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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2020.8/3~2020.8/9)

トガジンです。
毎週日曜日は、この一週間に観た映像作品の感想などを日記代わりに書き留めております。

先日ドコモでスマホの機種変更をしたのですが、その特典の一つにディズニー・プラス一年間視聴料タダというのがあり、早速以前から気になっていたこの作品を視聴しました。



8/3(月)~8/8(土)
『マンダロリアン(全8話)』🈠
(ホームシアター:ディズニー・プラス配信)
『マンダロリアン』ポスター画像
主人公の姿を見て「ボバ・フェットが生きていたのか?」と勘違いした人も多いと思います。(かく言う私もその一人)
”マンダロリアン”とは彼の名前ではなく、「マンダロア人」という呼称であって、彼の本名は最終回まで明かされません。
作中では、旧知の人物からは”マンドー”と呼ばれていました。

ボバ・フェット
ボバ・フェットとは、『帝国の逆襲』でカッコよく登場して人気沸騰したにも関わらず、次の『ジェダイの帰還』ではマトモに活躍することもないままあっさり死んでしまったバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)のことです。
ウソかホントか知りませんが、なんでも調子に乗った中の人が『帝国の逆襲』公開後に次回作のストーリーをペラペラ喋ったことに腹を立てたルーカスがボバの最期を思いっきり間抜けなものに変えてしまったとか。
それでも、ボバ・フェットがカッコ良く活躍するところを見たいというファンの願いは強かったようで、エピソード2でボバの出目が描かれたり、スピンオフの一つとしてボバの映画も企画されていました(現在は凍結中)。

『マンダロリアン』マンドーとボバ・フェット
スピンオフドラマ『マンダロリアン』はそんなボバファンの切なる願いを違った形で映像化したものだと考えています。
時代設定は『ジェダイの帰還』の5年後で、マンドーはボバ・フェットと似た鎧とヘルメットを着用していますがボバやジャンゴとは別人です。

『マンダロリアン』ベビーヨーダ
物語のキーパーソンは何と言ってもこのベビーヨーダ。
正確にはヨーダと同じ種族の別個体で、ベビーといってもこれで50歳だそうです。

嬉しかったのはこれがCGではなく、ちゃんと人形師が操作するパペットを使って撮影していることです。
NETFLIXの『ダーク・クリスタル:エイジ・オブ・レジスタンス』もそうでしたが、最近はなんでもかんでもCGで済ませようとはせず昔ながらのアナログ特撮を復活・維持させようとしているようです。
昭和の手作り特撮大好きおぢさんとしては、日本の特撮界も安っぽいCGやデジタル合成を止めて、アナログ回帰の方向に目を向けてもらいたいです。



第1話「マンダロリアン」
『マンダロリアン』主人公
帝国崩壊から5年後の世界。
帝国の通貨価値がひどく下がっているという点が面白かったです。
これは第一次大戦後ドイツのマルクが大暴落したことをモデルにしているものと思われます。
新共和国もまだ発足から間がないため、政治が安定していない様子です。

『マンダロリアン』カルガ
マンドーに仕事を斡旋するカルガ役は『ロッキー』のアポロ役だったカール・ウェザース。
音楽がどことなく『ロッキー』のメロディに似ている気がするのはそのせいでしょうか?(笑)。

第2話「ザ・チャイルド」
『マンダロリアン』ジャワ
惑星アルバラー7でベビーヨーダを捕獲したものの、ジャワに船を荒らされ帰還不能に。
へえ~、ジャワってタトゥイーン以外にもいるんだ?。

『マンダロリアン』マンドーとクイール
そこで地元民のクイールに助けられることに。
演じているのはなんと『48時間』のニック・ノルティ。
意外なキャスティングですが、実はニックは最初の『スター・ウォーズ』でハン・ソロ役のオーディションを受けたことがあるそうです。
素顔の全く映らない役ではありますが、約44年越しで『SW』ワールドに出演を果たしたわけですね。

