ジュラシック・ワールド in 福井
昨日(7日)は夫婦揃ってお休みでした。
好天に恵まれたこともあり、久し振りに二人で奥越方面へ紅葉を愛でるドライブに出かけてきました。
【2018年紅葉の旅】

我が家から福井市経由でおよそ2時間、大野市を抜けて国道158号線を岐阜(白馬)方面に車を走らせます。
窓の外に目をやると、麓近くではまだ緑色が多かった山の木々も奥へ進むほどに赤みを増していきます。
「四季のある日本に生まれて本当に良かった」
冬は大雪、夏は猛暑と、今年は異常気象に悩まされ続けましたが、こうしてちゃんと秋が訪れてくれるのですから。
ちなみに、このドライブコースは秋の紅葉だけでなく初夏の新緑の季節も最高です。
車で福井においでの際には是非一度お試しください。
【ジュラシック福井】

道すがら、左手に道の駅が見えてきます。
私がこのドライブコースで必ず立ち寄ることにしている休憩場所「道の駅:九頭竜」です。
ここは国道158号線の道の駅であると同時に、JR西日本越美北線の九頭竜湖駅でもあります。
その一角には何やら異様なモノが・・・

恐竜です。
デカいです。
しかも親子です。
それだけではありません。
↓の動画を見てください。
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動きます。
そして吠えます。
(シューッという音はあの大きな首や顎を動かす空気圧の音だと思われます)

「きょうりゅうさ~ん」
「がおーがおー」
子供たちも大喜びです。
この日は平日で小さいお子さんの姿は少なかったですが、土日であればこんな風に恐竜の前ではしゃいだり、あるいは怯えて泣き出したりと実に微笑ましい子供たちのリアクションが楽しめます(笑)。

国内有数の恐竜化石発掘県である福井県。
県は「恐竜王国福井」PRの一環として、3年程前から駅前広場に動く恐竜のモニュメントを設置したり駅舎の壁面を恐竜のイラストで飾ったりしています。

今は福井駅前の”動く恐竜”も有名になりましたが、道の駅:九頭竜の親子恐竜はそれよりずっと前(2000年頃)から国道158号線を往く旅行者たちを楽しませ(あるいは驚かせ)続けていました。

もちろん、故・スタン・ウィンストンが作った『ジュラシック・パーク』('93)のT-レックスには及びませんが・・・

福井県のこんな山奥に飾られているモニュメントとしてはなかなかのものだと思いませんか?。
【湖底に棲むもの】

道の駅を離れ、さらにダムの先にある九頭竜湖畔に降り立ちました。
穏やかに波打つ湖面に山と空が綺麗に映り、ずっと眺めていても全く飽きない素晴らしい風景です。
ところで、この九頭竜という名前。
子供の頃、初めてこの名を聞いた時はやたら血が騒いで興奮したものでした。
だって九つの頭を持つ竜ですよ?。

ヤマタノオロチより1本多い!
ていうか・・・

キングギドラ3匹分!
怪獣少年だった私がこれに心躍らないわけがありません(笑)。
幼い頃には「遥かな昔、九頭竜川とその上流の九頭竜湖にはそんな大怪獣が棲んでいたに違いない」と信じ込んでしまいました。
そして、自主映画制作に夢中になった大学時代には「九頭竜(九つの首の竜)」という怪獣が登場する特撮映画の脚本を何パターンも書いたくらいです。
(この話はそのうち某怪獣映画のレビュー記事にて詳しく書くことに決めていますので、今はここまでで止めさせていただきます)

ちなみに「九頭竜川」という名前の本当の由来ですが、昔は河岸がよく崩れる川だったことから「くずれ川」と呼ばれていて、それがいつしか「くずりゅう川」に変化したのだそうです。
九頭竜湖は昭和43年に完成した九頭竜ダムによって出来た人口湖で、湖底には530戸あまりの集落が沈んでいるものの「ネス湖のネッシー」的な謎の巨大不明生物が存在する事はまずあり得ないようです。
・・・つまらん!。
これじゃガラダマでも落ちてこない限り、この湖に怪獣なんて現れないじゃないか!。
調べなければよかった・・・。
やっぱり、「九頭竜湖には9つの首を持つ大怪獣が眠っているに違いない」と想像しながら眺めているほうが神秘的で楽しいですよね。
・・・と、そんなおバカな話を熱く語り、それを嫁に笑われながら帰宅の途に着いた秋の一日でありました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。