話です。
そのイメージは『GAMERA -Rebirth-』第1話のギャオスの群れが東京を襲うシーンの阿鼻叫喚と符号します。
・・・スミマセン。m(__)m
サブタイトルだけで往年のSF&アニメヲタクの血が騒いでしまいました(汗)。

敵怪獣のデザイン&設定リファインも秀逸です。
今回の怪獣は全て人間を捕食します。
しかも、特に子供を好みます。
そうすることでガメラは自動的に子供の味方という立ち位置になるわけです。
巧い!。

ガメラの宿敵ギャオス。
第1話と最終話に2回出番がありました。
平成3部作や50周年記念映像にも登場した常連怪獣ですが、今回は「人間を捕食する」という恐怖感が今まで以上に強調されています。
最初に怪獣(ギャオス)に食われる恐怖を見せつけることでストーリー全体の軸が構築されていきます。

第2話に登場するのはジャイガー。
原作映画ではガメラの体内に卵を産み付けてそのせいでガメラが透明化してしまうという、なんかよく分からない性質を持つ怪獣でした。
今回のジャイガーはそんな特技は封印して、ひたすら狂暴で自分の食欲に忠実な怪獣として描かれます。
このジャイガーを倒したガメラの技は『イリス覚醒』のときのアレでした。

旧作から大きく変わったのは水生怪獣ジグラ。
オリジナルはサメかカジキみたいなデザインで地上では二足歩行もしてましたが、今回は巨大なエイのようなイメージになっています。
今回の姿形で二足歩行は・・・無理でしょう(笑)。

第4話に登場したのは大悪獣ギロン。
まさかこいつを令和の時代に見ることになるとは思いませんでした(笑)。
オリジナルはでっかい包丁に眠そうな目がついた四つ足怪獣でその間抜けな感じがたまりません。
リバース版ギロンは切れ味鋭い包丁はそのままに狂暴さが加わって、あの手裏剣も健在です。
そして、ギロンを倒したガメラの切り札は昭和ガメラの代名詞だったアレでした。

一番変わった・・・というよりもはや別ものになっていたのがバイラス。
オリジナル版はつぶらな瞳とおちょぼ口がくっついた巨大イカというイメージでしたが、今回は金色のタコであります。
ここまで変えるなら、いっそ新怪獣として出したほうが清々しかったんじゃないかと思うくらいです(笑)。
原作映画では尖った頭でガメラを串刺しにしてましたが、リメイク版バイラスは触手をガメラの口に突っ込んでウィルスを注入し、一時的にガメラを捕食怪獣化してしまいます。

今回なぜかバルゴンだけが干されてましたがその理由は不明です。
泣くなバルゴン!。
2期にはきっと出番がある・・・かも?。

「浄化」と称して増え過ぎた人類の99%以上を怪獣の餌にして、残った者だけで地球を支配しようというユースタス財団。
これの元ネタは、フリー●イソンとかイル●ナティとかロッ●フェラーとかロス●ャイルドみたいに人類の政治経済を影で操っているいるといわれる秘密結社や大財閥でしょうか?。
怪獣云々はともかくとして、選民主義的な大富豪どもならやりかねない気もします(怖)。
イー●ン・マ●クやマー●・ザッ●ーバーグの異常な言動や行動は、この世界がリセットされることを見据えているようにも見えますから。

残念というか描写不足を感じたのは、前半では優しいお姉さんキャラとして子供たちと接していながらもその本性はユースタス財団の連中以上に冷酷非道な女だった恵美子についてです。
シリーズ全話を2回見ても後半のキャラ変は唐突に見えて仕方ありません。
4話までに「この人には何か裏があるんじゃないか?。」と思わせる伏線を張っておくべきだったと思います。
ラスト2話での彼女の行動は、何も知らずにこのアニメを見た子供にとってはトラウマレベルの恐怖ですから(汗)。
あと、音楽がなんだか『パシフィック・リム』っぽい感じで、それもまた怪獣好きのハートを熱くたぎらせてくれます。
そして最終話のエンドテーマはやはりあの曲!。
ただし、メロディだけはそのままに希望とノスタルジーと物語の余韻を感じせる優しい曲調にアレンジされていました。

