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映画と日常

4K導入続報

トガジンです。

先週の記事に引き続き、4K視聴環境導入構想の続報です。
あれから嫁と色々話し合った結果、今回買う4Kテレビは私の趣味用としてではなく家族で楽しむためのファミリーTVとすることに決まりました。
したがって、有機ELテレビもネイティブ4Kプロジェクターへの買い替えも当分の間おあずけです。



私の当初の構想では、シアタールームに設置している電動昇降式スクリーンの後ろに65インチクラスの有機ELを壁付けして、ソフトに応じてプロジェクター映写か有機ELかを選択出来るようにするつもりでした。

スクリーン下した状態
シネスコ120インチのスクリーンを・・・

スクリーンはリモコンで上げ下げリ
リモコン操作で巻き上げた後ろの壁には・・・

スクリーン上げた状態
木材を仕込んであっていつでも薄型テレビを壁付け出来るにしてあります。

スクリーン上げたところに大型有機ELテレビ
イメージとしてはこんな感じです。

これつまりホームシアターのセカンドモニター。
AVアンプ(出力2系統装備)の8.2chサラウンド環境もそのまま生かすことが可能です。
私の4K導入の一番の目的は映画を高画質で楽しむことですからこれが最も効率的な方法なのです。



しかし、嫁は今回の4K導入をあくまでも家のテレビの買い替えと捉えていたようです。

「それだとあなたしか4K見れないでしょ。」
「私はお義母さんと一緒に朝ドラとか大河ドラマとか紅白とかも綺麗な画質で見たいんだけどね。」
「だから今度買う4Kテレビは居間の37型と置き換えることにして、置き場所もないような大きいテレビはやめましょ。」

・・・ご意見ごもっともであります。
私、自分のことしか考えていなかったことが少し恥ずかしくなりました。

しかしこの条件では、より高画質な有機ELテレビは買うことが出来ません。
なぜなら有機ELには55インチ以下の製品は存在しないからです。

居間の37インチ液晶TV
居間に置いてある37インチ液晶テレビは横幅が約91cm。
これを丁度よい90cm幅のルミナス・ラックに載せています。
その両サイドに置いたウッドトップチェスト(たんす)の上には音声強化用のヤマハ製アクティブスピーカー。

現在のテレビはフレームが細くなっていますから、これとそのまま置き換えるとなると43インチが選択可能です。
さらに、ギリギリまでチェストを動かせば49インチまでならなんとか収まると分かりました。



とりあえず今週決めた購入条件は以下の8点。

①居間の37インチ液晶テレビとの置き換え。

②置き場所の都合上、サイズは43インチ。(うまくいけば49インチも可?)

③今年77歳になる母でも簡単に扱える操作性。

④パネル表面がツヤツヤで自分の姿が映り込む製品は避けたい

⑤HDR全方式対応にはもうこだわらないが、出来ればドルビービジョンも対応しているものが欲しい。

⑥最終的には嫁と一緒に電気店で見て決める。(ただし、買うのは価格コム最安店)

⑦4K UHD Blu-ray再生用プレーヤー、もしくはレコーダー(4K衛星放送チューナー内蔵?)も購入する。

⑧居間から撤去した37インチ液晶TVは、嫁がフィットネス・バイクを漕ぎながら見る専用テレビとして活用する(笑)



上記8つの条件を基準に、先日仕事帰りに電気店のテレビ売り場巡りをしてみました。
しかし、どうやら今は時期が悪かったらしくどのメーカーも新製品発売前で「これ!」といった収穫は得られませんでした。

043 パナソニック:TH-55GX850
現時点で新型の発売を開始しているのはパナソニックだけです。
パナソニックの新型GX850シリーズは4K衛星放送チューナー内蔵に加えてドルビービジョンにも対応しています。

また、現在居間で使っている置き換え対象の37インチテレビもパナソニック製(TH-L37D2)なので、同じメーカーなら母も迷うことなく使いこなせるかも知れません。


093 東芝:65X920
東芝新型Z730Xシリーズの発売を6月に控えていて、現在店頭で見られるのは旧型の720シリーズになります。
実は、自分の目で見る限り東芝の絵作りが一番私好みで心惹かれるんですよね。
パネル表面が鏡のようにツヤツヤしていて自分の姿が映り込みやすいことと、新型もドルビービジョン非対応なのが残念です。


