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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2017.3/6~2017.3/12)

トガジンです。

毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。
前週の後半は確定申告の準備に追われて全く映画を楽しむヒマがありませんでしたが、日曜日にはどうにかめどが立ちました。

3/6(月)
ロマンポルノ・リブート・プロジェクト『ホワイト・リリー』🈠
(劇場:テアトルサンク)
中田秀夫 ホワイト・リリー
「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の一本で、今回は『リング』など和製ホラー監督として知られる中田秀夫監督作品です。
相手の身体を舐め回す女優さんの唇のアップを執拗に見せるなど、これまでに見たリブート・プロジェクト版3本の中では一番「卑猥」を感じる映画になっていました。
内容は全くホラーではないのですが、夜にバタン!と突然ドアが開いて全裸の山口香緖里が逆光で立っているというシーンはまさしくホラー映画の見せ方そのものでドキッとしました。
その辺はやはり中田監督作品ですね(笑)。

主演の飛鳥凛は『仮面ライダー』に出ていたそうですが、非常に眼力のある女優さんです。
演技力も、エキセントリックに叫ぶばかりだった『アンチポルノ』の子とは段違いで、山口香緖里の狂気に全身でくらいついていた印象です。
ストーリーも演出も、女優さんの演技のぶつかり合いも非常に見応えある一本でした。

昔の日活ロマンポルノは、ポルノ専用の女優さんが艶を競っていたものですが、現代のロマンポルノは一般作品の女優さんが大胆に濡れ場を演じてくれるので違った意味で楽しめます。
ただ、以前『ジムノペディに乱れる』の時に述べたように、ポルノ映画を観る背徳感のようなものはやはり感じませんでした。
アダルトビデオが氾濫する今の時代では、あの感覚はもう体感できないものなのかも知れません。


3/7(火)
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』
(ホームシアター:Blu-ray)
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』
『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ完結後に作られた劇場版です。
イスカンダルを離れて地球に向かう帰路でのエピソードを描いています。

謎の惑星に降り立ったヤマトのクルーとガミラスの生き残りが不思議な時空間に閉じ込められて、敵と味方が共同生活を送るというシュールな内容で昔の『ヤマト』シリーズからはイメージしづらい作品でした。
『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』『攻殻機動隊』『新世紀エヴァンゲリオン』などを連想するような、『ヤマト』としては新しいがどこかで見たような内容といったところです。
しかし、本編シリーズでは描かれなかったガミラス艦隊を友軍と呼んでの共同作戦と、指揮官としての古代進の成長ぶりがきちんと描かれていたのは高評価でした。


3/8(水)
『ゴジラ対メカゴジラ』
(ホームシアター:WOWOW録画)
1974 ゴジラ対メカゴジラ
確定申告のため、書きかけのまま放置状態だった『ゴジラ対メカゴジラ』のレビューを仕上げるべく見返していました。
しかしこの映画、どうにもこうにも気になって仕方がない部分があるのです。

とにかく「ミヤラビの祈り」の歌が長いッ

しかもこの3分間はストーリーの進行が完全停止してしまいます。
歌うベルベラ・リーン、眠るキングシーサーと迫るメカゴジラ、そしてハラハラしながら見守る主人公たちの表情、これらの画がひたすら繰り返されるばかりです。
タイアップ以外何の意味も待たないこのシーンは、はっきり言って作劇上のブレーキでしかありません。

ここで私の職業病が頭をもたげました。
「カットしてまえ!」

対メカゴジラ EDIUS8
まずは早速自宅で使っている編集ソフト(EDIUS8Pro)を立ち上げて『ゴジラ対メカゴジラ』を読み込ませます。
映画開始から1時間04分35秒あたりからの「迫るメカゴジラからキングシーサーが眠る岩屋へパン」するカットの後、「眠っている間にキングシーサーを倒せ」と睦五郎が指示するカットの頭にIN点を打ちます。

対メカゴジラ EDIUS8 TC
続いてベルベラ・リーンが歌い終わってキングシーサーが目覚めるカットの頭にOUT点を打ちます。
私は切り替わってから動き始めるまでのタイミングを自分好みのものにするため15フレームほど食い込ませました。
この間、3分08秒13フレーム。
そしてIN-OUT感をリップル削除!。

コンプライアンス的に問題ありと考えて動画のアップは控えますが、この部分の流れが実にスッキリしたものになりました。
しかも、これらのカット間は音声が繋がっていないため、カット作業がとてもスムーズです。
もしかすると、短縮版やテレビ放映用に向けて歌の部分はカットし易いように最初から作られていたのかも知れません。

特に高機能な編集ソフトは必要ありませんので、自己責任において気軽にお試しください。

素材がブルーレイやDVD、WOWOWなどの録画物の場合は著作権保護を●●する必要があります。


3/9(木)
終日仕事の為、映画鑑賞無し

本当は、この日は休みの予定であり終日京都へ行くつもりでいたのです。
その目的は二つ。

一つは、かねてから購入を検討していたウルトラHDブルーレイプレーヤーの実機を見て触りたかったこと。
福井の家電店にはどこにも実機の展示が無く、フルHDテレビに映した場合の画質やビデオファイルの再生対応具合、そして操作性などの確認が出来ないためです。

二つ目は『宇宙戦艦ヤマト2202第一章』の劇場公開を見に行くこと。
ここ数日、前作に当たる『2199』を通しで観返してすっかり行く気まんまんでいたのですが・・・

この日の明け方、もうかれこれ12年の付き合いになる制作会社のMさんからかなり慌てた様子で「●●さん、今日休みや言うてたやろ?。急で悪いんやけど頼まれてくれへん?」と電話が入ってきました。
何でもこの日頼んでいたカメラマンが交通事故で来れなくなったとかで、1時間以内に現場にスタッフを送り込まなければならないとのこと。
いつもお世話になってる人ですし、ここで遊びを優先して断っては今後の付き合いにも影響しかねません。
本音に打算が打ち勝って、喜んで引き受けることにしました。

事故ったカメラマンもよく知っている人でしたが、身体には別状はないとのことでひと安心でした。
雪でスリップしてきた車に横からぶつけられたとのことで、警察対応と車が壊れて動けないのとで散々だったようです。
ご愁傷様でした。


3/10(金)

この日は前日とは真逆の展開でした。
本来仕事が入っていたのですが、取材先の都合で急遽中止になってしまったのです。
もっと早くそうと分かれば京都へ行けたのに!。

『ほんとにあった!呪いのビデオ71』🈠
(レンタルDVD)
ほんとにあった!呪いのビデオ 71
というわけで、朝からネットレンタルで届いたこのビデオを見てました。
10日のブログにも書いたとおり、「かくれんぼ」というエピソードが秀逸でした。
あれが本物か作り物かはこの際関係なく、まるで藤子不二雄の短編SFのような不思議な気分にさせてくれる一篇でありました。


3/11(土)
『キング・オブ・エジプト』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)
キング・オブ・エジプト
仕事から帰って『ほん呪71』と一緒に届いたこの映画を鑑賞しました。
昨年の劇場公開時に何度も予告編を見せられたものの、結局見ずじまいで終わった作品です。

内容はCG全開の今どきハリウッド大作です。
何も期待することなくボーッと観ていましたが、一つだけ新しいビジュアルがありました。
「地動説」の世界を映像で見せてくれたのはこの作品が初めてじゃないでしょうか。
平べったい円盤状の世界と、そこに毎日太陽を昇らせている神様のお仕事ぶりは滑稽ながらもどこか斬新でした。


3/12(日)
終日仕事の為、映画鑑賞無し


本日もお付き合いいただきありがとうございました。
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