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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2019.12/16~2019.12/22) 『ウルトラQ』『SWフォースの覚醒』『SW最後のジェダイ』

トガジンです。
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品について日記代わりに書き留めております。

今回の記事がアップされる時間には私は大阪に居て、ホテルで寝ているかミナミで旧友たちと飲んでるかのどちらかです(笑)。
土曜日のうちに書き終えて自動投稿で22日23時59分59秒にアップさせています。

キャプチャ 『スカイウォーカーの夜明け』109シネマズエキスポシティ23日
元々日曜は大阪時代の旧友(元同僚)たちと遊ぶため大阪へ行くことになっていました。
そして、そのまま一泊して月曜日109シネマズエキスポシティのIMAXシアターへ『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』を観て帰ることにしたのです。

公開から4日後になりますのであらゆるネタバレ情報をシャットダウンして観賞に挑みたいと思っています。
と言っても、一番危なっかしいのは今夜一緒に飲みに行く連中だったりするのですがね(酒も入るし)。

『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』の記事は、クリスマス明け頃にはアップする予定です。



12/16(月)
『カツベン!』🈠
(劇場:福井コロナシネマワールド)
『カツベン』PNG
月曜日はずっと楽しみにしていた『カツベン!』を見てきました。
これは昨年9月にエキストラの一人として撮影に参加してきた作品なのですが、映画自体とても面白かったうえに私の姿もしっかり2カット写っていたので大満足です。

感想(注:ネタばれ含む)とエキストラ参加時の思い出話は19日の記事(↓)に書いてますのでそちらをご覧ください。

>『カツベン!』 〜どないしよう 活動写真に写ってしもうた〜

近いうちに2回目を見に行きたいと思っていますが、次は妻と一緒に行きたいですね。
コメディは彼女も好きですし、イケメンの成田凌さんと可愛い子役さんたちとついでに亭主まで出てきますから(笑)。

『カツベン!』パンフレット表紙
今回はパンフレットのことなどを少々。
実は私、「映画好き」を自認しているにも関わらず劇場でパンフレットを買って帰ることはほとんどありません。

昔はその映画が面白ければ必ず買って帰り、サントラと合わせて何度も頭の中で反芻したものでした。
しかし、80年代後半あたりからLDや衛星放送などで全編ノーカットで見返すことが出来るようになったためパンフの必要性は無くなりました。
また、情報だけなら今はインターネットで同じ内容を知ることが可能です。
そんなわけで「パンフレットを買うお金があるならもう一回見たほうがよっぽど有意義だ」と考えるようになったのです。

それでも、自分も撮影に参加した作品だけは別です。
『シン・ゴジラ』はもちろんですが、『ちはやふる-結び-』『マンハント』『劇場版リュウソウジャー』などはパンフレットをしっかり買って写真のどこかに写っていないか探します。
それも私が現場に居たことの確かな証しになるのですから。

『カツベン!』パンフレットより
ただ残念なことに、このパンフレットに撮影風景の写真は全くと言っていいほど載っていませんでした。
かろうじて撮影現場紹介の映画村のところに「通行人を演じたエキストラの皆さんにもご注目」とあるだけです。

う~ん、残念!。
『カツベン!』のブルーレイは絶対買うことになりますから、その映像特典に太秦のメイキング場面が入ってることに期待します。



12/18(水)
『ウルトラQ』第20話「海底原人ラゴン」
(49インチ4K液晶テレビ:BS4K録画)
『ウルトラQ⑳』海底火山
富士火山帯上に位置する海底火山が大噴火!。
これは海洋地質学の石井博士が警鐘を鳴らした「日本沈没説」の前触れかも知れないと、由利子は万城目とともに博士が住む伊豆の岩根島へ取材に向かいます。

『ウルトラQ⑳』石井博士
この石井博士(演:石崎二郎)は『日本沈没』に出てくる竹内教授に相当する役どころですが、妹に「弱虫」呼ばわりされるくらい人付き合いが苦手でしかも頑固で偏屈で単なるカッコつけな中二病です(笑)。
妹が言うとおり、これじゃ救えるものも救えません。
「海底原人ラゴン」の残念な点を挙げるとするなら、この石井博士が最後まで変わらなかったことですね(笑)。

'66年当時はまだ小説「日本沈没」は執筆途中でしたが、すでに映画化権獲得に向けて東宝と大映が鍔迫り合いしていた頃です。
そんな背景から、私は東宝の田中友幸プロデューサーがパイロット版として(東宝と関係の深い)円谷プロに持ち込んだ企画ではないのか?と邪推しておりました。

しかし、時期的なことを考えるとどちらかがパクったということではなく、『ウルトラQ』の企画と小松左京先生のアイデアがたまたま重なっただけということのようです。
でもそんな末世的なSFアイデアがあちこちで同時発生するということは、当時そうした風潮とか危機感があったということなのでしょうね。
そういえば、最近NHKがやたら南海トラフ地震のシミュレーション番組を作っています。
最近地震が多いのも確かですし、政府の要人たちは何らかの具体的情報を持っているのではないか?と気になってしまいます。

