4K? 8K? 要る? 要らない?
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トガジンです。

新4K8K衛星放送のスタートまであと10日を切りました。
電気店もAV雑誌も、どこもかしこも4K4K4K4K4K4K・・・(あと8Kも少し)。
しかし・・・。
これまで私は導入に躊躇し続けておりました。
4Kテレビ自体は数年前から発売されていましたが、これまで4K解像度で視聴できるソースといえば4K-UHDブルーレイとNETFLIXなどネット動画配信の一部のタイトル、そして4Kビデオカメラで撮影した自前のビデオくらいしかなかったのですから。
ただ、私も全く興味が無いわけではありません。

公開から50周年を迎えた『2001年宇宙の旅』のリマスター版ブルーレイはUHD付き商品を購入予約しています。
(元々は11月21日発売予定だったので本当なら昨日か今日あたりリマスター版ブルーレイを鑑賞出来ているはずだったのですが、「製造上の都合」とやらで来月に発売延期になってしまいました。)

また、昨年買った『シン・ゴジラ』のブルーレイも4K-UHDブルーレイ付きのものを買っております。
これを見るためにUHD-BDプレーヤー(パナソニック:DMP-UB90)も導入して「あとは4Kテレビを買うだけ」状態だったのですが・・・
「今の(家にある)テレビまだ全部使えるやろ!」
「あんた、どんだけ無駄遣いしたら気が済むんやの?」
という嫁と母の分厚いガードに阻まれて4Kテレビ購入は諦めざるを得ませんでした。

幸か不幸か我が家のテレビはまだ一台も壊れてはいませんが、とりあえず福井市内の大型電気量販店:ケ●ズ電気のテレビ売り場を覗いてみることにしました。
もちろん、嫁と母のお許しが出たわけではありません。
先月と先々月の売上げが通常月の倍以上あったことから気が大きくなったわけでもありません。
4K8K放送本格スタートを前に現在のテレビ市場がどんなものかをこの目でしかと見てみたくなったのです。
こうして家電店のテレビ売り場を見て歩くのは7~8年前の地デジ移行の時以来かも知れません。
価格コム等のネット情報で「スマートテレビ」だの「湾曲型テレビ」といった市場動向は見聞きしていましたが、やはりこうして実際の製品一つ一つをじっくり見て歩くのは新鮮で楽しいものです。
ただし、この日は完全に「ウィンドウ・ショッピング」(「冷やかし」とも言う)を決め込んでいたため、「いかがですかぁ~」とか「ご説明いたしましょうかぁ~」と近寄ってくる店員さんを振り払うのが面倒でした(笑)。

私は画質面を考えて有機ELテレビに狙いを絞っています。
同じサイズでも液晶タイプとは値段が倍近く違ってきますが、「映画を見る」ことを主な目的とする限り有機ELの「黒の表現力」は絶対に譲れないものです。
バックライトで液晶に光を通すことで映像を映し出す液晶テレビでは、その構造上どうしても暗部が白っぽく浮いてしまいます。
有機ELはパネルそのものが画素単位で明滅することで映像表示しているため、黒はしっかり沈み白ピークはまばゆいくらいに輝きます。
例えば『スター・ウォーズ』の冒頭などは宇宙空間の黒の深さと星の瞬きによって思わず吸い込まれそうな錯覚に陥るくらいです。

しかしそんな有機ELテレビにもいくつか欠点があります。
特に気になるのは光沢画面への映り込み。
液晶タイプには「ノングレア(非光沢)」の製品もいくつかありますが、有機ELはその全部が光沢画面なのです。
映画鑑賞用として考えた場合、これは大きな難点です。
映り込むのは部屋の窓や蛍光灯だけではありません。
映画を見ている最中に暗い場面になった瞬間、テレビ画面に観ている自分の姿がくっきり映り込んでしまいます。
これでは興醒めもいいところです。
そして、男性諸氏。
男子たるもの、高いお金を払って手に入れた高画質テレビを使って一度くらいえっちなビデオを見てみたいじゃありませんか。
でも、あんなツルツルテカテカの画面では、55インチ以上の大画面にしっかり映り込んだ「エロを見ている自分自身」としっかり目が合ってしまうのですよ!。

