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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2016.10/31~11/06)

トガジンです。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。

とはいえ、今週は時間の都合がつかずほとんど映画館には行けていません。
WOWOWや日本映画専門チャンネルの録画やレンタル作品の消化がほとんどでした。

10/31(月)
鑑賞作品無し

11/1(火)
『シン・ゴジラ』
(劇場:テアトルサンク)
ポスター
この日はファースト・デーです。
ブログで書くための確認の必要があったので12回目の『シン・ゴジラ』に行きました。
主に牧吾郎教授に関するくだりと構成・編集の構造に注意していましたが、あっという間にラストまで見入っていました。

大阪のIMAXで4回、4DXで1回、さらに福井、金沢、京都で7回見ています。
中には、つまらない映画を見てしまったあとに「口直し」と称して『シン・ゴジラ』を観たこともありました。
それだけ自分に合った映画ということなのでしょう。

12回目にしてなお、自分が映っている場面を見るたびにニンマリしてしまいます。
まだまだ冷静に観ることは出来そうにありません。

11/2(水)
『機動戦士ガンダムTHE ORIGINIII 暁の蜂起』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)
GUNDAM ORIGIN3

これを映画と呼んでいいものか迷うところではありますが、一応は劇場公開された作品ということで良しとします。

かの名作アニメ『機動戦士ガンダム』を、キャラクターデザイナー/作画監督だった安彦良和氏が独自の解釈で漫画化した『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』が原作です。
そのうち、シャアとセイラの兄妹の幼少時代から一年戦争に至るまでの部分を描いた前日譚です。
『スター・ウォーズ』でいうところのプリクエルシリーズ(Episode1~3)みたいなものですね。

前2作ももちろん見ています。
ただし、レンタルDVDでですがね。
劇場で見るには一番近いところでも京都・三条まで行かねばなりませんから大変なのです。
(もっとも『宇宙戦艦ヤマト2199』は全7章とも京都まで観に行きましたが)
漫画は読んでいないので、あくまでも元のアニメ『機動戦士ガンダム』を基準とする視聴になります。

全2作は説明編といったな感じで、ほぼ想像どうりの状況が映像化されたという印象しかありませんでした。
しかし、今回は大きな戦闘シークエンスが軸となっている上にキャラクター描写も掘り下げられていて面白かったです。

シャア役の池田秀一さん。
前作では若い頃の声に無理がありましたが(笑)、今回は冷酷非情なシャアであり全く違和感がありませんでした。

自分と瓜二つの気のいい奴。
シャアの正体がキャスバルであることを見抜いて協力を申し出たルームメイト。
そんな彼らをも躊躇なく見殺しにします。
ようやく俺たちの知ってるシャアが姿を現しました。

このシリーズ、ファンサービスとして何人かのオリジナルキャラクターがカメオ出演しています。
今回はエンドクレジット後にアムロと父親が顔見せしていました。

馴染み深いキャラクターが登場するのはよいのですが、やりすぎると世界観を狭くしてしまわないか心配です。
例えば2作目で少女時代のミライ・ヤシマが父親と共に登場しました。
ザビ家に狙われたシャアとセイラの養父テアボロ・マスにテキサスコロニーへの移住を進めるという役割です。
彼女が窓越しに件の兄妹と目が合うシーンもあるのですが、あの役割はヤシマ父娘である必要はありません。
むしろ「世間は狭い」という感じがしてしまうのです。
『スター・ウォーズ』で、C-POはアナキンが作ったという設定とか、ボバ・フェットの生い立ちを執拗に描いたりとかして世界観を狭くしたのと同じです。

また”ゼナ”という女性が登場しますが、彼女はドズルの妻でありミネバ・ザビの母であるあのゼナさんなのでしょうか?。
オリジナルではソロモン陥落の際「い、いけないのですか?」と怯えて夫にすがるか弱い女性でしたが全然印象が違いますね。

