『スカパー!日曜シネマテーク』が終わってしまう・・・
CATEGORY映画全般
トガジンです。
私はラジオを聴くのも大好きで、毎週欠かさず聴いている番組がいくつかあります。
さすがに毎週リアルタイムで聴くことは難しいため、番組を録音したものを通勤時やドライブ中のBGM代わりにまとめて聴くことが多いです。

そんな愛聴番組の一つ、TOKYO FM系の番組『スカパー!日曜シネマテーク』(毎週日曜日15:00~15:25)が、9月24日の放送をもって終了することになりました。
今朝、車で通勤中に前回分の録音を聴いていたところ、番組ラストで突然の次回最終回告知!。
「え~~~っ?ウソやろ~!?」と思わず大声を上げてしまいました。
聴き始めてから約4年間、ほとんど欠かさず聴いていた番組だったのでとても残念です。

パーソナリティは、映画評論家のグレゴりー・スター(グレッグ)さんと舞台女優の笹本玲奈(レナ)さん。
最初は「ラジオで映画番組?」と懐疑的だったのですが、聴いてみるとこれが想像以上に面白くてやみつきになりました。
グレッグの若干ぎこちない日本語による朴訥とした語りと、ミュージカル舞台女優レナの映画に対する新鮮なリアクションが、ゲストが熱く語る作品論や思い出話と妙な化学反応を起こして滅茶苦茶盛り上がることも多かったのです。
また、テレビや雑誌・インターネットなどで映画の話題に触れる時は必ずいくつかの抜き焼き映像や場面写真を添えて紹介されるものですが、ラジオではそれが全く無い分イマジネーションが程よく刺激されて「その映画、観たい!」という気持ちにさせてくれました。
番組当初は毎回二人のゲストが登場して、それぞれ自分の好きな映画について語るという形式でした。
そのゲストというのが実に多彩なのです。
俳優・タレントはもちろんのこと、映画製作の裏方さんも大勢出演して自分が好きな映画や影響を受けた作品について熱く語ってくれました。
監督、脚本家、作曲家にプロデューサー、果ては美術監督や大道具さんに至るまで様々な職種のスタッフさんが登場して独特の視点で作品論や思い出話を語ってくれるのが楽しみでした。
また映画には関わったことのない演奏家や小説家など多方面からの出演者もあったりして、多角的に映画を考えるきっかけにもなりました。
もちろん、語り手の話上手/下手による面白さの差は確かにありました。
内容が明らかに偏っていいたり、あからさまに新作映画の宣伝目的で出演して興醒めにさせるゲストも確かにいました。
しかし、それまで知らなかった・・・いや、知ろうともしなかったジャンルの良作・傑作を知ることが出来たり、何度も観た映画であっても斬新な視点に改めて気付かされたりと「完全に外れ」な回はありませんでした。
しかし、今年の春から番組フォーマットが大幅変更になってしまい、個人的には大幅にトーンダウンしたと感じていました。
有名人による「私のベスト3」を紹介してもらい、その3本について本人かあるいは映画評論家が詳しく解説するという形式に変わったのですが、「意外性」という点ではかなり後退してしまった感がありました。
「ベスト3」となると有名な旧作やメジャータイトルに集中しがちですし、一個人が選ぶ3本だと好みが偏って一回の番組内における多様性という点では面白みに欠けることになります。
実際、ここ半年の番組からは「意外な国の映画」とか「そんなジャンルがあったのか?」といった「まだ見ぬ良作」の発掘は皆無だったように思います。
視点という意味では、堀江貴文氏(ホリエモン)が出演して『ハドソン川の奇跡』を自動操縦とA.I.の面から語った回が斬新で面白かったくらいです。
「また前の形式に戻してくれないかな~?」と思っていたのですが、突然番組終了ということになって本当にガッカリしているところです。
この番組は、私にとって重要な映画情報源の一つでもありました。
『ルディ / 涙のウイニング・ラン』
『世界の果ての通学路』
『金魚と赤い靴』
『ヨコハマメリー』
『デート・ウィズ・ドリュー』
『霧の中の風景』
『ありふれた事件』
今ザッと思い起こしてみただけでも、これだけの作品を『スカパー!日曜シネマテーク』で知って観ております。
また、稀に自分と全く同じ考えの人が出てくると嬉しくなってしまう・・・そんな番組でもありす。
前回の放送(9月18日)では、映画評論家の前田有一氏が私のかねてからの持論と全く同じことを語ってくれていました。
「日本人は世界一タイムトラベルものSFを楽しめる民族である。なぜなら、子供の頃から『ドラえもん』に親しんでいるからだ。」(『バタフライ・エフェクト』の解説より)
そんな週に一度のお楽しみタイムも残り一回限り・・・。
あ~寂しいなあああああああ。
もしもこの拙文を読んで興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非、24日午後3時からの『スカパー!日曜シネマテーク』最終回を聴いてリスナー仲間になりましょう(笑)。
本日はおつきあいいただきありがとうございました。
私はラジオを聴くのも大好きで、毎週欠かさず聴いている番組がいくつかあります。
さすがに毎週リアルタイムで聴くことは難しいため、番組を録音したものを通勤時やドライブ中のBGM代わりにまとめて聴くことが多いです。