『ウルトラQ⑳』黒沢年雄
噴火口近くで網にかかった妙な物体(卵)を見せびらかし、その後ラゴンに海中を引きずり回されて殺されかける若い漁師。
今回初めて気が付いたのですが、演じているのは『日本のいちばん長い日』で暑苦しい顔が強烈に印象に残っている黒沢年雄さんでした!。
デビューからまだ2年目くらいの出演作ですが、黒沢さんが『日本のいちばん長い日』に出演するのはこの翌年のことでした。

『ウルトラQ⑳』音楽好き
このラゴン、妙に胸のあたりがふくよかですが実は雌です。
彼女は島の漁師に連れ去られた我が子を取り返しにきただけなのでした。
そして、見かけによらず音楽好き。
・・・あれ?。
そういえば、音楽好きな半魚人の女の子を最近見たような?。

夜明け告げるルーのうた
湯浅政明監督のアニメ『夜明け告げるルーのうた』でした。

NETFLIX『日本沈没2020』
湯浅政明は『日本沈没』のアニメ化(NETFLIX配信)を手掛けられるそうです。
半魚人、日本沈没、そして湯浅監督と、なんだか不思議な縁で繋がっているように思います。

『ウルトラマン』第4話より
ちなみに、ラゴンは後番組『ウルトラマン』にも登場します。
ただし岩根島に出たのとは別の個体(オス)で、しかも今度は巨大化したうえに原爆の不発弾をぶら下げてました。
科特隊には以前の出現記録が残っていたらしく「音楽好きな優しい性格のはずなのに」とか言われてましたが、放射能の影響で狂暴化しておりました。
太平洋の海の底から核の恐怖とともに上陸してくる・・・まるで初代ゴジラですね!。

『ウルトラQ⑳』女同士
第90回アカデミー賞で半魚人と人間の女性の愛を描いた『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞を獲ったことは記憶に新しいところです。
その50年以上も前に、わが国に人間と半魚人との平和的接近遭遇を描く映像作品が存在していたのですね。
(どちらも原典は『大アマゾンの半魚人』ですが)



12/20(金)
『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』
(ホームシアター:Blu-ray)
フォースの覚醒
『最後のジェダイ』の前に見返して以来ですから今回はおよそ2年ぶりの鑑賞です。

本当は『ローグ・ワン』『スター・ウォーズ』(オリジナルVer)『帝国の逆襲』(オリジナルVer)『ジェダイの帰還』(オリジナルVer)と順番に見返したうえで最新シリーズの予習に入りたかったのですが、なかなか時間がとれなくて前2作のみの再確認になりました。


「第一作『スター・ウォーズ』の焼き直しに過ぎない」と揶揄されたりもしましたが、それでもやっぱり最新技術を駆使して作られた『スター・ウォーズ』として十二分に面白かったです。
しかもプリクエルトリロジー(エピソード1~3)と違って、相応に歳を取ったハン・ソロ、チューバッカ、レイア、ルークらが登場するうえに、ミレニアム・ファルコンもポンコツと呼ばれがらもかつてのように宇宙を駆け抜けるのですから!。
あと、画面に登場する異星人や動物たちもCGでなく着ぐるみやアニマトロクスにこだわっているのも肌触り感があって良かったです。
新シリーズ立ち上げの一発目としてこれ以上はない出来でした。

本作ラストでついにルークが姿を現したときには、次への期待で鼻血が出そうだったくらいなのですが・・・。



12/20(金)
『スター・ウォーズ:最後のジェダイ』
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)
最後のジェダイ ポスター
こちらも丸2年ぶりの鑑賞でした。
つまり、公開時から一度も見返していなかったという事です。
もちろんBDソフトも買っていません。
これは私の『スター・ウォーズ』シリーズ(映画)史上初めての異常事態です。(『ハン・ソロ』も買ってないですが)
この日はちょうど金曜ロードSHOW!で『最後のジェダイ』を放送していましたが、それに気付かずブルーレイをレンタルしてきてしまいました。

’78年日本公開以来『スター・ウォーズ』シリーズをリアルタイムで見続けてきた私ですらブルーレイを買わなかった作品です。
公開当時の私の感想記事は以下の過去記事にあります。

>『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』(その1)「素晴らしい!その全ての言葉が間違っている」(2017/12/20)
>『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』(その2)「3PO、不安な顔はやめなさい!」(2017/12/22)