SFとしても怪獣バトルものとしても素晴らしい出来でした。
日本怪獣の本質を何も分かっていない毛唐が作る「モンスター・バース」より何十倍も面白かったです。
本作の視聴回数が増えることで、いつかNETFLIX出資で実写映画版『ガメラ』が作られることを期待しています。
そして、返す返すも「これが実写特撮だったら・・・」と歯がゆく思えてなりません。
あと、せっかく昭和ガメラに準じて「ガメラ=子供の味方」にしたのなら、一度くらい子供たちを掌か甲羅の上に乗せる場面があって欲しかったです。
今週は映画鑑賞記というより『GAMERA -Rebirth-』大満足記でした(笑)。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
m(__)m
週刊映画鑑賞記(2023.9/4~2023.9/10)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週見た長編映画は4Kリマスター版『南極物語』一本のみ。
他の日はNETFLIXで『ULTRAMAN ファイナル・シーズン』を一日2話づつ見てました。
9/6(水)
『南極物語』
(ホームシアター:日本映画+時代劇4K録画)

1983年7月公開作品。
私は動物ものにはまるで興味が無かったため劇場では見ていません。
’85年夏のTV放映を当時付き合っていた女の子と一緒に自室のテレビで観たのが最初です。
彼女は動物好きで映画も『キタキツネ物語』がマイベストと言っていたような子でしたから、彼女に付き合って21型TVとオーディオシステムの組み合わせで二人仲良く寄り添って見てました。
しかし、その子とは同じ年の年末に別れてしまいました。(フラれたとも云う)
彼女と一緒に見た映画の全てがトラウマと化してしまったため『南極物語』も今まで見返すことは一度もありませんでした。
そんなわけで実に38年ぶりの再見です。

公開当時は南極ロケ敢行を大々的に宣伝していましたが、実際には国ごとに南極入り出来る人数が限られていたため本当に南極に行った俳優は高倉健さんだけだったそうです。
このペンギンの群れの中で作業する健さんは本当に南極で撮影した映像ですが、ほとんどの場面はカナダや北海道の寒冷地を南極に見立てて撮影したとのことです。

しかし、南極で撮ったシーンではないとしても、このような本物の吹雪の中で撮影した映像にはやはり圧倒されてしまいます。
以前なにかの映画レビューでも書きましたが、実際に現地で撮影してきた映像には風景のみならずその場の空気そのものが映っていると思います。

この映画にも屋内セットで撮影したシーンが巧みに織り込まれていますが、そこには現地の空気が映っていないためひと目で分かってしまいます。
こういう点は4Kリマスターによる高画質化のもろ刃の剣ということですね。

あと、南極に残された犬たちがいかにして生き抜きいかにして死んでいったかを再現フィルム風に描いていますが、このパートには嘘くささというか作り手の小賢しさを感じます。
特にリーダー犬のリキがタロとジロを庇ってシャチに立ち向かうなど、急に擬人化した表現になるのはひどく興醒めでした。
実在の人物を仮名にして作っていますから完全な再現映画ではありませんが、そこまで架空や想像の話を盛られしまうと真実味が失われます。
余談ですが・・・。
大学時代にTVで好きな子と一緒に見ていたとき、私がドヤ顔でこんな話をして嫌な顔をされたことを今でもよく思い出します。
あの頃の自分は相手の気持ちに想いが及ばない映画通を気取っていただけのガキでした・・・。

越智訓練士を演じた渡瀬恒彦さんは実際には南極に行っていませんが、その演技は本当に犬たちと心が通じて合っているかのような素晴らしいものでした。
それもそのはず。
渡瀬さんは自ら希望して、撮影前にタロとジロを演じる2匹の犬を自宅で飼って信頼関係を築いていたのだそうです。
その成果はラストの再会シーンに確かな形で表れていました。

よく見ると、健さんと渡瀬さんとでは駆け寄ってくる犬の反応が大きく違うのです。
健さんのほうは、タロが駆け寄ってきてそのまま飛びつくべきところをタロは健さんの少し前で一瞬立ち止まってしまいます。
そのタロを健さんはやや強引に自分のほうに引き寄せて再会を喜ぶ演技をしていました。

