『宇宙戦艦ヤマト2202-愛の戦士たち- 第一章』と初Amazonビデオ購入
CATEGORYアニメ:ア行
トガジンです。
今日、アマゾン・ビデオで初めて動画を購入しました。
一本2,500円なんて、これはもうIMAX並みのお値段です。
『『宇宙戦艦ヤマト2202-愛の戦士たち- 第一章(嚆矢篇)』🈠
(ホームシアター:AAmazonビデオ配信)

先週京都へ先行劇場公開版を観に行く予定だったこの作品ですが、確定申告の準備で時間が取れなかったうえに仕事の予定が二転三転したこともあって結局行けずじまいになってしまいました。
来週末にはレンタルDVDがリリースされることになっていますが、どうせ見るならハイビジョン画質を大画面で楽しみたいものです。
【Amazonビデオ初購入】

そこで、今回初めてAmazonビデオ配信の動画購入をしてみました。
Amazonは元々プライム会員に加入していて見放題サービスはよく利用していましたが動画を購入をするのは初めてです。

2'700円と表示されていますが、実際購入すると200円値引きされていました。
たぶん何かのクーポンが適用されたものと思われます。

購入手順は思った以上にシンプルであっと言う間に決済されてしまいました。
あれではうっかり間違って購入してしまう可能性もなきにあらずで、もう一段階くらい確認画面があってもよかったのではないかと思います。
【画質】
私はプレイステーション3を通して視聴しましたが、再生画質そのものについては大きな不満はありません。
しかし、開始から数十秒は必ず低画質で始まり徐々に高画質へ変化していくのはいただけません。
ちなみにこれはNETFLIXやHULUでも同様の仕様になっていて、映像ネット配信の安全策ということみたいです。
しかし、こちらとしては最初からHD視聴環境が整っているわけですから、冒頭から一定の高画質で楽しませてもらいたいものです。
もう一点気になることは、このビデオファイルが24pなのかどうかが判別出来ないでいることです。
私は以前このブログで述べたように、映画はオリジナル通りの動きやタイミングを再現するという意味合いからも1080/24pで再生することに強いこだわりを持っています。
プレイステーション3はいかなる24pのビデオファイルも1080/60p(i)で出力してしまう仕様のため、今回は仕方なくプロジェクター側のi/p変換機能を使って強制的に24p再生しました。
Amazonは仕様書の1080/24pか1080/60pかを明記していただきたいものです。
以下、ネタバレが含まれます。
レンタル解禁を楽しみにされている方は、閲覧をお控えください。
【愛が必要だ】
「無限に広がる大宇宙、静寂な光に満ちた世界・・・」
『ヤマト』シリーズの定番とも言えるこのオープニングナレーションは、前作である『宇宙戦艦ヤマト2199』には存在しませんでした。
それは旧テレビ版第一作に準じたものであり、このナレーションは1977年公開の劇場版『宇宙戦艦ヤマト』で初めて使われ始めたものだからです。
それが今回復活したわけですが、それを語っていたのがなんと・・・!?、というオープニングでした。
それから約50分。
観終わっての感想はというと・・・。
わざわざ京都まで観に行かなくて本当に良かったと思いました。。
画質にはこだわる人間なのでHDビデオファイルを購入したことは後悔していませんが、今回の作品の内容については不満しかありません。

制作者が旧作『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』のリメイクにばかり固執している感があり、前作『2199』において確立したはずのキャラクターの解釈が旧作のそれに先祖返りしてしまっています。
主人公の古代進がいい例で、『2199』の終盤や『星巡る方舟』で見せた理性的な青年士官という印象は、旧作のような直情型で自己陶酔しがちな子供っぽい人格に退化してしまっていました。

監督が出渕裕氏から羽原信義氏に交代したためだとは思いますが、前作『2199』で初登場した新キャラクターたちの殆どが活躍もセリフも無く、ただ申し訳程度に画面に映っているだけだったのも残念でした。
『2199』からの新キャラクターでセリフがあったのは山本玲と桐生美影の二人だけでしたが、自分が育てたキャラクターではないために愛着を持てないでいるのかも知れません。

