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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2019.4/1~2019.4/7)

トガジンです。
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品について日記代わりに書き留めております。

今日(7日)の仕事は、福井県知事選挙と福井県議会議員選挙の投開票日ということで夕方から深夜にかけての長丁場です。
もちろん、投票は午前中に済ませてますよ。
そんなわけで、今回の記事は予約投稿にしております。
急いで書いた部分もあるので、おかしな部分があるかも知れませんが何卒ご容赦くださいませ。



4/1(月)

この日の午前中は金沢で早朝からのお仕事です。
午前11時には無事終了し、せっかくだから福井では見られない映画を見て帰ることにしました。
そこで選んだのがこの作品です。

『キャプテン・マーベル』
『キャプテン・マーベル』(スクリーンX上映版)🈠
(劇場:シネマサンシャインかほく)
『キャプテン・マーベル』は福井でも現在絶賛上映中なのですがね(笑)。
でも実は現在石川県のシネマサンシャインかほくにおいて、『キャプテン・マーベル』をスクリーンXで上映中なのです。

ScreenX.jpg
スクリーンXとは、いつもの正面のスクリーンの他に両サイドの壁にメインの映像と繋がった映像を映写することで、より空間を広く感じて映画に没入させようというものです。
4DXやMX4Dみたいに、映画の内容に合わせて椅子がグラグラ揺れたり水しぶきを吹き付けたり場内でフラッシュを光らせたりする迷惑千万なものだったらイヤですがね(笑)。
でも、せっかく北陸地方に出来た新上映システムなのですから一度くらいは体験しておきたかったのです。

20190401 イオンモールかほく
シネマサンシャインかほくが入っているイオンモールかほくは、金沢市内からさらに能登方面に向かって車で30分ほど行ったところにあります。

20190401 田んぼの真ん中
言っちゃなんですが・・・すっごい田舎です。
私も福井の田舎者ですがこれには面喰いました。
田んぼや畑の真ん中に、ポーンと場違いな大規模ショッピングモールが浮かんでいる感じです。
イオン新小松も似たような印象でしたが、これがイオンの出店方針なのですかね。

20190401 新元号発表の瞬間
ちなみにこの日(4/1)は新元号発表の日でした。
上映開始を待つ間、一階広場のシュークリーム屋さんの後ろに置かれた大型画面で買い物客の皆さんと一緒にニュース画面を見ておりました。

>令和ゴジラはどんなかな?(2019/4/2)

もちろんタダ見しただけでは申し訳ないので、帰り際に嫁と母への土産にバニラ味とイチゴ味のシュークリームを2個づつ買って帰りました(笑)。

20190401 チケット
お目当ての映画館サンシャインシネマかほくはイオンモールかほくの中にあります。
でも、どうして「イオンシネマ」じゃないんだろう?。

20190401 劇場内(解説在り)
スクリーンX装備の劇場内には(暗くて分かり辛いですが)両脇の壁の上部にプロジェクター(映写機)が反対側の壁面に向けて設置されていました。
また、左右の壁は映像映写のためにグレーになっていました。
映像を映すためにここを真っ白にしたら、左右からの反射光がメインスクリーンに当たって眠たい画面になってしまいますからね。

上映中に両サイドへ映し出される映像は大きく分けて2種類あったと思います。
一つはスクリーンX上映のために作り足したと思われる専用映像。
もう一つは、メイン映像の両端部分を引き延ばして視界全体が包み込まれるような印象にする映像です。
また、全編に渡って両脇の壁にも映写されるわけではなく、通常の映画館と同様の感覚で上映されている箇所も多かったです。

で、このスクリーンXで私がこの映画により深く没入出来たかというと・・・?。

実は私、映画館ではいつもスクリーンに近いかぶりつきの席で観るのが好きなので、この日もいつも通り前寄りの席に陣取っていたのですよ。
肝心の両サイドがほとんど視界に入らないのでスクリーンXには不向きな席でした(笑)。
没入するどころか、視界の両端でチカチカ明るさが変わるだけでかえって集中出来なかったです。
4DXもそうですが、初めて見る映画の場合にはお薦めしません。
2度目3度目で違う味付けを楽しみたいときにはいいかも知れませんが、あくまでも映画をアトラクション化するシステムです。