一方のジロは渡瀬さん目がけてまっすぐ駆け寄っていきます。
ジロ役の犬が渡瀬さんのことが大好きであることが伝わってきます。
渡瀬さんもジロを我が子のように抱きかかえてその場に倒れこんで生還を喜びます。
たとえ相手が犬であろうとも共演者との関係性を大事にする渡瀬さんのプロ意識が、こうした犬との共演シーンに表れていたように思います。

しかし「どんな名優も子供と動物には敵わない」とはよく言ったものです。
健さんがいかに苦悩する演技をして見せようとも、幼い少女の「どうして連れて帰ってくれなかったの?。おじさんなんか嫌い!。」というたどたどしいセリフと泣き顔の前には形無しです。

あと、惜しくも早逝された夏目雅子さんのこの美しさ!。
’83年作品ということはお亡くなりになる2年前のお姿ということです。
「映画は女優を魅力的に撮れれば勝ったも同然」という言葉がありますが、三人の出演女優(うち一人は子役)がこの動物ドラマに潤いを与えてくれていました。

しかし、この映画で女優さん以上に力強いのはやはり本物の南極大陸の映像です。
小賢しい人間ドラマや再現映像など、せっかくの映像美を汚すものでしかありません。
9/4(月)~9(土)
『ULTRAMAN FINALシーズン』🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

第一シーズンからずっと見てきましたが、最終シーズンにきてようやく「面白い」と思えました。
実を言うと、このCGアニメシリーズ『ULTRAMAN』に対してはこれまで違和感を払拭出来ずにおりました。
”ウルトラマン”を名乗りながら、光の巨人ではなくアイアンマンみたいなパワードスーツを着た等身大ヒーローということ。
かつて地球にやってきた異星人:ウルトラマンの因子を受け継ぐという点。これは『エヴァンゲリオン』と同じです。
そして何より、(原作漫画を読んでいないせいもありますが)オリジナル実写版の設定&キャラクターの大胆な翻案に着いていくのがやっとという状態だったため、物語やキャラクターの心情などに入り込むことが困難でした。

しかし、ここまで未登場だった元・科特隊員:アラシが登場して窮地に陥った主人公(ハヤタの息子)を救ってからは、急にこの物語が好きになってしまいました。
いいなあ、アニメ版のアラシさん。
イデがオリジナル版とは随分イメージが違っていたのに対し、アラシはあのまま歳をとった感じだったのが嬉しかったです。

あと、「意外な人物が本人も知らぬ間にウルトラマンの遺伝子を受け継いでいた」という展開も面白かったです。
今回初登場の女性ウルトラマン(ウルトラウーマン?)もウルトラの母をイメージしたようなデザインになっていて、その変身(スーツ装着)シーンもまるでセーラームーンみたいでオッサンの目を楽しませてくれました(笑)。

もう一度全シーズン通して見返したいとは思いませんが、もし第4シーズンが作られてレオやアストラや80も登場するなら見てみたいです。
m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週見た長編映画は4Kリマスター版『南極物語』一本のみ。
他の日はNETFLIXで『ULTRAMAN ファイナル・シーズン』を一日2話づつ見てました。
9/6(水)
『南極物語』
(ホームシアター:日本映画+時代劇4K録画)

1983年7月公開作品。
私は動物ものにはまるで興味が無かったため劇場では見ていません。
’85年夏のTV放映を当時付き合っていた女の子と一緒に自室のテレビで観たのが最初です。
彼女は動物好きで映画も『キタキツネ物語』がマイベストと言っていたような子でしたから、彼女に付き合って21型TVとオーディオシステムの組み合わせで二人仲良く寄り添って見てました。
しかし、その子とは同じ年の年末に別れてしまいました。(フラれたとも云う)
彼女と一緒に見た映画の全てがトラウマと化してしまったため『南極物語』も今まで見返すことは一度もありませんでした。
そんなわけで実に38年ぶりの再見です。

公開当時は南極ロケ敢行を大々的に宣伝していましたが、実際には国ごとに南極入り出来る人数が限られていたため本当に南極に行った俳優は高倉健さんだけだったそうです。
このペンギンの群れの中で作業する健さんは本当に南極で撮影した映像ですが、ほとんどの場面はカナダや北海道の寒冷地を南極に見立てて撮影したとのことです。

