週刊映画鑑賞記(2017.4/10~2017.4/16)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。
4/10(月))
映画鑑賞無し
と、のっけからコレでは味気ないですから・・・



この日取材で初めて伺った、越前市吉野瀬川の桜並木です。
桜の花が頭のすぐ上まで垂れ下がっていて花の密度感が高く、大人も子供も上機嫌でインタビュー撮りがはかどりました(笑)。
他にも、今まで知らなかった桜スポットを知ることが出来て仕事とはいえ楽しい一日でありました。
4/11(火))
『攻殻機動隊 新劇場版』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)

公開当時は声優さんが総入れ替えされていることに拒否反応があって完全スルーしていたシリーズです。
ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の前に、先日WOWOWで一挙放映されたものを観てしまうことにしました。
この劇場版に至るまでに約1時間づつのビデオシリーズが5話分あってその最終回という位置づけです。
ビデオシリーズ『攻殻機動隊ARISE』もこの日までに毎日一本づつ消化していました。
原作漫画やテレビシリーズの『攻殻機動隊S.A.C.』よりも、押井守監督の『攻殻機動隊』『イノセンス』に近いアプローチになっていると感じました。
その境目は、登場人物のサイボーグ感というか非生身感というか、生気の無い目の表現にあります。
<原作>

<押井版>

<S.A.C.>

<ARISE>

士郎正宗氏の原作漫画における草薙素子は可愛らしい美少女風でした。
対して押井守監督作品や今回の最新版アニメの素子は、死の危険に直面しても瞬き一つしない鉄面皮を通していました。
『S.A.C.』の素子は全身サイボーグでありながら肉感的で色気も感じさせ、時には笑顔や怒りの表情も見せる”女性”キャラクターでした。
どちらが作品世界を体現し得ているか、キャラクターとしてどちらが魅力的か、の2つの選択肢です。
さて、『ゴースト・イン・ザ・シェル』スカーレット・ヨハンソン版の草薙素子はどうなのでしょうか。
予告編を観た限りでは、機械の身体にくっついた生身の首が喋っているような違和感を感じましたが・・・。
4/12(水)
『インフェルノ』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズが出ているということで借りて観たのですが・・・。
しまったぁぁ!。
主人公トム・ハンクスを助けて活躍するヒロインと思いきや、その正体がなんと!?。
『スター・ウォーズ』ファンとして感涙極まった『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。
そのブルーレイ発売が近いこの時期に、ジン・アーソのイメージを壊してしまうような作品を観てしまいました。
不覚!。
4/13(木)
映画鑑賞無し
4/14(金)
『大怪獣モノ』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

昨年劇場で観るチャンスを逸して悔やんでいたこの映画をレンタルしました。
巷で怪獣映画が卑下されていた時代にも、ハリウッド版『ゴジラ』や『シン・ゴジラ』が話題になった現在も、全くブレることなくB級怪獣映画を作り続けてきた河崎カントク。
その御姿は、かつて「8mmで怪獣映画作るぞー」と息巻いていた大学時代の自分に重なります。
早朝の天王寺駅前で、サンルーフ付きの車に段ボールで作った戦車をかぶせて、自衛隊員の恰好で天井から上半身を乗り出して「撃て―」とか「退避ー」とか怒鳴ったりしていました。
結局予算が無くて怪獣のシーンはビデオで作ったニュース映像として見せるにとどまり、東京が被災する様を大阪の人間が「ザマーミロ」と傍観するという短編映画に作り変えるしかありませんでしたが、警察の目を盗んで(間違いなく道交法違反)決行したゲリラ撮影の思い出が甦ります。

内容は、ひ弱な青年がマッド・サイエンティストが開発した万能細胞・セタップXで巨大ヒーロー化して怪獣モノと戦う、というもの。
変身・巨大化した姿というのが、実在のプロレスラー飯伏幸太そのもので、更に非情に徹するために”悪の遺伝子”を注入すると悪役レスラー鈴木みのるになってしまいます。
酒の宴で思いつきそうなストーリーですが、実行してしまう河崎実監督とこれをすんなり楽しめてしまう自分が誇らしいです(笑)。

でも、これだけは言っておきたい。
世の中には断るべき仕事ってあると思うんですよ、真夏竜さん。
仮にも貴方はおおとりゲン=ウルトラマンレオだった人なのですから・・・。
4/15(土)
映画鑑賞無し
4/16(日)
『ゴジラ』(昭和59年版)
(ホームシアター:WOWOW録画)
『ゴジラ』
我が家の編集ソフト、EDIUSが大活躍しました。
無駄な有名タレント客演部分や設定上滑稽でしかない新幹線襲撃シーンを削ぎ落し、再編不可能なスーパーXの存在は脳内補完しながら観直すと、この84年版『ゴジラ』は意外と志高くテーマ性の深い作品だったことが分かります。
このレビューは来週中にアップします。
今回観たのは、数週間前に自分で編集した短縮版ですが、時間を空けて観たせいかそれほど違和感なく観ることが出来ました。
『スター・ウォーズ』を独自の再編集でテンポアップして楽しんでいる強者がいると聞きますが、その気持ちが分かったような気がしました。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。
4/10(月))
映画鑑賞無し
と、のっけからコレでは味気ないですから・・・



