週刊映画鑑賞記(2018.1/29~2018.2/4)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き留めております。
1/29(月)
かつては日本全国の映画館で実施されていた「メンズデー」(毎週月曜日は男性一律1.100円)ですが、他県ではここ数年のうちに次々と廃止されてしまった模様です。
その理由は「利用者が少ない」こと。
そりゃそうでしょう。
平日、それも月曜日に映画館に入り浸っていられる成人男性なんて一体どれだけいるのか?という話です。
私はいわゆるサラリーマンではありませんので、(仕事に影響しない程度に)自分の時間を比較的自由に出来ることからこの制度を最大限活用させてもらっております。
他県に「右にならえ」せずに顧客サービスを続けてくれる福井県の映画興行主さんたちには本当に感謝しております。
・・・で、その有難いメンズ・デーを利用して観てきたのがこの作品です。
『ジオストーム』🈠
(劇場:福井コロナシネマワールド)
毎月1日は「映画の日」。

国際気象宇宙ステーションの機器暴走により、世界各地に度を越した異常気象が頻発した。
設計者のジェイクは、今は上司となった政府高官の弟マックスの頼みで修理のためにステーションへと向かうことになる。
だがそれは、単なる機器の故障などではなく、合衆国要人によって意図的に引き起こされた陰謀だった。
宇宙ステーションを舞台としたサスペンス・アクションとアメリカ大統領をも巻き込んだ陰謀劇。
そしてその間、世界中を襲い続ける異常気象のスペクタクルシーン。
批評家による評価はあまり芳しくないようですが、なかなかどうして見応えのあるディザスター(災害)ムービーだったと思います。
ただ、個人的には一つだけ決定的に欠けていると感じたものがありました。
それは、ラストで絶対に描かれるべきであった「大勢の犠牲者を悼むシーン」が全く無かったこと。
作戦成功して無事生還した主人公への祝福と、運よく生き延びた民衆の歓喜ばかりのラストシーンでは、たとえそれが人災だったとしても厄災というものをちゃんと描いたことにはならないと思います。
軸となる主人公兄弟の物語だけは面白く見せきったかも知れませんが、こうした周辺の描写が欠落している事がこの映画から人間味を感じられない理由なのでしょう。
このことは、私が『シン・ゴジラ』や『日本沈没』を観て間もないために特にそう感じるのかも知れませんが・・・。
2/1(木)
『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』🈠
(劇場:イオンシネマ御経塚)

この映画も「映画の日(毎月1日)」を利用して観に行きました。
毎度毎度、映画に1,800円も払っていたら懐具合が寂しくなる一方ですから、極力こういったサービス・デーを利用することにしております。
この『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』については2日(金曜)のブログにて感想を書いていますのでそちらをご覧になってください。
>見たか君は♪『マジンガーZ / INFINITY』
そういえば、こんな風に昔のヒーローがそのまま歳を重ねて登場する映画って他にもありましたねえ。

例えば、藤岡弘さんが再び本郷猛役を演じた『仮面ライダー1号』。
本郷猛がチンピラどもを一撃で倒したあと苦し気に倒れるシーンでは「まさかこれって、ライダー1号の”死”を描く映画なのか?」と心配になったものです。
昨年『ローガン』を観た時、不意にこの映画の事を思い出してしまいました。

正直なところ大幅に変更されたこの1号ライダーのデザインには違和感がありますが、それでも藤岡さんが出演してくれたことは大きかったです。
『ローガン』を観た今では、これが仮面ライダー/本郷猛の最期を描く作品であっても良かったかも?と思う今日この頃であります。

こちらの『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』と『大決戦!超ウルトラ8兄弟』には大満足でした。
平成『ウルトラマン』に関しては、『ティガ』『ダイナ』と(しばらく飛んで)『マックス』『メビウス』はある程度観ていたのでこの2作品にもすんなり入り込むことが出来ました。

前述のライダー1号と違って、昭和ウルトラマンたちのデザインが今風の余計な味付けを一切行わない昔のイマージそのままなのが嬉しいところです。
初代ウルトラマンの顔が口元に皺のある最初のAタイプマスクなのは少しやりすぎのような気もしますが(笑)。

ハヤタ役の黒部進さん、ダン役の森次晃嗣さん、郷役の団時朗さん、北斗役の高峰圭二さん達も順当に歳を重ねて再登場してくれました。
ここに東光太郎役の篠田三郎さんがいないのが唯一残念です。
中でも私は『帰ってきたウルトラマン』が一番好きなのですが、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では郷秀樹に関する深い描写が多くて嬉しかったです。
(パラレルワールドで)アキちゃん(演:榊原るみ)が郷の奥さんになっていることとか、ミライ(メビウス)が「ジャック兄さん、新マン兄さん、帰りマン兄さん」と次々呼び名を変えていったところなど、『帰ってきたウルトラマン』への制作者の愛を感じます。
これで郷の義弟となっている次郎君(演:川口英樹)も一緒に居てくれたら完璧だったのですが・・・。