しかし、南極で撮ったシーンではないとしても、このような本物の吹雪の中で撮影した映像にはやはり圧倒されてしまいます。
以前なにかの映画レビューでも書きましたが、実際に現地で撮影してきた映像には風景のみならずその場の空気そのものが映っていると思います。

この映画にも屋内セットで撮影したシーンが巧みに織り込まれていますが、そこには現地の空気が映っていないためひと目で分かってしまいます。
こういう点は4Kリマスターによる高画質化のもろ刃の剣ということですね。

あと、南極に残された犬たちがいかにして生き抜きいかにして死んでいったかを再現フィルム風に描いていますが、このパートには嘘くささというか作り手の小賢しさを感じます。
特にリーダー犬のリキがタロとジロを庇ってシャチに立ち向かうなど、急に擬人化した表現になるのはひどく興醒めでした。
実在の人物を仮名にして作っていますから完全な再現映画ではありませんが、そこまで架空や想像の話を盛られしまうと真実味が失われます。
余談ですが・・・。
大学時代にTVで好きな子と一緒に見ていたとき、私がドヤ顔でこんな話をして嫌な顔をされたことを今でもよく思い出します。
あの頃の自分は相手の気持ちに想いが及ばない映画通を気取っていただけのガキでした・・・。

越智訓練士を演じた渡瀬恒彦さんは実際には南極に行っていませんが、その演技は本当に犬たちと心が通じて合っているかのような素晴らしいものでした。
それもそのはず。
渡瀬さんは自ら希望して、撮影前にタロとジロを演じる2匹の犬を自宅で飼って信頼関係を築いていたのだそうです。
その成果はラストの再会シーンに確かな形で表れていました。

よく見ると、健さんと渡瀬さんとでは駆け寄ってくる犬の反応が大きく違うのです。
健さんのほうは、タロが駆け寄ってきてそのまま飛びつくべきところをタロは健さんの少し前で一瞬立ち止まってしまいます。
そのタロを健さんはやや強引に自分のほうに引き寄せて再会を喜ぶ演技をしていました。

一方のジロは渡瀬さん目がけてまっすぐ駆け寄っていきます。
ジロ役の犬が渡瀬さんのことが大好きであることが伝わってきます。
渡瀬さんもジロを我が子のように抱きかかえてその場に倒れこんで生還を喜びます。
たとえ相手が犬であろうとも共演者との関係性を大事にする渡瀬さんのプロ意識が、こうした犬との共演シーンに表れていたように思います。

しかし「どんな名優も子供と動物には敵わない」とはよく言ったものです。
健さんがいかに苦悩する演技をして見せようとも、幼い少女の「どうして連れて帰ってくれなかったの?。おじさんなんか嫌い!。」というたどたどしいセリフと泣き顔の前には形無しです。

あと、惜しくも早逝された夏目雅子さんのこの美しさ!。
’83年作品ということはお亡くなりになる2年前のお姿ということです。
「映画は女優を魅力的に撮れれば勝ったも同然」という言葉がありますが、三人の出演女優(うち一人は子役)がこの動物ドラマに潤いを与えてくれていました。

しかし、この映画で女優さん以上に力強いのはやはり本物の南極大陸の映像です。
小賢しい人間ドラマや再現映像など、せっかくの映像美を汚すものでしかありません。
9/4(月)~9(土)
『ULTRAMAN FINALシーズン』🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

第一シーズンからずっと見てきましたが、最終シーズンにきてようやく「面白い」と思えました。
実を言うと、このCGアニメシリーズ『ULTRAMAN』に対してはこれまで違和感を払拭出来ずにおりました。
”ウルトラマン”を名乗りながら、光の巨人ではなくアイアンマンみたいなパワードスーツを着た等身大ヒーローということ。
かつて地球にやってきた異星人:ウルトラマンの因子を受け継ぐという点。これは『エヴァンゲリオン』と同じです。
そして何より、(原作漫画を読んでいないせいもありますが)オリジナル実写版の設定&キャラクターの大胆な翻案に着いていくのがやっとという状態だったため、物語やキャラクターの心情などに入り込むことが困難でした。

