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映画と日常

我が家のホームシアター【その2:映像機器編-2017年9月版-】

トガジンです。

先々週からメーカー送りになっていたAVアンプ:TX-NR5010が無事に戻ってきました。
これを機に、現在の我がホームシアター事情を再公開してみようと思います。
シアタールーム

昨年秋にもこのブログで我が家のホームシアターを紹介していますが、あの頃とは機器構成が一部変わっております。
我が家のホームシアター【その1:プロジェクター編】
我が家のホームシアター【その2:映像機器編】
我が家のホームシアター【その3:音響機器編】

このうち、【その1】プロジェクター関係と【その3】アンプとスピーカーといった音響機器については全く変化はありません。
しかし、【その2】の映像機器(プレーヤーやレコーダー等)に関しては大幅な断捨離と機能統合を行っています。
ここ半年の間に、大きく入れ替わった機器は、メインで使うBDプレーヤーとBDレコーダーです。

【譲渡】

■パイオニア:BDP-LX91(ヤフオク売却済)
在りし日のBDP-LX91
前メインプレーヤー。
ブルーレイ・ソフトを新規購入した際、我が家ではまるで「初物を神様に捧げる」かのように「最初は必ずLX91で再生する。」という儀式を経ていたものです(笑)。
アンプ並みの重量を誇る頑強な躯体と、レーザーディスクで培われた光学ディスク読み取り精度により、非常に安定性の高い映像・音声を楽しませてくれるプレーヤーでした。
電源を入れてから起動するまでの時間が非常に遅いことと、3Dに非対応であること以外は何の不満もありませんでした。
後継機のLX88が発売された時もOPPOのBDP-103/105の高評価を聞いても、安定感に満ちた本機の再生映像を手放す気にはなれなかったのです。

しかし、今年の3月に4K対応へ向けての第一歩としてUltra-HD Blu-rayプレーヤー:DMP-UB90を購入したことでその牙城は崩れ去ります。
UB90の画質・音質が値段からは考えられないくらいに良いうえに起動も早くて操作性が機敏なのです。
購入金額約28万円(2009年当時)だったBDP-LX91が実売7万円程度のUB90に見劣りしてしまいました。

DMP-UB90の意外な優等生ぶりに押されて、約8年間我が家のメイン・プレーヤーを務めてくれたBDP-LX91はヤフオクで埼玉の方にお譲りすることになりました。
以前から最上位機種であるLX91に憧れを持っていたというお若い落札者さんの元できっと大事に使われていることと思います。
ちなみにこの時のお金は、先日記事にしたレコーダー換装用HDD代とノートパソコン購入資金と、『ちはやふる-結び-』エキストラ出演の為の滋賀行き資金として見事に全額使い切ってしまいました(笑)。

【リストラ】

■パナソニック:DMR-BZT9600(ヤフオク売却済)
DMR-BZT9600.jpg
2013年秋モデルの最上位機種です。
業界初のUltra-HD Blu-ray再生機能が付加された後継機:DMR-UBZ1発売により値下がりする頃合いを狙って、展示処分品を16万円ほどで入手しました。

当時のお目当ては、3TBの内臓HDDとUSB-HDD(3TB)の合わせて全6TBの録画容量とパナソニックご自慢のアプコン機能と独自仕様のMGVC(マスター・グレード・ビデオ・コーディング)ブルーレイ再生対応です。
MGVCとは、市販ブルーレイにある空き領域(3Dブルーレイの場合はここに視差信号が入っている)に拡張色信号を収録しておき、対応するプレーヤーで再生することでより緻密な色再現が可能になるというものです。
スタジオ・ジブリのアニメ作品のほとんどがこのMGVCで収録されていますが、特に初期のフィルム制作のものに効果が高いようです。
MGVCで収録されたブルーレイは10枚ほど所有していたのですが、せっかく高画質で鑑賞出来るというのにそのポテンシャルを引き出せないでにいることにフラストレーションを感じていました。
実際に試したMGVCは、昔ながらのフィルム素材の作品には確かに効果絶大でありましたが、昨今のデジタル制作によるアニメではほとんど差異を感じることは出来ませんでした。

MGVCに限らず再生能力はLX91に勝るとも劣らないものでしたが、それはブルーレイ再生に特化した「シアターモード」での話です。
このモードでのブルーレイ視聴中にはHDDが停止してタイマー録画が働かないため、何度か映画番組の録画に失敗したことがありました。
視聴中にもシアターモードのON/OFFは可能でしたが、映画鑑賞中に録画時間を気にしたりメニュー画面を呼び出して操作するなど現実的ではありません。
WOWOWや日本映画専門チャンネルなら大抵再放送されますからまだ良いのですが、BSプレミアムの映画やBS11の深夜アニメなどはそうもいきません。