そんな愛聴番組の一つ、TOKYO FM系の番組『スカパー!日曜シネマテーク』(毎週日曜日15:00~15:25)が、9月24日の放送をもって終了することになりました。
今朝、車で通勤中に前回分の録音を聴いていたところ、番組ラストで突然の次回最終回告知!。
「え~~~っ?ウソやろ~!?」と思わず大声を上げてしまいました。
聴き始めてから約4年間、ほとんど欠かさず聴いていた番組だったのでとても残念です。

パーソナリティは、映画評論家のグレゴりー・スター(グレッグ)さんと舞台女優の笹本玲奈(レナ)さん。
最初は「ラジオで映画番組?」と懐疑的だったのですが、聴いてみるとこれが想像以上に面白くてやみつきになりました。
グレッグの若干ぎこちない日本語による朴訥とした語りと、ミュージカル舞台女優レナの映画に対する新鮮なリアクションが、ゲストが熱く語る作品論や思い出話と妙な化学反応を起こして滅茶苦茶盛り上がることも多かったのです。
また、テレビや雑誌・インターネットなどで映画の話題に触れる時は必ずいくつかの抜き焼き映像や場面写真を添えて紹介されるものですが、ラジオではそれが全く無い分イマジネーションが程よく刺激されて「その映画、観たい!」という気持ちにさせてくれました。
番組当初は毎回二人のゲストが登場して、それぞれ自分の好きな映画について語るという形式でした。
そのゲストというのが実に多彩なのです。
俳優・タレントはもちろんのこと、映画製作の裏方さんも大勢出演して自分が好きな映画や影響を受けた作品について熱く語ってくれました。
監督、脚本家、作曲家にプロデューサー、果ては美術監督や大道具さんに至るまで様々な職種のスタッフさんが登場して独特の視点で作品論や思い出話を語ってくれるのが楽しみでした。
また映画には関わったことのない演奏家や小説家など多方面からの出演者もあったりして、多角的に映画を考えるきっかけにもなりました。
もちろん、語り手の話上手/下手による面白さの差は確かにありました。
内容が明らかに偏っていいたり、あからさまに新作映画の宣伝目的で出演して興醒めにさせるゲストも確かにいました。
しかし、それまで知らなかった・・・いや、知ろうともしなかったジャンルの良作・傑作を知ることが出来たり、何度も観た映画であっても斬新な視点に改めて気付かされたりと「完全に外れ」な回はありませんでした。
しかし、今年の春から番組フォーマットが大幅変更になってしまい、個人的には大幅にトーンダウンしたと感じていました。
有名人による「私のベスト3」を紹介してもらい、その3本について本人かあるいは映画評論家が詳しく解説するという形式に変わったのですが、「意外性」という点ではかなり後退してしまった感がありました。
「ベスト3」となると有名な旧作やメジャータイトルに集中しがちですし、一個人が選ぶ3本だと好みが偏って一回の番組内における多様性という点では面白みに欠けることになります。
実際、ここ半年の番組からは「意外な国の映画」とか「そんなジャンルがあったのか?」といった「まだ見ぬ良作」の発掘は皆無だったように思います。
視点という意味では、堀江貴文氏(ホリエモン)が出演して『ハドソン川の奇跡』を自動操縦とA.I.の面から語った回が斬新で面白かったくらいです。
「また前の形式に戻してくれないかな~?」と思っていたのですが、突然番組終了ということになって本当にガッカリしているところです。
この番組は、私にとって重要な映画情報源の一つでもありました。
『ルディ / 涙のウイニング・ラン』
『世界の果ての通学路』
『金魚と赤い靴』
『ヨコハマメリー』
『デート・ウィズ・ドリュー』
『霧の中の風景』
『ありふれた事件』
今ザッと思い起こしてみただけでも、これだけの作品を『スカパー!日曜シネマテーク』で知って観ております。
また、稀に自分と全く同じ考えの人が出てくると嬉しくなってしまう・・・そんな番組でもありす。
前回の放送(9月18日)では、映画評論家の前田有一氏が私のかねてからの持論と全く同じことを語ってくれていました。
「日本人は世界一タイムトラベルものSFを楽しめる民族である。なぜなら、子供の頃から『ドラえもん』に親しんでいるからだ。」(『バタフライ・エフェクト』の解説より)
そんな週に一度のお楽しみタイムも残り一回限り・・・。
あ~寂しいなあああああああ。
もしもこの拙文を読んで興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非、24日午後3時からの『スカパー!日曜シネマテーク』最終回を聴いてリスナー仲間になりましょう(笑)。
本日はおつきあいいただきありがとうございました。
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