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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2017.12/11~2017.12/17)


トガジンです。
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き留めております。

12/12(火)
DESTINY 鎌倉ものがたり』🈠
(劇場:イオンシネマ新小松)
DESTINY 鎌倉ものがたり ポスター
これは高畑充希を愛でる映画であります
堤真一と田中泯にほろりとさせられた部分もありましたが、それらも全て高畑充希の笑顔とビックリ顔の添え物に過ぎません。

現実世界に魑魅魍魎が紛れ込んでいる前半の鎌倉の描写はアニマトロクスや着ぐるみが中心で、『スターウォーズ』の酒場や『妖怪大戦争』みたいで楽しめました。
それに対して終盤の黄泉の国のシーンはCGアニメに人間を合成した単調な画になってしまいます。
まるで主人公のアバターが異世界で戦うヒロイックファンタジーアニメみたいになってしまったのが残念でした。

もう一つ。
黄泉の国は人によって全て見た目が変化するという設定だったはずでした。
それなのに、鉄道マニアの一色先生から見た黄泉の国に江ノ電以外の電車が全く見当たらない事も納得いきません。
極端な話、家から家への移動手段も全て鉄道になっていてもいいはずで、前半の伏線が全く生かされていなかったのは至極残念でした。
前半80点、後半(黄泉の国)は20点といったところでしょうか。


12/13(水)
デスノート light up the new world』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)
デスノートLNW
2006年に金子修介監督によって作られた前後編の正式な続編です。
今回は『GANTZ』二部作や『アイ・アム・ア・ヒーロー』の佐藤信介監督にバトンタッチという事でなんだか「悪い予感」がしていたのですが、残念なことにそれが的中してしまいました。
『アイ・アム・ア・ヒーロー』は、大泉洋という芸達者な主演俳優に長澤まさみと有村架純を得たことでかなりの良作になり得ましたが、その反面ショッピングモール・コミュニティ支配層の若い連中の演技がおぼつかない感じで浮いて見えたのが気になっていました。
つまり、世界観を構築することには熱心だが演技には無頓着で、大根役者は大根のままスループットしてしまう監督さんという印象があったのです。

今回の新『デスノート』の主役3人はいずれも現在売り出し中の若手俳優たちですが、その彼らの演技というのがいかにも型にはまったステレオタイプなものばかりで、3人がかりでも物語を引っ張っていくことは出来ないようでした。
やたらと目を剥き大声張り上げることしか能が無いチンピラ演技の”Lの後継者”。
クールを気取ってはみても 存在感そのものが決定的に不足してただの中二病でしかない”自称キラの後継者”
棒読みとまではいかないものの、セリフを「言わされている」だけで内容が理解出来ていないことが丸分かりな捜査官。

旧作は、藤原竜也・松山ケンイチ・鹿賀丈史といった優れた俳優たちがあの不可思議な世界観を演技でしっかり支えてくれていたと思うのですが、今回は完全に”役者不足”で残念でありました。
そもそも、今更『デスノート』の続編をこんな無理矢理な設定を起こしてまで作る必要性も無いと思いますが・・・。


12/14(木)
『スター・ウォーズ フォースの覚醒
(ホームシアター:Blu-ray)
Star Wars The Force Awakens
『最後のジェダイ』に向けて週に一本ずつ順番に過去作を鑑賞してきましたが、いい感じでフィニッシュを迎えました。
この作品と新シリーズ全体に対する私の感想や推論は以前書いた記事の通りです。
>『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(その1)
>『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(その2)

およそ半年ぶりの鑑賞になりましたが、やっぱり面白いです!。
いくつか演出ミスが指摘されたり、お馴染みのキャラクターが死んでしまったりといろいろ批判するむきもあるようですが、私としては『スター・ウォーズ』の一遍という枠を超えた極上の娯楽映画だったと思っております。

これで心おきなく『最後のジェダイ』を観に行けるというものです。

レイの両親は何者?。
ルークは何を隠している?。
スノークの正体は?。
そして、レイアはどうなる?。

心配事はただ一つ。
18日午前9時、私が観るその時までネタバレを口走る馬鹿と遭遇しませんように!。


12/16(土)
エルストリー1976−新たなる希望が生まれた街−』🈠
エルストリー1976−新たなる希望が生まれた街−
(ホームシアター:WOWOW録画)
この日はWOWOWで『ローグ・ワン』が初放送されるということで、それに合わせて『スター・ウォーズ』関係のドキュメンタリー2作品も一緒に放送されいました。
そのうち『アイ・アム・ユア・ファーザー』は以前観たことがありましたが、こちらの作品は初めて観る作品です。

ダース・ベイダー役のデビッド・プラウズを始め、ボバ・フェットやグリード、そしてドアに頭をぶつけたトルーパーの中の人が登場して1976年夏の『スター・ウォーズ撮影秘話を語ります。
他にも、レッド10パイロット役の人とか本編ではカットされてしまったルークの友人役だった人、画面のどこにいたのか静止画で説明してくれるまで分からないようなエキストラにまで焦点を当てていて、実に興味深いドキュメンタリーでした。

彼らのコメントに「映画館で”あれは俺だ!”と思わず声を上げた」とか、「出番がカットされてしまって悔しいやら寂しいやら」「プロデューサーに文句言いかけた」といったものがありましたが、私にはその気持ちが痛いほどよく分かります(笑)。
私もエキストラとして映画撮影に参加するのが趣味ですから、せっかく映った場面は皆に自慢したいですし、カットされたと知った時の切なさといったらもう泣きたい気分になりますから!。

話題は『スター・ウォーズ』参加当時のことだけでなく、彼らの生い立ちから始まり『スター・ウォーズ』以後のそれぞれの人生まで描いて思った以上に見応えがありました。
現在の彼らはファン・コンベンションのサイン会で稼いでいるようなのですが、そんな出演者同士の間にも色々と反目があったりするというのが面白いような切ないような・・・。


そして今日、12月17日。

さて、明日はいよいよ『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』をIMAXで観るため(だけ)に大阪エキスポシティへ行ってまいります。
・・・ていうか、実は今夜すでに大阪入りしていて、今ホテルでこのブログを書いております。

なんだか去年の今頃も同じことをしていた気がしますが、まあ年に一度のお楽しみということで(笑)。

今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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