週刊映画鑑賞記(2016.10/24~10/30)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想を書き連ねていきたいと思います。
10/24(月)
『スター・トレック BEYOND』🈠
(劇場:コロナワールド)

仕事が午後からだったので、午前中この作品を観ました。
J・J・エイブラムスが監督した前2作に比べて、良くも悪くも堅実な映画になっていました。
脚本作りにおける教科書通りの展開で、簡単に先の展開が読めてしまうのが残念です。
しかしその分、キャラクターたちの描写が掘り下げられています。
特に中盤は敵の手から仲間を救出するストーリーが軸になっていて、カーク・スポック・マッコイの主要3人以外のキャラクターにも見せ場が用意されています。
また、レナード・ニモイ氏の逝去を受けてかオリジナルへの想いが強くにじみ出ている感があります。
ニモイ氏が全2作に出演してくれたおかげで、新生『スター・トレック』は世界観を確立出来たと思っています。
そして、若くして事故死されたチェコフ役のアントン・イェルチン氏。
本当に残念です。
お二人のご冥福をお祈りいたします。
10/25(火)~10/27(木)
鑑賞作品無し
平日は忙しくなってしまって映画を観る時間が持てませんでした。
10/28(金)
『君の名は。』
(劇場:テアトルサンク)

毎週金曜日はテアトルサンクさんのサービスデーです。
仕事終わりに観てきました。
『君の名は。』を鑑賞するのはこれが3回目です。
そんなに好きなのか?と思われるかもしれませんが違います。
現在この作品のレビューを準備しているのですが、間違ったことを書いていないかを確認するためです。
前に観たのは8/29と9/5で、もう一か月以上経っていますからね。
最初に観たときは普通に楽しんで観たのですが、物語の時間軸が分かりにくい作りだったのが気になりました。
さらに後半の展開に強引な印象があったり、「どう考えても変だ」と思う箇所もありました。
それらを整理しようと思いもう一度観てみたのです。
映像の美しさとは裏腹に、物語としてはかなり粗い作りの映画でした。
どんな映画でも「突っ込みどころ」なんていくらでもあるものですが、この映画の場合は少し事情が違います。
最も描かなくてはいけない主人公の成長を描き切ろうとしないまま映画が終わっているのです。
そして一番問題なのは、この映画が社会現象ともいえるほどの大ヒットを記録していて絶賛され続けているということです。
何度も繰り返し観に行くリピーターが大勢いるようですが、彼ら彼女らはこの映画に何を見ているのでしょうか。
今そんな記事を書いています
稀代の大ヒット作にケチをつけようと言うのですから慎重にもなります。
記事がまとまったら、3回に分けて順次アップしていきたいと思っています。
10/29(土)
『イルマーレ』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

ガラにもなくこんな映画を観ました。
2000年公開(韓国)のファンタジック・ラブストーリーです。
実はこの映画は『君の名は。』についての研究用として観たものです。
なにせ、原題が:『時越愛』というくらいですから。
<ストーリー>
新築の海辺の別荘に住むことになった建築家志望の若い男。
彼はその建物に”イルマーレ(海)”と名付ける。
入居初日、郵便受けにイルマーレの元住人と名乗る女性からの手紙が届く。
やがて手紙のやり取りが始まるが、二人はお互いの時間軸が2年ずれていることに気付く。
二人はそれぞれ悩みや葛藤を抱えていた。
男は父親との確執。
女は恋人との離れ。
手紙のやり取りで励まし合ううちに、まだ見ぬ相手に惹かれ合うようになっていく。
ある日女性は、男が既に事故死しているという現実を知る。
しかもそれは自分が相談した”ある事”のせいだった。
女はそれを回避する為の行動に出る・・・。
映画としてはとても良かったです。
観るまでの経緯はどうあれ、100分間をこの作品の鑑賞に費やしたことは有意義でした。
二人の主人公の想い悩む姿や、互いを思いやる心がつぶさに描かれています。
男の死を知ってからラストシーンまで10分も無かったように思いますが、それくらい人物描写を大事にしています。
最近こういった「過去をやり直したい」という映画が多い気がします。
『君の名は。』もそうですし、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』『orange‐オレンジ‐』とか枚挙にいとまがありません。
近年、『時をかける少女』が何度もリメイクされるのもその一環のように思えます。
今の世の中がこういストーリーを求めているのでしょうか?。
ところで。
私は韓国語のイントネーションが苦手なので吹替え音声で観ました。
女性の主人公の吹替えが下手糞でしたが、タレント起用だったのでしょうか?。
それだけが残念でした。
10/30(日)
『オートマタ』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

