週刊映画鑑賞記(2020.5/11~2020.5/17)
毎週日曜は、この一週間に観た映像作品について日記代わりに書き留めております。
先日の『映像研には手を出すな!』一気見が思いのほか楽しかったこともあり、今週もNETFLIXでアニメシリーズ一気見をしておりました。
5/11(月」)~5/13(水)
『ULTRAMAN』(全13話)🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

去年配信が始まったときからずっと気になってはいましたが、光の巨人ではなくウルトラマンの能力を持つパワードスーツという点がどうしても引っかかって見るのを躊躇っていた作品です。
神山健治(攻殻機動隊SAC)&荒牧伸志(アップルシード)の共同監督作品で、映像は3DCGをセルアニメ調に変換したものっぽいです。
神山監督の『009 RE:CYBORG』も同じ手法だったと記憶しておりますが、今回の『ULTRAMAN』は人物の動きにモーションキャプチャーを導入しているらしく、最初のうちはウネウネした動きが気持ち悪くて慣れるのに時間がかかりました。
同じCGアニメでも『009』はアニメーターが動きを決めていたためこんな違和感は無かったのですがね。
動きに関しては『アップルシード』に近いものを感じたので荒牧監督の担当だったのかも知れません。
1話あたり23分x13話で総尺299分(5時間)。
初日はとりあえず4話まで。
2日目もストーリ的にキリの良い8話まで(4話分)。
3日目は残りのエース(北斗星司)編5話を見ました。

1966年のTVシリーズ『ウルトラマン』の続編という位置づけで『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』の世界観は継承していません。

主人公はかつてウルトラマンと同化していたハヤタ隊員の一人息子。
ハヤタの肉体にはウルトラマンが去ったあとも超人的な能力が残されていて、その遺伝子が息子にも受け継がれていました。
巨大化こそ出来ないものの、その力をコントロールし尚且つ生身の身体を保護するためのパワードスーツを着て異星人と戦うのが今回の『ULTRAMAN』ということです。
これって、ウルトラマンの能力を受け継いだという点以外は『アイアンマン』みたいなものじゃないですか?。
日本の特撮もので言うならば『宇宙刑事』でしょうか?。
いずれにせよ昭和生まれの特撮大好きオヤジから見たら、これを『ウルトラマン』というタイトルで出されても困ってしまいます。

それでも、見続けているうち初代『ウルトラマン』から捻った設定の数々に面白さを見いだせるようになりました。
あのゼットン星人が今では地球と友好関係にあって旧科特隊組織と協力関係にあることとか。
あのイデ隊員が(笑)組織の重役になっていてハヤタ親子をサポートしてくれるとか。

あと、ウルトラセブンが滅茶苦茶クールでカッコええやん!な感じだったこととか。
このウルトラセブンは正確には「ウルトラマン・バージョン7」なのだそうな。

思いっきり余談ですけど、それ聞いた瞬間『仮面ライダー THE NEXT』のV3が「ライダーVersion3」と言っていて「おお、それだっ」と何故か納得してしまったことを思い出しました(笑)。
あとこれも余談なのですけど、劇場版『仮面ライダー THE FIRST』と『THE NEXT』のライダーのデザインは滅茶苦茶カッコ良かったなあ。
『仮面ライダー1号』もあんなロボットみたいなデザインじゃなくてこのセンスでリファインして欲しかった・・・。
・・・閑話休題。

自称「始まりの敵」ベムラー。
ベムラーとは『ウルトラマン』第一話の敵怪獣の名であると同時に、ウルトラマンの初期企画段階の時点での名前でもあります。
しかもウルトラマンの超能力を持つハヤタ親子に対して「その力は地球にあってはならない」と言う・・・。
こいつもスペシウム光線を出せるので、もしかしてこいつの正体はウ●ト●マン?。
あるいはゾ●ィー?。
その仮説が正しければ、ウルトラマンが地球に置き忘れてしまった<人類には過ぎた力>を取り返しに来た話ということになりますね。

かつて地球に降り立った光の巨人。
残されたその力を複製して使おうとする人類。
そして、その力を奪い返そうと同じ力をを持つ敵が襲来する。
・・・あれ?。

この設定ってまるで『新世紀エヴァンゲリオン』じゃないですか?。
『ULTRAMAN』の原作は読んだことないですが、もしかすると『ULTRAMAN』は『エヴァ』に対する作者のアンサーコミックなのかも知れません。
『エヴァンゲリオン』も『ウルトラマン』が実はモチーフになっているって聞きますし・・・。

あと、私が一番好きな『帰ってきたウルトラマン』がいつどんな形で姿を現すかと思って見ていたら、謎の情報屋:ジャックとして登場してきました。
『エヴァ』繋がりで考えるなら、ジャックの役割は加持リョウジといったところでしょうか?。
でも残念ながら変身(スーツ着用)シーンはありません(エースはあるのに)。
それにしても、ジャックねえ・・・。
ヒデキ・ゴウとかじゃ駄目なんですかね~?。

同じ神山・荒牧コンビの新作として『攻殻機動隊SAC_2045』も配信が始っています。
こちらの映像は素子やバトーたち人物がふんわり立体的なイメージに仕上がっているので期待しています。

先日ブログに書いたアナログプレーヤーが届いたことで木曜日以降は毎晩古いアナログレコードを片っ端から聴きまくっておりました。
時折プチプチと鳴るアナログレコードの温かい音を聴きながら、買ったまま今まで読み損ねていた本を読み耽る日々・・・。
と言ってもほとんどマンガと雑誌ですが(〃▽〃)
巣ごもり生活もそろそろ終わりを迎えようとしている今週末、そんな優雅な時間を過ごしておりました。

レコード盤の中には汚れが目立つものもあったため、これまた久し振りに「レコードクリーナー」なんてものも買いました。
フェルト生地の布で盤面をすーっと拭き取るタイプのものです。
これを使ってる時の感触がまた懐かしいですね。
中高生時代はナガオカというメーカーのものを使っていましたが今回のはオーディオテクニカ製です。
あと、水でレコードを洗浄する機械なんてのも売ってましたがどれも3万円くらいするので諦めました。
でも、そんなレコードクリーニング用品が何種類も売られているということは、アナログレコードの復権もどうやら一過性のものではない気がしますね。

あと、レコードジャケットの保護袋もボロボロのものばかりだったので新しいものに交換しました。
中には袋が無くて裸のまま保管していたレコードもあって、そうしたものはやはりジャケットの痛みが激しいです。
新しく買った保護袋はUVカットもしてくれるという製品なので、これでこれ以上痛んだり色褪せしたりすることを防げるのではないかと思います。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。