しかし、ここまで未登場だった元・科特隊員:アラシが登場して窮地に陥った主人公(ハヤタの息子)を救ってからは、急にこの物語が好きになってしまいました。
いいなあ、アニメ版のアラシさん。
イデがオリジナル版とは随分イメージが違っていたのに対し、アラシはあのまま歳をとった感じだったのが嬉しかったです。

あと、「意外な人物が本人も知らぬ間にウルトラマンの遺伝子を受け継いでいた」という展開も面白かったです。
今回初登場の女性ウルトラマン(ウルトラウーマン?)もウルトラの母をイメージしたようなデザインになっていて、その変身(スーツ装着)シーンもまるでセーラームーンみたいでオッサンの目を楽しませてくれました(笑)。

もう一度全シーズン通して見返したいとは思いませんが、もし第4シーズンが作られてレオやアストラや80も登場するなら見てみたいです。
m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
ゴジラが来るぞ!
CATEGORY『ゴジラ』シリーズ
トガジンです。

『ゴジラ-1,0』公開まであと2ヶ月を切りました!。
昨年春からずっと待ち続けてきたその時が確実に近づいてきています。
先日、最新予告編が公開されました。
今度のゴジラは原点に立ち返り、恐怖と絶望の象徴として描かれている気がします。
山崎貴監督はこれまで何度か<余計なこと>をして酷評されることが多々ありましたが、本作では「ゴジ泣き」とか揶揄されそうな中途半端なお涙頂戴は無しにして、戦争とゴジラのダブルパンチからそれでも尚立ち上がる日本人の底力をしっかり描いていただきたいです。

主な出演者も発表されました。
主演は神木隆之介さん。
ヒロインは浜辺美波さん。
なんと、現在NHK朝ドラ『らんまん』で夫婦役を演じているコンビではないですか!。
『らんまん』は今月いっぱいで終了ですが、その一ヶ月後に再びこの二人を映画館で見ることになるわけです(笑)。

浜辺さんについては今も『シン・仮面ライダー』のルリルリのイメージが強過ぎて『らんまん』を見ても今いちピンとこないのですが、『ゴジラ -1.0』でそのイメージが上書きされることになるかも知れません。

実は私、神木さんがゴジラ新作に主演していることは以前から知っておりました。
なぜならば・・・。

この映画がまだ「超大作怪獣映画」と仮名で呼ばれていた昨年5月、私は本作の長野ロケにエキストラの一人として参加してきたからです。
そのとき私は神木さんのすぐ近くにいたため、あの日撮影した場面では神木さんと同じフレームに映っている可能性が高いです。
そのときの思い出話は↓の過去記事に書いています。
>一期一会の戦友たち(2022/5/22)
規約により撮影内容には触れていませんが、当時の私の高揚感と満足感はお伝え出来たと思います。
映画公開後しばらく経ったら、当日の撮影時のことも加えてもっと詳しい記事にリファインする予定です。
ただし、私が参加した場面がカットされていなければ・・・ですが(笑)。
(万が一カットされてたら年内はもう立ち直れないかも?)

私が参加したのは長野県岡谷市での撮影一日だけですが、実は茨城県筑西市で3日間かけて「怪獣から逃げるシーン」の撮影にも応募しておりました。
結局は仕事の関係(+妻のお怒り)で行けなくなってしまいましたが、予告編のこの場面を見ていると参加を辞退したことが猛烈に悔やまれてなりません。

予告編で注目すべきは最後に現れるケロイド状に焼けただれたゴジラの表皮です。
これは旧作と同じくビキニ環礁で行われたアメリカの核実験の影響なのか?。
それとも、終戦から2年後という設定なのでもしかすると広島か長崎の原爆の影響によるものなのか?。
いずれにせよ時代設定が昭和22年ということは日本軍は解体されて戦う力は失っているはずです。
ということは、この映画でゴジラに対峙するのは当時日本に駐留していたアメリカ進駐軍ということになります。
そこに日本人科学者が開発した(旧作のオキシジェン・デストロイヤーに相当する)新兵器が登場するのではないでしょうか?。
実は昨年私が撮影に参加したのは、ゴジラ撃退に重要な役割を果たすある人物を神木さんが探しているという場面でした。
それともう一点。
今回のゴジラの相手がアメリカ軍であるとしたら、あの三島由紀夫氏が初代『ゴジラ』を観て考察したという「ゴジラ=太平洋戦争で散った英霊たち」説をやろうとしているのではないかとも考えられます。
そして、アメリカの水爆実験によって誕生したゴジラが何故日本を襲うのか?というゴジラ映画最大の謎に答えてくれる作品になるかも知れません。
これらを考え合わせると今回年代設定を昭和22年にした理由に納得がいきますし、あの皮膚が赤く焼けただれた今回のゴジラを見るたび「その可能性は無きにしも非ず」と思えます。
いずれにせよ、「こうじゃないか?」「こうだといいな」などと想像(妄想とも云う)を膨らませていられる今の時期が一番楽しいのかも知れません(笑)。
この秋、ゴジラが来るのは新作映画だけではありません。

