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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2020.5/25~2020.5/31)

トガジンです。
毎週日曜は、この一週間に観た映像作品について日記代わりに書き留めております。

・・・が。
最初に謝っておきます。
タイトル詐称でスミマセン。

今週”映画”は一本も見ておりません。
映像作品で見たのはNHKの朝ドラ『エール』だけ・・・。
「それで『週刊映画鑑賞記』というタイトルはいかがなものか?」等の突っ込み&非難中傷はご容赦ください。m(_ _ )m
今週は(有難いことに)7日間丸々お仕事を頂戴して朝から晩まで大忙しだったのであります。



連日
『エール』
(居間49インチ液晶テレビ:NHK総合)
2020年春のNHK朝ドラ『エール』ポスター画像
今週は早朝から深夜までの仕事が多くて、なかなかリアルタイムでは見られませんでした。

オリジナル・福島三羽ガラス
『エール』の主人公:古山祐一のモデルは「東京オリンピックマーチ」や『モスラ』の劇伴を作った作曲家:古関裕而(右)。
親友:村野鉄男のモデルは「東京だよおっかさん」等の作詞家:野村俊夫(中央)。
そしてちょっと胡散臭い佐藤久志は歌手:伊藤久男(左)がモデルです。

『エール』福島三羽ガラス
ドラマ『エール』も、ここにきて大人になった祐一、鉄男、久志の福島出身3人組が出揃いました。
三人は故郷への想いを込めたトリオ第一作「福島行進曲」を世に送り出します。

「福島行進曲」が世に出たのは昭和6年のことです。
10年後、この三人は数多くの戦時歌謡を手掛けることになりますが、現在のドラマからは戦争の影は微塵も感じられません。
このコメディ調とも云える明るい雰囲気が戦争時代に突入してどう変わってしまのか気になります。

この世界の片隅に(2016年)
私としては、『この世界の片隅に』のように戦時の中でもポジティブに生きる人たちとして描いて欲しいと思っております。
そういえば、『エール』ってなんだか『この世界の片隅に』のタッチに似ている気がしますね。

『エール』「椿姫」に挑む音
一方の音は音楽学校の記念公演「椿姫」のオーディションに挑み最終選考まで残りますが、選者からは「貴女は主人公の気持ちを理解していない」と酷評されてしまいます。

『エール』喫茶バンブーの梶取夫妻
そんな音に喫茶バンブーの梶取夫妻が「椿姫」を演じて見せてくれます

『エール』では、舞台が変わるたび必ず気のいい仲間たちが登場して主人公たちを盛り上げてくれました。
祐一の両親と弟。
音の母親と姉妹たち。
川俣銀行時代の同僚たち。
コロンブスレコードの面々。
そして、現在の東京編ではこの夫婦が良い味出してくれています。

ご主人役は野間口徹さん。
『シン・ゴジラ』でゴジラのエネルギー源に着目した立川を演じた人です。
長谷川博己さんや高橋一生さん以外にもこうして『シン・ゴジラ』出演者が各方面で活躍してくれているのは見ていて嬉しいです。

奥さん役は『時をかける少女』(2010年版)の仲里依紗さん。
細田守監督のアニメ版でも声優として主演を務めました。

『エール』鉄男の失恋
一方、鉄男には恋人との辛い別れが。
様々な事情により鉄男への想いを断ち切らねばならない彼女は「すでに結婚が決まっている」と嘘をついて鉄男の元を去る。
それは「椿姫」の物語そのものでした。
その姿を目の当たりにした音は選考会で「椿姫」を切々と歌い上げ、見事主役の座を勝ち取ったのでありました。

なんとも出来過ぎなストーリー!。
これがもし、お金出して見た映画だったら「なんだこのご都合主義な展開は!」と怒るか鼻で笑うかのどっちかです(笑)。
しかし、毎朝15分づつ見続けてキャラクターにどっぷり情が移った今では「おお~、良かった良かった」とか「鉄男切ないな~」とか素直にこの物語を楽しめてしまうのであります。
これが朝ドラの魅力(魔力とも云う)というものなのですね。



来週前半はローテーションの関係で休みが続くので、久し振りに映画館へ足を運んでみたいと考えております。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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