週刊映画鑑賞記(2019.12/23~2019.12/29)
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品について日記代わりに書き留めております。

先日の記事に書いた通り、23日(月)には109シネマズ大阪エキスポシティで『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を観てきました。
その時のことは25日の記事に詳しく書いていますが、今回はあちらに書ききれなかった話をいくつか採録しておきます。
主に前作『最後のジェダイ』との関連にまつわることです。

『最後のジェダイ』に登場したフォースを当たり前のように操る少年。
あれほど意味深な登場をしたうえに、映画のラストショットを飾った彼ですが、『スカイウォーカーの夜明け』には全く登場しませんでした。
おそらくブライアン・ジョンソン監督は『スター・ウォーズ』シリーズを自分なりの考えで軌道修正したかったのだと思います。
それは「フォースは誰にでもある力であり、特別な訓練を受けたジェダイ騎士や特定の血筋のものではない。」ということです。
明らかにそれは原作者ジョージ・ルーカスがエピソード1で提示したミディ=クロリアンの設定への拒絶からきたものでしょう。

迷惑な詐欺師。
こいつも全く登場しませんでした。
元々『最後のジェダイ』はレジスタンス側のストーリーが滅茶苦茶で、フィンやポーのやってることが結局ただの無駄足でしかなかったという酷い内容です。
そのどうでもいい部分をお膳立てしたのがこの詐欺師でした。
今回の完結編にはこの男の登場する余地はありませんでしたが、ブライアン・ジョンソン監督の次の3部作には重要な役どころで登場するかも知れません。

『最後のジェダイ』では、レイの生い立ちをフォースの力で垣間見たカイロ・レンがこう語っていました。
「レイの両親は誰でもなくすでに死んでいる」
『スカイウォーカーの夜明け』で明かされた彼女の両親は確かにすでに死んでいるものの、その正体は皇帝パルパティーンの息子夫婦でした。
シスの暗黒卿の実子ともなれば相当なフォースの持ち主であることは確かです。
それが「誰でもない」わけがありません。
おそらく、レイの生い立ちを見たというカイロ・レンはスノーク(パルパティーンの傀儡)によって偽の情報を与えられたのでしょう。
そう脳内補完(笑)しなければこの設定変更をスルーすることは難しいです。
前作『最後のジェダイ』は、一部の熱心なファンが撮り直しを求めてディズニーに署名運動したほど不出来な作品でした。
それをどうにか立て直して、きちんと『スター・ウォーズ』サーガにピリオドを打ってくれたJ.Jエイブラムス監督に感謝です。
エイブラムス監督には、マーク・ハミルが元気な今のうちに『最後のジェダイ』特別編として作り直していただきたいです(笑)。
結果的に今週見た映画は『スター・ウォーズ』だけでした。
記事も前の記事の余りネタで簡単に済ませています。
水曜にBS4Kで放映された『ウルトラQ』もまだ見れていませんし、金曜に観に行く予定だった『この世界の(さらにいくつかの)片隅に』も中止しました。
実は水曜日の夜、母が倒れてしまったのです。
(こんな状況で呑気に映画なんか見に行ったりしたら嫁と妹にボコボコにされてしまいます)
病院に連れて行って診てもらったところ、急に目眩や吐き気に襲われるメニエール病という病気でした。
疲れが溜まったり心配事があると発症する耳鼻科系の病気だそうです。
嫁の話によると母はこれまでも何度かフラッときたことはあったのだそうですが、立っていられなくなるほどの目眩は今回が初めてとのことでした。
幸い安静にしていれば治まるとのことで安心はしたものの、医者の話では一度かかると何度も症状が出るそうです。
大事をとって2日間入院して安静にしてもらっておりました。
母は毎日畑仕事に出るほど元気で頭もしっかりしていますがなにせもう77歳です。
無理せず長生きしてもらいたいです。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。