『世界の果ての通学路』
CATEGORY外国映画:サ行
トガジンです。
先週、とてもいい映画を観ました。
『世界の果ての通学路』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

以前、「日曜シネマテーク」というラジオ番組で紹介されてからずっと観たいと思っていた作品です。
別の大陸、違う言語や宗教、生活環境の中で暮らす4組の子供たち。
彼らが彼らの学校へ通う道のりを追ったドキュメンタリーです。
どの状況も、私たち日本人が知る「通学路」からは想像もつかないものばかりです。
■ケニア

これ、通学風景なんですよ。
毎日、野生動物の間を歩いて学校に通っています。

兄のジャクソン君と妹のサロメちゃん。
彼らが最も警戒する動物はキリンでも肉食動物でもありません。

象です。
ケニアでは、毎年、4~5人の子供が野生の象の襲撃に遭い犠牲となっています。

象を見たら一目散に逃げ出します。
■モロッコ

家族の中で初めて学校に行く女の子、ザヒラちゃん。
彼女はこの日、22キロ向こうにある全寮制の学校に入学します。

この土地の女性は、昔は教育を全く受けさせてもらえなかったそうです。
文盲のおばあちゃんの言葉がズシリと重いです。

友達と3人で、岩山を歩いて学校へ。
しかし、途中で友達の一人が足を怪我してしまいます・・・。
■アルゼンチン

山羊飼いの少年カルロス君と妹のミカイラちゃん。
愛馬キベリトに乗って片道18キロ先の学校へ通っています。

道中、祠の神様へのお祈りを欠かしません。

ミカイラちゃんの可愛いお願い。

お兄ちゃん優しいなあ。
■インド

いつも二人の弟に本を読んで聞かせている長男のサミュエル君。

彼は生まれつき足が不自由なため、弟たちが車いすに乗せて片道4キロの道のりを毎日一緒に通学します。

道中には艱難辛苦が待ち受けています。
故障したトラックが道を塞いでいたり・・・。

近道しようとしてどツボにはまったり・・・。

ついにはタイヤが壊れてしまったり。
苦難の連続です。

それでもこの兄弟が笑顔を失うことはありません。
観終わったあと、自分の小学生時代のことを思い出さずにはいられませんでした。
私も、片道1.2キロメートルの農道を毎日てくてく歩いて通いました。
今と違って、雨風が吹いた程度では大人は構ってくれません。
毎日往復2.4キロを歩くうちに鍛えられた想像力(妄想力?)が、現在の自分の礎になっているように思います。
是非、大勢の皆さんに観てもらいたい作品です。
DVDには日本語吹替えも収録されていますが、出来るだけ原語+字幕で鑑賞することをお薦めします。
あの子供たちの生の声を聞いてあげて欲しいです。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
先週、とてもいい映画を観ました。
『世界の果ての通学路』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

以前、「日曜シネマテーク」というラジオ番組で紹介されてからずっと観たいと思っていた作品です。
別の大陸、違う言語や宗教、生活環境の中で暮らす4組の子供たち。
彼らが彼らの学校へ通う道のりを追ったドキュメンタリーです。
どの状況も、私たち日本人が知る「通学路」からは想像もつかないものばかりです。
■ケニア

これ、通学風景なんですよ。
毎日、野生動物の間を歩いて学校に通っています。

兄のジャクソン君と妹のサロメちゃん。
彼らが最も警戒する動物はキリンでも肉食動物でもありません。

象です。
ケニアでは、毎年、4~5人の子供が野生の象の襲撃に遭い犠牲となっています。

象を見たら一目散に逃げ出します。
■モロッコ

家族の中で初めて学校に行く女の子、ザヒラちゃん。
彼女はこの日、22キロ向こうにある全寮制の学校に入学します。

この土地の女性は、昔は教育を全く受けさせてもらえなかったそうです。
文盲のおばあちゃんの言葉がズシリと重いです。

友達と3人で、岩山を歩いて学校へ。
しかし、途中で友達の一人が足を怪我してしまいます・・・。
■アルゼンチン

山羊飼いの少年カルロス君と妹のミカイラちゃん。
愛馬キベリトに乗って片道18キロ先の学校へ通っています。

道中、祠の神様へのお祈りを欠かしません。

ミカイラちゃんの可愛いお願い。

お兄ちゃん優しいなあ。
■インド

いつも二人の弟に本を読んで聞かせている長男のサミュエル君。

彼は生まれつき足が不自由なため、弟たちが車いすに乗せて片道4キロの道のりを毎日一緒に通学します。

道中には艱難辛苦が待ち受けています。
故障したトラックが道を塞いでいたり・・・。

近道しようとしてどツボにはまったり・・・。

ついにはタイヤが壊れてしまったり。
苦難の連続です。

それでもこの兄弟が笑顔を失うことはありません。
観終わったあと、自分の小学生時代のことを思い出さずにはいられませんでした。
私も、片道1.2キロメートルの農道を毎日てくてく歩いて通いました。
今と違って、雨風が吹いた程度では大人は構ってくれません。
毎日往復2.4キロを歩くうちに鍛えられた想像力(妄想力?)が、現在の自分の礎になっているように思います。
是非、大勢の皆さんに観てもらいたい作品です。
DVDには日本語吹替えも収録されていますが、出来るだけ原語+字幕で鑑賞することをお薦めします。
あの子供たちの生の声を聞いてあげて欲しいです。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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