この日取材で初めて伺った、越前市吉野瀬川の桜並木です。
桜の花が頭のすぐ上まで垂れ下がっていて花の密度感が高く、大人も子供も上機嫌でインタビュー撮りがはかどりました(笑)。
他にも、今まで知らなかった桜スポットを知ることが出来て仕事とはいえ楽しい一日でありました。
4/11(火))
『攻殻機動隊 新劇場版』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)

公開当時は声優さんが総入れ替えされていることに拒否反応があって完全スルーしていたシリーズです。
ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の前に、先日WOWOWで一挙放映されたものを観てしまうことにしました。
この劇場版に至るまでに約1時間づつのビデオシリーズが5話分あってその最終回という位置づけです。
ビデオシリーズ『攻殻機動隊ARISE』もこの日までに毎日一本づつ消化していました。
原作漫画やテレビシリーズの『攻殻機動隊S.A.C.』よりも、押井守監督の『攻殻機動隊』『イノセンス』に近いアプローチになっていると感じました。
その境目は、登場人物のサイボーグ感というか非生身感というか、生気の無い目の表現にあります。
<原作>

<押井版>

<S.A.C.>

<ARISE>

士郎正宗氏の原作漫画における草薙素子は可愛らしい美少女風でした。
対して押井守監督作品や今回の最新版アニメの素子は、死の危険に直面しても瞬き一つしない鉄面皮を通していました。
『S.A.C.』の素子は全身サイボーグでありながら肉感的で色気も感じさせ、時には笑顔や怒りの表情も見せる”女性”キャラクターでした。
どちらが作品世界を体現し得ているか、キャラクターとしてどちらが魅力的か、の2つの選択肢です。
さて、『ゴースト・イン・ザ・シェル』スカーレット・ヨハンソン版の草薙素子はどうなのでしょうか。
予告編を観た限りでは、機械の身体にくっついた生身の首が喋っているような違和感を感じましたが・・・。
4/12(水)
『インフェルノ』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズが出ているということで借りて観たのですが・・・。
しまったぁぁ!。
主人公トム・ハンクスを助けて活躍するヒロインと思いきや、その正体がなんと!?。
『スター・ウォーズ』ファンとして感涙極まった『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。
そのブルーレイ発売が近いこの時期に、ジン・アーソのイメージを壊してしまうような作品を観てしまいました。
不覚!。
4/13(木)
映画鑑賞無し
4/14(金)
『大怪獣モノ』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

昨年劇場で観るチャンスを逸して悔やんでいたこの映画をレンタルしました。
巷で怪獣映画が卑下されていた時代にも、ハリウッド版『ゴジラ』や『シン・ゴジラ』が話題になった現在も、全くブレることなくB級怪獣映画を作り続けてきた河崎カントク。
その御姿は、かつて「8mmで怪獣映画作るぞー」と息巻いていた大学時代の自分に重なります。
早朝の天王寺駅前で、サンルーフ付きの車に段ボールで作った戦車をかぶせて、自衛隊員の恰好で天井から上半身を乗り出して「撃て―」とか「退避ー」とか怒鳴ったりしていました。
結局予算が無くて怪獣のシーンはビデオで作ったニュース映像として見せるにとどまり、東京が被災する様を大阪の人間が「ザマーミロ」と傍観するという短編映画に作り変えるしかありませんでしたが、警察の目を盗んで(間違いなく道交法違反)決行したゲリラ撮影の思い出が甦ります。


内容は、ひ弱な青年がマッド・サイエンティストが開発した万能細胞・セタップXで巨大ヒーロー化して怪獣モノと戦う、というもの。
変身・巨大化した姿というのが、実在のプロレスラー飯伏幸太そのもので、更に非情に徹するために”悪の遺伝子”を注入すると悪役レスラー鈴木みのるになってしまいます。
酒の宴で思いつきそうなストーリーですが、実行してしまう河崎実監督とこれをすんなり楽しめてしまう自分が誇らしいです(笑)。

でも、これだけは言っておきたい。
世の中には断るべき仕事ってあると思うんですよ、真夏竜さん。
仮にも貴方はおおとりゲン=ウルトラマンレオだった人なのですから・・・。
4/15(土)
映画鑑賞無し
4/16(日)
『ゴジラ』(昭和59年版)
(ホームシアター:WOWOW録画)

我が家の編集ソフト、EDIUSが大活躍しました。
無駄な有名タレント客演部分や設定上滑稽でしかない新幹線襲撃シーンを削ぎ落し、再編不可能なスーパーXの存在は脳内補完しながら観直すと、この84年版『ゴジラ』は意外と志高くテーマ性の深い作品だったことが分かります。
このレビューは来週中にアップします。
今回観たのは、数週間前に自分で編集した短縮版ですが、時間を空けて観たせいかそれほど違和感なく観ることが出来ました。
『スター・ウォーズ』を独自の再編集でテンポアップして楽しんでいる強者がいると聞きますが、その気持ちが分かったような気がしました。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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