週刊映画鑑賞記(2019.4/8~2019.4/14)
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品について日記代わりに書き留めております。
4/9(火)
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(第1話&第2話)
(PC:テレビ朝日公式ページより無料配信)

ちょっとしたワケがありまして、この日の夜は東映スーパー戦隊シリーズ最新作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第1話と2話を続けて見ておりました。
現在、テレビ朝日の『リュウソウジャー』公式ページで1話と2話を無料配信中です。

古代リュウソウ族の末裔であるコウ、メルト、アスナの若い三人は先代のマスターからリュウソウジャーを継承し、旧敵ドルイドンから地球の平和を守る役目を担うことになる。
最初の戦いで先代のレッド・ブルー・ピンクが後輩たちを庇って死んでしまいます。
『リュウソウジャー』って結構ハードなお話?。
・・・かと思いきや、変身シーンではタイムボカンのちびメカみたいな小さな恐竜(?)が輪になって踊るわ、エンディングでもメンバー全員が軽快な「ケボーンダンス」を楽しげに踊ったりするわで悲壮感はまるでありません。
今どきの戦隊ものってこんな感じなのかな?。

リュウソウ族の長老役は『帰ってきたウルトラマン』の郷秀樹こと団次郎(現:時朗)さん。
先代リュウソウレッド役は『仮面ライダーTHE FIRST & THE NEXT』で本郷猛を演じた黄川田将也さん。
今どきのライダーや戦隊の傾向はよく分かりませんが、こうして馴染みのある特撮俳優が画面に出てくるとなんだか安心します。

実は私、戦隊ものを真剣に見たのは今回が初めてだったりします。
『仮面ライダー』なら1号から『アマゾン』までリアルタイムで見ていて馴染深いですが、戦隊シリーズについては一作目の『ゴレンジャー』が始まった時すでに小学校高学年だったこともあってほとんど見たことが無いのです。
では、そんな私がどうして『リュウソウジャー』最初の2話を見なければならなかったのか?。

実は、翌4月10日(水)と11日(木)の両日、
我が福井県にて『リュウソウジャー』劇場版のロケが行われたのです。
それだけではありません。
私もエキストラの一人としてその撮影に参加させていただきました。
参加するからには『リュウソウジャー』の基本設定くらいは頭に入れておかねばなりません。
最初の2話分を見たのはそのためです。

10日の撮影場所は世界三大恐竜博物館の一つに数えられる福井県立恐竜博物館。
この日は一日中雨でしたが、撮影自体は全て屋内なので問題ありません。

最初の撮影場所は抜き抜けになっているこのエントランスホールです。
私たちは、何かの展示物を熱心に見ているリュウソウジャー(変身前)たちの近くを歩いたり椅子に座って仲間と話をしたりしている一般のお客さん役でした。

昼食をはさんで、午後からは一階展示室での撮影です。
ここでも私たちエキストラは化石の展示を眺めている一般客として背景の一部になっていました。

福井県立恐竜博物館の名物、動くティラノサウルス。
この足元に飾られていた展示物から”何か”が飛び出し、リュウソウジャーたちがそれを追いかけて行くというシーンでした。
想像ですが、このシーンがこの映画の始まりではないかと思います。
参加規程により詳しいことは何も書けないのが残念です。
ぜひ劇場に足を運んでご自身の目で映画を楽しんでください(笑)。
ちなみに、↑の博物館内部の写真3枚は以前仕事で行ったときに撮ったものです。
エキストラ参加規程で現場での写真撮影は固く禁じられていますので当日の画像は一枚もありません。

翌11日の撮影現場は福井駅前恐竜広場。
昨年TVドラマ版『チア☆ダン!』でもロケに使われた場所です。
私たちエキストラはこの場所で起きた”ある異常現象”を目撃して遠巻きに見守っている通行人の役でした。
そこへ恐竜博物館から”何か”を追いかけてきたリュウショウジャーたちがやって来るというシーンです。
ちなみに私の役は去年の『チア☆ダン』第1話と同じく通勤途中のサラリーマン。
今回は上着を着ていますが、スーツ・ネクタイ・PCバッグとも去年と同じものを身に着けました。
このシーンは4月から5月の暖かい季節という設定で、出演者全員それっぽい薄着スタイルでなければなりません。
ところが、この日は雨上がりのためか気温が低く、太陽が雲に隠れたり冷たい風が吹きつけたりすると大人でも悲鳴を上げるほどの寒さでした。
参加していた子供たちの中には「さむいよ~」と泣き出してしまう子もいたくらいでした。
そんな私たち以上に大変なのは、決められた衣装(薄着)で演技しなければならない若い俳優さんたちです。
それでも(私が知る限り)「寒い」などとは一言も言わず演技に集中していたことに感心しました。
ところで・・・

