シアター用の椅子に必要な条件とは?
突然ですが・・・
先日、ホームシアター用に新しい椅子を買いました。

これ↑です。
オプションのアームレスト(ひじ掛け)を付けて5万円ほどでした。
一見、普通のリクライニングチェアのように見えますがチョット違います。

実は車のシートを改造したものなのです。
(車種はホンダの初期型フィット)。

もちろん、自分で改造したわけではありません。
お隣石川県にあるトレジャーチェアさんから買いました。
こちらでは廃車になった車のシートを取り外してデスクチェアや座椅子に改造して売るだけでなく、廃車になった愛車のシートを持ち込んで椅子として生まれ変わらせてもらうことも出来るそうです。
(もっと早くここのことを知っていたら、11年乗って手放した前の愛車のシートを椅子にしてもらったのに・・・)

映画を見る時は2時間から3時間イスに座りっぱなしになるのが当たり前です。
だからシアタールームの椅子は長時間座ったままでも苦痛にならない心地良さと、眠くならないための適度な硬さ(笑)の二つを兼ね備えていなければなりません。
そう考えると、長時間ドライブしていても疲れにくい車のシートをリクライニングチェアとして再利用するというのは、ホームシアター用途としてピッタリのアイデアではないでしょうか?。

リクライニングのレバーも車と同じ座席下部にあります。
車中泊よろしく、思いっきり寝かせて寝ることも可能です。
右側にレバーがあるということは、このシートは元は運転席だったということでしょうか?。
それにしては綺麗な状態で座面にヘタリがありません。
使用頻度が低かったのか?、それともトレジャーチェアさんのレストア技術が高いのか?、いずれにせよ新車のシートに座ったかのような心地よさです。

ヘッドレストの着脱部分はまさしく車のシートそのものです。
もっとも、私はシアタールームでは後頭部を覆うほど高くすることはしません。
後方からのサラウンド音声が妨げられて聞こえにくくなるからです。

ちなみに↑が今まで使ってきたリクライニングチェア。
ニトリで3万円ほどで買ったものです。
買ったのは2011年のちょうど今頃でしたから9年間使ったことになります。

汚くてお恥ずかしい。
アームレストの破れが9年間の酷使ぶりを物語っています。

汚れや破れだけならまだまだ使い続けたと思います。
座面の潰れもクッションで補えました。
しかし、椅子全体にかなりガタがきていて長時間集中して映画を見ることが辛くなってきたため買い替えを決断しました。
正面から見ると座面の凹みが右に片寄っているのが分かると思います。
実は私は映画を見ながら右に身体を傾けて頬杖をつく癖があるのです。
9年間右側にばかり体重がかかり続けたせいで椅子全体が歪んでしまったのだと思います。

トレジャーチェアさんの事を知るまでは、次のシアター用として思い切って高くて良いリクライニングチェア(日本製のザ・ファーストシリーズなど)を買うことを考えていました。
でも、それらは総じて20万~30万と高額で、妻の認可が降りるとは思えません(笑)。

それに対して、見た目はともかく(笑)5万円でこの座り心地と堅牢さが手に入ったのですから御の字であります。
既にこの椅子で映画やアニメを何本か観ましたが、以前と違って途中で背伸びをしたり首を鳴らしたりすることはほとんど無くなりました。
車の運転と同じ様に映画を見る時の集中度が上がる気がします。
また、この値段なら妻用にもう一台買ってもよさそうです。
(彼女はもう少し柔らかめの椅子が好みだと言ってましたが)
購入資金は前のAVアンプ(オンキョー:TX-NR5010)を売った7万円から捻出しました。
本当はAVアンプ入れ替えの次にアナログプレーヤーを買う予定だったのですが、気持ちよく聴ける環境が整わなければ新しいハードを購入しても意味がありません。
今回の決定は正しかったと思っております。
良い買い物をしました。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。