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映画と日常

『空の大怪獣ラドン』

空の大怪獣ラドン
(ホームシアター:Blu-ray)
空の大怪獣ラドン
先日『シン・ゴジラ』について書いた時に参考として観返した作品です。
『シン・ゴジラ』では「超兵器開発が都合よく開発されたり人智を超えた別の怪獣などが登場しない」という旨を書きましたが、「『空の大怪獣ラドン』もそうではなかったか?」と思い当たって確認しました。

空の大怪獣ラドン BD
このブルーレイを視聴するのは購入した時以来でしたが、面白くて最後まで一気に観てしまいました。

空の大怪獣ラドン メガヌロン
もう一匹の怪獣として、メガヌロンという牛みたいに大きなヤゴ(トンボの幼虫)が出てきます。
しかしこいつはラドンの餌でしかなく、別の怪獣というよりはラドンの存在の一部のようなものと考えられます。
『シン・ゴジラ』でいうと第2形態の”蒲田くん”に相当する存在でしょう。

空の大怪獣ラドン ポンポン砲
架空の兵器は登場しますが超兵器というほどのものではなかったです。
『ゴジラの逆襲』にも出ていた”ポンポン砲”くらいのものでした。
ラドンが帰巣本能により阿蘇の噴火口に帰ったところを、それを見抜いた人間が攻撃したことで火山噴火が誘発されます。
抵抗むなしく力尽きて噴火口に落ちていくというのがラドンの最期でした。
派手さはないですが、確かに自然の力を利用した人類の勝利でしたね。

空の大怪獣ラドン ラドン
観ていて残念だったのは、尺が短かいせいか「ラドンが2匹いる」という設定が分かりづらかったことです。
各地で同時に被害が起きていることから「複数いるのではないか?」というセリフがあっただけで、実際につがいの姿が描写されるのはラストシーンのみになっていました。
あと10分ほどあれば、現代に蘇ったラドンが種を残そうとしている描写も出来たと思います。
そうすれば、一匹が死んでその後を追うようにもう一匹も墜落していくあのラストの悲哀がより深まったように思います。

空の大怪獣ラドン 最期
あのラストの動きは偶然の産物で、ワイヤーが切れてしまってあのような物悲しい動きになったそうです。
映画の神様が下りてきたのでしょうね。

空の大怪獣ラドン 白川由美
ヒロイン役は先ごろお亡くなりになられた白川由美さんです。
お綺麗ですね~。
こうやって往年の女優さんの艶姿が見られるのも旧作を鑑賞する楽しみのひとつです。
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