画像出展:AV Watchより拝借
もう一つ使い勝手が悪くて閉口していたのは、録画番組メニューのカテゴリ分けがメーカーお仕着せの状態を強要されてユーザーの自由には出来ないことです。
これまで所有してきた歴代ディーガでは、「洋画」「邦画」「アニメ」などに自分なりにカテゴリ分けして目的の映画を探しやすいようカスタマイズ出来ていたのですが、BZT9600では「家じゅう」「おまかせ録画」といった使いもしない独自カテゴリが先頭に陣取っており、しかもこれらは変更をすることが出来ません。

こうした不満が蓄積していたところに、廉価機:DMR-BZT720のHDD大容量化とDMP-UB90導入という二つの要素が重なりました。
BZT720のHDD容量が(外付けHDDも含めて)8TBに増加したうえに、DMP-UB90にMGVC再生機能と24P変換が付いたことで、このままBZT9600を使い続ける理由は無くなったのです。

DMR-BZT9600はゴールデンウィーク明けにヤフオクで売却してしまいました。
落札価格は15万円でしたが、購入価格を考えれば1万円の差額です。
約一年半、1万円でレンタルしたと思えば安いものです。
当時は2台分の車検と固定資産税とメインPCの修理費とが重なって金欠気味だった頃だったので、これはこれで良い臨時収入になりました。

【配置転換】
以下は、これまでホームシアターシステムの中核を成していたものの使用頻度の低下により現在は別の部屋で使用中の機器類です。

BDレコーダー■パナソニック:DMR-BWT3100
DMR-BWT3100 今は自室用
旧メインレコーダー。
BZT9600の3チャンネル同時録画が全部塞がった場合のためにホームシアター部屋に設置していたものの、結局そういった用途はありませんでした。
当初はヤフオク出品も検討していましたが、現在は改造したDMR-BZT720と入れ替わりで自室のニュース録画用として活用しております。

ゲーム機■PlayStasion3(初期型)
今は居間のPS3(ボカシ)
100インチ(16:9)の大画面でゲームを遊んでみたいと思いシアタールームに持ち込んでみたのの、プロジェクターでのゲームプレイは思ったほど爽快ではありませんでした。
『バイオハザード』シリーズや格闘ゲームを遊んでみたことがありましたが、目や首がやたら疲れてしまっていけません。
この初期型PS3はお盆に親戚一同で『シン・ゴジラ』鑑賞会をした時以来、居間の37型テレビのBD/DVDプレーヤー&ゲーム機になっております。


【現状】
というワケで、現在の我がホームシアターにおける映像機器群は以下の通りになります。

BDプレーヤー1■パナソニック:DMP-UB90
DMP-UB90 購入
『シン・ゴジラ』の4K盤付きブルーレイBOXに合わせて購入したUltra-HD Blu-rayプレーヤー
値段からは考えられないくらい画質・音質が良く、起動も早くて操作性が良いです。
当初素の状態で絵出ししたばかりの時は安定性においてLX91に分がありましたが、底面にインシュレーターをかまして電源を200Vからのダウントランスした100Vに付け替えた途端、画質・音質とも本機の圧勝となりました。
同じ条件でセッティングしたところ、購入金額約28万円(2009年当時)だったBDP-LX91に実売7万円程度の本機が打ち勝ってしまったのです。

DMP-UB90 MGVC設定
機能面でも非常に「出来る子」です。
これまではパナソニックのレコーダーにしか搭載されていなかったMGVC再生機能が付いています。
ジブリアニメでは、背景美術の青い空と樹木のグリーンのコントラストや、主人公が頬張る色鮮やかな食べ物や傷口から流れ出る赤黒い血の色などが、平坦なアニメ彩色だけでなくフィルムグレインと絡み合った微妙なグラデーションで再現されます。
そのため、これまでDVDや(他機種で再生した)ブルーレイで見慣れたはずの宮崎アニメがまるで別物のように見えてきます。

DMP-UB90 お部屋ジャンプリンク
また、パナソニックが「お部屋ジャンプリンク」と呼称するDLNA機能も以前の物より大きく進化していました。
これまで所有していたパナソニック機では再生出来なかったMKVコンテナの動画ファイルが再生可能になっています。
しかも、ネットワーク越しで再生する動画に対して24P変換処理することも出来るため、私がこだわる「いかなる媒体でも映画は秒間24コマで観るべき」を当たり前に実現してくれるのです。

購入した市販ブルーレイやDVDの再生と、「お部屋ジャンプリンク」によるネットワーク越しの録画番組再生。
現在、ホームシアターで観るものの8割方をこのプレーヤーで賄っております。