『用心棒』の権爺
あと、私はこのクイールを見ていると『用心棒』の居酒屋の親父を思い出します。
への字口した頑固オヤジ風の顔つきが東野英治郎さんにソックリじゃないですか?。

第3話「罪」
『マンダロリアン』主人公マンドー
ベビーヨーダに情が移ったマンドーはクライアントのアジトを襲撃してベビーを助け出します。
私はこういう「百戦錬磨の戦士がか弱い女子供を守って全力で戦う」話が大好物なのですよ。
もっとも、ベビーとはいえヨーダと同じ種族ですから決してか弱くはなさそうですが・・・

『マンダロリアン』マンドーとベビー
幼いヨーダ(ヨーダと同じ種族の子供)と腕利きの戦士の組み合わせを見ているとなんとなく『子連れ狼』を連想しますね。

第4話「楽園」
『マンダロリアン』第4話 訓練
マンドーが盗賊(帝国軍の残党)に怯えながら暮らす小さな村を守るお話。
このプロットは黒澤明監督の『七人の侍』そのものです。

監督のブライス・ダラス・ハワードは、『ジュラシック・ワールド』のツンデレ運営者クレア役でお馴染みの女優であると同時に、『ハン・ソロ』のロン・ハワード監督の娘さんでもあります。
ブライス監督はこれが初監督作品らしいですが、これって『ハン・ソロ』繋がりでしょうか?。

『マンダロリアン』第4話 ヘルメット
この回でマンダロリアンたちは人前では決してヘルメットを脱がないという掟について語られました。
・・・ん?。

ジャンゴ・フェット(人前でヘルメット脱いでる)
それじゃ『クローンの攻撃』でオビワンの面前でヘルメット脱いでたジャンゴ・フェットは?
ジャンゴはマンダロリアンの一人じゃなかったのでしょうか?。
それとも便利な装備を持ち出して逃げ出した脱走兵だったとか?。

第5話「ガンファイター」
『マンダロリアン』にこの酒場が!
ストーリー的にはあまり惹かれるものはなかった回です。
しかし、今回の見どころはなんといっても舞台となる惑星でした。
なんと、『スター・ウォーズ』サーガ始まりの地である惑星タトウィーンに降り立ったのです。
あの宇宙港、あの酒場、あの生き物、あの種族が登場。
かつてハン・ソロがグリードを射殺したあの席でマンドーと新米賞金稼ぎが会話するシーンがありましたが、私は無意識のうちに後ろの壁にグリードが撃った(と後付けされた)弾痕を探しておりました(笑)。
『マンダロリアン』は確かに『スター・ウォーズ』世界の一部なのです。

第6話「囚人」
『マンダロリアン』悪党ども
日銭稼ぎのため、一癖も二癖もあるならず者達と組んである囚人の救出作戦に参加したマンドー。
そのうちの一人はマンドーに恨みを抱いているご様子・・・。
アクションとラストの大逆転が痛快な一遍です。

ところで、写真右端のヒゲモジャ親父はずいぶん昔にマンドーと組んでいたとのこと。
てことは・・・マンドーも彼くらいの年齢なのか?。

第7話「罰」
『マンダロリアン』帝国軍残党
ベビーヨーダ捕獲を依頼したクライアントは旧帝国軍将校のモフ・ギデオンでした。
ヨーダ族のフォースの力を皇帝復活のために使おうとでもしているのでしょうか?

また、ギデオンはマンダロリアンの過去に詳しく「マンダロア包囲戦」や「千の涙の夜」について触れていました。
「千の涙の夜」というのは記憶にないですが、「マンダロア包囲戦」は『クローン・ウォーズ』で描かれていたはずです。
『マンダロリアン』第2シーズン開始までに『クローン・ウォーズ』を見返しておきたいところです。
あと、まだ未見の『反乱者たち』も!。

第8話「贖罪」
a>『マンダロリアン』IG-11 まさかこいつに泣かされるとは・・・
第1シーズン最終話は元ハンタードロイドだったIG-11の独壇場でした。
(タイカ・ワイティティー監自身がIG-11の声優でもあるせい?)
看護ドロイドに改造されたIG-11は、預かったベビーヨーダを身を挺して銃弾から護り、傷ついたマンドーを治療して、最後は彼らを逃がすためその身を犠牲に・・・。
まさかこいつに泣かされることになるとは思いませんでした。

