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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2017.6/19~2017.6/25)

トガジンです。
毎週日曜日の夜は、この一週間に観た映像作品について徒然に書き連ねております。
とはいえ、20日(火)にメインのPCが起動不能になるという重大トラブルが発生して未だ未解決のため、今週はやや簡素な感想に留めています。

6/19(月)
『ローガン』🈠
(劇場:福井コロナシネマワールド)
ローガン
『ダークナイト』シリーズを嚆矢とする、スーパーヒーローを苦悩する人間として描くアメコミ映画には正直食傷気味な私であります。
そもそもバットマンは特殊な鎧と007的武器を駆使して戦う普通の人間ですからそういう描写も可能なのであって、異星からやって来た超人だとか神様の一族がウジウジ悩むのを見ても今一つ心に響きません。
ましてや巨大企業の二代目ボンボンが趣味と実益を兼ねて宇宙刑事ごっこしてるようなヒーロー像なんて、我々日本人には到底受け入れ難いものがあります。

しかし「改造人間」モノ、とりわけ「自分の意に反して強大な力と異様な容姿を押し付けられた」ヒーローの苦悩や哀しみを描く作品には、幼少の頃から慣れ親しんでいた「あるヒーロー」のお陰もあって比較的スンナリと入り込めました。

仮面ライダー旧1号
その和製ヒーローの名は、仮面ライダー。
日本人が「ヒーロー」と聞いて連想する姿とは、巨大なバックボーンなど持たない孤独なアウトローであり、己の正体もその功績も決してひけらかすことなどしない孤高の存在なのであります。
今回のローガンは、そういう意味において実に日本人好みのヒーロー像になっていたと思います。

仮面ライダー1号
今回の『ローガン』、私は随所に初期『仮面ライダー』と映画『仮面ライダー1号』のイメージをダブらせながら観ていました。
冒頭、チンピラどもを瞬殺する老いたヒーローの姿は満身創痍の本郷猛と被って見えます。
1号ライダーこと本郷猛は後輩ライダーに道を諭し、ウルヴァリンことローガンは後輩たちの未来を守るために全てを投げ打ちます。
そして、中盤で現れる悪のウルヴァリンはショッカー・ライダーのようでもありました。

私は、過去の『X-MEN』シリーズや『ウルヴァリン』シリーズには全く思い入れはありません。
しかし、予告編で何か心の琴線に響くものを感じた本作は、劇場へ足を運ぶ価値が十分にある映画でありました。

そして。
仮面ライダー 本郷とルリ子
もしも・・・、もしも将来1号ライダーの最期を描くようなことがあるならば、その作品は『仮面ライダーナントカ』ではなく、是非『本郷猛』というタイトルで締めくくっていただきたいものです。
『仮面ライダー1号』では恩人立花藤兵衛の孫娘を守って戦いましたが、私としては初代ヒロインである緑川ルリ子の娘(当然改造人間である本郷の子ではない)を守って戦う『レオン』的ストーリーが所望であります。
ついでに言うと『仮面ライダー1号』のロボットみたいなデザインは嫌いなので、『仮面ライダー The First』デザインをベースに新1号のデザインを踏襲してリファインした姿を見せてもらいたいものです。

自分と同じ能力を持つ少女を守り、プロフェッサーX(チャールズ)を父と呼ぶローガンを見ながらそんな他愛のないことを夢想しておりました。


6/20(火)
『BLAME!』🈠
(劇場:イオンシネマ新小松)
ブラム!
監督の瀬下寛之氏、そしてアニメーション制作会社のポリゴンピクチャ―ズ。
彼らは来年公開予定のアニメ版『ゴジラ』のスタッフです。
その実力のほどを確かめる目的もあって隣県のイオンシネマ新小松へ足を延ばして来ました。

原作マンガは全く読んだことありませんが、映画の序盤だけでこの世界設定をほぼ理解出来てすんなりと入り込めました。
こうした手際の良いストーリーテリングと演出が出来るスタッフならば、アニメ版『ゴジラ』にも期待が持てそうです。

6/21(水)
『アンドロン』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
アンドロン
先週から様々な国のB級SF映画をチョイスして観ています。
今回はイタリア・イギリス・マルタ共和国の合作作品『アンドロン』です。
マルタはあの『マルタの鷹』の舞台であり数多くのハリウッド映画のロケ地として利用されている国ではありますが、製作国として直接加わっているのは珍しい気がします。

低予算な『メイズ・ランナー』や『ハンガー・ゲーム』といった印象です。
「記憶操作」とか「視覚情報を他人と共有する」といった設定もあり、日本人としてはそこに『攻殻機動隊』の影響も見て取ることが出来ます。
CGも含めて映像はチープであり、ストーリーや人物描写も未消化でちぐはぐな部分が多いですが、それでも若い俳優たちの頑張りが約100分間を最後まで楽しませてくれました。

