週刊映画鑑賞記(2019.1/7~2019.1/13)
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き留めております。
・・・が、その前に。
金曜日(11日)の21時頃。
帰宅後すぐにブログを立ち上げてアクセスカウンターを見てみると・・・?

なんとピッタリ20000という数字が!。
2016年10月に立ち上げた当ブログでありますが、おかげ様で2万ヒットに到達いたしました!。
内心「もうそろそろ2万じゃないか?」と思ってはいましたが、この記念すべきキリ番数字を直接この目で見られるとは思いませんでした(喜)。
2万ヒットなどブログ諸先輩方からみればたいした数字ではないかも知れませんが、ブログを始めてまだ2年程度の私にはとても励みになるものです。
これもひとえに、拙いこのブログにご来訪くださった皆様のおかげでございます。
ありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願い申し上げます。
本題に入ります。
今週は、昨年末にから新年にかけてAmazonで購入したブルーレイ4タイトルを観てしまおうと決めておりました。

■『2001年宇宙の旅』(日本語吹替音声追加収録版 4K ULTRA HD&HDデジタル・リマスター ブルーレイ)
■『コブラ』(北米版逆輸入)
■『ゴルゴ13』(北米版逆輸入)
■『ロボット・カーニバル』(北米版逆輸入)
このうち去年の暮れに届いた『2001年宇宙の旅』は4K ULTRA HDとリマスター版ブルーレイのカップリングです。
我が家にはまだ4Kテレビが無いため4Kの高画質をフルに楽しめるのはまだ当分先になりそうですが、同梱のリマスター版ブルーレイも従来品に比べてかなり高画質化されているとのことで購入に踏み切りました。
4K盤のほうはいずれ4Kのテレビかプロジェクターを買った時のお楽しみです。
もっとも、嫁には「見れもしないものを買うなんて!」とか「『2001年』ならもうブルーレイ(旧版)を持ってるじゃないの!」と完全に無駄使い呼ばわりされてしまいましたが・・・(_ _。) 。
『コブラ(劇場版)』『ゴルゴ13』『ロボット・カーニバル』はいずれも’80年代のセルアニメーション。
このうち『ゴルゴ13』と『ロボット・カーニバル』は日本ではブルーレイ未発売です。
『コブラ』は国内発売されてはいるものの、TVシリーズ『スペースコブラ』BD-BOXの内の一枚という扱いになっていて単品としては4K ULTRA HD版のみ発売中という消費者無視の商品展開になってます(怒)。
この3タイトルは海外版でありながらも「英語字幕をOFF出来る」ことと「エンドクレジットが日本語表記のまま」という2点が確認出来たことからAmazonマーケットプライスで購入しました。
値段は1枚あたり2,500円くらい(送料含む)。
嫁には「またこんな無駄使いして!」と怒られるんじゃないかとビクビクしていましたが、いざ届いてみると「わあ~、あたしコブラ大好き!」と今度はもの凄~く喜んでくれました(笑)。
1/8(火)
『コブラ』
(ホームシアター:ブルーレイ)

嫁も喜んでくれたということで、今週最初の鑑賞作品は『コブラ』に決定!。

劇場版『コブラ』というと、今も昔も話題に上るのは松崎しげるの声であります。
嫁は「コブラの声はやっぱり野沢那智!」と言って聞かないのですが、私は当時この劇場版を先に観ていたせいもあって松崎しげるの粗野な感じがコブラに合っている気がします。
野沢那智が合っていないということではないのですが・・・なんて言うか「上手すぎる」んですよね。

劇場版『コブラ』は公開当時「立体3-D方式」を売りにしていた作品です。
これは現在の3D映画とは全くの別もので、専用3Dメガネはもちろん赤と青のメガネも必要ありません(笑)。
遠近法を強調した画面レイアウトと、パン・チルト等移動ショットを多用するとことで、観客に目の錯覚を起こさせて立体的に見えるよう工夫されているのです。
また、音声に関しても4チャンネル:ドルビー・サラウンドによる立体音響を採用していて、サラウンドアンプを介して再生すれば音響面でも空間の広がりを感じ取ることが出来ます。
今回の輸入盤ブルーレイでも十分高画質でしたが、4K-ULTRA BDはどれだけ綺麗で立体的に見えるんでしょうかねえ?。
1/9(水)
『ロボット・カーニバル』
(ホームシアター:ブルーレイ)

1987年頃にOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)として発売された9人のアニメーターによるオムニバス作品。
「ロボット」でテーマ統一されていて、アート系の作品からテレビアニメの延長のようなものまで様々な作風が楽しめます。
嫁は専門学校時代にレンタルビデオで一度見て以来とのことでずいぶん懐かしがって見ていました。
私は当時レーザーディスクを買って何度も見ましたが、LDを手放してからは見る機会が無く、今回はおよそ20年ぶりの再会だったと思います。
DVDは国内発売されていたものの限定版扱いで供給数が少なかったらしく、オークションでも高額取引されていて今は入手困難なタイトルです。

