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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2017.11/6~2017.11/12)

トガジンです。
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品について徒然なるままに書き留めております。

11/6(月)
ジェイソン・ボーン』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)
ジェイソン・ボーン(ポスター)
前三作+番外編の内容を全く覚えていなかったため、単純にアクションものとして楽しもうと思ったのですが・・・。
酔う~。吐きそう~
全編手持ちカメラでぶんぶん振り回す絵作りばかりで、フィックス(カメラ固定)のショットは片手で数えるくらいしか無かったように思います。
30分おきに休憩しながらようやく観終わりましたが、しばらくは頭の中がどんよりとした感じで疲れもなかなか取れませんでした。
家で観たから良かったものの、これを劇場で2時間見せ続けられたらかなりキツいと思います。

ジェイソン・ボーンのアりシア・ヴィキャンデル
それでも最後まで見続けたのはこちらのクール・ビューティー、ボーンに陰ながら協力するCIA女性捜査官の行く末が気になっていたからです。
「絶対にどこかで見た人だ・・・」と記憶を辿ってみれば、昨年の傑作SF『エクスマキナ』のアンドロイド:エヴァ役だったアりシア・ヴィキャンデルさんでした。
来年はリブート版『トゥーム・レイダー』で主役のララ・クロフトを演じるとのことで、これから旬を迎える女優さんのお一人です。


11/7(火)
『ブレードランナー ブラックアウト 2022』
『2036:ネクサス・ドーン』
『2048:ノーウェア・トゥ・ラン』
(ホームシアター:YouTUBE)
翌日『ブレードランナー2049』を観に行くための予習として、YouTUBEで公開されている短編を観ておくことにしました。
いずれも前作からの30年間の出来事のうち、続編『2049』に直接繋がる事件をピックアップして描いたもののようです。

前日譚1 ブレードランナー ブラックアウト 2022
『ブレードランナー ブラックアウト 2022』は、『カウボーイ・ビバップ』等の渡辺信一郎監督によるアニメーション作品です。
弾圧を受けたレプリカントたちが、自分たちの記録を抹消するために爆破テロを決行する姿を描いています。
これにより、前作のデッカードをはじめとする大勢のレプリカントたちの行方や詳細が分からなくなってしまい、新世代のブレードランナーが登場する物語へと向かっていくのでしょう。

前日譚2 2036:ネクサス・ドーン 前日譚3 2048:ノーウェア・トゥ・ラン
『2036:ネクサス・ドーン』『2048:ノーウェア・トゥ・ラン』の2本は、リドリー・スコット監督の実の息子であるルーク・スコットが監督した実写作品です。
『ネクサス・ドーン』は、タイレル社から技術を受け継いだ天才科学者:ウォレスが寿命制限の無い新型レプリカントの開発を国に認めさせようとする交渉を描いています。
『ノーウェア・トゥ・ラン』は心優しい大男が、親しい女の子とその母親を暴漢から守ろうとしてレプリカントであることを知られてしまうというストーリーでした。
(ウォレスとこの大男は映画『ブレードランナー2049』にも登場していました)

こうして前日譚の短編三本をしっかり観て、翌日の『ブレードランナー2049』の座席予約も中央部の席を確保。
11時前には布団に潜り込みました。
それはさながら、子供の頃の遠足前夜のようでもありました(笑)。


11/8(水)
ブレードランナー2049』🈠
(劇場:ユナイテッドシネマ金沢)
ブレードランナー2049 ポスター
公開2週間目にしてやっと観ることが出来ました。
今回はあえて金沢のユナイテッドシネマ金沢へ片道2時間かけて足を延ばしました。
福井県内でも最大級のスクリーンを持つ劇場(テアトルサンク①)で上映してくれていますが、私にとっては座席に対してスクリーン位置が高すぎるのです。
自分好みの距離(サイズ)で見ようとすると、終始首を上に向けて仰ぎ見続けることになってしまいます。
2時間43分もある映画でその状況はかなり辛いものがあるのです。


