週刊映画鑑賞記(2017.5/8~2017.5/14)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。
「週刊映画鑑賞日記」と称していますが、今後は従来スルーしていた映画本編以外も書き留めていこうと思います。
ドラマやアニメの一話分、あるいはドキュメンタリーやステージ映像なども、心に留まるものがあれば書き記していくつもりです。
ただし、たとえどんなに可愛い子が出ていたとしてもアダルトビデオは例外です(笑)。
というわけで月曜日に見たのがこれです。
5/8(月))
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
の特典ディスク
(自室の32インチ液晶テレビ:Blu-ray)
内容の大半はすでに情報として知っていたものでしたが、実際にメイキング映像として見られる各シーンには本編には無かったシークエンスも散見されて興味深かったです。

特にCGで描かれた若きレイアやターキンの基を演じた俳優さんの素顔が見られたのは楽しかったです。
お二人とも自分の素顔は映らないことを承知の上で、真摯に役柄に向き合い、そして楽しそうに演じていたのが印象的でした。
ただ、映像技術の凄さに驚くと同時にどこか虚しさと気持ち悪さも感じました
この技術を使えば、例えばドニー・イェンのアクションを基にブルース・リーの新作を作ることも可能になってしまいます。
キャリー・フィッシャーご本人が亡くなられた今、未撮影の『エピソード9』ではこういう形でレイアが登場することになるのでしょうか?。

あと楽しかったのが、K-2SOを演じた俳優さんのこの恰好(笑)。
こういう画を前にも見たことあるなぁ~と思ったら・・・

新三部作でジャージャー・ビンクスに扮したアーメド・ベストでした。
ジャージャー・ビンクスは『スター・ウォーズ』史上最不人気キャラクターですが、演じたアーメド・ベスト自身は常にユーモアを振りまく好人物であり現場を和ませてくれる中心的存在でした。
それは今回のK-2SOを演じたアラン・テュディックも全く同様だったようです。

K-2SOは空気を読めない朴念仁キャラではありましたが、どこか粋で頼りになって最期はジンたちのために盾となってくれた千両役者でありました。
CGアニメーションキャラクターですが、この俳優さんの演技プランとユーモアセンスは間違いなくK-2SOに生かされていたと思います。
一方で、物足りなさを感じた部分もありました。
特に未公開シーンが全くといっていいほど収録されていなかったことが一番の不満です。

例えば、ポスターや予告編にあったジンがスカリフの浜辺を走るシーン。
ここでジンの手にデス・スターの設計図”スターダスト”が握られているのが分かります。
実際の映画では、ジンたちは貨物艇からタワーまで直接乗り物で移動してそのまま天辺のアンテナ部分まで行っており、設計図を持って外に出ることは一度もありませんでした。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』はスケジュールぎりぎりまで編集変更や再撮影が行われたと聞きますが、中には一部のキャラクターが生き残る案もあったようです。
そうした別の可能性を窺い知る要素が全く無かったのは残念です。

フェシリティ・ジョーンズはもう一本『スター・ウォーズ』作品に契約をしているとのことで、おそらくはスピン・オフ第2弾「若き日のハン・ソロ」作品にジン・アーソ役で出演するものと思われます。
時系列でいえば、ソウ・ゲレラの元を離れたばかりのジンが昔のハン・ソロと接点があったとしても何もおかしいことはありません。
その時、私はまた涙してしまうかも知れません。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のジンの最期を思い出すと同時に、かつて出会ったハンが成り行きとはいえデス・スター破壊作戦に大きく貢献したという因果関係に。
・・・と、妄想は膨らむばかりです!。
5/9(火)
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

