FC2ブログ

映画と日常

週刊映画鑑賞記(2019.9/23~2019.9/29)

トガジンです。
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品について日記代わりに書き留めております。

・・・が、その前に。

樋口組9月末の応募【モザイク】
先月からエキストラの募集が始まった樋口真嗣監督の最新作『シン・ウル●ラマン』。
私はこの週末に予定されていた早朝ロケ(東京)にエントリーを出しておりました。

当選者には撮影2日前までにメールを送るとのことだったので、26日の木曜日はPCの前で正座して待っていたのですが・・・・

残念ながら落選でした (ノ_<)

樋口組9月末の募集(役柄)
募集内容から想像するに、深夜出現した怪獣から逃げ惑う一般市民といった撮影ではなかったかと思われます。
4年前『シン・ゴジラ』に応募したときは一応2シーンに参加出来たものの、怪獣映画の花形(笑)である「怪獣から逃げる役」ではありませんでした。
だから今度の募集は「死ぬまでに一度は怪獣から逃げる役をやってみたい」と願っている私としては千載一遇のチャンスだったのですがね。

でも、落ちたものは仕方ありませんね。
最近のメールによると、現在登録者は4,500人以上いるそうです。
いかに今回の募集が大人数(270名)といえど、当選率は僅か6パーセントしかありません。
クランクアップまで先はまだ長いはずなので、これからも可能な限り応募を重ねていくつもりです。



9/17(火)
『アクアマン』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)
『アクアマン』ポスター画像
「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズ第6作目。
『ジャスティス・リーグ』に登場した全身イレズミの大男:アクアマンの単独主演作品です。
(『スーパーマンVSバットマン』にもチラッと出てたらしいですが全然覚えていません。)

『ジャスティス・リーグ』は当初3時間近い上映時間だったものが諸事情により2時間ほどに短縮されたため、その時アクアマンやワンダーウーマン関連のエピソードも大幅に削られてしまったようです。
そのため『ジャスティス・リーグ』は唐突に登場してくる新ヒーローに戸惑いながら見る羽目になり気持ちよくストーリーに乗れないまま終わってしまった感がありました。
『ジャスティス・リーグ』直後に公開された『ワンダーウーマン』と同様に、アクアマンの生い立ちと最初の戦いを描いた作品になっています。

見終わった直後の感想は・・・。

「これ、映画館の大画面3Dで見たかった!」

『アクアマン』嵐
なにせ、冒頭シーンから嵐のシーン。
しかもこのアングル。
3Dで見たなら波しぶきと雨粒が目の前を飛び交い、ドルビーアトモスで劇場内に雨風の音が鳴り響いたことでしょう。

『アクアマン』水族館
幼いアーサー(アクアマン)の背後に集まる水族館の魚たち。
手前の人間たちをナメる構図で立体感を演出しています。
この映画が『アバター』以上の3D映画であることは明白です。

『アクアマン』潜水艦内
続いて潜水艦内の狭い空間が舞台に。
潜水艦と言えばサラウンド、サラウンドと言えば潜水艦であります。
上下左右から常に機械音が鳴り響き、映像面でも細長い空間内でのアクションになるため前後方面の3D効果が高いはず。

『アクアマン』シチリア
アトランティスの追手からシチリアの街を逃げまわるアーサーとメラ。
ダイナミックなカメラワークや壁をぶち破りながらつき進んでくる敵兵士など、これも3Dで楽しみたいアクションシーンです。

『アクアマン』水中格闘
そしてなんと言っても水中シーンの濃厚な音響と、水の中のためほとんど宙に浮いた状態での戦闘シーン!。

『アクアマン』鮫兵隊?
サメやタツノオトシゴを馬のように扱う合戦シーンは実に斬新な画でした。

『アクアマン』怪獣
あと、クライマックスに登場した巨大怪獣:カラゼン。
怪獣映画好きな私としては大喜びだったわけですけど、こいつが喋る時の声を演じていたのが

『サウンド・オブ・ミュージック』マリア
なんと、往年の名ミュージカル女優:ジュリー・アンドリュースさんでした!。
『メリー・ポピンズ:リターンズ』を断って選んだ仕事がコレだったとは・・・。

『アクアマン』水中
正直言ってストーリーとCG映像の緻密さという点ではかなり物足りなさも感じる作品ですが、この映画の一番の見どころ・聴きどころは3Dを意識した奥行重視の映像と水中シーンにおける濃密なサラウンド音響です。
中古でいいから3D版ブルーレイを買おうかな?。

DTS-HDMA選択
残念ながら、現在私が使っているAVアンプはドルビーアトモスには非対応のため今回はDTS-HD Master Audioを選択しました。
それでも、スクリーン上部に設置したフロント・ハイト・スピーカーからも残響音が出ているらしく(本物のドルビーアトモス再生には及ばないものの)前後左右のサラウンド感に加えて上方向の音の広がりも感じることが出来ました。
「ああ、早くドルビーアトモスやDTS:Xに正式対応したアンプが欲しいのう・・・」
そんな欲求を新たにした『アクアマン』鑑賞でありました。