う~む、失敗だったかも・・・。
まあ、スクリーンXがどんな代物なのかをこの目で見てきただけで良しとしましょうかね。

で、映画『キャプテン・マーベル』の感想ですが・・・。
『キャプテンマーベル』敵
最近のディズニー映画のパターンをそのまま踏襲しているため途中で先の展開が読めてしまいました。
ディズニー作品ではここ数作「最も信頼していた仲間が実は黒幕だった」というパターンが続いています。
『ズートピア』も『リメンバー・ミー』も『インクレディブル・ファミリー』もみんなそうでした。
なんだかストーリーがしっかり練りこまれていない気がして、単に『アベンジャーズ』完結編への繋ぎでしかない気がしました。

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で登場ヒーローの半分が死んでしまって「この落とし前をどう付けるんだろう?」と思っていたところにこの新ヒーロー(ヒロイン)投入であります。
これって次の『エンドゲーム』では彼女が助けてくれるということでしょうかね?。
でも、そのまますんなりとアベンジャーズ・メンバーが生き返ってサノスに逆転勝利では面白くも何ともありません。
そんなのはただのご都合主義ですから、私なんかの予想を遥かに(良い意味で)裏切る面白い完結編であって欲しいです。



4/3(水)
『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(東宝チャンピオンまつり版)』
(ホームシアター:日本映画専門チャンネル)
『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』東宝チャンピオンまつり版ポスター画像
現在、日本映画専門チャンネルが月2本づつ放送してる東宝チャンピオンまつり版ゴジラシリーズ。
今回、デジタルリマスター処理で奇麗に生まれ変わったのは『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』であります。
実は私、小学2年の夏休みにこのチャンピオンまつり版『南海の大決闘』を映画館で見ていました。

『南海の大決闘』チャンピオンまつり版 串刺し
エビラが人間を串刺しにするシーンが怖かったことと・・・

『南海の大決闘』チャンピオンまつり版 岩石キャッチボール
ゴジラとエビラの岩石キャッチボールが楽しくてケラケラ笑いながら観たことをよく覚えています。

その反面、兄を探す良太の健気さも、市野と仁田の名コンビも、宝田明のキザな金庫破りも、そして間抜けな秘密結社:赤イ竹の連中も全く記憶に残っていませんでした。

しかし・・・!。
今回見るべきところはそこではありません

『南海の大決闘』チャンピオンまつり版 ダヨ(20歳)
なんと言っても、水野久美さん演じる村娘:ダヨの熟れた肢体であります!。

『南海の大決闘』降板した高橋紀子がいる撮影スナップ
当初ダヨ役を演じるはずだった高橋紀子さん(当時20歳)が急病のため突然降板してしまいます。
(写真中央が高橋さん)

『南海の大決闘』チャンピオンまつり版 ダヨ(29歳)
そこでピンチヒッターとして白羽の矢を立てられたのが水野久美さん。
前作『怪獣大戦争』では宇宙飛行士グレン(演:ニック・アダムス)と濃厚なキスを交わし、彼との命がけの恋に殉じたX星人の女:波川を演じたベテラン女優です。
当時29歳の彼女が、当時20歳の若手女優をイメージして書かれた純朴な村娘役を脚本そのままに演じているのであります。
それをデジタルリマスターではっきりくっきり描き出してしまうことは・・・。
一歩間違えば、オバちゃんがセーラー服を着てナニする黎明期のア●ルトビデオ状態にもなりかねない危険な行為です。
今回、デジタルリマスターで高画質化されることでその無理が暴かれるか、あるいは彼女の演技力の見事さが立証されるのか?。
私は気を引き締めてプロジェクターに灯を入れたのでありました。

『南海の大決闘』チャンピオンまつり版 ダヨ(女豹)
う~む。
さすがに20歳の生娘として見るにはかなりの脳内補正を必要としますね(笑)。
醸し出してる色香が少女のそれではありません。
それでもこの映画を最後まで楽しんで見ることが出来るのは、たとえ9歳若い役であろうと臆することなく演じきった水野久美さんの女優魂のおかげでありましょう。




4/6(土)
『未知との遭遇(ファイナル・カット)』
(劇場:イオンシネマ金沢フォーラス)
『未知との遭遇(ファイナル・カット)』
今年で最後となる「午前十時の映画祭」。
その最初の上映作品はスティーブン・スピルバーグ監督作品『未知との遭遇』です。