キャスバル・ダイクンがシャア・アズナブルとして勇名を馳せるようになるまでを描く、『機動戦士ガンダム』1STシリーズの前日談シリーズ第4話。
私にとってのファースト『ガンダム』は劇場版三部作が全てでTV版の設定はよく知らないのですが、その視点で見る限りキャラクターの関連性や性格付けが微妙に違っているのが気になります。
サイド7時代からアムロとカイが同級生だったとか、父テム・レイがミノフスキー博士の弟子だったとか、シャアとランバ・ラルと黒い三連星が共同で戦ったことがある、とか。
漫画版『THE ORIGIN』の設定に基づいているのでしょうが、なんだか世界観が狭まってしまった気がしてなりません。
また各キャラクターがエキセントリックに変化してしまったように感じます。
絵柄や声優さん、そして何より演出が富野由悠季監督からアニメーターである安彦良和さんに変わったことで、エモーショナブルな(悪く言えばおおげさな)演技が目立ちます。
そんな中にあって、微笑ましかったのはドズル・ザビの純情でした(笑)。
後にソロモンで今生の別れを演じることになる愛妻ゼナさんへの必死のプロポーズが、私にとってこのアニメ最大の見せ場でした。
もっともオリジナル版のゼナさんは泣いて夫にすがりつくか弱い女性だったように記憶しておりますが・・・。
5/10(水)
『ウォルト・ディズニー 短編アニメーション傑作選』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
GW中に録画しておいたものです。
全部で1時間10分程度だったので帰宅後の短い時間でも観られるし、短編集なので途中で止めてもいいからとこれを選択しましたが、結局は最後まで一気に観てしまいました。
初期の『花と木』から名作『風車小屋のシンフォニー』までアニメーション技術がみるみる向上していく様子が手に取るように分かります。

とはいえ、一番笑ったのは『三匹のこぶた』のこの場面でした。
昔のディズニーは時々こういうシュールなギャグを散りばめてきますね。
お父さんに合掌!。
5/11(木)
『ゴジラvsキングギドラ』
(ホームシアター:Blu-ray)

ゴジラシリーズ通算18作目。
そして、平成ゴジラVSシリーズ第3弾でもあります。
私が映画評で最も重要視するストーリー面から見ると正直ダメダメな作品なのですが、それでも何故かブルーレイを所有しているくらい好きなゴジラ映画でもあります。
それはこの映画が、歴代ゴジラシリーズが積み上げてきた「〇〇でなければならない」「●●はNG」といった呪縛を振り払って、作り手が楽しんで作った作品だからなのかも知れません。
『ゴジラvsキングギドラ』レビューは、まとめるのに少々難儀しておりますが近日アップ予定です。
5/12(金)
『ユーリー・ノルシュテインのアニメ映画傑作選』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)

スタジオ・ジブリの高畑勲監督が敬愛するロシアのアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテインの過去作品を集めた番組です。
前々日の『ウォルト・ディズニー 短編アニメーション傑作選』と同じ考えで少し疲れた身体で観始めましたが、完全に作品選択を間違えました。
どれも未見であり良い作品ばかりであることはわかっているのですが、このおだやかなテンポは疲れた身体には眠気しかもたらしてはくれません。
あえなく一本目の途中で寝落ちしてしまいました。
後日、改めて見直したいと思っております。
5/13(土)
『ディズニー・ショート・フィルム・コレクション』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
🈠と付けていますが、収録作品のうち数本はディズニー映画との伴映で観たものです。
しかし、初鑑賞の作品の中にひときわ素晴らしい一編がありました。

『紙ひこうき(Paperman)』
書類の束を抱えたサラリーマンが、駅で笑顔の素敵な女性と出会う。
なれそめは風で飛ばされた書類の一枚が彼女の顔に当たり見事なキスマークが付いたこと。
名前を聞く間もなく分かれたものの、なんと職場の隣のビルの一室に彼女の姿が!。
男はなんとか彼女とコンタクトをとるべくありったけの書類を使って紙飛行機を飛ばし始める・・・。
粋なお話です。
キャラクターが魅力的です。
セリフは無くとも、動きと表情だけで二人の想いが伝わってきます。
そして、ラストはほっこりします。
モノトーンの映像も、躍動感溢れる手描きアニメーションも見ていてとても心地良い作品です。
近年はディズニー本社もピクサーに倣ってCGアニメーションに移行してしまいましたが、今一度、この二次元手描きアニメーションによる長編映画を見せてもらいたいものです。
5/14(日)
映画鑑賞無し
日曜日はこの「週刊映画鑑賞記」をまとめることに時間を費やすことになるため、映画鑑賞無しになってしまうことが多いですね。
好きでやってるこのブログですが、そのために映画を観る時間を割くのは本末転倒です。
ノートPCの導入で少しづつ改善できればと思っております。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。
「週刊映画鑑賞日記」と称していますが、今後は従来スルーしていた映画本編以外も書き留めていこうと思います。
ドラマやアニメの一話分、あるいはドキュメンタリーやステージ映像なども、心に留まるものがあれば書き記していくつもりです。
ただし、たとえどんなに可愛い子が出ていたとしてもアダルトビデオは例外です(笑)。
というわけで月曜日に見たのがこれです。
5/8(月))
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
の特典ディスク
(自室の32インチ液晶テレビ:Blu-ray)
内容の大半はすでに情報として知っていたものでしたが、実際にメイキング映像として見られる各シーンには本編には無かったシークエンスも散見されて興味深かったです。