100 ソニー新型Gシリーズはまだ
ソニーの新型Gシリーズもまだ発表のみで現物は見られませんでした。

003 ソニー:KJ-49X9000F
店頭にあったのは現行機種のFシリーズでしたが、一つ残念な点に気付いてしまいました。
この写真はゲーム画面で全画面白一色になった瞬間を撮影したものですが、ご覧のとおり画面端っこ部分の輝度が極端に落ちて明るさにムラがあるのが分かります。
これはバックライトの光が画面全体に均等に行き届いていないことの表れです。
おそらく普段TV番組を見る時に気になることはないと思いますが、これではいくらHDRに対応していると言っても画面中央と端っこでコントラストや色合いに違いが生じることになってしまいます。
来月発売される新型Gシリーズはこうならないことを祈ります。


076 LG:OLED55E8PJA
発売している機種の数だけはやたら多いLG電子ですが、このメーカー製品は選択肢から除外しています。
ここ数年のあの国の態度を見てしまうと、韓国製品を選択肢に加えることはどうしても出来ません。
「日本嫌い」と公言する連中の製品を日本人の私が買う理由はどこにも無いのです。
たとえ全HDR規格に対応していようとも、どんなに安かろうとも関係ありません。


55インチ液晶 フナイ
あと、意外なダークホースがフナイです。
大型電気店で売ってるイメージよりどちらかと言えばホームセンターの電気製品コーナーなどにひっそり置かれているイメージしか無いメーカーでしたが、画質も操作性も他の大手日本メーカーの製品と比べて遜色ありませんし4110シリーズはドルビービジョンにも対応しています
ヤマダ電機でしか取り扱っていませんが、そのせいかネット価格とリアル店舗価格との差異がありません。
これなら製品に納得出来れば近所のヤマダ電機で買ってしまうのもありだと思います。



最初の思惑とは少し違ってしまいましたが、それでも新しい機械を買うことのワクワクは何も変わりません。

『ルパン三世 カリオストロの城』4K ULTRA HD BD パッケージ
7月下旬『ルパン三世 カリオストロの城』4K UHD Blu-ray発売日までには決めたいと思っております。

次の4K導入関連記事は、各メーカーの新型機が出揃う6月末頃になりそうです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
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COMMENTS

6 Comments

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メークボーイ  

これを見る限り、プラズマテレビは4K時代には居場所がなかったと思います

昔はプラズマテレビもありましたが、4Kへの対応はとても難しかったのではと思います。
プラズマテレビは1つ1つのピクセルにある程度の大きさが無いと十分な輝度を出せないため、フルHDでさえ42インチ以上に限られてきましたし、消費電力も液晶より大きいです。
4Kともなると有機ELの下限になっている55形さえ作るのが困難になるのでは…と考えてしまいます。また、購入した家庭でブレーカーが落ちるということも想定されていたと思います。

2019/05/19 (Sun) 01:19 | EDIT | REPLY |   
トガジン

トガジン  

Re: これを見る限り、プラズマテレビは4K時代には居場所がなかったと思います

メークボーイさん、コメントありがとうございます。

10年ほど前、私にもプラズマテレビか液晶テレビかで迷った時期がありましたが結局液晶のほうを選択しました。
プラズマの画質は黒が沈んで映画に向いていることは分かっていましたが、プラズマはパネル表面が鏡面仕上げのものしか無かったことがネックでした。
映画を見てるときに暗いシーンになると、画面に映りこんでいる自分の姿がはっきり見えてしまうのですよ。
いや、映画ならまだしも、えっちなビデオを見ていて自分の顔が映り込んだりした日にゃ・・・・。
画質よりもそんなことが気になってしまって(笑)ノングレアな液晶テレビに決めました。

結果としては、プラズマのほうは2010年頃にはすっかり衰退してしまったのでこれで良かったのかも知れません。

・・・で、現在の4Kテレビでも液晶と有機ELの間で全く同じこと(非光沢と光沢)で悩んでいる自分がいます(笑)。
55インチとか65インチのハイコントラストで芳醇な色彩の有機ELでえっちなビデオを見ていて、不意に自分の全身が映り込んだりした日にゃ・・・。