現時点で判っている旧作との違いは、ガミラスが友好国となってガトランティスに対して共同戦線を張っている状態にあることと、波動砲を大量破壊兵器と捉えて地球政府にも反対派と推進派が存在していることです。
ただ、ガミラスを敬意を払うべき「友軍」と呼ぶわりにはその描写はあまりにも片手落ちです。
冒頭の艦隊共同作戦において、ガミラス兵士の姿も指揮官の姿すらも一切登場しません。
地球とガミラスの共同作戦と言いながら、制作者の興味は主人公側にしかないことが分かります。
地球艦隊の描写を見ても艦の乗組員が描かれていたのは古代進の乗艦だけで、他の艦艇の乗組員の姿は一切描かれていません。
まるで『ヤマトよ永遠に』に出てきた無人艦隊のようで不気味ですらあります。

物語の序盤を見せるだけとはいえ、総尺50分は短すぎでした。
今回たったこれだけで6月末まで次に引っ張ろうというのは少々無理があると思います。
せめてヤマト発進までは一気に見せてくれないと、3ヶ月以上も興味を持続することは困難です。
ひとりよがりな福井晴敏脚本も羽原信義監督の凡庸な演出も非常に残念です。
このままではせっかく前作でリファインしたSF設定や新登場のキャラクターも活かされることなく、『2199』の続編というよりただの蛇足で終わってしまいそうな予感がします。
【だから、愛が必要だ】
今後は旧『さらば〜』のストーリー展開に加えて、ディッツ父娘のいるガミラス新政権や『星巡る方舟』のバーガーなども絡んでくるものと思われます。
コスモリバースの依り代となっているはずのヤマトが地球を離れるとマズいのではないかという懸念もあります。
また、波動砲封印の約束を反故にしということでイスカンダルのスターシア再登場も考えられます。
この先何が起こるかまだまだ分かりません。
全26話中の冒頭2話分(50分)を見ただけで『2202』の全てが駄作だと断定したくはありません。
今回は失望と不安ばかりが先立ちましたが、長年ヤマトファンをやっているとこの程度のガッカリはまだまだマシな方です。
『完結編』の佐渡先生の誤診とか、キムタクの古代進とか、『復活編』の存在そのものとか(笑)。
『宇宙戦艦ヤマト2202』も最終回までは付き合うつもりでいますので、最終的には満足させてもらえることを期待しております。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。
今日、アマゾン・ビデオで初めて動画を購入しました。
一本2,500円なんて、これはもうIMAX並みのお値段です。
『『宇宙戦艦ヤマト2202-愛の戦士たち- 第一章(嚆矢篇)』🈠
(ホームシアター:AAmazonビデオ配信)

先週京都へ先行劇場公開版を観に行く予定だったこの作品ですが、確定申告の準備で時間が取れなかったうえに仕事の予定が二転三転したこともあって結局行けずじまいになってしまいました。
来週末にはレンタルDVDがリリースされることになっていますが、どうせ見るならハイビジョン画質を大画面で楽しみたいものです。
【Amazonビデオ初購入】

そこで、今回初めてAmazonビデオ配信の動画購入をしてみました。
Amazonは元々プライム会員に加入していて見放題サービスはよく利用していましたが動画を購入をするのは初めてです。

