4K導入計画本格始動!
突然ですが
ついに我が家も、4K視聴環境導入に向けて前向きに動き出すことになりました!。
【始まりは『シン・ゴジラ』】

2017年3月。
私の4K導入へ向けての葛藤の日々は、この『シン・ゴジラ』 Blu-ray 特別版を買った日から始まりました。
この4Kソフトが届いた時の嫁の呆れかえった表情は今でも忘れません。
なぜならば。
当時の我が家にはまだ4Kテレビが一台も無かったのですから。
(今も無いですが)
それだけではありません。

時を同じくして、4K UHD Blu-rayプレーヤー パナソニック:DMP-UB90まで買ってしまいました。
4Kを4Kとして見られるTVもプロジェクターも無いくせに、ソフトとプレーヤーだけ先に買ったのであります。
>「『シン・ゴジラ』襲来!」(2017/3/24)
私にしてみれば、これらは全て来るべき4K視聴環境整備の日を見越しての先行投資のつもりなのですが、嫁と母にはその理念が全く理解し難いようで単なる無駄使いにしか見えない様子です。
しかし、私の無駄遣い・・・じゃなくて先行投資はその後も『シン・ゴジラ』だけに留まりませんでした。

『2001年宇宙の旅』4Kリマスター版。

最愛の映画の一つ、『ダーク・クリスタル』

そして先日買ったばかりの『ルパン三世(ルパンvs複製人間)』
これは4K盤のみの商品で通常盤ブルーレイは同梱されていません。
私が新しい規格の製品に先行投資をするのは今回が初めてではありません。
その最初は【レーザーディスク】です。
今から36年前、私はプレーヤーを持っていないにも関わらず、どうしても欲しいソフトを片っ端から買い漁っていたのです。

当時「先行投資」で買ったこれらのディスクは、1タイトルにつき9,800円から12,800円くらい。
覚えているだけでも7~8枚あったと思います。
30センチ平方のジャケットをうっとりと眺めながら、いつか安いプレーヤーが出るのを待ち続けていたのです。
そんな私の行動を大学の友人たちは(今の嫁と同じように)散々馬鹿にしやがりましたが、私は意に介さず次々とディスクを買い貯めていきました。

その後、'84年7月にパイオニア:LD-5000(黒)を購入。
上位機種LD-7000からワイヤレスリモコンと一部のトリックプレイ機能を省いた廉価機ですが私にはこれで十分でした。
購入価格は15万円くらいだったと思います。
それまで私のディスク先行収集を馬鹿にしていた連中も、プレーヤーを買った途端手の平を返して「レーザーディスク見せてくれ!」と私の部屋へ集まって来たものでした。
そんな前科(?)がある私ですから、ソフトの先買いなど別に珍しくもなんともない事なのであります。
また、LDの時はプレーヤーを買うまでジャケットを眺めることしか出来なかったことを思うと、今回の4K UHD BDはフルHDに変換して観ることが可能です。
・・・と、自分で自分に言い聞かせたところで本題に入ります(笑)。
【4Kで見たいもの】
妻はこれまで4Kテレビ購入に消極的でした。
なぜならば。
現在我が家にある3台のフルHD液晶テレビとビクターの擬似4Kプロジェクターが元気もりもり稼働中だったからです。
私としても、何度か4K液晶や有機ELテレビを「欲しい!」と猛烈に思った事はあったものの、費用対効果を考えるといつも気持ちが萎えてしまっていました。
プロジェクターのDLA-X75Rについてもその画質が非常に気に入っているため今すぐ買い替えたいという気にはなれなかったのです。

しかし、先日妻と二人で観た『ルパン三世』の4K Ultra HD Blu-rayがこの状況を大きく変えてしまいました。
フルHDに変換された映像でありながらも、これまで見たどのソフトよりも高画質だったのです。
普段は画質などあまり気にしない妻も「さすがに奇麗ねえ」と溜息をついたくらいで、「今のテレビでもこれなら本当の4Kだともっと奇麗なんやろね。」とさえ言いだしました。
4K導入に前向きになった(ように見える)妻にそれとなく持ちかけてみました。
私「10月から消費税も上がることだし、4K買うなら今のうちかな?。」
妻「そやね、買おっか!。」
消費税が効いたのかどうか分かりませんが
拍子抜けするほどあっさりと大蔵大臣の認可が下りました(笑)
これから具体的な機種選定に入るわけですが、私は期限について一つの目安を設けることにしました。

性懲りもなく、7月24日に発売予定の『ルパン三世 カリオストロの城』4K ULTRA HD Blu-rayを予約注文したのであります(笑)。
今から39年前、私がビデオデッキが欲しいと思った理由は、この『カリオストロの城』を録画して何度も心ゆくまで楽しみたかったことでした。
つまり、これこそが私のAVライフの原点といえる作品なのです。
その『カリストロの城』が今再び我が家の4Kシステム最初のコンテンツになるなんて、なんだか夢があっていいじゃないですか。
そしていよいよ購入機器の選定にとりかかります。

まずは、価格コムで自分に必要な機能を軸にふるいにかけます。
私の目的はただ一つ。
「映画ソフトを100%楽しむこと」
この一点のみであります。
そんな私にとって絶対外せない機能、それは「HDR」へのフル対応です。
4K UHD Blu-rayの標準規格「HDR10」と4KBS放送用の規格「HLG」は当然として、最近登場したオプション規格「ドルビービジョン」にもしっかり対応していて欲しいのです。

というのも、既に購入した『2001年宇宙の旅』の4K UHDディスクが「ドルビービジョン」を採用していたからです。
「HDR10」に比べて「ドルビービジョン」がどの程度優れているのかは分かりませんが、せっかく最新フォーマットで収録されているというのならフルに楽しみたいではありませんか。

さらに仕事の帰りに家電量販店に立ち寄って、いくつか実機を見てカタログを集めました。
実際のところリアル店舗で買うことはないと思いますが、それでもやはり現物を見ておかなければ何も決められません。
私の気持ちは有機ELの奇麗さに惹かれていますが、有機ELテレビは値段が高いうえに55インチ以上のものしか無いのがネックです。
これまで自室で使っていた37インチ液晶テレビ(2010年製)との置き替えを想定しているので、幅が1メートルを超えるとなるとテレビ台を含めて部屋の大模様替えが必要になってしまいます。
そしてもう一つ。
我が家の場合は、液晶かあるいは有機ELの薄型テレビを買う以外にもう一つの選択肢があります。

それはネイティブ4Kプロジェクターへの買い替えという選択肢です。
これも現物を見なければ始まりませんが、残念ながら福井県内では見られるところがありません。
幸い6月上旬に大阪へ行く予定があるので、その時ホームシアター専門店(アバック梅田店さんかシマムセンさん)に立ち寄ってじっくり見せてもらおうと思っています。
ただ、最有力候補のDLA-V7がドルビービジョン非対応なのが気になっています。
出費額も100万円近くなってしまいますから、これは妻の許可が下りない可能性が高いです。
ひとまず今回の記事はここまでとさせていただきます。
大きな買い物をする時って、この迷ってる時間が一番楽しいんですよね。
だから焦らず急がずじっくり考えて決めたいと思います。
続きは来週にでも。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。