撮影中、私はスタッフさんや出演者の前で何度も何度も
リュウソウジャーのことを
ジュウショウジャーと言い間違え続けておりました(謝)。
それはおそらく・・・

先日まで毎回楽しみに見ていたNHKの連続ドラマ『トクサツガガガ』に登場した
ジュウショウワンとごっちゃになっていたせいであります(恥)。

そんな間抜けな私を見かねた親切なエキストラのお一人が教えてくれました。
「リュウソウジャー」を漢字で書くと「竜装者」なのだそうです。
ほお~、なるほど。
これでもう間違えることはないですね(笑)。

劇場版『騎士竜戦隊リュウソウジャー』は
全国東映系劇場で7月26日(金)公開です。
今回のエキストラ出演については、公開が近づいた頃に改めて詳しく書く予定です。
4/12(金)
『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』
(ホームシアター:日本映画専門チャンネル録画)

5月公開の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に向けてゴジラ気運を盛り上げるべく、日本映画専門チャンネルが放映している「東宝チャンピオンまつり版ゴジラ」シリーズ。
4回目の放送は『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』。
先週の『南海の大決闘』と同じく「チャンピオンまつり版」は当時劇場で見ていますが、オリジナルの方はまだ劇場体験がありません。

私が『ゴジラの息子』を見たのは小学3年生の夏休みでした。
同時上映には『ウルトラマンタロウ』や『ガッチャマン』などがありましたが、これらはTVで放映されたものばかりだったせいか全く記憶にありません。
連れて行ってくれたのは祖母です。
祖母は1年生の時の『ゴジラ対ヘドラ』以来、春・夏・冬の休みに必ず一度は映画館へ連れて行ってくれていました。
映画を見終わると駅のレストランでご飯を食べて帰るのが楽しみでした。
私がオムライスをほおばりながら映画の話を夢中になって喋るのを祖母はいつもニコニコして聞いてくれていましたが、祖母はほとんどの場合上映が始まるとすぐにぐうぐう寝ていたので私の話には適当に相槌を打ってくれていただけだったと思います。

しかし、この『ゴジラの息子』の時は違いました。
祖母は全編ちゃんと見ていて、「今度のゴジラはお母さんみたいやった」とか「ミニラが火を吹けるようになったときには●●ちゃん(私)が初めて自転車に乗れた時のことを思い出したよ」と楽しそうに話してくれました。
結局、「東宝チャンピオンまつり」で祖母と怪獣映画の話をしたのは、『ダイゴロウ対ゴリアス』と『ゴジラの息子』だけでした。
(あとアニメでは『パンダコパンダ』も気に入っていたみたいです)
私は『ゴジラの息子』を見るたび、あの時の祖母の笑顔を思い出してしまうのです。

今回の放送ではデジタルリマスター処理が施されているせいか、46年前の思い出がより鮮明に蘇ってきた気がします。
特にゴジラとミニラが抱き合って雪の中に埋もれていくシーンは、コントラストと色彩が向上したことでより美しい映像になっていました。
日本映画専門チャンネルさんの高画質放送への姿勢を高く評価すると同時に、本作のオリジナル版をはじめとする全ゴジラ映画・全東宝特撮作品のリマスター化を熱望します。
ところで・・・
先日、ようやくこの映画の情報が開示されました。

佐藤健主演、大友啓史監督の『るろうに剣心 最終章』2部作です。
公開は今年の年末くらいだろうと思っていたのですが、2020年夏とはまだ当分先ですね。
実は私、『るろ剣』には2月に一度京都の東映太秦撮影所でエキストラ参加してきたのですよ。
この時は真冬の屋外セットで夏の祇園祭シーンを撮影したので目茶目茶寒かったです(笑)。
そして、今度の日曜日に再び京都で大規模な撮影が行われるとのこと。
当然私もエントリーしていますが当選出来るかどうかはまだ分かりません。
出来るものなら、もう一度ちょんまげ姿であの時のみんなと撮影を楽しみたいです。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。