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映画と日常

天(そら)に聳える黒鋼の城 ~劇場版『マジンガーZ』~

トガジンです。
来年1月。
私の少年時代の、憧れのマシンが帰ってきます。

劇場版『マジンガーZ』(仮題)
劇場版マジンガーZ ポスター
物語は、Dr.ヘルとの戦いが終結して10年後の世界が舞台。
祖父や父のように科学者の道を歩み始めた兜甲児は、富士山で地中深く埋まった巨大構造物と謎の生命反応に遭遇する。
新たな脅威、そして新たな運命に直面したかつてのヒーローは、再び人類の未来を託される。

・・・って、あれ?。
『グレートマジンガー』や『グレンダイザー』は無かったことになっているんでしょうかね?。

予告編(特報)はこちら。(YouTubeより)

機械獣の動きがやや軽すぎる気がしますが、これは特報用に作られたイメージ映像ではないかと思われます。
マジンガーZも、全身の可動部やつなぎ目が綿密に書き込まれて今風のデザインになっていますが、これだとロケットパンチを撃ったときにグチャッと潰れてしまうんじゃないかと心配になります。
個人的には、巨大ロボットの重量感とか骨太感は『 ジャイアント・ロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』が最高峰であると思っているのですが、予告映像の中にも建造物の間をゆっくり移動するマジンガーの映像があって重みが感じられましたので(多分)大丈夫でしょう。
それより私は、後期型のジェット・パイルダーではなく初期のホバー・パイルダーが登場していることに飛び上がって喜んでおります。
あのプロペラ翼をカクンッと曲げてドッキングする起動シーンに、当時の小学生男子は魂を鷲掴みされたものでありました。

パシフィックリム
今から4年前のギレルモ・デル・トロ監督作品『パシフィック・リム』は、巨大ロボットと怪獣という私の大好物が二つも詰まったスペシャル・お子様ランチのような映画でありました。
ラスト近くのジプシー・デンジャーが腕を飛ばすシーンで、吹き替え版の声優さんが「ロケットパーンチ!」と叫んでくれたときには思わず全身が震えて鳥肌が立ち、何故か涙目になったことを思い出します。
「嗚呼、解ってくれてるッ、こういうのが見たかったんだ!」
と歓喜に震えながら、十回以上劇場に通ったものです。
そして「デル・トロ監督、次は日本を舞台に『マジンガーZ』作ってくれ!」と本気で思ってました(笑)。

マジンガーZ対暗黒大将軍
当ブログのプロフィール欄にも書いている通り、『マジンガーZ』は子供の頃大好きだったアニメです。
「自分の家にも秘密の地下室があるんじゃないか」とか「学校の先生だったというお爺ちゃんは実は天才科学者で・・・」とか、小学校への道をてくてく歩きながら空想力(妄想ともいう)を逞しくさせていたものでした。
『マジンガーZ対暗黒大将軍』を観た時はマジンガーZの敗北が子供心にショックが大きく、他の子のように素直にグレートマジンガーに乗り換えることは出来ずにいたほどです。
また、絵を描くのが好きな子供だったこともあり、怪獣やウルトラマンや仮面ライダー等のレパートリーに加え、猛練習の末マジンガーZも描けるようになってクラスの人気者になれたことも当時の思い出です。

マジンガーZ トガジン手描き
おかげ様で今でもこのくらいはスラスラと描けてしまいます。
「身体が憶えている」っていうのはこういうことなのですね。
描き上げてみて自分でもちょっとビックリしました。

あと、余談ですが・・・。
桜多吾作版
『マジンガー』シリーズといえば、当時月刊「冒険王」誌で掲載されていた桜多吾作氏の漫画版も秀逸でありました。
特に『グレートマジンガー』から『グレンダイザー』への繋がりがTVアニメとは全く違ったものになっていて独自のクライマックスを迎えています。
桜多版『グレートマジンガー』の終盤では、主人公たちはミケーネの策謀のために日本政府から追放されてしまいゲリラ活動を余儀なくされます。
この「守るべき民衆から厄介者扱いをされる」という展開は、2年後の富野喜幸監督作品『無敵超人ザンボット3』を先取りしたストーリーになっています。
『マジンガーZ』以後の物語として、いつかこちらも映像化して欲しいと永年願っておるのですが無理ですかねえ。

『ゲッターロボ』もそうでしたが、小学校高学年になるとこうした漫画版のほうが面白くてTVアニメ版はほとんど観ていませんでした。
でも『マジンガーZ』に関しては、ファースト・インパクトということもあってかアニメ版のイメージがデフォルトになっています。

劇場版マジンガーZ ポスター第一弾
ネット散策の片隅でふと見つけた『マジンガーZ』新作の情報に、ついつい浮かれて書き散らかしてしまいました。
乱文にお付き合いいただきありがとうございました。
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