9/26(木)
『ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジスタンス』第5話🈠
(ホームシアター:NETFLIX)
『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』第5話 記憶の共有
全10話を一気に見てしまうのが勿体ない気がして週に1~2本づつゆっくり咀嚼しながら見ている『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』。
早くも折り返し点の第5話まで来てしまいました。
今回リアンは、更なるゲルフリンの仲間たちと共にオーグラに出会います。
その結果全ゲルフリン族の指導者(女王)であるオルモードラに真実を知ってもらうことが出来たものの、その娘の邪推によってスケクシスに報告されてしまいオルモードラは殺されてしまいます。
1話のミラ、5話のオードンに続き3人目となるメインキャラクターの死ですが、その原因が身内の告発によるものだという濃いドラマ性がちょっと『ダーククリスタル』の世界にはそぐわない気がします。
私がそんな違和感を抱いたのには音楽担当がトレヴァー・ジョーンズではないことも影響しているかも知れません。

『ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス』第5話 アクション
この回の見どころは、クリスタル城へ連行されるリアンを仲間のガージンたちが馬車(虫車?)から救出しようとするアクションシーンです。
流れる背景はCGかも知れませんが、キャラクターは間違いなく人形ですし彼らが乗る車両もカメラの前に存在するミニチュア模型です。
1982年制作の旧『ダーククリスタル』では技術的に難しかったであろう表現を、パペット操作と2019年の映像技術で実現しています。



9/26(木)
4K版『ウルトラQ』第6~8話
(居間49インチ4K液晶テレビ:NHK BS4K録画)
毎週録画で録り貯めている『ウルトラQ』。
今月の放送分は第6話「育てよ! カメ」第7話「SOS富士山」第8話「甘い蜜の恐怖」の3本だけでした。
第8話まで進んだところで何故か2週連続で放送が無くなってしまったのです。
「まさか8話で再放送中止?。」
・・・と不安にかられましたが、どうやら来月第一週には無事第9話「クモ男爵」が放送されるとのことでホッとひと安心。
今回の中断の理由は分かりませんが、私なりになんとなくNHKの狙いが見えた気がしました。

4K『ウルトラQ』再放送は毎週水曜日の放送です。
そして来年2020年の元旦は水曜日・・・。
今回のように放送を調整すれば、2020年の元日に第19話「2020年の挑戦」を放送することになるのです。
なるほど!、流石『トクサツガガガ』や去年の「紅白」で特撮ネタをぶちかましてくれたNHKです(笑)。
(・・・って、違う?)

今回はそのうち第8話「甘い蜜の恐怖」について。

『ウルトラQ⑧』黒部進
メインゲストは『ウルトラマン』のハヤタ隊員こと黒部進さん。
東宝特撮映画では悪役(それもチョイ役ばかり)が多かった黒部さんですが、この番組では誠実な若い科学者を好演しています。
この時の朴訥とした演技が円谷英二監督の目に留まり、次回作『ウルトラマン』の主演に選ばれたのでしょうか。
実際のところは分かりませんが、そんな想像をしながら見るのも楽しいものです。

『ウルトラQ⑧』沢井桂子
ヒロインは沢井桂子さん。
『怪獣大戦争』X星人撃退のカギを握る冴えない発明家の恋人役の人です。

『怪獣大戦争』は'65年12月公開。
「甘い蜜の恐怖」の放送は'66年2月放映(撮影はもっと前だったと思われます)。
そして「甘い蜜~」の梶田興治監督は『怪獣大戦争』の助監督を務めています。

これも私の想像(妄想とも云う)ですが、「甘い蜜~」を担当することになった梶田興治監督は『怪獣大戦争』の現場で「『ウルトラQ』に出てみない?」とスカウトしたんじゃないかと(笑)。
あるいは本多猪四郎監督が推薦してくれたとか?。
いずれにしても時期的には一致しているので、『怪獣大戦争』への出演がなんらかの形で「甘い蜜の恐怖」出演に繋がったのは間違いないと思います。

『ウルトラQ⑧』清水元
そしてもうお一人、特撮ファンには見覚えのある方が!?。

『ゴジラ対ガイガン』清水元
『ゴジラ対ガイガン』(1972年)で「一つはキングギドラ、もう一つは・・・分らんな。初めて聞く音だぞ。」と、鳴き声だけで怪獣を識別していた防衛本部司令役の清水元さんです。
あと、『ウルトラマン』のライバル(?)『マグマ大使』のアース役もこの人でした。

さて、来月の『ウルトラQ』は(変更がなければ)第9話「クモ男爵」、第10話「地底超特急西へ」、第11話「バルンガ」、第12話「鳥を見た」、第13話「ガラダマ」と傑作・名作が続きます。
ああ、幸せ~。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
スポンサーサイト



COMMENTS

0 Comments

There are no comments yet.

REPLY

Leave a reply