DMP-UB90 I映像・音声分離出力
映像専用HDMI出力をプロジェクターへ、音声専用出力をAVアンプへ直結することで非常に満足のいくブルーレイ再生を楽しむことが出来て満足しています。
ただ、哀しいかな我が家には未だ4Kテレビが無いために、肝心のULTRA-HD Blu-rayの再生能力のほどは未知数のままです。

BDプレーヤー2■パナソニック:DMP-BDT110
BDプレーヤー3■パイオニア:BDP-450(改造ファームウェア)
DMP-BDT110とBDP-450
上に載ってるのがDMP-BDT110。
こちらはレンタルディスク再生専用に使っています。
レンタル用のディスクには識別用バーコード等のシールが盤面に貼られたものが殆どで、拭い取れない汚れや傷が付着したものも多数存在します。
そうしたディスクは機器トラブルを起こす原因にもなるわけで、メインのプレーヤー(LX91やUB90)には極力入れたくないのです。

あまり大きな声では言えませんが(笑)、BDP-450はBD-I●Oファイル再生専用プレーヤーです。
ネットワーク越しでNASから再生することも可能ですが、ビットレートの状態次第でカク付いたり止まったりすることも多いためもっぱらポータブルHDDを繋いでの使用です。
しかしブルーレイや録画ファイルのMKV変換とNASネットワークシステム構築がほぼ完成した現在では、BD-I●Oファイルをそのまま再生する機会はほとんど無くなりました。

ネットワーク・メディアプレーヤー■DUNE HD SmartH1
DUNE HD
ブルーレイや録画ビデオファイルをMKV変換してNASに収納したものを、ネットワークを通して各部屋で同条件で観られるようにするプレーヤーです。
既に生産終了になって久しく後継機種も出てはいますが、このオールマイティな再生対応能力は貴重です。
特殊な解像度(1920x810等)のファイルもDTS-MAなど可逆圧縮音声入りのMKVも難なく再生してくれるためとても重宝しております。
今はDMP-UB90とこのDUNE HDがあれば全て事足りるようになりました。
不満があるとすれば、3Dに非対応ということとリモコンの効きが若干もっさりしていることくらいです。

BDレコーダー■パナソニック:DMR-BZT720(HDD換装版)
DMR-BZT720 汚くてお恥ずかしい 016 取付完了

元々は自室でTV番組やニュースなどを録画するのに使っていた廉価機種です。
先日の記事で詳しく書いた通り、自己責任で6TBの大容量HDDに換装して使っています。
本来の内蔵HDDは僅か500GBでDR(無圧縮)録画だと46時間分しか録れませんでしたが、それを6TBに換装したことで555時間もの録画が可能となり、一躍ホームシアターのメインレコーダーに昇格することになりました。

再生品質はさすがにBZT9600に遠く及びませんが、本機で再生することはまず無いので問題ありません。
DTCP-IPを利用した「お部屋ジャンプリンク」を利用して、ネットワーク越しにDMP-UB90で再生しております。
しかもその際に24P変換が有効になりますので、映画オリジナルの秒間24コマでの再生・視聴が可能です。

DMR-BZT720 録画一覧画面
またBZT9600で不満だった録画一覧画面も任意のジャンル別にカテゴリ分けすることが可能であり、これはDMP-UB90からネットワーク越しに再生する時にも有効です。

これで、個人的にほとんど不満の無いホームシアターになりました。
しかも、高額機器を断捨離することにより若干の売却収入も入って助かります(苦笑)。


ついでにこちらの話も・・・
【帰ってきたAVアンプ:TX-NR5010】
TX-NR5010(写真は修理前のもの)
「電源ON後になかなか音が出ない」という症状に悩まされていたAVアンプ、ONKYO:TX-NR5010がメーカー修理から戻ってきました。
およそ3週間ぶりのご帰還です。
実際には月曜日に代理店に届いてはいたのですが、仕事の都合でなかなか受け取りに行くことが出来すにいたため受領は水曜日になってしまいました。

この症状はこちらの案件に相当するもので、修理費用は行き帰りの送料も含めて全て無料でした。
http://www.jp.onkyo.com/oshirase/140820.htm

TX-NR5010 設定戻し
早速、ケーブル類を接続して電源スイッチオン!。
ブログではお伝え出来ないのが残念ですが(笑)、サクッと音が出るのはやはり快適です。
リセットされていた各種設定を元に戻して完全復帰。
設定内容はこのようにデジカメで写真に撮っておいたものを見ながら数値を合わせていくだけなのですぐに終わりました。
スピーカー配置は以前と変わりありませんので、すぐに元のサラウンド環境が復活しました。
満足!。


以上、個人的な備忘録でした。
こうやって定期的にホームシアター環境を書き記していくのも面白いかも知れません。
次に書くのはいよいよ4Kに対応する時か?。
それは半年後か一年後か、それとも死ぬまでこのままか?。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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