日本映画専門チャンネルがまたやらかしてやってくれます!。

10月は『84ゴジラ』4Kリマスター版を放映。
一作年『ゴジラvsビオランテ』を4Kリマスター化しているので特に驚きはしませんが、個人的には『メカゴジラの逆襲』までの昭和シリーズの残りを先に4K化して欲しかったです。
ルンペン姿の武田鉄矢も4K高画質化されるのかと思うと少々遺憾に思いますけど(笑)、『84ゴジラ』は京都みなみ会館のイベント上映で見え方が大きく変化した作品なので今から楽しみにしています。
しかし、本当の衝撃は11月の放送予定であります。

一作年の『ゴジラ対へドラ』4Kリマスター放送にもビックリしましたが、今年はどういうわけか『ガイガン』をすっ飛ばして『ゴジラ対メガロ』を4Kリマスター放送するとのこと!?。

グッジョブ!、日本映画専門チャンネル!!。
いやはや、こんなに早くジェットジャガーの雄姿を4K高画質で見られるなんて思ってもいませんでした(笑)。
アニメ『ゴジラSP』にせよ、今回の日専CHさんのチョイスにせよ、世の中には私と同じジェットジャガー好きが大勢いると分かって嬉しいです。
そういえば、今年は『ゴジラ対メガロ』公開50周年なんですよね。
だからこのチョイスなのかな?。
でも、それなら去年『ガイガン』をやってくれれば良かったのに(笑)。
日本映画専門チャンネルって「最近見るものが全然無いなあ」とか思っていると、いきなりこんな大好物をぶっ込んでくるので油断も隙もありゃしません(笑)。
この調子で過去の東宝特撮映画の4K化をガンガン進めていただきたいです。
m(__)m
ゴジラ大好きおぢさんの戯れ言にお付き合いいただきありがとうございました。

『ゴジラ-1,0』公開まであと2ヶ月を切りました!。
昨年春からずっと待ち続けてきたその時が確実に近づいてきています。
先日、最新予告編が公開されました。
今度のゴジラは原点に立ち返り、恐怖と絶望の象徴として描かれている気がします。
山崎貴監督はこれまで何度か<余計なこと>をして酷評されることが多々ありましたが、本作では「ゴジ泣き」とか揶揄されそうな中途半端なお涙頂戴は無しにして、戦争とゴジラのダブルパンチからそれでも尚立ち上がる日本人の底力をしっかり描いていただきたいです。

主な出演者も発表されました。
主演は神木隆之介さん。
ヒロインは浜辺美波さん。
なんと、現在NHK朝ドラ『らんまん』で夫婦役を演じているコンビではないですか!。
『らんまん』は今月いっぱいで終了ですが、その一ヶ月後に再びこの二人を映画館で見ることになるわけです(笑)。

浜辺さんについては今も『シン・仮面ライダー』のルリルリのイメージが強過ぎて『らんまん』を見ても今いちピンとこないのですが、『ゴジラ -1.0』でそのイメージが上書きされることになるかも知れません。

実は私、神木さんがゴジラ新作に主演していることは以前から知っておりました。
なぜならば・・・。

この映画がまだ「超大作怪獣映画」と仮名で呼ばれていた昨年5月、私は本作の長野ロケにエキストラの一人として参加してきたからです。
そのとき私は神木さんのすぐ近くにいたため、あの日撮影した場面では神木さんと同じフレームに映っている可能性が高いです。
そのときの思い出話は↓の過去記事に書いています。
>一期一会の戦友たち(2022/5/22)
規約により撮影内容には触れていませんが、当時の私の高揚感と満足感はお伝え出来たと思います。
映画公開後しばらく経ったら、当日の撮影時のことも加えてもっと詳しい記事にリファインする予定です。
ただし、私が参加した場面がカットされていなければ・・・ですが(笑)。
(万が一カットされてたら年内はもう立ち直れないかも?)