再登場を喜べる作品ばかりでもないのですがね。
例えばコレなどは、プロデューサーの商売っ気が全面に出ていて観ていてむしろ不愉快でした。
海外作品でも、ここ数年はこうした傾向が目立っています。

一昨年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でのハリソン・フォード(ハン・ソロ)再登場などはまさに同窓会感覚だったと思います。
結局のところ、こうした「●十年ぶりの復活」を謳う作品というのは我々昔ながらの観客の思い入れの深さと制作者側の作品愛の強さ次第で成否が分かれるような気がします。
その点において今回の『マジンガーZ/INFINITY』は比較的幸せな後日譚に成り得たのではないでしょうか?。
2/3(土)
『おじいちゃんはデブゴン』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

昨年5月から6月にかけて福井でも公開されていたものの、うっかり見逃してしまった映画です。
今回は日本語吹き替え版で鑑賞しました。
私は中国語や韓国語のイントネーションがまるで常に怒鳴りつけられているみたいに聞こえて苦手なのです。
吹き替えキャストは奇をてらわず水島裕さんを起用しているので安心して観ていられました。
昔からデブゴンといえばおかっぱ頭の印象が強かったですが、今回は普通の髪型だったせいか「梅宮辰夫に似てるな~」とか思いながら見ておりました(笑)。
ストーリーは、自分の不注意のせいで実の孫娘が行方不明になったという心の傷を負った男が、認知症の進行に怯えつつも自分を慕ってくれる近所の少女のために戦う、というものでしたが・・・。
う~ん。
全く予備知識無しで観たのでこの内容はかなり意外でした。
過去に軍隊で鍛えられたおじいちゃんが可愛い孫娘を助けるために超人的な力で悪党どもをやっつけていくという、どちらかというとリーアム・ニーソンの『96時間』みたいなストーリーを想像しておりました。
この映画、観終わってみると行方不明になったという実の孫娘のことが気になって仕方がありません。
もしも続編があるとしたら、今度は本物の孫娘を取り戻す物語であってもらいたいものです。

さて、今週もまた強烈な寒波が日本海側を覆うとの予報が出ています。
またまた片道3時間の通勤と休みの日の雪かきかあ~~。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き留めております。
1/29(月)
かつては日本全国の映画館で実施されていた「メンズデー」(毎週月曜日は男性一律1.100円)ですが、他県ではここ数年のうちに次々と廃止されてしまった模様です。
その理由は「利用者が少ない」こと。
そりゃそうでしょう。
平日、それも月曜日に映画館に入り浸っていられる成人男性なんて一体どれだけいるのか?という話です。
私はいわゆるサラリーマンではありませんので、(仕事に影響しない程度に)自分の時間を比較的自由に出来ることからこの制度を最大限活用させてもらっております。
他県に「右にならえ」せずに顧客サービスを続けてくれる福井県の映画興行主さんたちには本当に感謝しております。
・・・で、その有難いメンズ・デーを利用して観てきたのがこの作品です。
『ジオストーム』🈠
(劇場:福井コロナシネマワールド)
毎月1日は「映画の日」。

国際気象宇宙ステーションの機器暴走により、世界各地に度を越した異常気象が頻発した。
設計者のジェイクは、今は上司となった政府高官の弟マックスの頼みで修理のためにステーションへと向かうことになる。
だがそれは、単なる機器の故障などではなく、合衆国要人によって意図的に引き起こされた陰謀だった。
宇宙ステーションを舞台としたサスペンス・アクションとアメリカ大統領をも巻き込んだ陰謀劇。
そしてその間、世界中を襲い続ける異常気象のスペクタクルシーン。
批評家による評価はあまり芳しくないようですが、なかなかどうして見応えのあるディザスター(災害)ムービーだったと思います。
ただ、個人的には一つだけ決定的に欠けていると感じたものがありました。
それは、ラストで絶対に描かれるべきであった「大勢の犠牲者を悼むシーン」が全く無かったこと。
作戦成功して無事生還した主人公への祝福と、運よく生き延びた民衆の歓喜ばかりのラストシーンでは、たとえそれが人災だったとしても厄災というものをちゃんと描いたことにはならないと思います。
軸となる主人公兄弟の物語だけは面白く見せきったかも知れませんが、こうした周辺の描写が欠落している事がこの映画から人間味を感じられない理由なのでしょう。
このことは、私が『シン・ゴジラ』や『日本沈没』を観て間もないために特にそう感じるのかも知れませんが・・・。
2/1(木)
『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』🈠
(劇場:イオンシネマ御経塚)

