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映画と日常

『アウトロー』

アウトロー』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
poster アウトロー

現在公開中の『ジャック・リーチャー』がこれの続編だということで、録画してあったのを思い出して観ました。
ずいぶん長いことハードディスクの肥やし状態だった作品です。
本作の原題が『Jack Reacher』だったのですね。

アウトロー
スナイパーライフルによる無差別殺人が発生。
犯人として元軍人で前科のあるジェームズ・バーが逮捕された。
バーは取り調べの際に「ジャック・リーチャーを呼べ」と要求。
困惑する検事や弁護士の元に、そのジャック・リーチャーを名乗る男が現われる。

アウトロー シンプルなアクション
トム・クルーズ主演による新シリーズですが、アクションはおとなしめだったように感じます。
『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントのような無茶はせず、基本的に頭を使って格闘は一撃で済ませる感じです。
しかし、突然の襲撃やカーチェイスなどのピンチの時にはヒーローらしからぬ必死な表情が見られます。
どちらかというと、アクションよりも推理や頭脳戦を楽しむ作品のように感じました。

アウトロー 女弁護士
そこそこ面白かったのですが、残念なのはコンビを組む女弁護士が狂言回し以下の存在感しかなかったことです。
主人公や犯人サイドは全てを知ったうえで行動しているのでスマートな描き方が出来ていますが、彼女は次々と明らかになる状況に翻弄されて感情的になりがちでなんだか頭が悪い女に見えてしまいます。
撮り方も巨乳を強調するアングルや衣装が多く、知的な女性弁護士の描写とは思えません。

ストーリー上の疑念や驚きを観客に理解させて共有するためのキャラクターですが、なんだか最後まで物語に入り込めないでいる印象です。
敵に利用されて哀れにも殺されてしまう少女”サンディ”のほうがよっぽど物語に溶け込んでいました。

ところで。
アウトロー 悪役
冷酷で卑劣な悪役としてジェイ・コートニーが出ていました。
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のマクレーンの息子役や『タームネーター/ジェネシス』のカイル・リース役の俳優です。
最後は銃で撃ち殺されるのではなく、トムと素手で戦って勝負をつけていました。
見せ場を用意してある感じで、彼を売り出そうという制作者サイドの意図のように思えました。


今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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