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映画と日常

百万石の中華そば

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トガジンです。
先日、お隣石川県加賀市で美味しいラーメン屋さんを見つけましたので書き留めておきます。

アサヒ軒 店舗
中華そば・アサヒ軒
全国のラーメン好きなら先刻ご承知のお店かも知れませんが、国道8号線・加茂交差点からJR加賀駅方面に向かう147号線沿いにある小さなラーメン屋さんです。
お昼時にたまたま前を通りかかった私は、このお店を一目見て思わずUターンしてしまいました。

この店の一体何が私の心の琴線を打ち震わせたのか?。

見て下さい!。
インベーダーとの戦いを終えてなお、46年間今も飛翔し続けている彼の姿を!。

アサヒ軒 ミラーナイフが宙を斬る
冬木透先生作曲のあの歌が聴こえてくるようです。
♪ミラーナイフが宙を斬る~戦えぼくらのミラー~マ~ン

アサヒ軒 哀し気なニッパー君
さらにそのお隣には、ビクターのマスコット犬・ニッパー君も。
我が家では三代連続でビクター製プロジェクターを愛用していますので彼にはとても愛着を感じております。
しかし、私は今だかつてこれほどまでに哀しい目をしたニッパー君を見たことがありません。
このコンビを見ていると、思わず『フランダースの犬』のネロとパトラッシュを思い出してしまいます。

アサヒ軒 大村崑さん
角の柱にはかつて一世を風靡した”崑ちゃん”こと大村崑さんのオロナミンCの看板も。
大村さんは現在も『西郷どん』で隆盛の祖父役でお元気なお姿を見せてくれていますね。

アサヒ軒 暖簾
時刻は開店から間もない11時。
お昼にはまだまだ早い時間のはずですが、店内入り口付近にはすでに6~7人並んでいて私は最初中に入ることすら出来ませんでした。
とにかく待つしかない私を優しく癒してくれたのは・・・

アサヒ軒 ペコちゃん
ペコちゃんです。
彼女は「手をつなごうよ」とでも言わんばかりに左手を差し出してくれていますが、シャイな私は人目を気にしてポケットから手を出すことすら出来ませんでした。

10~15分くらいは待つことになるかと思われましたが、中から店のお姉さんが顔を出して「お客さんお一人ですか?、カウンター席が空きましたのでお先にどうぞ」と中へ案内してくれました。
なるほど、繁盛店ですからこうやって無駄なく客を捌いているのですな。
先着の皆さんの前を「すんません、お先にすんません。」とペコペコしながら通って入りましたが、どうやら常連の皆さんは慣れているみたいで「どうぞどうぞ」と笑顔で道を空けてくれました。
「ああ、いいお店だな~」と食べる前から気に入ってしまいました。

アサヒ軒 店内
初めて入ったお店ということでとりあえず定番らしき中華そば(大盛)を注文、ゆっくり店内を見渡してその独特の雰囲気を味わいました
他のお客さんにカメラを向けることになってしまうので写真は撮っていませんが、店内にもいたるところに昭和アイテムが飾られています。
ビールを片手に持ったモガ(モダンガール)の絵や「いまうにいかうぽつめ、スピルカ(滅法界に美味いカルピス)」と書かれたポスター、そして昔懐かしいボンカレーのおばちゃんの看板等々・・・。

ふと、右斜め上から再び冬木透先生の曲が聴こえてきた気がして目線を上げて見ました。
そこには・・・。

アサヒ軒 遥かな星がふるさとだ
♪遥かな星が~故郷だ~
ウルトラセブン、ファイターセブン・・・

外のミラーマンと同様、元は遊園地の遊具だったのでしょう。
取り外した跡を隠すため腹部を赤い布で覆っています。
セブンの飛び姿をこうして見上げていられることは私のような特撮ファンには無上の喜びであります。
でもあの真下で食事するのはちょっと怖いかも?。

アサヒ軒 美味!
肝心の中華そばですが、これがまたクセが無くて実に美味しい!。
石川県のラーメンというと魚貝系スープが多い印象ですが、この店の味は昔ながらの屋台の味という印象です。
麺も太目でモチッとしていて食べ応えがあります。
餃子も一緒に頼めば良かったかな。

『ウルトラセブン』や『ミラーマン』の歌を口ずさみながら食べる美味しい中華そば!。
最高です。
私は映画を観るために国道8号線を通って小松や金沢市に行くことも多いので、このお店の存在に気付けたのはラッキーでした。


私が食べ終わった頃から続々とお客が集まって来て、店の前にはずらりと行列が出来て裏の広い駐車場もぎっしり埋まってました。
入った時は「こんな小さな店にこんな広い専用駐車場が・・・?」と不思議に思ったものですが、あのお店の雰囲気とラーメンの美味さを知れば納得出来ます。
どうやらお昼時は外して行くほうが利口ですね。


最後にGoogleストリートビューを張り付けておきます。
地図をご参照のうえ、加賀市においでの際にはぜひ一度立ち寄ってみてください。
そのついでに、お隣の我が福井県にも遊びに来ていただければ幸いです(笑)。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。
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COMMENTS

2 Comments

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ポール・ブリッツ  

昭和生まれには涙がちょちょぎれるラーメン屋でありますな(^^;)

個人的にも、妙に気取ってチャーシューがやたらと分厚いラーメン屋よりも、

毎日食べて飽きないようなラーメン作って平成の今まで生きのびている、

こういうラーメン屋のほうがまだいいですね。

泉昌之の漫画ゴラク連載中の「食の軍師」が行かないかなあ(笑)

2018/03/16 (Fri) 22:00 | EDIT | REPLY |   
トガジン

トガジン  

本当に昔懐かしい味でした

ポール・ブリッツさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

このアサヒ軒さん、開業から何年経つのか分かりませんがこの日のお客さんのほとんどが常連さんだったように思います。
中華そばの美味さはもちろん、レトロな店内の雰囲気も店員さんの応対も常連のお客さんたちも何かホッとさせてくれる気持ちの良いお店でした。
厨房で料理していた大将(?)は30代くらいだったように見えましたが、特撮好きとしてはミラーマンやウルトラセブンを飾ってるところからかなりの”お仲間”オーラを感じましたね(笑)。

仕事仲間にもここのファンが一人いて、「あそこはラーメンだけやのうてチャーハンとか天津飯とかも目茶目茶美味いんやぞ!」と中華そばしか頼まなかった無知な私をさんざん悔しがらせてくれました。
お隣の県ではありますが、実は私の家から車で30分程度の距離なので、今後は私も常連の一人になってしまいそうです。

2018/03/17 (Sat) 00:12 | EDIT | REPLY |   

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