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映画と日常

週間映画鑑賞記(2018.7/16~2018.7/22)

トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き留めております。

暑い日が続きますね~。
そのせいか仕事でも日常生活でも、そしてこのブログでも細かなミスばかりしております。

仕事では、先日カメラの色温度を切り替えるフィルター設定を間違えて撮影し始めてしまったことがありました。
幸いすぐに気付いて撮り直しましたが、30年以上この仕事を続けてきた者として恥ずべき初歩的なミスです。
ブログでは、20日に書き終えた『ハン・ソロ』感想記事の日時設定を間違えて投稿してしまうというポカをやらかしておりました。
暑いと脳の働きが鈍重になるせいか、必要な手順を踏む手間を惜しんだり細かな確認を怠ってしまうことが多いです。
気を引き締めて・・・と言うべきところですが、とりあえずはこの暑い毎日が過ぎ去るのを待つばかりであります。


7/16(月)
ジュラシック・ワールド
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)
『ジュラシック・ワールド』レンタルBD
翌日(17日)に観に行くジュラシック・ワールド/炎の王国』に向けて前作を予習しておくことにしました。
公開時には109シネマズ名古屋までIMAX 3D版を観に行った作品ですが、再鑑賞したのは今回が初めてです。

まずNETFLIXとアマゾンプライムで探してみましたが、どちらもこの肝心な時に限って配信していません!。
U-NEXTにはあったものの、ここは月額費が高めなので入会していないのです。(無料体験は既に利用済)。
仕方なく仕事帰りにツタヤに寄ってブルーレイをリアル・レンタルしてきました。

『ジュラシック・ワールド』子供に頼られる男になりたい
インドミナス・レックスの逃走を許してしまう人間側の対応があまりにも間抜けすぎる点は当時も今も気になります、それでもあの傑作『ジュラシック・パーク』一作目の作りをなぞっているせいか3年ぶりに観ても”普通”に面白かったです。
特に物語の主軸に子供を配して、脅える彼らを大人が守るという黄金パターンも踏襲していたのが良いです。
子供たちが「彼と一緒にいたい!」とオーウェンにすがるシーンは大人視点見るとなんだか憧れます。

旧『ジュラシック・パーク』シリーズと『ジュラシック・ワールド』との最大の相違点。
『~パーク』は開園前の事故を描いていていたのに対し、『~ワールド』は既に大人気テーマパークとしてオープンしていて大勢の入場者がいる中での大惨事を描いているという点です。
今回は肉食恐竜が大勢の来園客を襲うわけですから、画面に映らない部分で悲惨な状況が起こっていてもなんら不思議ではありません。
つまり園内のどこかで女性や子供も犠牲になっていた可能性もあるわけです。
でも、家族みんなで楽しめる恐竜アドベンチャーにそんなシーンをことさら描く必要は無いはず。
この映画で恐竜の餌食となるのは、ヴェロキラプトルを兵器として利用しようとするインジェン社の元軍人や、人相の悪い傭兵たちだけで十分だったはずでした。

『ジュラシック・ワールド』気の毒過ぎるザラさん
ところが、この映画には”罪なき女性”が恐竜の餌食になってしまう描写がしっかり描かれていました。
その気の毒な被害者は、結婚を間近に控えたクレアのイギリス人秘書:ザラ。
しかも、彼女は逃げ出した翼竜数羽に玩ばれて、最後は超巨大なモササウルスに翼竜ごと呑み込まれてしまうのです。
彼女にだけあんなに執拗に死への恐怖を味わわせる描写からは、制作者の無神経さだけでなく邪気とか悪意といった負の感情すら感じます。
トレヴォロウ監督にはイギリス人女性に振られた過去でもあったのでしょうか?。


7/17(火)
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』🈠
(劇場:109シネマズエキスポシティ)
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』ポスター
大阪のエキスポシティまで遠征して、次世代レーザーIMAX 3Dで楽しんで参りました。
↓詳しい感想記事は19日木曜日に投稿済みです。
>『ジュラシック・ワールド/炎の王国』~そして、恐竜の惑星になる・・・?~ (2018/7/19)

『ジュラシック・ワールド』シリーズと『スター・ウォーズ』続三部作(シークエル・トリロジー)ってとてもよく似ている気がするのですよ。

偉大過ぎるオリジナル『ジュラシック・パーク』と『スター・ウォーズ』。
それを模倣したかのようにソックリな構造のリブート第1作目『ジュラシック・ワールド』と『フォースの覚醒』。
そして、観客の望む予定調和を強引に裏切って見せたリブート第2作『炎の王国』と『最後のジェダイ』。

う~ん、やはりシリーズ全体の流れがそっくりです。
それぞれの3作目は一体どんな展開を見せてくれるんでしょうかね~?。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』🈠
(劇場:109シネマズエキスポシティ)
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ポスター
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』と同じ日に、同じ劇場のIMAXシアターで観てきました。
こちらも、↓詳しい感想記事は20日木曜日に投稿済みです。
>『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』~今は亡きハンさんの再現ドラマ~ (2008/7/20)

