「ゴジララーメン」食べてみました
突然ですが・・・

先日アマゾンでこんなモノを見つけました。
ゴジララーメン!?

あのゴジラがラーメンになって登場!
黒色のスープ(醤油味)に赤色の麺でゴジラの世界観を再現!
・・・と商品説明に書かれております。
ほほう・・・世界観を再現ですか・・・。

で、こちらが公式の盛り付け例。
・・・う~む。
確かにスープが黒いですな。

思わず5年ほど前に富山駅近くの大喜というお店で食べた富山ブラックラーメンを思い出してしまいました。
私はラーメンを食べるときには必ずスープも全部飲み干す人なのですが、あのブラックラーメンだけは塩辛過ぎて無理でしたね(笑)。
まあ、ゴジララーメンはあそこまで塩辛いことはないと思いますけどね・・・。

特典はオリジナルゴジラ足形ラバー箸置き1個入り!
「シン・ゴジラ」「平成ゴジラ」「昭和ゴジラ」の全3種類!
この3つのうち一つが入っているとのことで、コンプリートするには最低でも3箱(6食)以上買う必要があります。

アマゾンの画面を眺めながらあれこれ妄想してみたところで虚しいばかりです。
とりあえず2食入りのパッケージを一個だけポチってみました。
一箱1,296円(税込み)とインスタントラーメンにしては結構な値段ですが、それでこの心のモヤモヤが晴れるなら安いものです。

シン・ゴジラの掌の上にはUFOが浮いて・・・じゃなくてドンブリらしきものが描かれておりました(笑)。
もう少し分かりやすく描いてくれればいいのに。
それと、確かに今年はゴジラ生誕65周年でしたね。
今年は『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、そして来年『ゴジラvsキングコング』とハリウッド版ゴジラ映画が立て続けに公開されますが、5年後の70周年には是非『シン・ゴジラ』を超える本家日本の新作ゴジラ映画を公開していただきたいものです。
その時には、微力ながらこの私もエキストラの一人として撮影現場に馳せ参じるつもりであります(笑)。

こちらはパッケージのサイド。
「GODZILLA」の綴りが、ラーメンの器に描かれている唐草模様(雷文)みたいにデザインされていました。
このセンスは好きですね~。
ところで・・・
最近メタボ呼ばわりされることが増えてきた54歳のおっちゃんにはカロリー量も気になるところです。

え?。
343kcal?。


「まるで生めん」な日清のラ王(342kcal)やカップヌードル(343kcal)と同等の数値です。
で、それは多いのか少ないのか?。


日清の「出前一丁」が468kcal。
サンヨー食品の「サッポロ一番 塩らーめん」は443kcal
日本を代表する2大インスタントラーメン(袋麺)と比べるとず~っと少なめなのであります。
これはちょっと意外でした。

その秘密はこの「低温ミスト熟成乾麺」とかいう製造方法にあるのかも知れません。
詳細は分かりませんが、油で揚げていないのが低カロリーの秘密なのかも?。

中身は麺と液体スープが二食分と作り方の説明書、そしてオマケの箸置きが入っていました。

麺はこうして白い背景の上に置いて見ると確かに赤いです。
赤というより朱色かな。
ただ、この麺の赤さが合成着色料によるものでなければいいのですがね。
パッケージのどこにも「合成着色料は使っていません」という表記が無いのが気になります・・・。

今回はこの「おいしいお召し上がり方」に従って作ってみたいと思います。
お湯の量も茹でる時間もきっちりこの通りにして、野菜やチャーシューといった具材も入れず純粋な味と歯応えを確かめます。

まずは小鍋で600ccのお湯を沸騰させて・・・

赤い麺を放り込んで4分半茹でます。

途中3分目で一度麺をほぐして・・・

そこから更に1分半茹で上げます。
今回はこの通りクッキングタイマーできっちりと計りました(笑)。

ドンブリに移し、液体スープを入れて出来上がり。
いつもならここに茹でたモヤシやハムなどを載せるところですが、今回はこの素の状態で食べてみます。

ラーメンといえばこの「箸で持ち上げ」カットは外せません(笑)。
が、しかし・・・。
麺がところどころダマ(塊)になっていて、箸で持ち上げるのが難しかったです。
ちゃんと時間通りに茹でて、途中で一度ほぐしておいたはずなのですがね。
ちなみに日清の「ラ王」や「出前一丁」は、茹でている間一度も触らなくても麺が綺麗にほぐれました。
やはりインスタントラーメンの始祖である日清には一歩も二歩も先を行くノウハウがあるということでしょうか?。
ちなみに麺の噛み応え自体は悪くなかったです。
ふにゃふにゃになって千切れてしまうことも麺の中に芯が残ることもありませんでした。

麺を食べ終わったスープです。
これだけ見ると富山のブラックラーメンそのものですが、味は少し濃いめのしょうゆ味といった感じでした。
関東の方には合う味かもしれませんが、関西圏に属する福井県人としては少し塩辛さが強い気がします。
以上、あくまでもサッパリした味付けを好む私個人の感想です。

ちなみに入っていた箸置きは平成ゴジラの足型でした。
残念!。
子供の頃に親しんだ昭和ゴジラか、私自身も(チラッとだけ)映った『シン・ゴジラ』だったら嬉しかったのですがね~。
そのどちらかをゲットするためにはあと一つか二つ買わねばなりません。
う~ん、もういいです(笑)。

赤い麺と黒いスープでゴジラを表現したという今回のゴジララーメン。
モチーフにしているのはパッケージからも明らかなように2016年公開の『シン・ゴジラ』です。
でも、『シン・ゴジラ』でラーメンと言われても、平泉成さんが演じた里見祐介臨時総理のこの名場面(笑)しか思い浮かばないのですがね(笑)。

「あ~あ、伸びちゃったよ」

「やっぱ総理の仕事って大変だな~」
う~む。
これはラーメンの紹介をするエピソードとしてはちょっと具合が悪いですね(笑)。

『シン・ゴジラ』で主役の矢口蘭堂を演じた長谷川博己さん。
「あきらめず、最後までこの国を見捨てずにやろう!」と巨生対メンバーを鼓舞した彼は・・・

今では「まんぺいさん」と親しまれるようになって、毎朝世界初のインスタントラーメン作りに励んでおられます(笑)。
公開から3年の歳月を経た現在、虚構(ドラマ)と現実(ゴジララーメン)両方の世界で『シン・ゴジラ』とラーメンがしっかりと結び付きました!。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。