特にCGで描かれた若きレイアやターキンの基を演じた俳優さんの素顔が見られたのは楽しかったです。
お二人とも自分の素顔は映らないことを承知の上で、真摯に役柄に向き合い、そして楽しそうに演じていたのが印象的でした。
ただ、映像技術の凄さに驚くと同時にどこか虚しさと気持ち悪さも感じました
この技術を使えば、例えばドニー・イェンのアクションを基にブルース・リーの新作を作ることも可能になってしまいます。
キャリー・フィッシャーご本人が亡くなられた今、未撮影の『エピソード9』ではこういう形でレイアが登場することになるのでしょうか?。

あと楽しかったのが、K-2SOを演じた俳優さんのこの恰好(笑)。
こういう画を前にも見たことあるなぁ~と思ったら・・・

新三部作でジャージャー・ビンクスに扮したアーメド・ベストでした。
ジャージャー・ビンクスは『スター・ウォーズ』史上最不人気キャラクターですが、演じたアーメド・ベスト自身は常にユーモアを振りまく好人物であり現場を和ませてくれる中心的存在でした。
それは今回のK-2SOを演じたアラン・テュディックも全く同様だったようです。

K-2SOは空気を読めない朴念仁キャラではありましたが、どこか粋で頼りになって最期はジンたちのために盾となってくれた千両役者でありました。
CGアニメーションキャラクターですが、この俳優さんの演技プランとユーモアセンスは間違いなくK-2SOに生かされていたと思います。
一方で、物足りなさを感じた部分もありました。
特に未公開シーンが全くといっていいほど収録されていなかったことが一番の不満です。

例えば、ポスターや予告編にあったジンがスカリフの浜辺を走るシーン。
ここでジンの手にデス・スターの設計図”スターダスト”が握られているのが分かります。
実際の映画では、ジンたちは貨物艇からタワーまで直接乗り物で移動してそのまま天辺のアンテナ部分まで行っており、設計図を持って外に出ることは一度もありませんでした。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』はスケジュールぎりぎりまで編集変更や再撮影が行われたと聞きますが、中には一部のキャラクターが生き残る案もあったようです。
そうした別の可能性を窺い知る要素が全く無かったのは残念です。

フェシリティ・ジョーンズはもう一本『スター・ウォーズ』作品に契約をしているとのことで、おそらくはスピン・オフ第2弾「若き日のハン・ソロ」作品にジン・アーソ役で出演するものと思われます。
時系列でいえば、ソウ・ゲレラの元を離れたばかりのジンが昔のハン・ソロと接点があったとしても何もおかしいことはありません。
その時、私はまた涙してしまうかも知れません。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のジンの最期を思い出すと同時に、かつて出会ったハンが成り行きとはいえデス・スター破壊作戦に大きく貢献したという因果関係に。
・・・と、妄想は膨らむばかりです!。
5/9(火)
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

