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映画と日常

板野義光監督

トガジンです。

『ゴジラ対ヘドラ』劇場パンフレット 表紙
当ブログで何度も述べている通り、私が生まれて初めて劇場の大スクリーンで仰ぎ見た映画は『ゴジラ対ヘドラ』です。
小学一年の夏休みに、生まれて初めて体験したあの「興奮」「畏れ」「戸惑い」は、今も私の潜在意識に深く刻み込まれて消えることはありません。

板野義光監督 BDインタビュー映像より
去る5月7日(日曜日)。
その『ゴジラ対ヘドラ』の監督、板野義光氏が逝去されました。

私が板野監督の訃報を知ったのは昨日(12日)のことです。
『ちはやふる-結び-』撮影現場で、初対面の人も含めたエキストラ仲間数人と各々の「初めて見た映画」の話をしていました。
その場で自分の映画館デビューが『ゴジラ対ヘドラ』だと言ったところ、参加者の一人から「あの監督さん、先月亡くなりましたよね。」と聞かされたのです。
驚いてWikipediaを開いてみると、確かに「坂野 義光(ばんの よしみつ、1931年3月30日 - 2017年5月7日)」と書かれていました。

ショックでした。
監督とお会いしたことは一度もありませんが、何か大きな喪失感がありました。
例えるなら、大好きだった小学校の担任の先生が亡くなったと聞かされたときに感じたのと同じ寂しさでした。

『ゴジラ対ヘドラ』劇場パンフレットより 監督メッセージ
『ゴジラ対ヘドラ』は、「人類の進歩と調和」をテーマとしたあの大阪万博の翌年に「繁栄の裏側にある汚い部分」を容赦なく暴き出した作品です。
それはまぎれもなく、「大の大人が子供相手に<本気で語ってくれた物語>」でした。

板野義光監督(当時)
監督、本当にありがとうございました。
訃報から一か月以上も過ぎてしまいましたが、板野義光監督のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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