AVアンプの無償修理
CATEGORYホームシアター
トガジンです。
今回は久し振りのホームシアターネタです。
【愛機】

現在私が愛用しているAVアンプは、ONKYOのフラッグシップ機TX-NR5010です。
ONKYO製AVアンプはこれが3代目になりますが、音質だけでなく操作性についてもとても気に入っております。

中でも、正面パネルに独立した入力スイッチがずらりと並んでいるのが嬉しいところ。
メイン電源スイッチを押さずとも、この任意の切り替えスイッチを押すだけで電源が入るのが心地良いです。
自分の指先からアンプが動き出すような感覚が妙に嬉しいのですが、これって昔『マジンガーZ』などのロボットアニメに憧れた世代ならお分かりいただけるのではないでしょうか?。
他社製品はこの部分がロータリーダイヤルになっているものが殆どで、直接機械を操作する楽しみが感じられません。

また、電源トランスとしてトロイダル型の大型タイプを搭載しています。
小音量で鳴らしても微細な音が聞き取りやすく、それでいて決して「五月蠅い」聴こえ方ではありません。
以前使っていた廉価機種ではこうはいかず、どんなに「無駄使い」と蔑まれようともアンプに安物は使いたくないと思っています。
しかしながら、日進月歩のAV界では(メーカーの都合で)続々と新規格が登場してくるので困ってしまいます。
実際のところ、「Dolby Atmos」や「DTS:X」といった新サラウンド規格や4K信号への対応など、TX-NR5010も買って2年も経たないうちに旧式化してしまいました。
ソフトウェア・アップデートでこれらの新機能が追加されるのではないかと期待もしましたが、待てど暮らせどそんな都合の良いアナウンスはありません。
昨今のAV不況を鑑みると、もしかしたらこのTX-NR5010並みのアンプ部を持ったアトモス/DTS;X機(つまり5010の後継機)はもう登場しないんじゃないかとさえ思えてくるのです。
<閑話休題>
そんなTX-NR5010ですが、今回、致命的不具合が出たことでメーカー送りになってしまいました。
【症状】

実は数か月前から、時々おかしな症状が出るようになっていました。
いつものように入力スイッチを押して電源を入れても、最初の数分間全く音が出ないのです。
例えば、選択したのがBDレコーダーであれば、すぐに放送番組の音声が聞こえるはずなのですがずっと無音のままなのです。
フロント表示部には「AAC」とか「DTS」などのフォーマット表示が正しく出ていますので、音声信号は正常に読み込めているようでした。

その無音時間は2~3分のこともあれば10分以上続くこともありました。
入力スイッチからの起動ではなく、正式に電源スイッチを押してスタートさせても同様です。
気付かないうちに余計な設定が有効化されているのかと思い設定リセットも試しましたが全く効果はりません。
かと思えば、スイッチオンで普通に使えることもあったりするのでこれまたややこしい。
これだと、メーカーに送ったとしても「症状出ず」でそのまま戻ってくる可能性もあるのです。
その場合でも幾らかは支払う必要があるわけですから、原因がアンプにあるのかどうかハッキリさせておかねばなりません。
先日メインパソコンが故障してしまって予定外の出費をした直後ですから、出来るだけ無駄な出費は避けたかったのです。
この状況は、帰宅後の限られた時間をホームシアターでの映画鑑賞に費やすことが多い私には非常にやっかいなものです。
例えば、夜8時に帰宅して夕食と入浴を済ませたとすると、映画を観る時間は2時間強くらいしか確保出来ません。
その貴重な時間をアンプのご機嫌取りに費やさねばならないとは、人生の残り時間を無駄にしていることと同義なのです。
【これってもしかして?】
メーカー送りにする前に、まずはネットで調べてみることにしました。
同じような症状で悩んでいる人がいないか、何らかの対処法が出ていないか、等々です。
すると・・・ありました!。
ONKYOサポートページの片隅に、まるで「気付かないでくれ」と言わんばかりにひっそりと。

http://www.jp.onkyo.com/oshirase/140820.htm
<以下、抜粋>
無償修理期間延長のお知らせ
2009 年7月より 2013 年 3 月まで製造いたしました弊社特定機種におきまして、使用状況によっては音声が正常に出力されない等の症状が、傾向的に発生する可能性のあることが判明いたしました。
つきましては、症状が発生した製品について、下記の通り2018年12月31日まで無償修理期間を延長させていただくことにいたしました。お客様にはご不便、ご迷惑おかけいたしますことをお詫び申し上げます。
対象機種
2009年7月~2013年3月に製造された主にネットワーク対応機種
無償修理の延長期間
2018年 12 月 31 日まで
無償修理対応の不具合症状
・音声が正しく出力されない症状
・ネットワーク接続のメニュー画面がグレーアウトし、ネットワークに接続できない症状
・USBメモリーから楽曲が再生できない症状
対応方法
本無償修理対象の故障と判断した場合は、弊社保証書に記載のある無償修理規定に従い修理対応させていただきます。
TX-NR5010の発売は2012年7月。
ネットワーク機能もUSBメモリーからの音楽ファイル再生機能も備えています。
そして、今回の症状は「音声が出力されない」・・・。
「これって、ウチのアンプ(TX-NR5010)そのものやないか~ッ」
さらに、私と同じTX-NR5010ユーザーで全く同様の症状に悩んでおられた方のブログも発見しました。
その方は2014年10月にこの状況に遭遇したとのことですが、個体によって症状の出方が違うのでしょうか?。
早速サポートに電話して問いただし・・・問い合わせました。
症状を説明してシリアルナンバーを伝えると該当機種であることが判明、すんなりと無償修理が確定しました。

