週刊映画鑑賞記(2018.1/1~2018.1/7)
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き留めております。
今年の正月休みは大晦日から次週月曜日(成人の日)までの計9日間という、大学卒業以来最長となる大型連休になりました。
こんなに休みが続いたことなど無かったためどう過ごしてよいものか分からず、ようやく暇のつぶし方が掴めてきた頃には仕事始めが目前に迫っておりました。
1/2(火)
『日本沈没』(昭和48年版)
(ホームシアター:WOWOW録画)

昨年9月頃に録画して「いつ見ようか、いつ見ようか。」と楽しみにとっておいた作品。
結果としてこれが今年最初に観た映画となりましたが、実はこの1月2日という日付が私にとって重要だったりします。
ちょうど44年前の昭和49年1月、当時小学三年生だった私はその年の正月を京都の親戚宅で過ごしておりました。
仲が良かった従兄弟たちと年末年始を過ごしていよいよ明日は福井へ帰るという1月2日、伯父さんが私と従兄弟たち4人をこの映画を観に連れて行ってくれたのです。
劇場名は思い出せませんが、座席はほぼ満席で立ち見や通路に座り込んで見ている客が大勢いたことをよく覚えています。
当時の映画館は入れ替え制でもなければ座席指定もありません。
伯父を含めた私たち5人は全員バラバラの席に座ることになってしまいました。
それまで「東宝チャンピオンまつり」や「東映まんがまつり」で映画館に連れて行ってもらっていた時には常に一緒に行った祖母が隣の席に居てくれたものでしたが、この日は右も左も分からない京都の映画館でしかも見知らぬ大人に左右を囲まれるという子供にはやや過酷な状況下で「破滅に向かってまっしぐら」な内容のこの映画を観る羽目になってしまったのです。
この時の状況そのものが、「沈む日本列島から脱出してこれからは見知らぬ外国で暮らさなくてはならない」日本人の行く末を案じる田所博士のセリフ内容とピッタリ重なっていたことに気付いたのはずいぶん後になってからのことでした。

そんな心細い状況下で見た『日本沈没』ですが、それでもなんとか最後まで逃げ出さずに観ることが出来たのは小野寺役を演じた仮面ライダー1号”本郷猛”こと藤岡弘さんのおかげだったと思います。
この時期の『仮面ライダー』シリーズはすでに『V3』の終盤に差し掛かっていましたが、『V3』第1話で死んだと思われていた1号と2号が再登場してまだそれほど日が経っていない頃でした。
そのため、当時の私は藤岡さんに対して「不死身」というイメージを持っていたのでしょう。
「何があってもこの人だけは絶対に死なへん!。」
稚拙な思い込みでしかありませんが、9歳の子供にしてみればこれからとても怖い映画に向き合うわけですから、心の支えになってくれる強靭なヒーローがいて欲しかったのだと思います。
・・・と、そんな丁度44年前の初鑑賞時の思い出に浸りつつ観ておりました。
この『日本沈没』(昭和48年版)については、いずれそのうちガッツリとレビューを書き残したいと思っております。
1/3(水)
『ライフ』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

冒頭の、無重力状態での長い長い1ロール撮影は「おっ?」と思わせてくれましたが、結局は『ゼログラビティ』と『エイリアン』を足して3で割ったくらいの薄味SFホラーでした。
予告編でなんとなく察しはついていたものの、もう少し見るべきところがあるものと思ったんですが残念です。
ネタバレになりますが、登場人物が全員犬死にする映画で何一つ救いがありません。
「彼らが命がけで地球を救った」と思わせておいて、実は同型のモノ同士が入れ違っていたというあのラストは『エイリアン:コヴェナント』そのものでした。
『コンビニ・ウォーズ~バイトJK vs ミニナチ軍団~』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

ツタヤの「レンタル5枚で1000円」の穴埋め用に借りた映画です。
『シックス・センス』の名子役ハーレイ・ジョエル・オスメントが出演しているとのことで、わずかながら期待はしてみたもののいやはや実に下らない映画でありました。
それでも『ライフ』の口直しとして、この下らなさに多少は救われたような気はします(笑)。
正月ですし、地上波テレビの「新春ナントカ~」番組をダラダラ眺めてるよりはマシだったかも知れません。
この映画最大の売りはジョニー・デップの娘が主演ということ。
可愛いといえば確かに可愛いですが、まるで昔のドリフのコント番組に出てくるアイドルみたいに薄い存在感です。
途中まで気が付きませんでしたが、ミニナチを調査している探偵(?)役で父親も出演していました。
ジョニー・デップほどの俳優がこんな低予算映画に出演するとは驚きで、彼のギャラだけで製作費全額持っていかれるんじゃないでしょうか(笑)。
多分サービス価格で出演したものと思いますが、よほど娘が可愛くて仕方がないのでしょう(笑)。
1/4(木)
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