2019/05/19 (Sun) 09:54 | EDIT | REPLY |   

メークボーイ  

HD DVDも4K時代には居場所がなかったと思います

別記事のコメントの続きになりますが、当方もトガジンさんと同様HD DVDはすぐ消えるなと思っていました。トガジンさんがおっしゃっていたように、BDの6割の記録容量しか無いフォーマットでは勝機はないと思っていましたし、これでは今後の4K・8Kでは1~2時間の番組1つ入れるのにメディアが複数必要になる場合も出てくると思っていました。
AVC圧縮をしない状態では1層メディアでは地デジすら2時間録画できないので(BDなら3時間録画可能)、4K放送ともなるとメディアの容量はその倍は必要になりますから、2層メディアでも2時間録画できない計算になり、明らかに4K・8Kには容量が不足します。
容量だけでなく、賛同メーカーも国内勢では東芝以外はNECと三洋ぐらいでしたし(この辺はトガジンさんのコメントにもありましたが)、両対応プレーヤーを出そうというメーカーも国内では出ませんでした。
ワーナーのBD転換は当然の結果とまで思っていたほどです。

もし仮に存続できていたとしても、4K移行の過程で消滅していたと思います。

2019/05/22 (Wed) 15:51 | EDIT | REPLY |   
トガジン

トガジン  

Re: HD DVDも4K時代には居場所がなかったと思います

メークボーイさん、コメントありがとうございます。

よくよく考えてみると、東芝ってこれまで一度もAVフォーマットの勝ち組になったことが無いメーカーなのですよ。
β対VHSビデオ戦争では最初β陣営に付いて後からVHSに寝返りましたし、LD対VHDではVHD側に味方してこれも結局はLDを発売するようになります。
それでも一時期LD内蔵テレビという特異な機種を出したりなんかして、後発組としてはそんな隙間商品にしか活路が見いだせなかったんだな~となんとなく哀れに思った記憶があります。
(あと、NECもβとVHD両方で失敗したメーカーですが、あそこは後年パソコン(PC-98シリーズ)で大成功しています。)
そして統一規格だったDVDを経てハイビジョン時代を迎えた時、東芝さんは「今度こそ勝ち組になりたい」とHD-DVDを世に放ちますが、1.6倍の容量を誇るBlu-rayには全く太刀打ち出来ずに消え去りました。

最初からHD-DVDに勝ち目が無かったもう一つの要因として、ソニーのプレイステーション3(PS3)の存在がありました。
かつてDVDの急速な普及を後押ししたのはDVD再生機能を持つPS2だったとも言われていますが、それと全く同じことがBlu-rayとPS3との間でも起きたのです。
HD-DVD陣営もX-BOX360用外付けドライブでこれに対応していましたが、別途購入しなければならないようなプレーヤーなど消費者的には無意味です。
そもそもプレイステーションを擁するソニーを敵に回した時点でHD-DVDの負けは決まっていたようなものでした。

βとVHSの家庭用ビデオ戦争では、お互いの技術競争によって性能が上がっていくという効能が確かにありました。
LDとVHDではそもそも性能差がありすぎて争いにすらなりませんでしたから、消費者には大して混乱は無かったと思います。

でもHD-DVDは違います。
初めから性能が劣ると分かっていながら自社のエゴのためにゴリ押ししようとして、その結果せっかくのハイビジョン移行というAV業界全体のビジネスチャンスにブレーキをかけてしまいました。
また、両方式を様子見していたソフトメーカーは画質の劣るHD-DVDと同一マスターのBlu-rayソフトを作るという愚を犯しました。
HD-DVDを買わなかった私でさえこれだけ困惑したのですから、購入してしまった方たちは憤懣やるかたなかったと思います。
本当に迷惑でしかないフォーマットでした。

2019/05/22 (Wed) 21:56 | EDIT | REPLY |   

メークボーイ  

昔はフルHDテレビも高額でした

フルHDテレビが20万円以上していた時代が懐かしいです。
地デジが全ての都道府県で開始された頃に販売されていたフルHD液晶テレビは、どのメーカーも37V~40V型で20万円以上していました。当時販売されていたテレビは東芝の37Z2000・シャープのLC-37GX1W・ソニーのKDL-40V2500等がありましたが、安い店でも23~25万円はしていたようです(パナソニックは当時プラズマテレビに力を入れていて、37V型以上の液晶テレビは製造していませんでした)。
同じ値段で43~49V型の4Kテレビが買えるようになった現在からすれば、想像もできない価格ですね。

2019/05/25 (Sat) 22:06 | EDIT | REPLY |   
トガジン

トガジン  

Re: 昔はフルHDテレビも高額でした

メークボーイさん、コメントありがとうございます。

昔フルHDテレビが20万円くらいと言うのは、現在の有機ELテレビがそれに相当しますね。
たぶん、時代と共に品物が変わっただけでAV業界のやってることは何も変わらない気がします。

2019/05/27 (Mon) 09:14 | EDIT | REPLY |   

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