2'700円と表示されていますが、実際購入すると200円値引きされていました。
たぶん何かのクーポンが適用されたものと思われます。

購入手順は思った以上にシンプルであっと言う間に決済されてしまいました。
あれではうっかり間違って購入してしまう可能性もなきにあらずで、もう一段階くらい確認画面があってもよかったのではないかと思います。
【画質】
私はプレイステーション3を通して視聴しましたが、再生画質そのものについては大きな不満はありません。
しかし、開始から数十秒は必ず低画質で始まり徐々に高画質へ変化していくのはいただけません。
ちなみにこれはNETFLIXやHULUでも同様の仕様になっていて、映像ネット配信の安全策ということみたいです。
しかし、こちらとしては最初からHD視聴環境が整っているわけですから、冒頭から一定の高画質で楽しませてもらいたいものです。
もう一点気になることは、このビデオファイルが24pなのかどうかが判別出来ないでいることです。
私は以前このブログで述べたように、映画はオリジナル通りの動きやタイミングを再現するという意味合いからも1080/24pで再生することに強いこだわりを持っています。
プレイステーション3はいかなる24pのビデオファイルも1080/60p(i)で出力してしまう仕様のため、今回は仕方なくプロジェクター側のi/p変換機能を使って強制的に24p再生しました。
Amazonは仕様書の1080/24pか1080/60pかを明記していただきたいものです。
以下、ネタバレが含まれます。
レンタル解禁を楽しみにされている方は、閲覧をお控えください。
【愛が必要だ】
「無限に広がる大宇宙、静寂な光に満ちた世界・・・」
『ヤマト』シリーズの定番とも言えるこのオープニングナレーションは、前作である『宇宙戦艦ヤマト2199』には存在しませんでした。
それは旧テレビ版第一作に準じたものであり、このナレーションは1977年公開の劇場版『宇宙戦艦ヤマト』で初めて使われ始めたものだからです。
それが今回復活したわけですが、それを語っていたのがなんと・・・!?、というオープニングでした。
それから約50分。
観終わっての感想はというと・・・。
わざわざ京都まで観に行かなくて本当に良かったと思いました。。
画質にはこだわる人間なのでHDビデオファイルを購入したことは後悔していませんが、今回の作品の内容については不満しかありません。

制作者が旧作『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』のリメイクにばかり固執している感があり、前作『2199』において確立したはずのキャラクターの解釈が旧作のそれに先祖返りしてしまっています。
主人公の古代進がいい例で、『2199』の終盤や『星巡る方舟』で見せた理性的な青年士官という印象は、旧作のような直情型で自己陶酔しがちな子供っぽい人格に退化してしまっていました。

監督が出渕裕氏から羽原信義氏に交代したためだとは思いますが、前作『2199』で初登場した新キャラクターたちの殆どが活躍もセリフも無く、ただ申し訳程度に画面に映っているだけだったのも残念でした。
『2199』からの新キャラクターでセリフがあったのは山本玲と桐生美影の二人だけでしたが、自分が育てたキャラクターではないために愛着を持てないでいるのかも知れません。

現時点で判っている旧作との違いは、ガミラスが友好国となってガトランティスに対して共同戦線を張っている状態にあることと、波動砲を大量破壊兵器と捉えて地球政府にも反対派と推進派が存在していることです。
ただ、ガミラスを敬意を払うべき「友軍」と呼ぶわりにはその描写はあまりにも片手落ちです。
冒頭の艦隊共同作戦において、ガミラス兵士の姿も指揮官の姿すらも一切登場しません。
地球とガミラスの共同作戦と言いながら、制作者の興味は主人公側にしかないことが分かります。
地球艦隊の描写を見ても艦の乗組員が描かれていたのは古代進の乗艦だけで、他の艦艇の乗組員の姿は一切描かれていません。
まるで『ヤマトよ永遠に』に出てきた無人艦隊のようで不気味ですらあります。

物語の序盤を見せるだけとはいえ、総尺50分は短すぎでした。
今回たったこれだけで6月末まで次に引っ張ろうというのは少々無理があると思います。
せめてヤマト発進までは一気に見せてくれないと、3ヶ月以上も興味を持続することは困難です。
ひとりよがりな福井晴敏脚本も羽原信義監督の凡庸な演出も非常に残念です。
このままではせっかく前作でリファインしたSF設定や新登場のキャラクターも活かされることなく、『2199』の続編というよりただの蛇足で終わってしまいそうな予感がします。
【だから、愛が必要だ】
今後は旧『さらば〜』のストーリー展開に加えて、ディッツ父娘のいるガミラス新政権や『星巡る方舟』のバーガーなども絡んでくるものと思われます。
コスモリバースの依り代となっているはずのヤマトが地球を離れるとマズいのではないかという懸念もあります。
また、波動砲封印の約束を反故にしということでイスカンダルのスターシア再登場も考えられます。
この先何が起こるかまだまだ分かりません。
全26話中の冒頭2話分(50分)を見ただけで『2202』の全てが駄作だと断定したくはありません。
今回は失望と不安ばかりが先立ちましたが、長年ヤマトファンをやっているとこの程度のガッカリはまだまだマシな方です。
『完結編』の佐渡先生の誤診とか、キムタクの古代進とか、『復活編』の存在そのものとか(笑)。
『宇宙戦艦ヤマト2202』も最終回までは付き合うつもりでいますので、最終的には満足させてもらえることを期待しております。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。
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