週刊映画鑑賞記(2019.7/22~2019.7/28)
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品について日記代わりに書き留めております。
・・・が。
先週に引き続き、妻の「京アニ放火」ショックがまだ癒えておらず、購入したBD『ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016』は観たものの、せっかく発売日より1日早く届いた4K-UHD BD版『ルパン三世 カリオストロの城』はまだ見れずじまいのままです。
週の後半から35度を超す猛暑日の日もあり、早くも夏バテ気味であります。
しかも25日のお仕事は、そんな酷暑の中で高校野球決勝戦の撮影・・・。(。´-д-)
3日経った今もまだその疲れが取れていません。
しかもその日はiPhoneを無くしてどことも連絡が取れなくなってしまい、ここ数日映画どころではなくなってしまいました。
幸い「iPhoneを探す」機能で電話番号を表示しておいたことと、拾ってくれた親切な方が警察に届けてくれたおかげで月曜日には戻ってくることになりました。
とりあえず一安心ではありますが、この数日間にあの電話に入ったであろう連絡にはひとつも返信出来ていないので不安も大きいです。
だってほとんどの相手には「電話を無くした」ことさえ伝えることが出来ずにいるのですから。
重要な電話番号は紙のバックアップもしておかないといけませんね。
そんなわけで、週の後半は猛暑と仕事の疲れとスマホを無くした不安感とでゆっくり映画を見てる余裕などありませんでした。
土曜日に京都へ行って『アポロ11号』を観てくる予定だったのですが体力的&精神的にとても無理です。
(来週の休みまで上映していてくれるかなあ・・・?)
7/24(水)
『ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート 1992-2016』🈠
(ホームシアター:Blu-ray)

妻の希望で先週購入したにも関わらず、京都アニメーション放火事件で妻がかなり心を乱していたため観賞するのを先送りしていたブルーレイです。
この日やっと二人で観ることになりました。


収録作品のいくつかはテレビで観た記憶がありましたが、どちらかというと初めて見る作品のほうが多かったです。
CM関係では、ハウス食品のCMや鳥獣戯画を動かした電力会社のCMが気に入りました。
ちなみに鳥獣戯画のCMは今から3年前(2016年)の作品です。
この頃はもうジブリの制作部門スタッフは全員解雇されていたはずですが、このCMのためにスタッフを集めて作ったのでしょうか?。
それとも外注作品だったのかな?。

私の一番のお目当ては宮崎駿監督の短編『On Your Mark』。
『耳をすませば』('95)と同時上映された作品ですがかなり難解な内容です。
その後LDを買って何度か見返しましたが正直言って今もよく分かっていません。

今回考えたのは、この娘は放射能汚染のため地下都市で長年暮らす人類の中に誕生した外の世界でも生きられる「新人類ではないか?。」ということです。
それを新興宗教団体が拉致してご神体のように扱おうとしたり当局がその存在を隠そうとしていて、それに感づいたチャゲ&飛鳥が彼女を救出するというお話ではないか?と。

外の世界は「生命の保証はない」危険な場所なわけで、防護服なしで外に出たあの二人はあのまま・・・?。

昔の私は「つまりどーゆー意味なの!?」と短絡的に答えを求めたものですが、今はこうしてあれこれ想像をめぐらすことのほうがが楽しいです。
7分足らずの難解な作品ですが、いっそこのまま答えなんて野暮なものは明示しないでいただきたいですね。
7/27(土)
『コズミック フロント☆NEXT▽アポロ11号8日間の旅路 はるか月からの帰還』🈠
(居間37インチ液晶テレビ:BSプレミアム録画)

後編はまず前回の終わり、月面着陸直前に鳴り出したエラーアラーム「1202」の件からです。
この1202警報が鳴るシーンは映画『ファースト・マン』にも出てきましたが、あの映画では結局1202が何なのか説明しないまま話が進んでいきました。
『ファースト・マン』はニール・アームストロング船長の視点で描かれているので、あの時点で彼が知りえなかった情報は特に説明する必要がないという演出サイドの判断によるものと思います。
でも、私はやっぱり「1202って何?」とずっと気になっていました。

今回この番組のおかげで1202警報の正体がわかりました。
着陸船パイロット:バズ・オルドリンが念の為にと2つの異なるセンサーを同時に作動させたためコンピューターがオーバーフローしてしまったのだそうです。

ではどうして管制官は1202を問題ないとして着陸にゴーサインを出したのか?。
それはNASAの女性コンピュータープログラマー:マーガレット・ハミルトンさんがあらゆる不測の事態を予測してたとえコンピューターがオーバーフローした場合でもその時絶対必要なミッション(この場合は月面着陸)だけは絶対に止めないようプログラムしてくれていたからです。

まるで「こんなこともあろうかと」といつの間にかアステロイドリングや空間磁力メッキを用意してくれていた真田さんのような人ですね(笑)。

ちなみにこちらがそのプログラマーのマーガレットさん。
美人ですね~。
現在(50年後)のインタビュー映像も出てましたが、お歳を召しても笑顔が素敵なお婆ちゃんになっていらっしゃいました(笑)。
どうして彼女が不測の事態を予測していたかというと、アポロ8号でのコンピューター操作ミスによる事故がきっかけだったそうです。
アポロ11号の成功の裏にはジェミニ計画からアポロ8号まで連綿と続けてきた経験の裏打ちがあったのですね。

番組後半の主役は司令船コロンビアのパイロット:マイケル・コリンズでした。
当時は全世界の人々がアームストロングとオルドリンが直接月面に着陸する瞬間を固唾を飲んで見守ったわけですが、サポート役のコリンズはその間たった一人で月の周回軌道をぐるぐる回りながら2人のミッション成功を見守っていたのです。
しかも、彼には重大な任務が控えていました。
コリンズが浮上してきた月面着陸船とのドッキングに失敗すれば、アームストロングとオルドリンはそのまま宇宙に取り残されてしまうのです。
華やかな脚光を浴びたアームストロングとオルドリンと違って裏方役に徹したうえに、もし彼が少しでもミスをしたらそれまでの成功がすべて水の泡になってしまうという訳です。
実に損な役回りでありながらそれを見事に成し遂げたマイケル・コリンズ飛行士。
彼にきちんとスポットを当てたこの番組を私は賞賛します。
7/28(日)
何かとしんどい一週間でしたが、今日になって吉報が入ってきました!。
今日の仕事は午後からでした。
昼メシ食って家を出るまでの20分程お仲間のブログをいくつか巡っていたら、しろくろshowさんの「You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて」に思わず身を乗り出すほど嬉しい情報がありました。

京都みなみ会館リニューアルオープンの吉報であります。
ついに来たッ!。
この夏には必ず来ると分かってはいましたが、それでもこうして現実になってくるとやっぱり嬉しいものです。
思わず顔がニヤケてきてしまいますね(笑)。
私が(旧)京都みなみ会館へ行ったのは昨年3月の「超大怪獣大特撮大全集SDX NIGHT ありがとう 京都みなみ会館 スペシャル」一回限りですが、あの楽しさと吉田館長の可愛さが忘れられず今まで一日千秋の思いで復活を待ち続けておりました。
とりあえず最初の特撮イベントは8月24、25日の【超大怪獣大特撮大全集】ですか・・・。
今のところ予定は空いているので内容次第では行きたいなあ。
でも競争率かなり高そうです。
この時を待ち焦がれていた古参のみなみ会館ファンは多いはずですから。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。