奇しくもまたジョニー・デップものになりました。
このシリーズは前三部作で充分おなか一杯だったうえに、予告編を観ても特に目新しい感じはしなかったために昨年劇場には行かなかった作品です。
ヒロイン役の女優さんがなかなか魅力的で彼女にばかり目が行ってました。
見たことあるような無いような・・・。
後でネットで調べてみると、『メイズランナー』パート2の最後で主人公たちを裏切った女でした。
道理で覚えていなかったはずです。
そーいえば『メイズランナー』って中途半端で終わったまま3作目が出てきませんがどうなったんでしょうね?。
『パイレーツ~』の前三部作は一応観ているものの内容はほとんど覚えていません。
今回の冒頭で海底から出てきた少年の父親が前作のオーランド・ブルームであることにすら気付いていませんでした。
続編ものを観るには予習・復習が大事ということですかね。
もっとも、私は主人公ジャックのちゃらんぽらんさがどうしても好きになれないので、これでシリーズ完結していただいても結構なのですが・・・。
1/6(土)
『宝石の国』🈠
(ホームシアター:BS11録画)

久し振りにテレビアニメ全12話をイッキ見してしまいました。
昨年10月からBS11で1クール期間放映されていた『宝石の国』です。
午前中に1話から6話までを連続で見て午後から9話まで3本、夕食後に残り全部、といった感じです。
しかも、プロジェクター映写による100インチ大画面再生で、なかなか贅沢なアニメ鑑賞でありました。
TVアニメはCMやオープニング/エンディングを飛ばしながら見れば一話当たり20分ちょっとですから、6話観ても2時間くらいです。
CMは一区間につき1分、OPやEDはそれぞれ1分半が基本ですからリモコンの30秒送りボタンだけで対応できます。
前の回のストーリーを忘れることもありませんし、面白くなければそこで止めればいいだけです。
1~2クールくらいなら、TVアニメは1話ずつ一週間毎に見るよりこうしてまとめて観るほうが私の性に合っているかも知れません。
ただし、こんなことが出来るのは時間的にも体力的にも、そして気分的にも余裕がある時に限られます。

『宝石の国』は、たまたま開始前の番宣を見て「映像が面白そう」と思い録画予約した番組です。
CGで作られたキャラクターを2次元セルアニメ風に変換するというのは『009 RE:CYBORG』など以前から使われていた技術ですが、今作ではその光の使い方に感心しました。
この作品の登場人物は、「先生」と呼ばれる一人を除いて全員身体が鉱物(宝石)で出来ているという設定になっています。
その微妙な光の透け方とかキラキラ反射する様が手描きでは到底不可能な映像表現になっていて、それがそのまま彼らの存在の特異性に繋がっていました。

鉱物で出来ているため、敵との戦いで壊れてしまっても欠片さえ残っていれば接着剤でくっつけて蘇生可能という今まで見たことの無い世界観でした。
手足が折れ、顔がひび割れていても平然と冗談を言い合う彼らの姿は、手描きアニメでは陳腐なものになり実写だとホラーにしか見えないことでしょう。
また、CGということでキャラクターの動きやカメラワークにもTVアニメ離れしたパワフルで面白いものが多く、しかも1クール期間中クォリティが一定以上のレベルを保ち続けていたのも美点です。

”彼ら”と書きましたが、一見女性にしか見えない28人の宝石たちは皆自分のことを「僕」とか「俺」と自称し、姉妹だと思っていたキャラクターの関係性も「兄」と「弟」であるようでした。
宝石たちの声優さんも全員女性ばかりで、さながら宝塚歌劇団の舞台でも見ているような気分でした。

原作を全く読んでいないうえに話が途中で終わっている様子でストーリーの全体像がよく分かりませんが、このアニメに関してはまず映像への興味ありきだったので特に不満材料ではありません。
ただ、主人公フォスが最初あまりにも自己中でやる気のない性格設定でイライラしてしまうため、冒頭6話を見続けるのが少々苦痛に感じたのは事実です。
後半はとある出来事の影響で”彼”の性格も容姿もクールに変貌することから、掴みの部分はもう少しポジティブな性格に描いてくれたほうが感情移入し易かったように思います。
1/7(日)
『転校生』(昭和57年)
(ホームシアター:WOWOW録画)

高校時代に最初に見て以来、私にとっての「おっぱい映画」不動の第一位作品であります。
もちろん、小学生の頃から捨てられたエロ本を拾ってヌード写真やらえっちな漫画を見たことはありました。
でも、自分と同年代の女子がバーンとおっぱいをさらけ出す姿を見て、健全な高校生男子が心ときめかないはずないじゃないですか。
撮影時の小林聡美さんはまだ16歳だったとかで、鑑賞時の私よりも年下だったことになります。
なんと見事な女優根性でありましょうか!。
この『転校生』(昭和57年)も、いずれきちんとレビューを書き残したいと思っております。
この一週間丸々休みだったにも関わらず、映画館にも行かずほとんど家で映画見たり本を読んだりしてゴロゴロしてました。
初詣は近所のお宮さん(神社)でしたし嫁の実家は旅行中、車で外出したのは5日(金曜)にお得意先へ年始の挨拶回りに行った時くらいですね。
本当に久しぶりの9連休ではありましたが、私の場合はフリーランスの立場であるためこれはそのまま収入に大きく影響してくるものでもあります。
この休んだ分も頑張らねば!。
今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。