そんな己の姿を想像しただけで、もうしおしおのパーであります。
パナソニックでもソニーでも東芝でもどこでもいいから、ノングレアの有機ELテレビを作ってくれませんかねえ。
・・・と、こんな下らない理由で心が折れた私でしたが、実は有機ELの映り込み問題と並んで4Kテレビ導入にはもう一つ大きなネックがありました。

それはBSアンテナの買い替えも必要であるという事です。
私にとって映画を見ることが一番の目的である以上、WOWOWは絶対に外せないチャンネルです。
ところが、これまでのBSアンテナでは新4K8K衛星放送はNHKと民放BS局しか受信出来ないというではありませんか!。
WOWOWの4K放送を受信するには左旋式の新しいBSアンテナに買い換える必要があり、場合によっては配線ケーブルやブースターも交換しなければなりません。
「そこまでして見たいか?、4K」
そう自問自答した結果、
「否!」
それが私の心の声でした。
『シン・ゴジラ』と『2001年宇宙の旅』のUHD-BDは早く見たいところですが、20万円以上のテレビ購入とBSアンテナ交換してまで欲しいとは思えません。

電気店には8Kテレビも展示されていました。
シャープの液晶タイプで、有機ELに比べるとやはり黒の締まりが弱いです。
お値段は一番安い60インチのもので約45万円。
70インチが約90万円。
そして最大サイズの80インチはなんと200万円弱!?。

それだけお金があったら、私は液晶だの有機ELだのと言わずにプロジェクターをネイティブ4Kの新型に買い換えます。
それに加えて単体の4Kチューナー(3~4万円)を買えばいいだけです。

ただ、8Kについて言えば12月1日にNHKで『2001年宇宙の旅』8Kリマスター版が放送されるんですよね~。
これだけは見たいなあ。
12月1日は(今のところ)休みの予定なので、13時からどこかの電気店で8Kテレビの前に陣取って『2001年宇宙の旅』を全編鑑賞してみましょうかねえ(笑)。
なんだか迷ってるだけのとりとめのない記事になってしまいましたが、最後は再び『2001年宇宙の旅』の話で締めることが出来たので良しとします(笑)。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

新4K8K衛星放送のスタートまであと10日を切りました。
電気店もAV雑誌も、どこもかしこも4K4K4K4K4K4K・・・(あと8Kも少し)。
しかし・・・。
これまで私は導入に躊躇し続けておりました。
4Kテレビ自体は数年前から発売されていましたが、これまで4K解像度で視聴できるソースといえば4K-UHDブルーレイとNETFLIXなどネット動画配信の一部のタイトル、そして4Kビデオカメラで撮影した自前のビデオくらいしかなかったのですから。
ただ、私も全く興味が無いわけではありません。

公開から50周年を迎えた『2001年宇宙の旅』のリマスター版ブルーレイはUHD付き商品を購入予約しています。
(元々は11月21日発売予定だったので本当なら昨日か今日あたりリマスター版ブルーレイを鑑賞出来ているはずだったのですが、「製造上の都合」とやらで来月に発売延期になってしまいました。)

また、昨年買った『シン・ゴジラ』のブルーレイも4K-UHDブルーレイ付きのものを買っております。
これを見るためにUHD-BDプレーヤー(パナソニック:DMP-UB90)も導入して「あとは4Kテレビを買うだけ」状態だったのですが・・・
「今の(家にある)テレビまだ全部使えるやろ!」
「あんた、どんだけ無駄遣いしたら気が済むんやの?」
という嫁と母の分厚いガードに阻まれて4Kテレビ購入は諦めざるを得ませんでした。

幸か不幸か我が家のテレビはまだ一台も壊れてはいませんが、とりあえず福井市内の大型電気量販店:ケ●ズ電気のテレビ売り場を覗いてみることにしました。
もちろん、嫁と母のお許しが出たわけではありません。
先月と先々月の売上げが通常月の倍以上あったことから気が大きくなったわけでもありません。
4K8K放送本格スタートを前に現在のテレビ市場がどんなものかをこの目でしかと見てみたくなったのです。
こうして家電店のテレビ売り場を見て歩くのは7~8年前の地デジ移行の時以来かも知れません。
価格コム等のネット情報で「スマートテレビ」だの「湾曲型テレビ」といった市場動向は見聞きしていましたが、やはりこうして実際の製品一つ一つをじっくり見て歩くのは新鮮で楽しいものです。
ただし、この日は完全に「ウィンドウ・ショッピング」(「冷やかし」とも言う)を決め込んでいたため、「いかがですかぁ~」とか「ご説明いたしましょうかぁ~」と近寄ってくる店員さんを振り払うのが面倒でした(笑)。

