週刊映画鑑賞記(2018.8/20~2017.8/26)
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き留めております。
8/22(水)
『マンハント』
(ホームシアター:Blu-ray)

今年2月に劇場公開された『マンハント』。
実は私、この映画の一部のシーンにエキストラとして参加しております。
2月の上映時にあと2~3回は観に行きたかったのですが、今年の2月といえば福井が深刻な豪雪被害に遭った頃でなかなか映画を観に行く暇が取れなかったのでした。
ブルーレイもこうして当然の如く購入したもののお盆と仕事の関係でなかなか視聴も出来ず、今週ようやくホームシアターで鑑賞する時間を持てました。

撮影に参加したシーンでは、私はなんと4カットも映っておりました。
一つは予告編にも使われたこのカット。
殺人容疑をかけられた主人公:ドウ・チウの自宅前に張り付いているマスコミの一人です。
このカットの撮影裏話は、以前(2018/2/27)の記事に詳しく書いておりますのでそちらをご参照いただければ幸いです。

残り3カットはそのマスコミ陣を正面から撮ったものです。
このグループショットの他に、私と両隣の数人だけを捉えたアップショットが2カットもありました。
アップショットでは、(カメラで顔半分隠れてはいるものの)バストショットくらいの大き目サイズで映っていて、劇場で一緒に観ていた嫁も一発で私の名演技に気付いてくれたくらいです(笑)。

劇場で観た時には「自分が映っている」ことに興奮してしまって内容に対する冷静な判断が出来ていなかったと思います。
今回ブルーレイで改めて作品を見直したのですが、アクションシーンの合間に時折見える人命軽視が気になりました。
ドゥ・チウたちは岡山の牧場で天神製薬の刺客の襲撃を受けます。
この時、罪もない牧童やお手伝いさんも巻き添えを喰って殺されてしまう描写がありました。
冒頭のヤクザや、天神製薬の悪事を知って加担している製薬工場の研究員・警備員などは全員ぶちのめしてくれて結構です。
しかし、この牧場の人たちの死はこの映画に必要な要素だったのでしょうか?。
私がしっかり映っていたことを喜んでくれていた妻が、なぜか映画館を出るときにはあまり楽しげな表情ではなかった理由が今頃になって分かりました。
私も本来こうした「人間の死」を見世物にする映画は大嫌いなのですが、今回は「自分も参加した」ことに酔っていて無意識に目を逸らしていたのかも知れません。

とはいえ、自分のエキストラ参加作品としてこのブルーレイが永久保存版であることに変わりはないのですがね(笑)。
「福井国体まであと1ヶ月」とか「高浜&大飯原発防災訓練」の仕事で、結果的になんやかんやと大忙しだったこの一週間。
観た映画は結局『マンハント』一本だけでした。
しかし、これではあまりにも味気無い!。
そこで、水曜日にアップした明石行きの記事に盛り込みきれなかったネタを2つ披露しておきます。
【未公開・・・ていうか公開予定は無い映画】

こちらは博物館に行く前にお昼を食べに立ち寄った明石駅南側の「魚の棚」商店街です。
お昼時とはいえ、平日(月曜)でこの賑わいにはちょっと面食らいました。
お目当ての「明石玉子焼き・今中」さんを探してウロウロしていたのですが、ふと見上げた吊りポスターに何とも言えない親しみを感じてしまいました。

見てください!。
『逆襲のアナゴン』ですよ?。
他にも
『進撃のタコドン―魚の棚大決戦―』とか
『天然魚介怪獣ハリイカー』とか
『サバvsアジ』とか
なんだか河崎実監督作品のタイトルみたいなのばっかり(笑)。
ちなみに写っている出演者(?)たちは全員この商店街の方たちだそうです。
いいですねぇ~明石!。
【我が分身】

次に「特撮のDNA」展の中から・・・

84ゴジラの頭部ギミックのお話です。
実は『84ゴジラ』はゴジラシリーズの中でも個人的には低評価な作品だったのですが、この顔つきにだけはなぜかもの凄~いシンパシーを感じてしまったのです。
腫れぼったい瞼。
眠そうな目。
だらしない口元。
帰宅してこのもやもやした気持ちをブログに書こうとしたときその理由が分かりました。

私の自作プロフィール画像にそっくりじゃありませんか?。
う〜む、困るなあ。
3月の京都みなみ会館オールナイトに続いて、また少し『84ゴジラ』が好きになってしまいました(笑)。
でも・・・

プロフィール画を描いた時に参考にしたのは開田裕治先生のこの絵(初代ゴジラ)だったのですがね〜。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。