この作品については思うことがたくさんありすぎて、今はまだ考えがうまくまとまっていません。
もう1~2回観たうえで近日中に別途レビューを書くつもりでおりますが、とりあえず今回のショートレビューはこの娘(こ)の話です!。

ブレードランナー2049 バーチャル彼女
「人間もどき」「同族殺し」と蔑まれながらも、黙々とブレードランナーの仕事に従事する主人公:K(演:ライアン・ゴズリング)。
そんな彼を優しく慰めてくれる、ウォレス社製バーチャル彼女:ジョイです。

ブレードランナー2049 とりあえず、ジョイ!
このジョイ役を演じたアナ・デ・アルマスさん。
大きく潤んだ目の幼い顔立ちで日本でも人気が出そうな女優さんです。
終始半透明のホログラフで時々フリーズしたりするのが残念ではありますが、肉感豊かな姿形とキューティーハニーのようにも瞬時に変わるコスチュームの数々で男性客のハートを鷲掴みであります(笑)。

こんな彼女を見ながら、私は思わず↓の製品を連想しておりました。

ブレードランナー2049 Gateboxの製品
http://gatebox.ai/
https://www.youtube.com/watch?v=mMbiL8D6qX0&feature=youtu.be

アニメ王国・日本、ここに極まれり!
最近復活したソニーのアイボも、基本コンセプトはこれと似たようなものかも知れません。
『ブレードランナー2049』が描く未来世界は、前作とはまた違った意味でとても日本的なものでありました(笑)。


11/10(金)
『クレヨンしんちゃん対シン・ゴジラ』🈠
(自室32型液晶テレビ)
『クレヨンしんちゃん対シン・ゴジラ』
昨年の『シン・ゴジラ』公開時に放映されたものの再放送です。
当時見そびれてしまって気になっていたので今回ようやく見ることが出来ました。

シン・ゴジラ』は、公開直前までマスコミにも映画関係者にさえも情報が開示されていませんでした。
そのため『しんちゃん』スタッフは『シン・ゴジラ』のパロディというより初代『ゴジラ』をモチーフにして作っていたようです。

同じテレビ朝日系でやるのなら『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』に出てきたブリザーガと絡ませた新作を作ってくれても良かったと思うのですがね~。
シン・ゴジラ』も『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』も、子供にうっかり見せたらトラウマを植えつけかねない内容でしたから(笑)。


11/12(日)
『シン・ゴジラ』
(自室32型液晶テレビ)
『シン・ゴジラ』地上波初放送
ついさっきまで観ていました。
残念ながらというかやっぱりというか小出恵介のシーンは綺麗にカットされていて「完全ノーカット」とはいきませんでしたが、とりあえず自分がエキストラで参加したシーンが全て無事だったことにホッとしております(笑)。

今回は内容についてどうこう考えるより、今年のお盆に親戚の子供たちに『シン・ゴジラ』(ブルーレイ)を見せてあげたときのことを思い出しながら観ていました。

自分たちの住む街が破壊されていく様を、文字通り身を乗り出して見つめていた東京の子。
そして、逃げ遅れた家族が犠牲になるシーンで、親にしがみ付いて怯えていた女の子。
自衛隊のヘリ部隊や戦車の攻撃に「すげー」「カッコいい!」と声を上げ、電車の台座部分だけが吹っ飛んできたシーンでケラケラと笑い声を立てる子供たちの素直なリアクション。
そして何より、観終わった直後に「もう一回みたい・・・」とつぶやいた男の子。

私はそんな彼らの姿に、懐かしいものを感じていました。
映画館の暗闇で生まれて初めて観た映画『ゴジラ対ヘドラ』、その全てを必死に目に焼き付けようとしていた46年前の自分の姿です。

私にとって『シン・ゴジラ』は自分も撮影現場にエキストラ参加することが出来た思い出深い作品ですが、今後はそれに加えてあの子供たちの真剣な表情を思い出しながら観る映画でもあり続けるでしょう。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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