この映画も「映画の日(毎月1日)」を利用して観に行きました。
毎度毎度、映画に1,800円も払っていたら懐具合が寂しくなる一方ですから、極力こういったサービス・デーを利用することにしております。
この『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』については2日(金曜)のブログにて感想を書いていますのでそちらをご覧になってください。
>見たか君は♪『マジンガーZ / INFINITY』
そういえば、こんな風に昔のヒーローがそのまま歳を重ねて登場する映画って他にもありましたねえ。

例えば、藤岡弘さんが再び本郷猛役を演じた『仮面ライダー1号』。
本郷猛がチンピラどもを一撃で倒したあと苦し気に倒れるシーンでは「まさかこれって、ライダー1号の”死”を描く映画なのか?」と心配になったものです。
昨年『ローガン』を観た時、不意にこの映画の事を思い出してしまいました。

正直なところ大幅に変更されたこの1号ライダーのデザインには違和感がありますが、それでも藤岡さんが出演してくれたことは大きかったです。
『ローガン』を観た今では、これが仮面ライダー/本郷猛の最期を描く作品であっても良かったかも?と思う今日この頃であります。


こちらの『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』と『大決戦!超ウルトラ8兄弟』には大満足でした。
平成『ウルトラマン』に関しては、『ティガ』『ダイナ』と(しばらく飛んで)『マックス』『メビウス』はある程度観ていたのでこの2作品にもすんなり入り込むことが出来ました。

前述のライダー1号と違って、昭和ウルトラマンたちのデザインが今風の余計な味付けを一切行わない昔のイマージそのままなのが嬉しいところです。
初代ウルトラマンの顔が口元に皺のある最初のAタイプマスクなのは少しやりすぎのような気もしますが(笑)。

ハヤタ役の黒部進さん、ダン役の森次晃嗣さん、郷役の団時朗さん、北斗役の高峰圭二さん達も順当に歳を重ねて再登場してくれました。
ここに東光太郎役の篠田三郎さんがいないのが唯一残念です。
中でも私は『帰ってきたウルトラマン』が一番好きなのですが、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では郷秀樹に関する深い描写が多くて嬉しかったです。
(パラレルワールドで)アキちゃん(演:榊原るみ)が郷の奥さんになっていることとか、ミライ(メビウス)が「ジャック兄さん、新マン兄さん、帰りマン兄さん」と次々呼び名を変えていったところなど、『帰ってきたウルトラマン』への制作者の愛を感じます。
これで郷の義弟となっている次郎君(演:川口英樹)も一緒に居てくれたら完璧だったのですが・・・。

再登場を喜べる作品ばかりでもないのですがね。
例えばコレなどは、プロデューサーの商売っ気が全面に出ていて観ていてむしろ不愉快でした。
海外作品でも、ここ数年はこうした傾向が目立っています。

一昨年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でのハリソン・フォード(ハン・ソロ)再登場などはまさに同窓会感覚だったと思います。
結局のところ、こうした「●十年ぶりの復活」を謳う作品というのは我々昔ながらの観客の思い入れの深さと制作者側の作品愛の強さ次第で成否が分かれるような気がします。
その点において今回の『マジンガーZ/INFINITY』は比較的幸せな後日譚に成り得たのではないでしょうか?。
2/3(土)
『おじいちゃんはデブゴン』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

昨年5月から6月にかけて福井でも公開されていたものの、うっかり見逃してしまった映画です。
今回は日本語吹き替え版で鑑賞しました。
私は中国語や韓国語のイントネーションがまるで常に怒鳴りつけられているみたいに聞こえて苦手なのです。
吹き替えキャストは奇をてらわず水島裕さんを起用しているので安心して観ていられました。
昔からデブゴンといえばおかっぱ頭の印象が強かったですが、今回は普通の髪型だったせいか「梅宮辰夫に似てるな~」とか思いながら見ておりました(笑)。
ストーリーは、自分の不注意のせいで実の孫娘が行方不明になったという心の傷を負った男が、認知症の進行に怯えつつも自分を慕ってくれる近所の少女のために戦う、というものでしたが・・・。
う~ん。
全く予備知識無しで観たのでこの内容はかなり意外でした。
過去に軍隊で鍛えられたおじいちゃんが可愛い孫娘を助けるために超人的な力で悪党どもをやっつけていくという、どちらかというとリーアム・ニーソンの『96時間』みたいなストーリーを想像しておりました。
この映画、観終わってみると行方不明になったという実の孫娘のことが気になって仕方がありません。
もしも続編があるとしたら、今度は本物の孫娘を取り戻す物語であってもらいたいものです。

さて、今週もまた強烈な寒波が日本海側を覆うとの予報が出ています。
またまた片道3時間の通勤と休みの日の雪かきかあ~~。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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