かくして我が愛機TX-NR5010はメーカーへと旅立って行ったのであります。
あ~良かった・・・
ん?。
いや、良くない!。
全然いいこと無い!。
ONKYOの修理センターへ送ることになるため、戻ってくるまでおそらく2週間くらいはかかるとのこと。
お盆休みを挟むため、もしかするとさらに3~4日かかるかも知れません。
その間、我がホームシアターシステムは本当の音無し状態になってしまうのです。

一応ワイヤレスのドルビーヘッドフォン・システムはあるものの、これはあくまでも深夜用のもの。
サラウンドも簡易的なもので、少なくとも初めて観る映画作品にこれを使うことは避けたいところです。
【応急処置】
そこで、せめてメインスピーカー2本だけでもアンプを繋いで音を出すことにしました。

使うアンプは、同じONKYOのオールインワンシステムX-N7EXのアンプ部FR-N7EXです。
X-N7EXは寝室の音楽用に使っているもので、主にFMラジオを聴くのとそのタイマー録音に愛用しているコンポです。
TX-NR5010が戻ってくるまではこれで急場を凌ぐことにしました。

FR-N7EXのスピーカー端子はプッシュ式ですから、ケーブルからバナナプラグを外して付け替えることになります。
少々めんどくさいですが、スピーカーケーブルは定期的に端末処理をやり直すと良いらしいので、これを機会に全ケーブルの端末も再処理することにしましょう。
FR-N7EXはサブウーファー端子も装備されていてここにフォステクス:CW250Aを繋ぐことも考えましたが、今回のためにCW250Aのボリューム設定を変えてしまうとNR5010が戻ってきた時の再調整が面倒になりそうなのでやめました。
5010が戻ってくるのは(多分)今月末頃になるでしょう。
それまでサラウンド再生は出来ませんから、観るのは2chステレオかモノラルの作品に限られます。
ならばこの機会にWOWOWや日本映画専門チャンネルなどで撮り貯めた古い作品や、音楽・ステージものを片っ端から観ていくことにするといたしましょう。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回は久し振りのホームシアターネタです。
【愛機】

現在私が愛用しているAVアンプは、ONKYOのフラッグシップ機TX-NR5010です。
ONKYO製AVアンプはこれが3代目になりますが、音質だけでなく操作性についてもとても気に入っております。

中でも、正面パネルに独立した入力スイッチがずらりと並んでいるのが嬉しいところ。
メイン電源スイッチを押さずとも、この任意の切り替えスイッチを押すだけで電源が入るのが心地良いです。
自分の指先からアンプが動き出すような感覚が妙に嬉しいのですが、これって昔『マジンガーZ』などのロボットアニメに憧れた世代ならお分かりいただけるのではないでしょうか?。
他社製品はこの部分がロータリーダイヤルになっているものが殆どで、直接機械を操作する楽しみが感じられません。

また、電源トランスとしてトロイダル型の大型タイプを搭載しています。
小音量で鳴らしても微細な音が聞き取りやすく、それでいて決して「五月蠅い」聴こえ方ではありません。
以前使っていた廉価機種ではこうはいかず、どんなに「無駄使い」と蔑まれようともアンプに安物は使いたくないと思っています。
しかしながら、日進月歩のAV界では(メーカーの都合で)続々と新規格が登場してくるので困ってしまいます。
実際のところ、「Dolby Atmos」や「DTS:X」といった新サラウンド規格や4K信号への対応など、TX-NR5010も買って2年も経たないうちに旧式化してしまいました。
ソフトウェア・アップデートでこれらの新機能が追加されるのではないかと期待もしましたが、待てど暮らせどそんな都合の良いアナウンスはありません。
昨今のAV不況を鑑みると、もしかしたらこのTX-NR5010並みのアンプ部を持ったアトモス/DTS;X機(つまり5010の後継機)はもう登場しないんじゃないかとさえ思えてくるのです。
<閑話休題>
そんなTX-NR5010ですが、今回、致命的不具合が出たことでメーカー送りになってしまいました。
【症状】

実は数か月前から、時々おかしな症状が出るようになっていました。
いつものように入力スイッチを押して電源を入れても、最初の数分間全く音が出ないのです。
例えば、選択したのがBDレコーダーであれば、すぐに放送番組の音声が聞こえるはずなのですがずっと無音のままなのです。
フロント表示部には「AAC」とか「DTS」などのフォーマット表示が正しく出ていますので、音声信号は正常に読み込めているようでした。