私は画質面を考えて有機ELテレビに狙いを絞っています。
同じサイズでも液晶タイプとは値段が倍近く違ってきますが、「映画を見る」ことを主な目的とする限り有機ELの「黒の表現力」は絶対に譲れないものです。
バックライトで液晶に光を通すことで映像を映し出す液晶テレビでは、その構造上どうしても暗部が白っぽく浮いてしまいます。
有機ELはパネルそのものが画素単位で明滅することで映像表示しているため、黒はしっかり沈み白ピークはまばゆいくらいに輝きます。
例えば『スター・ウォーズ』の冒頭などは宇宙空間の黒の深さと星の瞬きによって思わず吸い込まれそうな錯覚に陥るくらいです。

しかしそんな有機ELテレビにもいくつか欠点があります。
特に気になるのは光沢画面への映り込み。
液晶タイプには「ノングレア(非光沢)」の製品もいくつかありますが、有機ELはその全部が光沢画面なのです。
映画鑑賞用として考えた場合、これは大きな難点です。
映り込むのは部屋の窓や蛍光灯だけではありません。
映画を見ている最中に暗い場面になった瞬間、テレビ画面に観ている自分の姿がくっきり映り込んでしまいます。
これでは興醒めもいいところです。
そして、男性諸氏。
男子たるもの、高いお金を払って手に入れた高画質テレビを使って一度くらいえっちなビデオを見てみたいじゃありませんか。
でも、あんなツルツルテカテカの画面では、55インチ以上の大画面にしっかり映り込んだ「エロを見ている自分自身」としっかり目が合ってしまうのですよ!。

そんな己の姿を想像しただけで、もうしおしおのパーであります。
パナソニックでもソニーでも東芝でもどこでもいいから、ノングレアの有機ELテレビを作ってくれませんかねえ。
・・・と、こんな下らない理由で心が折れた私でしたが、実は有機ELの映り込み問題と並んで4Kテレビ導入にはもう一つ大きなネックがありました。

それはBSアンテナの買い替えも必要であるという事です。
私にとって映画を見ることが一番の目的である以上、WOWOWは絶対に外せないチャンネルです。
ところが、これまでのBSアンテナでは新4K8K衛星放送はNHKと民放BS局しか受信出来ないというではありませんか!。
WOWOWの4K放送を受信するには左旋式の新しいBSアンテナに買い換える必要があり、場合によっては配線ケーブルやブースターも交換しなければなりません。
「そこまでして見たいか?、4K」
そう自問自答した結果、
「否!」
それが私の心の声でした。
『シン・ゴジラ』と『2001年宇宙の旅』のUHD-BDは早く見たいところですが、20万円以上のテレビ購入とBSアンテナ交換してまで欲しいとは思えません。

電気店には8Kテレビも展示されていました。
シャープの液晶タイプで、有機ELに比べるとやはり黒の締まりが弱いです。
お値段は一番安い60インチのもので約45万円。
70インチが約90万円。
そして最大サイズの80インチはなんと200万円弱!?。

それだけお金があったら、私は液晶だの有機ELだのと言わずにプロジェクターをネイティブ4Kの新型に買い換えます。
それに加えて単体の4Kチューナー(3~4万円)を買えばいいだけです。

ただ、8Kについて言えば12月1日にNHKで『2001年宇宙の旅』8Kリマスター版が放送されるんですよね~。
これだけは見たいなあ。
12月1日は(今のところ)休みの予定なので、13時からどこかの電気店で8Kテレビの前に陣取って『2001年宇宙の旅』を全編鑑賞してみましょうかねえ(笑)。
なんだか迷ってるだけのとりとめのない記事になってしまいましたが、最後は再び『2001年宇宙の旅』の話で締めることが出来たので良しとします(笑)。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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