トガジン的2018年回顧録 ~来年は良い年でありますように!~
2018年も残り僅かとなりました。
まだ3日ほど残っていますが、今回は私にとってのこの一年を振り返ってみたいと思います。
1月と2月は何といってもあの豪雪被害です。

国道8号線では1500台もの車が雪隠詰めになるなど、全国ニュースでも大きく取り上げられました。
幸い私はこの中の一台にならずに済みましたが、大小合わせて10件以上の仕事がキャンセルとなってしまい収入面で大打撃を受けました。

でも、このブログでお見舞いや励ましのコメントを頂いたり、縁が途切れていた旧友からメールや電話が来たりと、そう悪い事ばかりでも無かった気がします。
皆様、その節はお気遣いいただき本当にありがとうございました。
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2月から3月にかけて、以前私がエキストラとして撮影に参加した作品が相次いで劇場公開されました。

まずは2016年7月に兵庫県西宮市で撮影した『マンハント』。
大雪がひと段落ついた頃、買い物ついでに嫁と二人で観てきました。
内容はともかく私の姿が比較的しっかり映っていたことから、嫁も少しはこの趣味の楽しさを理解してくれたような気がします。

『ちはやふる-結び-』では自分でもビックリするくらい大きく映っていて、仕事仲間や友達からも「見たぞ~」と声を掛けられ嬉しいやら照れ臭いやら。
また、これらの出演作品(笑)を嫁と一緒に観に行ったことがきっかけとなり、その後夫婦二人で映画を見に行く機会が増えました。
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同じ3月には、積年(といっても1年半ほどですが)の念願であった京都みなみ会館の特撮オールナイトに初参加!。

樋口真嗣監督とじかにお話しさせていただくことも出来て、特撮映画ファンとして至福の一夜でありました。
上映作品の中で一番印象に残ったのは何故か(笑)『84ゴジラ』。
上映中に逆転再生になってしまうというトラブルも得難い体験でしたが、『連合艦隊』と続けて見ることで今まで無かった視点で『84ゴジラ』を楽しむことが出来ました。

残念ながら京都みなみ会館はこの3月で閉館となってしまい、私にとってはこれが最初で最後の参加となってしまいました。
しかし、京都みなみ会館は来年夏には新しい建物で再開することが決定しています。
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>「ワン・ナイト・オブ・京都みなみ会館」 (2018/3/20)
6月にはTBS系テレビドラマ『チア☆ダン』の福井ロケに参加しました。

土屋太鳳さんたちのストリートダンスの周りに集まる野次馬サラリーマン役です。

人混みの中に豆粒みたいなサイズでほんの一瞬とラストカットの後ろ姿程度ではありましたが、地元福井を舞台とするドラマの一部になることが出来ました。
また、7月13日の初回放送時には、リアルの知人・友人だけでなくブログのお仲間の皆さんからも「見たよ」とコメントを頂いて、これまた嬉しいやら恥ずかしいやら。
一部の方々には私の顔がバレてしまったかも知れません(笑)。
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>「観てください!」 (2018/6/14)
>「ドラマ『チア☆ダン』始まりました! 」 (2018/7/14)
6月から7月にかけて、西日本は自然災害続きでした。

まず6月18日の「大阪府北部地震」。
そのわずか2週間後には「平成30年7月豪雨」。
大阪や滋賀県にお住いの皆さんの安否が心配でしたが、幸い大事に至った方はいらっしゃらなかったようです。
今年の夏は記録的酷暑に苛まれました。
よくもまあ、熱中症で倒れることなく乗り切れたものです。

そんな自分へのご褒美に、8月は兵庫県明石市で開催された「特撮のDNA展」に行ってきました。

当時劇場のスクリーンで仰ぎ見た特撮怪獣映画で実際に撮影に使われた本物の着ぐるみやミニチュアが多数展示されていました。
しかもその全てが撮影OKという太っ腹ぶり!。
ショーケースにへばり付き、床に寝っ転がらんばかりの勢いでパシャパシャ写真を撮りまくっておりました。
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>「「特撮のDNA~平成に受け継がれた特撮”匠の夢”~」展を見てきました」(2018/8/22)
9月には『シコふんじゃった』『Shall we ダンス?』などで知られる周防正行監督の最新作『カツベン!(仮)』の撮影に参加。

福井国体で忙しくなる前にまとまった休みを取り、泊りがけで京都(東映太秦撮影所)まで行ってきました。

監督・キャストの背後に写っている大正時代の映画館「青木館」のオープンセット。
ほんの3ヶ月前のことなのになんて懐かしい光景でしょう。

私はこんな格好で「青木館」の前をウロウロしている町人の役でした。
ちなみに、映画の中では(カットされていなければの話ですが)撮影した日によって褌チラ見せバージョンと着流しバージョンの2通りの私が存在します。
今はまだ詳しいことは書けませんが、公開日が近くなったら現場レポートをアップする予定です。
映画『カツベン!(仮)』はちょうど一年後の2019年12月公開予定です。
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>「性懲りもなくまた行ってまいりました」(2018/9/20)
9月から10月にかけての約一ヶ月間は福井国体絡みの仕事でスポーツ取材漬けでありました。

開会式の大雨には閉口させられましたが、それでも選び抜かれたアスリートたちの躍動と情熱に突き動かされて1ヶ月間休み無しでも集中して仕事を楽しむことが出来ました。
映画好きの私ですから、名作『東京オリンピック』の映像を研究・模倣しながら撮ったことは言うまでもありません。
そして先週木曜日(12/20)には、この春以来チャンスを待ち続けていた「太陽の塔内部見学」を実現。

初夏に2度予約を入れていたのに「大阪府北部地震」と「平成30年7月豪雨」のため2度とも中止の憂き目に遭っていた曰く付きのイベントでしたが、今度は3度目の正直で無事参加出来ました。

しかも、ちょうどこの日から(一階部分限定で)内部の撮影も可能になるという幸運にも恵まれました。
最も印象に残った展示物は綺麗に復元されたレプリカではなく、あえて48年間の歳月を感じてもらおうと一切補修しないまま展示されていたゴリラでした。
顔や足の皮が剥がれて内部のギミックがむき出しになってしまったゴリラは、まさに48年前の観客が見た実物でした。
その時の感動は8月に「特撮のDNA展」で実際に撮影に使われたという本物の怪獣の着ぐるみやミニチュアを見た時と同じものだったように思います。
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>「太陽の塔内部見学 ~2018年のコンニチハ~」(2018/12/21)
テレビのニュースや新聞では年末になると必ずこうやって一年の振り返り特集をやりますが、今回はそれを真似て一本記事を立ててみました。
こうして振り返ってみると、(少しづつではありますが)ブログ仲間の皆さんとの交流が増えて幸福な一年だったと思います。
雪害に遭った時いただいたお見舞いメッセージが、こんなにも嬉しく力づけられるものだということを肌身で知りました。
自分が書いたものを楽しんでくれたというリアクションがどれほど励みになるかも知りました。
つくづくブログを始めて良かったと思います。
ご来訪いただいた皆様、本日も、そして今年一年お付き合いいただきありがとうございました。
・・・と、まるで今年最後の更新みたいな終わり方をしましたが、年内にまだあと2つの記事アップ(年内最後の「週刊映画鑑賞記」と、大晦日の「トガジン的2018年映画ベストテン」)を予定しております。
2018年の「映像学科22番」にいましばらくお付き合いくださいませ m(_ _ )m