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映画と日常

『ドクター・ストレンジ』

トガジンです。
今日はメンズ・デーです。
仕事帰りに一本観てきました。

ドクター・ストレンジ』🈠
(劇場:テアトルサンク)
ドクター・ストレンジ

<あらすじ>
天才的な技術を誇るが傲慢な性格の神経外科医スティーブン・ストレンジ。
彼は不慮の事故で両手の機能を失い、築いてきたキャリアの全てを失う。
手の治療のためにあらゆる手段を模索するストレンジは、やがて神秘に満ちた魔術の力へとたどり着いた。
魔術の修行に励むストレンジは強大な敵との戦いに巻き込まれることになる。
医師として相手を傷つけることに苦悩し、外科医に戻るか最強の魔術師として戦う道に進むかの選択を迫られるのだった。

ドクター・ストレンジ 全
期待も予備知識も全く無しに観たのですが、新ヒーローの誕生編であることから特に戸惑う事なく楽しむことが出来ました。
ただし、ストーリーにも映像にもこれといった斬新さは感じられません。

観ている間、ずっと『スター・ウォーズ』との類似性が気になっていました。
主人公が魔術の世界に入門したものの常識に囚われてなかなか能力を発揮出来ないところは、『帝国の逆襲』でルークがヨーダの前で見せた醜態を思わせます。
また、かつての弟子や仲間が裏切って暗黒面に堕ちるというのも、ダース・ベイダーやカイロ・レンを思わせるような展開です。

ドクター・ストレンジ カエシリウス
その裏切り者エシリウスを演じていたのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でジン・アーソの父親役だったマッツ・ミケルセンでした。
マッツ・ミケルセンといえば『007/カジノ・ロワイヤル』でボンドの股間をじわじわと痛めつけていたサディスティックな敵役の人です。
せっかく『ローグ・ワン』で主人公の心の規範となる人物を演じたばかりなのに、そのわずか2か月後に同じディズニー傘下の映画で悪役を演じるというのはいかがなものかとは思います。

ドクター・ストレンジ マクアダムス
海外の女優さんの中では、近年お気に入りのレイチェル・マクアダムスが同僚の女医役で出演しています。
全くのノー・チェックだったので、これだけでも観に行った甲斐がありました。
表情がとても豊かで笑顔がとびきり可愛い女優さんです。
我々観客は彼女のリアクションを通して、ストレンジの傲慢さや手を失ったことへの焦燥感、そしてストレンジが得た魔術の力が現実世界ではいかに異様なものかを実感することが出来ます。
本作には時間を逆戻しするシーンがありますが、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』や『きみがぼくを見つけた日』といったタイムリープSFの傑作にも出演していますから、この手のストーリーとは相性が良いのかも知れません。

ドクター・ストレンジ ストレンジ
最後に気になった点を二つ挙げておきます。

クライマックスで登場するラスボスのドルマムゥ。
その声を演じたのはカンバーバッチ自身であり、主人公ストレンジとラスボスの二役をやっています。
このことは、『スター・ウォーズ』でベイダーがルークの父親だった、みたいな何らかのつながりを意味しているのでしょうか?
『ドクター・ストレンジ2』か『アベンジャーズ最新作』かは分かりませんが、次のストレンジ登場作品での注目ポイントです。

それと、ロンドンからストレンジにつきまとうようになる意思を持つ浮遊マント。
このマントの登場が唐突で、しかも由来や性格が不明瞭なまま終わってしまいました。
今後もストレンジの相棒、あるいはペットのような存在として活躍することになるキャラクター(アイテム?)のはずですから、登場編である本作の段階できちんと描いておくべきだったと思います。


本日もお付き合いいただきありがとうございました。
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