キャスバル・ダイクンがシャア・アズナブルとして勇名を馳せるようになるまでを描く、『機動戦士ガンダム』1STシリーズの前日談シリーズ第4話。
私にとってのファースト『ガンダム』は劇場版三部作が全てでTV版の設定はよく知らないのですが、その視点で見る限りキャラクターの関連性や性格付けが微妙に違っているのが気になります。
サイド7時代からアムロとカイが同級生だったとか、父テム・レイがミノフスキー博士の弟子だったとか、シャアとランバ・ラルと黒い三連星が共同で戦ったことがある、とか。
漫画版『THE ORIGIN』の設定に基づいているのでしょうが、なんだか世界観が狭まってしまった気がしてなりません。
また各キャラクターがエキセントリックに変化してしまったように感じます。
絵柄や声優さん、そして何より演出が富野由悠季監督からアニメーターである安彦良和さんに変わったことで、エモーショナブルな(悪く言えばおおげさな)演技が目立ちます。
そんな中にあって、微笑ましかったのはドズル・ザビの純情でした(笑)。
後にソロモンで今生の別れを演じることになる愛妻ゼナさんへの必死のプロポーズが、私にとってこのアニメ最大の見せ場でした。
もっともオリジナル版のゼナさんは泣いて夫にすがりつくか弱い女性だったように記憶しておりますが・・・。
5/10(水)
『ウォルト・ディズニー 短編アニメーション傑作選』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
GW中に録画しておいたものです。
全部で1時間10分程度だったので帰宅後の短い時間でも観られるし、短編集なので途中で止めてもいいからとこれを選択しましたが、結局は最後まで一気に観てしまいました。
初期の『花と木』から名作『風車小屋のシンフォニー』までアニメーション技術がみるみる向上していく様子が手に取るように分かります。

とはいえ、一番笑ったのは『三匹のこぶた』のこの場面でした。
昔のディズニーは時々こういうシュールなギャグを散りばめてきますね。
お父さんに合掌!。
5/11(木)
『ゴジラvsキングギドラ』
(ホームシアター:Blu-ray)

ゴジラシリーズ通算18作目。
そして、平成ゴジラVSシリーズ第3弾でもあります。
私が映画評で最も重要視するストーリー面から見ると正直ダメダメな作品なのですが、それでも何故かブルーレイを所有しているくらい好きなゴジラ映画でもあります。
それはこの映画が、歴代ゴジラシリーズが積み上げてきた「〇〇でなければならない」「●●はNG」といった呪縛を振り払って、作り手が楽しんで作った作品だからなのかも知れません。
『ゴジラvsキングギドラ』レビューは、まとめるのに少々難儀しておりますが近日アップ予定です。
5/12(金)
『ユーリー・ノルシュテインのアニメ映画傑作選』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)

スタジオ・ジブリの高畑勲監督が敬愛するロシアのアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテインの過去作品を集めた番組です。
前々日の『ウォルト・ディズニー 短編アニメーション傑作選』と同じ考えで少し疲れた身体で観始めましたが、完全に作品選択を間違えました。
どれも未見であり良い作品ばかりであることはわかっているのですが、このおだやかなテンポは疲れた身体には眠気しかもたらしてはくれません。
あえなく一本目の途中で寝落ちしてしまいました。
後日、改めて見直したいと思っております。
5/13(土)
『ディズニー・ショート・フィルム・コレクション』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
🈠と付けていますが、収録作品のうち数本はディズニー映画との伴映で観たものです。
しかし、初鑑賞の作品の中にひときわ素晴らしい一編がありました。

『紙ひこうき(Paperman)』
書類の束を抱えたサラリーマンが、駅で笑顔の素敵な女性と出会う。
なれそめは風で飛ばされた書類の一枚が彼女の顔に当たり見事なキスマークが付いたこと。
名前を聞く間もなく分かれたものの、なんと職場の隣のビルの一室に彼女の姿が!。
男はなんとか彼女とコンタクトをとるべくありったけの書類を使って紙飛行機を飛ばし始める・・・。
粋なお話です。
キャラクターが魅力的です。
セリフは無くとも、動きと表情だけで二人の想いが伝わってきます。
そして、ラストはほっこりします。
モノトーンの映像も、躍動感溢れる手描きアニメーションも見ていてとても心地良い作品です。
近年はディズニー本社もピクサーに倣ってCGアニメーションに移行してしまいましたが、今一度、この二次元手描きアニメーションによる長編映画を見せてもらいたいものです。
5/14(日)
映画鑑賞無し
日曜日はこの「週刊映画鑑賞記」をまとめることに時間を費やすことになるため、映画鑑賞無しになってしまうことが多いですね。
好きでやってるこのブログですが、そのために映画を観る時間を割くのは本末転倒です。
ノートPCの導入で少しづつ改善できればと思っております。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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TAG: ローグ・ワン