A.I.をテーマにしたSF作品。
福井では劇場で公開してくれなかった作品です。
<ストーリー>
2030年、砂漠化した地球では人口が激減していた。
人類は安全な都市網を再構築し、過酷な環境で人類の手助けを行うロボット「オートマタ」(ピルグリム7000型)を開発した。
オートマタには、「生命体に危害を加えてはならない」「自他のロボットの改造を行ってはならない」という2つのプロトコル(制御機能)が設定されていた。
しかし、いつの間にか自己改造を行うオートマタが2体3体と現われ始める。
そのことを知ってしまった保険調査員ジャックは、製造メーカーや警察当局に命を狙われることになる。
敵はオートマタの第2プロトコルを無効化した”何者か”をひどく恐れていた。
人間が自ら作り出したロボットに”進化”を禁じた未来世界。
そのためのプロトコルが上記の二つだけ?。
「アシモフのロボット三原則に”自己改造禁止プロトコル”を追加でいいんでないの?」と思いながら観ていました。
オリジナリティにこだわろうとしたものの舌足らずで、中途半端なイミテーションの集合体になってしまった感じです。
設定やビジュアルイメージも、『ブレードランナー』『ターミネーター』『アイ、ロボット』『攻殻機動隊S.A.C.』など既存の作品を想起するものばかり。
残念なことです。
同じA.I.テーマのSF映画でも、『エクスマキナ』は面白かったのですがね。
話は飛びますが、福井県はSF映画に冷淡な気がしますね。
『オートマタ』はどこの劇場も上映しませんでしたし、『エクスマキナ』もメトロ劇場(名画座)がひっそりと上映してくれただけでした。
福井人は飛躍したものの考え方が苦手なのでしょうか。
これまた残念なことです。
お付き合いいただきありがとうございました。
明日はメンズデー、明後日はファーストデー。
時間が許せば、何か新作映画を観に行きたいな。
でもその前に、『シン・ゴジラ』をもう一度観ておかねば!。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想を書き連ねていきたいと思います。
10/24(月)
『スター・トレック BEYOND』🈠
(劇場:コロナワールド)

仕事が午後からだったので、午前中この作品を観ました。
J・J・エイブラムスが監督した前2作に比べて、良くも悪くも堅実な映画になっていました。
脚本作りにおける教科書通りの展開で、簡単に先の展開が読めてしまうのが残念です。
しかしその分、キャラクターたちの描写が掘り下げられています。
特に中盤は敵の手から仲間を救出するストーリーが軸になっていて、カーク・スポック・マッコイの主要3人以外のキャラクターにも見せ場が用意されています。
また、レナード・ニモイ氏の逝去を受けてかオリジナルへの想いが強くにじみ出ている感があります。
ニモイ氏が全2作に出演してくれたおかげで、新生『スター・トレック』は世界観を確立出来たと思っています。
そして、若くして事故死されたチェコフ役のアントン・イェルチン氏。
本当に残念です。
お二人のご冥福をお祈りいたします。
10/25(火)~10/27(木)
鑑賞作品無し
平日は忙しくなってしまって映画を観る時間が持てませんでした。
10/28(金)
『君の名は。』
(劇場:テアトルサンク)

毎週金曜日はテアトルサンクさんのサービスデーです。
仕事終わりに観てきました。
『君の名は。』を鑑賞するのはこれが3回目です。
そんなに好きなのか?と思われるかもしれませんが違います。
現在この作品のレビューを準備しているのですが、間違ったことを書いていないかを確認するためです。
前に観たのは8/29と9/5で、もう一か月以上経っていますからね。
最初に観たときは普通に楽しんで観たのですが、物語の時間軸が分かりにくい作りだったのが気になりました。
さらに後半の展開に強引な印象があったり、「どう考えても変だ」と思う箇所もありました。
それらを整理しようと思いもう一度観てみたのです。
映像の美しさとは裏腹に、物語としてはかなり粗い作りの映画でした。
どんな映画でも「突っ込みどころ」なんていくらでもあるものですが、この映画の場合は少し事情が違います。
最も描かなくてはいけない主人公の成長を描き切ろうとしないまま映画が終わっているのです。
そして一番問題なのは、この映画が社会現象ともいえるほどの大ヒットを記録していて絶賛され続けているということです。
何度も繰り返し観に行くリピーターが大勢いるようですが、彼ら彼女らはこの映画に何を見ているのでしょうか。
今そんな記事を書いています
稀代の大ヒット作にケチをつけようと言うのですから慎重にもなります。
記事がまとまったら、3回に分けて順次アップしていきたいと思っています。
10/29(土)
『イルマーレ』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