ただ、登場人物のほとんどが記憶喪失状態ということで名前で呼ばれることがなかったため判別が難しく、最初は感情移入はおろかキャラクターの判別すらし難いのが残念です。
また、『レッド・オクトーバーを追え!』のアレック・ボールドウィンと『リーサル・ウェポン』のダニー・グローバーという有名俳優が出演していますが、どちらも作品世界に溶け込んでいない気がしました。
主催者側という役柄によるものかも知れませんが、二人ともこの映画の内容を理解しないまま演技していたようにも思えます。


6/22(木)
6月22日落選( ;∀;)
この日は元々『ちはやふる‐結び‐』のエキストラに応募していた日でしたが、残念ながら落選となりました。
結局ロケに参加したのは5月31から6月2日まで連続と6月12日の合計4日間ということになります。
正直、「もっとやりたかった」と未練はありますが、この4日間だけでもそれなりに映画に写ることが出来ましたし、何より他の参加者の皆さんとご一緒出来たことが楽しかったので良しとします。

現在メインPCの深刻なトラブルのため作業を中断していますが、これが落ち着いたら4日分のエキストラ参加の様子を(可能な範囲で)公開するべく準備中であります。


『ダーク・スター』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
ダーク・スター
『ニューヨーク1997』や『遊星からの物体X』のジョン・カーペンター監督のデビュー作です。
「予算どんだけ?」と思うくらいチープな画の連続ですが、学生時代は8ミリフィルムでの自主制作映画にのめり込んでいた私には実に懐かしい匂いのする愛すべき映画でした。
ヒゲ面の男4人が狭い宇宙船の中で3年間も一緒に過ごすなど考えただけでもゾッとしますが、考えてみればこれも野郎ばかりで部屋に籠って編集や音付けをやっていたむさ苦しい思い出に繋がります(笑)。
ラストで、指揮官が部下の報告をないがしろにしたことで重大事故が起こる場面がありますが、あれなども映画製作における現場の行き違いやイザコザを宇宙船内部の事故になぞらえて描いているようにも見えます。

有名(?)な宇宙サーフィンは、セリフによる伏線はあったもののラストの景気づけみたいな感じで一瞬登場するのみでした。
決してダーク・スター号の必殺武器などではありません。

それと、あの『エイリアン』の脚本家ダン・オバノンが脚本のみならず一番陽気なクルー役で出演もしています。
ただし、この映画にもエイリアンが出てきますが、決してH・R・ギーガーがデザインしたアレを期待してはいけません(笑)。


6/23(金)

この日は仕事が休みということで終日京都方面へドライブに出かけていました。
ここ一か月ほど、『ちはやふる』のロケ参加で滋賀県大津市には何度も行きましたが、京都まで足を延ばす機会は無かったのです。

鴨川上流 京阪三条
鴨川上流とか
京阪三条とか

二年坂 東寺
二年坂とか
東寺とか

京都の北側から京阪線で南下しながら見て回りました。
この日の京都は30度を超える真夏日でもう死ぬかと思いましたよ。
これらの写真が何なのかは近日公開予定です。


・・・ところで。
京都みなみ会館
東寺の近くには毎月末に特撮映画を上映してくれる映画館、京都みなみ会館があります。
以前から一度行ってみたいと思いつつ、なかなかその機会に恵まれずにいる劇場です。
残念ながらこの日は特に観たい映画はやってませんでしたが、この週末には『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』を上映するとのことでした。

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
「ぎゃおーと鳴くからギャオスだよ」
この映画に限らず、昭和のガメラは一本も劇場のスクリーンで見たこと無いんですよね~。


6/25(日)
届いた仮CPU
ソケット1155用のCPU、Pentium G850が届きました。
お休みの今日は、これを使って起動不能状態に陥ったPC復活の糸口をつかむべく終日奮戦しておりました。
しかし結果はというと、全く進展がありません。
CPUの不具合を知らせるマザーボードのCPU_LEDが点灯したことで、トラブルの原因は元のCPU:Core i7 2600Kにあるものと思ったのですが、その仮説が根底から揺らいでしまいました。
しかも今回は起動出来ないうえにCPU_LEDも点灯しません。
さらに元のCore i7 2600Kに戻しても全く同じ状態です。
もしかするとマザーボードのCPUとの連結部分に問題が生じてCPUを正しく認識出来ないでいるのかも知れません。

マザーボード落札
そう考えて、先ほどヤフオクで同じASUSU製の1155ソケット用のマザーボードP8P67を落札しました。
現在のマザーボードがP8Z68ですから、その弟機ということになります。
内臓グラフィックが無い機種ですが、もとよりグラボからDisplayportでWQHD(2560x1440)出力する予定ですから問題ありません。
このタイミングで条件に合うマザーボードが、それも新品を手に入れられるとは幸運でした。
これでダメなら、本当に最新のkabylakeやSkylakeに更新することを考えることにします。


今週もお付き合いいだきありがとうございました。
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