『マンダロリアン』ベビー・ヨーダ
第2シーズンはベビーを母星に送り届ける話になるのでしょうか?。
『フォースの覚醒』から始まる新々三部作ではベビーヨーダの存在んど一切語られていなかったことから、今後ベビーとマンドーがどうなっていくのか気になります。
帝国の復活を目指すパルパティーンとその臣下たちがあれだけのフォースの持ち主を放っておくはずはないのですから。



【視聴方法について】
ノートPCとAVアンプ
ディズニー・プラスはNETFLIXやアマゾンビデオのようにBDプレーヤーやプレイステーションでは観ることは出来ません。
パソコンとスマホの他、APPLE TVとかFire TVなどといったVODプレーヤーにアプリを入れて観ることになります。
今回の『マンダロリアン』全8話はノートパソコンをAVアンプに繋いで視聴しましたが、PCの置き場が無くて仕方なく一時的にレコードプレーヤーの上に置きました。
しかし毎回この置き方をするわけにはいきません。

amazon-or-apple1.png
TVアニメとかメイキングくらいならパソコン画面で見ても良いのですが、『マンダロリアン』のような力の入った作品や劇場用作品はやはり大画面で見たいものです。
そのためにFire TVかAPPLE TVを買うことを思案中であります。
Fire TV Stickは5千円くらい。
APPLE TV 4Kは高いけどその分性能も良さそう・・・。



途中、仕事で帰宅が深夜に及んで何も見られなかったり、熱中症でフラフラになって帰宅してテレビどころではない日もありましたが、なんとかこの一週間で『マンダロリアン』第1シーズン全8話(計314分)を走破することが出来ました。

最終回視聴後、「やり切った」感にドップリ浸りつつ今週の感想記事を書き始めたのですが・・・。

迂闊!

今日になって初めて気が付きました。

『ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020』ポスター画像
いつの間にか、福井でも『ブルース・リー 4K リマスター復活祭2020』の上映が始まっていたのです。

20191014 メトロ劇場
開催は福井が誇るインディーズ劇場:メトロ劇場さん。
ブルース・リー上映時には年配者が大勢集まるんだろうなあ。
(ま、私もその一人なのですがね。)

メトロ劇場 8月スケジュール表
が、しかし!。
第1弾の『ドラゴン危機一発』は先週木曜日に既に上映終了しておりました。

私としたことがなんたる不覚!。

最近は映画館へ足が遠のいていたこともあってチェックを怠っておりました。
これが『ドラゴン危機一発』を映画館で見られる最初で最後のチャンスだったかも知れなかったのに~。

『死亡遊戯』と『カタストロフ』
私が初めて映画館で観たブルース・リーは、中2の時観た『死亡遊戯』でした。
その時の同時上映が何故か『カタストロフ 世界の大惨事』(笑)で、これを『宇宙からのメッセージ』とハシゴして観たのです。
ところが、リー師父のあまりのカッコよさに『カタストロフ』はもとより『宇宙からのメッセージ』も記憶から消し飛んでしまいました。

『燃えよドラゴン』ポスター画像
あと、『燃えよドラゴン』も「午前十時の映画祭」で見ています。
私が映画館で観たことあるのはこの2本だけです。


ずっと『危機一発』『怒りの鉄拳』『ドラゴンへの道』の三本も映画館で観たいと願っていた私にとって今回の「4K リマスター復活祭」はその千載一遇のチャンスのはずでした。
それなのに開催の情報を見逃してしまうとは・・・俺のバカ、俺のバカ、俺のバカ・・・・・・・・。

『ドラゴン怒りの鉄拳』ポスター画像
『危機一発』は逃しましたが、今度の木曜までになんとしてでも『ドラゴン怒りの鉄拳』を観に行かねば!。

『ドラゴンへの道』
そして来週は当然『ドラゴンへの道』も!。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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