『ハン・ソロ』YOUTUBE予告編より キーラ
ここでは本記事では触れなかったハンの元カノ:キーラ(演:エミリア・クラーク)のことを少々・・・。

『ダーク・クリスタル』キーラ
キーラという名前を聞くと、私は即座に『ダーク・クリスタル』のゲルフリン族の少女を思い出してしまいます。
・・・が、この子はこの話には関係ありません(笑)。

最後のジェダイ レイ
現在進行中の『スター・ウォーズ』続三部作(シークエル・トリロジー)の主人公:レイ(演:デイジー・リドリー)。
実は彼女の企画段階での名前は”キラ”だったのです。
これって何か関係あるのかな?。

『ハン・ソロ』に登場するキーラは、ハンと別れて3年の間に犯罪組織のボスの情婦となり、さらには裏で糸を引いていたシスの手下になっていました。
ということは、彼女にはフォースの才能があったということになりますね。

以下は私の妄想ですが、このキーラがレイの実の母親であるという可能性は考えられないでしょうか?。
それならばレイにフォースの才能があったことにも説明が付きますし、『フォースの覚醒』でハン・ソロを父親のように慕ったのも実母の元カレである彼に無意識に惹かれたせいだと考えることが出来ます。

もっとも、この説には「じゃあ父親は誰なのさ?」という問題があるのですがね(笑)。
あの死んだはずのシスの人?。
それは絶対にあり得ません。
彼は『ファントム・メナス』でオビ=ワンに敗れた際、身体を真っ二つに斬られて下半身を機械化しているのです。
哀しいかな、彼には子供を作ることは出来ません。

・・・と、こんな具合に妄想は膨らむ一方であります。
これもまた『スター・ウォーズ』の楽しみ方の一つなのですね(笑)。


ついでに女優さんの話も・・・
『ターミネーター:新起動』サラ・コナーポスター
キーラを演じたエミリア・クラークさんは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』でサラ・コナー役だった人です。
私としてはオリジナルのリンダ・ハミルトンよりも遥かに好みのタイプなので、『ターミネーター』も『スター・ウォーズ』スピン・オフもシリーズを続けて彼女の活躍を見せていただきたいですね。


7/18(水)
MIFUNE: THE LAST SAMURAI』🈠
(劇場:福井コロナシネマワールド)
『MIFUNE THE LAST SAMURAI』ポスター
私が劇場公開時にリアルタイムで観た最初の三船敏郎さん出演作品は、スティーブン・スピルバーグ監督の『1941』でした。

『MIFUNE』YOUTUBE予告編より 撮影風景「七人の侍」
’90年代に入ると『七人の侍』を筆頭に黒澤明監督作品が次々とビデオ化・再上映されていき、私も三船敏郎という名優の人となりについて興味を持つようになりました。

『MIFUNE』YOUTUBE予告編より 舞台裏
このドキュメンタリー映画の中で語られる内容そのものには特に目新しい話は無かったように思います。
私が期待していたのは、三船プロに常設していたというある人のための専用部屋の話でした。

『MIFUNE』YOUTUBE予告編より 黒澤監督と
『赤ひげ』を最後に三船さんと黒澤監督とのコンビは途絶えてしまいましたが、三船さんは自分のプロダクション内に「黒澤専用ルーム」を用意していつでも黒澤監督と再び仕事が出来るよう準備していたといいます。

『MIFUNE』YOUTUBE予告編より 撮影の合間「隠し砦」?
黒澤監督の実子:黒澤久雄氏からそんな話が出てくるのか?、その部屋が画面に映し出されるのではないか?、と思いながら見ていましたが残念ながらその話題は出てきませんでした。

『MIFUNE』YOUTUBE予告編より ガス人間・・・じゃなくて土屋嘉男さん
どちらかといえばインタビューに答えている共演者のお話が興味深かったです。
『椿三十郎』の撮影中、寒い撮影所で震えながら待機している大部屋俳優たちを放ったらかしにして、自分たちだけ温かいラーメンを食べに行った若侍役の俳優を三船さんは本気で殴って叱ったそうです。

『MIFUNE』YOUTUBE予告編より オフショット・酒
こうした当事者ならではのエピソードを聞きつつ、貴重なオフショット写真など見ているうちにどんどん時間が過ぎて行きました。

しかし、インタビューを受けた人の中に役所広司さんがいたのには少し違和感を感じます。
役所さんは確かに素晴らしい俳優さんですが、ここに登場するべきは役所さんの師匠でもある仲代達矢さんであるべきでしょう。

『MIFUNE』チケット
エンドクレジットの最後まで観終わって劇場を出ようとしたところで、後ろの席にいた見知らぬ年配の人に突然声をかけられました。

「短いですねえ、もっといっぱい面白い話があると思うんですけど、ロングバージョンがあるんじゃないですかねえ。」

本当に突然で、しかも全然知らない方だったので他の誰かと勘違いされたのかと思いました。
でもあまりにも楽しそうに話されるので「どちら様でしたっけ?」なんて聞くのも野暮な気がします。
それに私も誰かと語り合いたい気分だったので、そのまま会話を続けることにしました。