レイとレン、そしてルークのジェダイ関係の部分は今までにない面白さがありましたが、レジスタンス側のストーリーが無駄足ばかりでひどく退屈です。

JJエイブラムス監督やローレンス・カスダン氏が組み上げた3部作ストーリーの中間点を、今作のブライアン・ジョンソン監督が好き勝手に変えてしまったのだそうです。

そりゃあ、その作品のファンだったら「俺ならこう作る!」とか「こんなスター・ウォーズが見たい!」とかいった自分なりの作品を夢想することはあるでしょう。
その気持ちは分からなくもないです。
でもそれはあくまで2次創作でしかありません。
プロとして歴史あるシリーズの一遍を任されたなら、シリーズ全体の流れを好きに変えてしまうことは控えるべきと考えます。

しかも悪いことは重なるもので、レイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーが急逝してしまいました。
この史上最大の尻ぬぐいを引き受ける羽目になったJJ監督は今作で一体どんな着地を見せてくれるのでしょうか?。
最新作『スカイウォーカーの夜明け』は、スター・ウォーズ9部作の完結編である以前に、どうやってストーリーを立て直すのかが一番の見どころになってしまいました。

『SW最後のジェダイ』また会おう
カイロ・レン(ベン・ソロ)に「また会おう」と言っておきながらも息絶えてしまったルーク。
彼は霊体となってレイとベンを導くのでしょうか?。

『SW最後のジェダイ』レイ
ルークが生命を賭して放った大技をレイは一切見ていません。
レイに対するルークのレッスン3はまだ終わっていないのです。

『SW最後のジェダイ』レイの生い立ち
レイの生い立ちもまだ明らかになったわけではありません。
『最後のジェダイ』でレイの深層記憶を透視したカイロ・レンは「レイの親は金のために娘を売った普通の人間」と言っていましたが、それが最高指導者スノークがフォースで与えた偽情報に過ぎない可能性だってあるのですから。

『SW最後のジェダイ』フォースを操る少年
そして『最後のジェダイ』で気になったのが、大ラスにどアップで写ったフォースを当たり前のように操っていた少年です、
この子の次なる出番は?。

『SW最後のジェダイ』詐欺師
あと、この詐欺師も再び登場するのですかね?。
出なければ単に『最後のジェダイ』のストーリーを引っ掻き回しただけのお邪魔虫でしかありません。
そんなんでいいのか?。

『SWスカイウォーカーの夜明け』皇帝?
予告編には皇帝パルパティーンらしき影と声が出てきます。
皇帝は実は生きていたのか?。

でも、それじゃまるで「佐渡先生の誤診で実は脳死に至っていませんでした」と言って再登場した『宇宙戦艦ヤマト完結編』の沖田艦長じゃないですか!(笑)。
それに、皇帝がまだ生きていたとするなら『ジェダイの帰還』でスカイウォーカー父子がやり遂げたことは全て徒労だったことになってしまいます。

『SWスカイウォーカーの夜明け』レイ?
そして、予告編で一番気になったのは、この赤いライトセーバーを持つレイの姿です。
堕ちるのか?堕ちるのか?、レイ!。

あああ、早く見てえ~。

J・J・エイブラムス
今までは『スター・ウォーズ』新作公開前の楽しみといえばストーリーをあれこれ想像することだったのですが、今回は前作の出来があんまりだったせいで心配はかりが先に立ってしまいます。
どうか頼んますよ、JJエイブラムス監督!。



『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』ポスター画像
まあ色々思うことはありますけど、明日(23日)は『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』を思いっきり楽しんできます。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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COMMENTS

2 Comments

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ヨッシィー  

こんばんは、トガジンさん
お友達の飲み会 スターウォーズのネタバレは防げましたか?
大阪時代とは学生時代のお友達? それとも、お仕事関係でしょうか?
どちらにしても映像の関係者ですから、油断はできませんね(笑)

今頃はスカイウォーカーの夜明けのブログを書いているのかな?

2019/12/25 (Wed) 20:01 | EDIT | REPLY |   
トガジン

トガジン  

実は危ないところでした(笑)

ヨッシィーさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

>今頃はスカイウォーカーの夜明けのブログを書いているのかな?

実はそのとおりです(笑)。
25日付けで『スカイウォーカーの夜明け』鑑賞記をアップしましたのでよろしければご覧になってください。
ネタバレしてますが、既に見ているヨッシィーさんなら問題ないですよね(笑)。

>お友達の飲み会 スターウォーズのネタバレは防げましたか?

25日の記事にも書きましたが、実は危ないところでした(笑)。
一人だけ先行上映で見てきた奴がいたのですよ。

>大阪時代とは学生時代のお友達? それとも、お仕事関係でしょうか?

みんなかつての仕事仲間です。
中には別の仕事に就いている者もいましたが、全員映画好きなことは変わっていなかったのが嬉しかったです。
出来ればあの連中と一緒に『スカイウォーカーの夜明け』を観たかったですね。

2019/12/25 (Wed) 21:47 | EDIT | REPLY |   

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