私はファースト・ガンダム直撃世代なので、オリジナルとの差異は見なかったことにします(笑)。
そのうえで次巻を楽しみに待ちたいと思います。

11/3(木)
空の大怪獣ラドン
(ホームシアター:Blu-ray)
空の大怪獣ラドン

何故この映画を観返したかといいますと、『シン・ゴジラ』について書いていた内容に起因します。
「怪獣を撃退するにあたり超兵器開発が都合よく開発されたり人智を超えた別の存在が現われたりという要素が全くない」という事を書いたのですが『空の大怪獣ラドン』もそうではなかったか?。
そう思い当たって確認しました。
ブルーレイを購入した時以来の視聴でしたが、面白くて最後まで一気に観てしまいました。

架空の兵器は登場しますが超兵器というものではなかったです。
ラドンの最期は帰巣本能で阿蘇の噴火口に帰ったところを、それを見破った人間側が攻撃して噴火を誘発。
力尽きて噴火口に落ちていくというものでした。
派手さはないですが、確かに自然の力を利用した人類の勝利ですね。

思ったより楽しめてしまったので、もう少し詳しい単独レビューを後日上梓します

11/4(金
世界の果ての通学路』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)
世界の果ての通学路
以前、「日曜シネマテイク」というラジオ番組で紹介されているのを聴いた時からずっと観たかった作品です。
とてもいい映画でした。

別の大陸、違う言語、宗教、生活環境の中で暮らす4組の子供たち。
彼らが学校へ行く道のりを追ったドキュメンタリーです。
■ケニア
毎日、野生動物が生息するサバンナを駈け抜けて学校に通う兄妹。最も警戒すべき動物とは?。
■モロッコ
歩いて岩山を超えて寄宿学校に通う3人の少女。その内の一人が足を怪我して動けなくなってしまう。
■アルゼンチン
愛馬で学校へ向かうカルロス君とその妹。途中、妹のささやかな願いをかなえてあげる優しいお兄ちゃん。
■インド
足が不自由なサミュエル君と、その兄を車椅子に乗せて登校する二人の幼い弟。

私はこういう作品には弱いのです。
後日、改めてレビューを書きたいと思います。

11/5(土)
鑑賞作品無し

11/6(日)
アノマリサ』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
アノマリサ

うーん。
日曜の夜だというのに、なんともはや気の滅入る映画を観てしまいました。
ハイレベルな人形アニメーションなのですが、どういうわけか登場人物全員の声が男声ばかりなのです。
女性も子供も過去の恋人もウェイトレスも、当たり前のように大人の男性の声で喋っているから気持ち悪いのなんの。
新手のホモ映画かと思いましたよ。

しかし、中盤で登場した女性”リサ”だけは普通に女性の声で話しかけてきます。
主人公は彼女に夢中になってしまい積極的に誘ってベッドインしてしまいます。
そして勢いで結婚まで申し込むのですが、OKされたその途端に彼女も色あせ初め、あれほど素敵に思えた彼女の声も徐々に男の声にしか聞こえなくなっていきます。

これって、要するに鬱の人の視点なんですかね?。
興味無い奴はもちろん、怖れている相手キライな奴はみ~んな同じ男の声で、好意を寄せてくれる相手や好きになった相手の声だけはちゃんと聞こえる、と。
『聲の形』の”他人の顔に×”と同じような意味合いなのでしょう。

人形アニメーションとしての技術は凄いと思いましたが、映画の内容は受け入れ難いものでした。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。

さて、来週末はWOWOWで『スター・ウォーズ』特集が始まりますね。
さらにレンタルでもBlu-ray盤が解禁になるようです。
初めて『スター・ウォーズ』を観るなら、4→5→6→1→2→3→4→5→6→7 が正しい順番です。
そして、最初の4・5・6はオリジナル公開版であるのが望ましいです。
このブログでも『スター・ウォーズ』を取り上げるべく鋭意準備中であります。
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