来たぞわれらの『シン・ウルトラマン』!

ジュワック!
まさか本当だったとはッ!?。

2019年8月1日。
庵野秀明(企画・脚本)&樋口真嗣(監督)の『シン・ゴジラ』コンビによる『シン・ウルトラマン』制作発表がありました。
すでに脚本は2月に完成していて、主要な出演者も一部決定しているそうです。
想像していた以上に早く進行していたのですね。
(おそらく)編集権限も握っているであろう庵野氏は来年6月公開予定の『シン・エヴァンゲリオン』終了後に合流するとのこと。
脚本を書いて編集権も握っていれば、撮影に参加しなくともその映画のほとんどは思い通りにすることが出来ます。
そういえば、円谷英二監督の時代から日本の特撮映画はこれまでずっと現場主導型でした。
『シン・ウルトラマン』は日本初のハリウッド式プロデューサー主導型作品になるものと思います。
庵野監督のウルトラマン好きは(その筋では)有名です。
大阪芸術大学時代に自主映画として『帰ってきたウルトラマン』を作ったほどで、しかもこの作品の中で自ら顔出しでウルトラマンそのものを演じたほどでした。
庵野・樋口両監督がウルトラマンについて語っている興味深い動画がありました。
お二人はこの中で『シン・ウルトラマン』のヒントになりそうな話をされています。
<庵野談>
1、ウルトラマンと真逆の立場のザラブ星人が好き
2、怪獣にはあまり興味は無く、ウルトラマンそのものが好き。
3、地球防衛軍の組織をきちんと描いてみたい(ウルトラマンは最後に1カットだけもいい)
<樋口談>
1、宇宙人の侵略ものをやりたい
2、ウルトラマンを許容しているあの世界観が素晴らしい。
3、「もし現代社会にウルトラマンが現れたら?」を突き詰めてみると現代社会を照らし出せるのでは?
このうち侵略者テーマについてお二人共通しているので、『シン・ウルトラマン』では怪獣ではなく侵略がメインテーマになる可能性が高いです。
また、樋口監督の「ウルトラマンを受け入れられる世界観」という話も合わせて考えると「侵略」に加えて「移民」も重要なテーマになりそうです。

でも「侵略」「移民」といった話は漫画やアニメで展開中の『ULTRAMAN』がすでにやっているんですよね~。
あと「防衛軍の組織をきちんと描く」と「現代社会にウルトラマンが現れたら?」は、『シン・ゴジラ』ですでに実践済みです。
同じような内容を繰り返すとはちょっと考えにくいです。

庵野秀明監督の代表作『新世紀エヴァンゲリオン』には随所にウルトラマンを想起させるような光の巨人のイメージが散見されています。
この画なんかウルトラ兄弟そのものですね。
向かって左端のカラータイマーまわりに点々がある奴がゾフィーでそのとなりの無印がウルトラマン。
カラータイマーが二重線になってるのは帰ってきたほうのウルトラマンで、右端にいるおでこにビームランプがあるのはセブンではなかろうかと・・・。
私は「他にも頭にトサカがある奴とか角が生えてる奴もいるんじゃないか?」なんて思いながら見ておりました(笑)。

きっと皆さんも同じ想像をしていることと思いますが、私は「庵野監督は『シン・ウルトラマン』で『エヴァンゲリオン』の前日譚、つまりセカンド・インパクトを描くつもりじゃないか?」と危惧しています。
↑の『エヴァ』の映像を見ているとどうしてもそんな風に思えてしまいますよね。
でも、それを円谷プロが許すとは思えません。
それだと最後はウルトラマンによって人類が滅びるというバッドエンドにならざるを得ないですら。
『シン・ゴジラ』のようになんとなく『エヴァ』との関連は匂わせる程度に留めておいて、物語自体は全く新しい独立したウルトラマン作品であって欲しいです。

それでも『エヴァ』に関連付けて考えるとするなら、あえて『エヴァ』に繋がらないパラレルワールド的ハッピーエンドにするという手もありますね。
神様(ウルトラマン)を拾った人間がその力を我が物にしようとして失敗したのが『エヴァ』のセカンド・インパクトだとしたら、今度の『シン・ウルトラマン』は正しい力の使い方を選択した人類に明るい未来が開ける物語として描いて欲しいです。
そしてこれは樋口監督が語った「ウルトラマンを受け入れる世界」にも繋がります。
公開は2021年とのことだったので、撮影開始は来年の東京オリンピック終了後だろうと思っていました。
ところが、先日いつも利用しているエキストラ募集サイトを覗いてみると、樋口監督作品の募集が出てるじゃないですか!?

タイトルは明記されていませんが、これが『シン・ウルトラマン』でなかったら一体何だというのか?(笑)。
撮影時期は今年秋からとのことですが思ってたより随分早いですね。
もう脚本は完成しているので、オリンピックで規制が厳しくなる前に撮れるところは撮ってしまおうという考えなのでしょう。

もちろん私も当然登録しました。
ロケ地がどこであろうと、当選させてもらえたなら万難を排して必ず行きますよ!。
撮影場所は関東をはじめ、山梨・岐阜・長野なども予定されています。
岐阜なら福井のお隣ですから(場所によっては)日帰りで参加することも十分可能です。
東京だって『シン・ゴジラ』の早朝ロケも夜行バスで行けました。
いざとなれば東京の親戚宅に泊まらせてもらうことも可能です。
どうか少しでも多く参加できますように!。(^人^) オ・ネ・ガ・イ♪
それと、今まで出会ったエキストラ仲間とも再開出来ると嬉しいなあ。
特に『シン・ゴジラ』でご一緒した関東の皆さんとはあれ以来お会いしていませんから。

贅沢言わせてもらえるなら、出来れば長澤まさみさんと同じシーンに参加したいですね。
もし彼女と同じフレームに収まることが出来たとしたら、向こう3年は自慢し続けられますからね(笑)。
ほとんどの場合(特に地方在住の者は)なかなか当選出来ないのですけど、外れたら外れたなりの楽しみ方も実はあります。
募集要項には時々具体的なシーンの内容や役柄について書かれていることがあるのです。
エキストラたちが個々に準備するものがある場合は特にそうで、例えば「制服の女子高生数人募集」とか「通行人数名。そのうち一人は犬を連れて歩く人」とかいった感じです。
映画公開後に改めて募集時のメールを読み返してみると、「この時の撮影はあのシーンだったんだな。」「あのシーンは●年●月●日に撮ったのだな。」などと作品が更に身近に感じられてもう一度見に行く原動力にも繋がります。
だから、映画好きな方であれば登録だけしておいても全く損はありません。
何はともあれ、大きな楽しみが増えました。
この記事をご覧いただいた皆さま方にも、是非『シン・ウルトラマン』のエキストラに参加していただきたいです。
そうして日本の特撮映画を盛り上げて次の作品に繋げていきましょう!。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。