午前十時の映画祭『未知との遭遇』チケット
「午前十時の映画祭10」は福井での上映が無いため、今年もお隣石川県のイオンシネマ金沢フォーラスへ遠征です。

『未知との遭遇』オリジナル版は中学2年の時に、ラストにUFO内部描写を付け加えた「特別編」は高1の時にそれぞれ地元の映画館で観ていますが、ファイナルカット版を劇場の大スクリーンで見るのは今回が初めてです。
今は「オリジナル版」「特別編」「ファイナルカット版」の3バージョン全て入ったブルーレイもレンタル出来るので見ようと思えばどのバージョンもすぐに見られますが、あの光り輝くマザーシップをもう一度映画館のスクリーンで見たいという欲求にどうしても勝てませんでした。

しかも・・・

>午前十時の映画祭10「未知との遭遇 ファイナル・カット版」作品詳細ページ

「午前十時の映画祭10」公式ページ(↑)によると今回の上映は4K素材によるものだそうです。
イオンシネマ金沢フォーラスの7番スクリーンが4K対応してるかどうかは分かりませんが、家でブルーレイを見ているよりは綺麗なはずです。

『未知との遭遇』異星人
『未知との遭遇』は『E.T.』と同じく友好的な異星人を描いた作品として有名です。
しかし、私は今回初めてあの宇宙人が身勝手な存在に思えてしまいました。

『未知との遭遇』家庭崩壊
UFOを目撃したその時から、主人公ロイ(演:リチャード・ドレイファス)は何かに取り憑かれたかのように山の模型を作り始めます。
その結果、放ったらかしにされた妻と子は彼のもとを去り家庭は完全に崩壊します。
また、太平洋戦争中に行方不明になったパイロットたちが無事に帰って来ましたが、彼らは何十年も得体の知れない何者かに拉致されていたのと同じです。
その間の家族の心配はいかほどのものだったでしょう?。

『未知との遭遇』宇宙人
この異星人に悪意は無いとしても、彼らが地球人に対して行った事は北朝鮮の拉致と変わりない気がしてしまいました。
命こそ奪ってはいませんが、「地球人を長期間連れ去ることは彼らの生活を根こそぎ奪うことでもある」という認識はないようです。
連れ去った地球人のことなど、「単なる生き物サンプル」としてしか見ていなかったのかも知れません。
それが今回初めて音楽を通じた交流が出来たことで、初めて地球人のことを感情を持つ知的生命体として認識したのではないでしょうか?。
だから幼いバリーはすぐに母親の元に帰してくれて、ロイを彼ら自身が姿を見せて母船に招き入れたのかも知れません。

『未知との遭遇』は何度か見てますが、こんな感想を抱いたのは今回が初めてです。

2002年10月15日
実は「ファイナルカット版」公開後、2002年に北朝鮮による拉致被害者のうち5人が帰国するというニュースがありました。
しかも、そのうちの一組が我が福井県の方だったこともあって個人的にとても印象に残っている出来事です。
その影響で『未知との遭遇』の宇宙人の捉え方が大きく変化したのかも知れません。



今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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COMMENTS

2 Comments

There are no comments yet.

ヨッシィー  

こんばんは、トガジンさん
スクリーンXですか いろいろ映画館も考えますね
映像に包まれる感じなのでしょうか?
トガジンさんの言われるように視界の両端でチカチカ明るさが
変わるだけでかえって集中出来なかったと言うこともありますね

映画の帰りにお土産を買って帰るのは、正解です
次に映画に行く時に気持ち良く送り出してもらえますね

2019/04/08 (Mon) 22:37 | EDIT | REPLY |   
トガジン

トガジン  

スクリーンXってあんまり普及しないかも?

ヨッシィーさん、コメントありがとうございます。

>映像に包まれる感じなのでしょうか?

本文にも書きましたが、スクリーンXは劇場中央より後ろの席で見るほうが効果的みたいです。
今回はいつも通りの感覚で座席予約したため「映像に包まれる」感覚は味わえなかったです。

あと、(4DXもそうですが)スクリーンXは映画や場面によって向き不向きがあると思います。
その意味では『キャプテン・マーベル』はあまりスクリーンX向きではなかったかも?。
スクリーンXが効果的なのは、映画の中の出来事を疑似体験したい場面に限定されるのではないでしょうか。
例えば、『ボヘミアン・ラプソディ』のライブシーンや『ファースト・マン』の宇宙船に乗っているシーンではその場に居るような感覚が味わえたかも知れません。

>映画の帰りにお土産を買って帰るのは、正解です

確かに、甘くて美味しいシュークリームは効果的でしたね。
今回は「あんたってホントに物好きねえ」とか言われませんでしたから(笑)。

2019/04/09 (Tue) 07:55 | EDIT | REPLY |   

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