私が参加したのは長野県岡谷市での撮影一日だけですが、実は茨城県筑西市で3日間かけて「怪獣から逃げるシーン」の撮影にも応募しておりました。
結局は仕事の関係(+妻のお怒り)で行けなくなってしまいましたが、予告編のこの場面を見ていると参加を辞退したことが猛烈に悔やまれてなりません。

予告編で注目すべきは最後に現れるケロイド状に焼けただれたゴジラの表皮です。
これは旧作と同じくビキニ環礁で行われたアメリカの核実験の影響なのか?。
それとも、終戦から2年後という設定なのでもしかすると広島か長崎の原爆の影響によるものなのか?。
いずれにせよ時代設定が昭和22年ということは日本軍は解体されて戦う力は失っているはずです。
ということは、この映画でゴジラに対峙するのは当時日本に駐留していたアメリカ進駐軍ということになります。
そこに日本人科学者が開発した(旧作のオキシジェン・デストロイヤーに相当する)新兵器が登場するのではないでしょうか?。
実は昨年私が撮影に参加したのは、ゴジラ撃退に重要な役割を果たすある人物を神木さんが探しているという場面でした。
それともう一点。
今回のゴジラの相手がアメリカ軍であるとしたら、あの三島由紀夫氏が初代『ゴジラ』を観て考察したという「ゴジラ=太平洋戦争で散った英霊たち」説をやろうとしているのではないかとも考えられます。
そして、アメリカの水爆実験によって誕生したゴジラが何故日本を襲うのか?というゴジラ映画最大の謎に答えてくれる作品になるかも知れません。
これらを考え合わせると今回年代設定を昭和22年にした理由に納得がいきますし、あの皮膚が赤く焼けただれた今回のゴジラを見るたび「その可能性は無きにしも非ず」と思えます。
いずれにせよ、「こうじゃないか?」「こうだといいな」などと想像(妄想とも云う)を膨らませていられる今の時期が一番楽しいのかも知れません(笑)。
この秋、ゴジラが来るのは新作映画だけではありません。

日本映画専門チャンネルがまた

10月は『84ゴジラ』4Kリマスター版を放映。
一作年『ゴジラvsビオランテ』を4Kリマスター化しているので特に驚きはしませんが、個人的には『メカゴジラの逆襲』までの昭和シリーズの残りを先に4K化して欲しかったです。
ルンペン姿の武田鉄矢も4K高画質化されるのかと思うと少々遺憾に思いますけど(笑)、『84ゴジラ』は京都みなみ会館のイベント上映で見え方が大きく変化した作品なので今から楽しみにしています。
しかし、本当の衝撃は11月の放送予定であります。

一作年の『ゴジラ対へドラ』4Kリマスター放送にもビックリしましたが、今年はどういうわけか『ガイガン』をすっ飛ばして『ゴジラ対メガロ』を4Kリマスター放送するとのこと!?。

グッジョブ!、日本映画専門チャンネル!!。
いやはや、こんなに早くジェットジャガーの雄姿を4K高画質で見られるなんて思ってもいませんでした(笑)。
アニメ『ゴジラSP』にせよ、今回の日専CHさんのチョイスにせよ、世の中には私と同じジェットジャガー好きが大勢いると分かって嬉しいです。
そういえば、今年は『ゴジラ対メガロ』公開50周年なんですよね。
だからこのチョイスなのかな?。
でも、それなら去年『ガイガン』をやってくれれば良かったのに(笑)。
日本映画専門チャンネルって「最近見るものが全然無いなあ」とか思っていると、いきなりこんな大好物をぶっ込んでくるので油断も隙もありゃしません(笑)。
この調子で過去の東宝特撮映画の4K化をガンガン進めていただきたいです。
m(__)m
ゴジラ大好きおぢさんの戯れ言にお付き合いいただきありがとうございました。