私も嫁も一番のお気に入りは第6話『明治からくり文明奇譚~紅毛人襲来之巻~』。
アート系の作品が多い中、これだけがドタバタアクションを軸にした娯楽作品になっています。
北久保弘之監督はこの後『ブラック・マジックM66』『老人Z』と傑作アニメを発表していますが、2000年の『BLOOD THE LAST VAMPIRE』以降新作が無いのが残念です。

もう一本挙げるなら梅津泰臣監督の『プレゼンス』も独創的です。
自分好みの少女型アンドロイドを作り上げた孤独な中年男が、「恋をしたい」と言い出した”彼女”を破壊してしまうという物語。
独特のキャラクターデザインはもちろんのこと、細部に至るまでの描き込みの細かさには監督の執念すら感じます。
しかし、どうやら嫁はこの作品が気に入らなかったみたいです。
彼女が言うには、この主人公は「自分の思い通りにならない女の子に手を上げて、自分の奥さんも最後まで放ったらかしにした最低のクズ野郎」なのだそうです。
う~む、言われてみれば確かにそうかも・・・?。
1/10(木)
『2001年宇宙の旅』
(ホームシアター:ブルーレイ)

昨年10月、大阪エキスポシティのIMAXで見てきたばかりの『2001年宇宙の旅』。
その4K ULTRA HD版ブルーレイが昨年暮れにようやく届きました。
本当は11月に発売されるはずだった商品ですが、「制作上の都合」とかで一ヶ月間発売延期されていたものです。

最初に書いた通り、我が家にはまだ4Kテレビが無いため、今回鑑賞したのは同梱のリマスター版BDのほうです。

これまで何度見たか分からないほどなのに
ほんの3ヶ月前に観て来たばかりの映画なのに
今度もまた、最初から最後までしっかり見てしまいました。
毎回猿人のシーンまでは「今度こそ何か新しい発見を・・・」と気構えて見るのですけど、舞台が宇宙に移って「青き美しきドナウ」が流れてくるとその心地よい調べに乗せられてついつい映画のリズムに身を委ねてしまいます。
お次はこのブルーレイに収録されているテレビ初放送時の日本語吹き替え版で見てみようと思っています。
なぜなら、私が最初に観た『2001年宇宙の旅』とは4:3テレビサイズにトリミングされた映像と日本語に吹き替えられたモノラル音のものであり、その吹替え版と再会することでまた新しい何かが見つかるかも知れません。
ところで・・・。
この場面の字幕だけは何度見てもカチンときてしまいますね。

「ハルも木から落ちると言うでしょ」・・・って。
この字幕書いた奴は極刑に処す!。
旧盤のブルーレイも先日のIMAX版もコレだったんですよね。
70ミリ版再上映の時はどうだったのかな?。
1/12(土)
『ゴルゴ13』
(ホームシアター:ブルーレイ)

北米版逆輸入アニメの最後は1983年公開の『ゴルゴ13』。
嫁も誘ってみましたが、いかに出崎統&杉野昭夫コンビの作品であろうとバイオレンスを毛嫌いする彼女としては「これはパス」とのことでした。

『ゴルゴ13』といえばどうしてもこのCGに触れないわけにはいきません。
ていうかこれしか書くことないかも(笑)。
当時話題になっていた『トロン』に対抗したかったのかも知れませんが・・・とにかく残念です(笑)。
オープニングだけなら「ほぉ~、これがこんぴゅーたーぐらふぃっくすかあ~」と感心しながら映画を楽しめたと思うのですがね。
どう贔屓目に見ればこのCGが本編のワンシーンとして使えるレベルに見えるのでしょうか?。
手書きアニメーションに関わったスタッフの苦労を台無しにしてしまいました。
おそらく山本又一郎プロデューサーの決定で出崎監督には反対する権利は無かったのでしょう。
・・・と、なんだかんだ文句を言いながらも、こうしてブルーレイを買ってしまうほど好きな作品なのですがね(笑)。
そういえば、このシンプル極まりないCGを見た時「こういうの、最近どこかで見たなあ。」と思ったのですが・・・

『シン・ゴジラ』の特典ディスクに入っていたプレビズ映像でした(笑)。

そう考えてみると、「CG技術は36年かけてこんなに発達したのだな」と感慨深いものがありますね。
そして今日・・・。
嫁に内緒でポチったこのブルーレイが到着しました。

我が最愛の映画の一つ『ダーククリスタル』。
その4K ULTRA HD & リマスター版ブルーレイのセットであります。
実は私、これも旧バージョンのブルーレイを持ってるんですよね~。
バレたらまた嫁さんに怒られる・・・ ((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。