「ほんとですね。これだけ共演者を集めておきながらなんで仲代達矢の話が無いのか不思議ですよね。」

その他、午前10時の映画祭で『七人の侍』『用心棒』『椿三十郎』を観てきたばかりであることや黒澤ルームのことを話した後、劇場の出口でお互い名前も聞かないまま別れました。
その離れ際・・・。

「いやあ、いきなり声をかけてすみません。あなた、とてもお好きそうだったからつい・・・」

私って、そんなに好きそうな顔をしてるんですかねえ・・・?。


7/21(土)
こうも暑い日が続くと、自宅のホームシアターで映画を観ることにも弊害が出てしまいます。
日中の疲れも暑さで倍増しているため、長時間の映画の場合途中で睡魔に襲われ眠ってしまうことが増えるのです。
また、プロジェクターやアンプに灯を入れる前に部屋全体を冷やしておく必要があるため、観始める前に30分以上も余計な時間を取られてしまいます。
この週末は、エアコンの効いた居間で1時間のテレビドラマ2本をゆっくり見ることにしました。
今後、連続テレビドラマの一本一本をレビューする予定はありませんが、この2つのドラマに関しては最終回まで見届けるつもりです。

『チア☆ダン』第2話
(自室32インチ液晶テレビ:北陸放送録画)
金曜ドラマ『チア☆ダン』
一本は、私も福井ロケにエキストラとして参加したドラマ『チア☆ダン』です。
ストーリーだけではなく、第2話にも福井の風景が映るのではと楽しみにしておりました。
県から補助金が出たおかげで福井ロケを敢行してくれたドラマではありますが、流石に毎回地方ロケをするわけにもいかないことくらいは分かっています。
案の定、大半は関東地方の学校を福井西高校に見立てて撮影されていましたが、見ているうちに2つの福井の風景が出てきました。

『チア☆ダン』第2話 福井県立大学
一つは福井県立大学のキャンパスです。
ドラマの中では漆戸先生(演:オダギリジョー)の奥さんが勤める大学ということになっていました。
この大学には取材で伺うことも多いうえに、学生たちの中には私の仕事を手伝ってくれているアルバイトが何人かいます。。

『チア☆ダン』第2話 足羽川河川敷で仲間たちと
もう一つは足羽川沿いの河川敷。
奥に見えている橋は、第一話で土屋太鳳さんが全力疾走していた九十九橋です。
おそらく走るシーンと同じ日に撮影されたのでしょう。
後方に連なる樹木は全て桜(ソメイヨシノ)です。
撮影時期がもう一ヶ月早ければ、この背景は一面ピンクの桜並木になっていたはずです。
せっかくの春のシーンなのですから、もし桜をバックに出来ていたらもっと楽しい場面になったと思います。


『この世界の片隅に』第1話
(自室32インチ液晶テレビ:北陸放送録画)
『この世界の片隅に』ドラマ版
一昨年劇場公開されたアニメーション『この世界の片隅に』は本当に良い映画でした。
映画だけでなく原作マンガにも心惹かれてしまった私としては、このドラマ版も観ないわけにはいきません。

7年前にも北川景子主演でスペシャルドラマ化されたようですがそちらは見たことありません。
演じる女優さんがあんまり美人過ぎると、すずさんの天然ボケの可愛さやこまい(小さい)躰から湧き出てくる”生きる力”を表現出来ないのではないかと思います。

『この世界の片隅に』松本穂香
その点、今回の松本穂香さんはすっごく良かったですね。
すずさんのほわ~んとした感じがよく出ていて、それでいて演技そのものもしっかりしています。

すずさんは、物語が進むにつれて徐々に苦しい環境に追いやられていくことになります。
親しくなった遊女:リンと夫の間に昔男女の関係があったことを知ってしまったり・・・。
爆撃のために姪を死なせてしまったうえに、自分自身も右手を失ったり・・・。
そして8月6日にはあの原爆が・・・。

しっかりとした演技力が無ければ、この先の修羅場を乗り越えて戦後日本を生き抜く姿を描くことは出来ません。

ちなみに今年の8月6日は月曜日。
ドラマ『この世界の片隅に』の放送翌日です。
このタイミングでドラマがスタートしたということは、8月5日の放送分が原爆投下の回になるのでしょう。

『この世界の片隅に』現代シーン
残念、というか余計だったのは、榮倉奈々が登場する現代のシーンと戦時中の物語を交互に描くつもりらしいことです。
原作やアニメ版は、きめ細かなキャラクターの性格表現や戦時中の生活描写を積み上げることによって「北条すずという女性が今もこの世界の片隅に生きて生活しているのではないか?」と思わせてくれるほどのリアリティを醸し出していました。
そこを現代の場面もからめて描くというのは少し安易で表現することから逃げている気がします。

最終回ですずさんの遺影だとか、93歳のお婆ちゃんになったすずさんとか絶対に出さないでよ~。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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