その無音時間は2~3分のこともあれば10分以上続くこともありました。
入力スイッチからの起動ではなく、正式に電源スイッチを押してスタートさせても同様です。
気付かないうちに余計な設定が有効化されているのかと思い設定リセットも試しましたが全く効果はりません。
かと思えば、スイッチオンで普通に使えることもあったりするのでこれまたややこしい。
これだと、メーカーに送ったとしても「症状出ず」でそのまま戻ってくる可能性もあるのです。
その場合でも幾らかは支払う必要があるわけですから、原因がアンプにあるのかどうかハッキリさせておかねばなりません。
先日メインパソコンが故障してしまって予定外の出費をした直後ですから、出来るだけ無駄な出費は避けたかったのです。
この状況は、帰宅後の限られた時間をホームシアターでの映画鑑賞に費やすことが多い私には非常にやっかいなものです。
例えば、夜8時に帰宅して夕食と入浴を済ませたとすると、映画を観る時間は2時間強くらいしか確保出来ません。
その貴重な時間をアンプのご機嫌取りに費やさねばならないとは、人生の残り時間を無駄にしていることと同義なのです。
【これってもしかして?】
メーカー送りにする前に、まずはネットで調べてみることにしました。
同じような症状で悩んでいる人がいないか、何らかの対処法が出ていないか、等々です。
すると・・・ありました!。
ONKYOサポートページの片隅に、まるで「気付かないでくれ」と言わんばかりにひっそりと。

http://www.jp.onkyo.com/oshirase/140820.htm
<以下、抜粋>
無償修理期間延長のお知らせ
2009 年7月より 2013 年 3 月まで製造いたしました弊社特定機種におきまして、使用状況によっては音声が正常に出力されない等の症状が、傾向的に発生する可能性のあることが判明いたしました。
つきましては、症状が発生した製品について、下記の通り2018年12月31日まで無償修理期間を延長させていただくことにいたしました。お客様にはご不便、ご迷惑おかけいたしますことをお詫び申し上げます。
対象機種
2009年7月~2013年3月に製造された主にネットワーク対応機種
無償修理の延長期間
2018年 12 月 31 日まで
無償修理対応の不具合症状
・音声が正しく出力されない症状
・ネットワーク接続のメニュー画面がグレーアウトし、ネットワークに接続できない症状
・USBメモリーから楽曲が再生できない症状
対応方法
本無償修理対象の故障と判断した場合は、弊社保証書に記載のある無償修理規定に従い修理対応させていただきます。
TX-NR5010の発売は2012年7月。
ネットワーク機能もUSBメモリーからの音楽ファイル再生機能も備えています。
そして、今回の症状は「音声が出力されない」・・・。
「これって、ウチのアンプ(TX-NR5010)そのものやないか~ッ」
さらに、私と同じTX-NR5010ユーザーで全く同様の症状に悩んでおられた方のブログも発見しました。
その方は2014年10月にこの状況に遭遇したとのことですが、個体によって症状の出方が違うのでしょうか?。
早速サポートに電話して問いただし・・・問い合わせました。
症状を説明してシリアルナンバーを伝えると該当機種であることが判明、すんなりと無償修理が確定しました。

かくして我が愛機TX-NR5010はメーカーへと旅立って行ったのであります。
あ~良かった・・・
ん?。
いや、良くない!。
全然いいこと無い!。
ONKYOの修理センターへ送ることになるため、戻ってくるまでおそらく2週間くらいはかかるとのこと。
お盆休みを挟むため、もしかするとさらに3~4日かかるかも知れません。
その間、我がホームシアターシステムは本当の音無し状態になってしまうのです。

一応ワイヤレスのドルビーヘッドフォン・システムはあるものの、これはあくまでも深夜用のもの。
サラウンドも簡易的なもので、少なくとも初めて観る映画作品にこれを使うことは避けたいところです。
【応急処置】
そこで、せめてメインスピーカー2本だけでもアンプを繋いで音を出すことにしました。

使うアンプは、同じONKYOのオールインワンシステムX-N7EXのアンプ部FR-N7EXです。
X-N7EXは寝室の音楽用に使っているもので、主にFMラジオを聴くのとそのタイマー録音に愛用しているコンポです。
TX-NR5010が戻ってくるまではこれで急場を凌ぐことにしました。


FR-N7EXのスピーカー端子はプッシュ式ですから、ケーブルからバナナプラグを外して付け替えることになります。
少々めんどくさいですが、スピーカーケーブルは定期的に端末処理をやり直すと良いらしいので、これを機会に全ケーブルの端末も再処理することにしましょう。
FR-N7EXはサブウーファー端子も装備されていてここにフォステクス:CW250Aを繋ぐことも考えましたが、今回のためにCW250Aのボリューム設定を変えてしまうとNR5010が戻ってきた時の再調整が面倒になりそうなのでやめました。
5010が戻ってくるのは(多分)今月末頃になるでしょう。
それまでサラウンド再生は出来ませんから、観るのは2chステレオかモノラルの作品に限られます。
ならばこの機会にWOWOWや日本映画専門チャンネルなどで撮り貯めた古い作品や、音楽・ステージものを片っ端から観ていくことにするといたしましょう。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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