ガラにもなくこんな映画を観ました。
2000年公開(韓国)のファンタジック・ラブストーリーです。
実はこの映画は『君の名は。』についての研究用として観たものです。
なにせ、原題が:『時越愛』というくらいですから。
<ストーリー>
新築の海辺の別荘に住むことになった建築家志望の若い男。
彼はその建物に”イルマーレ(海)”と名付ける。
入居初日、郵便受けにイルマーレの元住人と名乗る女性からの手紙が届く。
やがて手紙のやり取りが始まるが、二人はお互いの時間軸が2年ずれていることに気付く。
二人はそれぞれ悩みや葛藤を抱えていた。
男は父親との確執。
女は恋人との離れ。
手紙のやり取りで励まし合ううちに、まだ見ぬ相手に惹かれ合うようになっていく。
ある日女性は、男が既に事故死しているという現実を知る。
しかもそれは自分が相談した”ある事”のせいだった。
女はそれを回避する為の行動に出る・・・。
映画としてはとても良かったです。
観るまでの経緯はどうあれ、100分間をこの作品の鑑賞に費やしたことは有意義でした。
二人の主人公の想い悩む姿や、互いを思いやる心がつぶさに描かれています。
男の死を知ってからラストシーンまで10分も無かったように思いますが、それくらい人物描写を大事にしています。
最近こういった「過去をやり直したい」という映画が多い気がします。
『君の名は。』もそうですし、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』『orange‐オレンジ‐』とか枚挙にいとまがありません。
近年、『時をかける少女』が何度もリメイクされるのもその一環のように思えます。
今の世の中がこういストーリーを求めているのでしょうか?。
ところで。
私は韓国語のイントネーションが苦手なので吹替え音声で観ました。
女性の主人公の吹替えが下手糞でしたが、タレント起用だったのでしょうか?。
それだけが残念でした。
10/30(日)
『オートマタ』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

A.I.をテーマにしたSF作品。
福井では劇場で公開してくれなかった作品です。
<ストーリー>
2030年、砂漠化した地球では人口が激減していた。
人類は安全な都市網を再構築し、過酷な環境で人類の手助けを行うロボット「オートマタ」(ピルグリム7000型)を開発した。
オートマタには、「生命体に危害を加えてはならない」「自他のロボットの改造を行ってはならない」という2つのプロトコル(制御機能)が設定されていた。
しかし、いつの間にか自己改造を行うオートマタが2体3体と現われ始める。
そのことを知ってしまった保険調査員ジャックは、製造メーカーや警察当局に命を狙われることになる。
敵はオートマタの第2プロトコルを無効化した”何者か”をひどく恐れていた。
人間が自ら作り出したロボットに”進化”を禁じた未来世界。
そのためのプロトコルが上記の二つだけ?。
「アシモフのロボット三原則に”自己改造禁止プロトコル”を追加でいいんでないの?」と思いながら観ていました。
オリジナリティにこだわろうとしたものの舌足らずで、中途半端なイミテーションの集合体になってしまった感じです。
設定やビジュアルイメージも、『ブレードランナー』『ターミネーター』『アイ、ロボット』『攻殻機動隊S.A.C.』など既存の作品を想起するものばかり。
残念なことです。
同じA.I.テーマのSF映画でも、『エクスマキナ』は面白かったのですがね。
話は飛びますが、福井県はSF映画に冷淡な気がしますね。
『オートマタ』はどこの劇場も上映しませんでしたし、『エクスマキナ』もメトロ劇場(名画座)がひっそりと上映してくれただけでした。
福井人は飛躍したものの考え方が苦手なのでしょうか。
これまた残念なことです。
お付き合いいただきありがとうございました。
明日はメンズデー、明後日はファーストデー。
時間が許せば、何か新作映画を観に行きたいな。
でもその前に、『シン・ゴジラ』をもう一度観ておかねば!。
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