週刊映画鑑賞記(2021.8/30~2021.9/5)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。
先週の記事を読んだ妻の一言・・・いや三言。
「長い! クドい! 写真多すぎ!」
う~む、確かに。
いや、自分でも分かってはいるのですよ。
各作品ごとの感想記事は見たその日の晩にざっくりとだけ書いて日曜日にまとめることにしているのですが、それまでの数日間のうちに「あれも書いておきたい」「これも付け加えねば」とどんどん増えていってしまうのです。
今週からは文章も画像も必要最小限に抑えるよう努力する・・・つもりです。
8/30(月)~9/1(水)
『アニメーション作家 岡本忠成の世界』
(ホームシアター:WOWOWプラス録画)

「川本喜八郎の世界」と同じく、WOWOWプラスで録画した岡本忠成さんの作品集。
約2時間(冒頭10分は岡本さんの紹介ドキュメンタリー)の中に全部で7本の短編アニメが収録されています。
全部を一気に見てしまうのは勿体ない気がして、一晩に2~3作品ずつ3日間かけて楽しませてもらいました。

私が岡本忠成さんの作品に初めて触れたのは、川本喜八郎さんと同じく’86年に発売されたレーザーディスクの作品集でした。
その後DVD化もされましたが、そのDVDは廃盤となった現在では異常としか言いようのない高値で取引きされています。
これでは見たいと思っても容易に見ることが出来ません。
今回の4Kリマスター化を機に川本・岡本両氏の作品集が適正価格でソフト化されることを切に願います。
「花ともぐら」(1970年)

タイトルは「花ともぐら」ですが、モグラはほとんど登場しません。
綺麗なお花畑の地下でうごめくモグラの存在を想像させるような演出になっていて、世の中の表舞台だけでは見えてこない世界の繋がりといったものを子供たちに考えさせる作品になっています。
ただし、逆にそういった洞察力の無い子が見るとひどくつまらない作品に思えるかも知れませんが・・・。
「チコタンぼくのおよめさん」(1971年)

思春期の男の子が好きな女の子への想いを大阪弁で切々と語る微笑ましい作品。
・・・と思いきや!。
ラストで突然襲いかかってくる胸を引き裂かれるような悲劇!。
あのラストは原作(歌)にある通りですが、アニメではチコタンを奪われた少年がむき出しの憎悪を全ての大人にぶつけます。
ここに岡本さんのセンスというか邪気を感じました。
「モチモチの木」(1972年)

原作は切り絵で描かれていて夜の闇の怖さや豆太の不安や焦燥感が痛いほど伝わりましたが、アニメは和紙を使った温かい絵柄に浄瑠璃を使ったコミカルタッチになっていたため全く印象が変わっておりました。
「サクラより愛をのせて」(1976年)

大阪のおばちゃん最強(最恐)伝説(笑)。
しれっとした顔して、ムカつく相手を(身体的にも社会的にも)再起不能なまでに叩きのめしてくれます。
でも、どうしてタイトルが「サクラより愛をのせて」なのかは分からずじまいでした。
「虹に向かって」(1977年)

ただの人形のはずなのに、どうしてこんなに艶っぽいのだろう?。
ただの人形なのに、どうしてこの子たちの幸せを願わずにいられないのだろう?。
岡本アニメには珍しい(笑)最後まで優しく愛に満ちた作品です。
「おこんじょうるり」(1982年)

浄瑠璃を奏でるシーン。
なんて楽しそうに歌うんだろう。
ばあ様ならずとも身体が自然に動き出してしまう・・・。
しかし、ラストは穏やかな雰囲気から一転、暴漢から婆さまを守るためおこんが牙を剥く!。
「注文の多い料理店」(1991年)

遺作。
1990年に岡本さんが死去した時点では作画が50%ほど終わった程度でした。
その後完成が危ぶまれましたが、盟友の川本喜八郎さんが監修という形で参加して完成にこぎつけた作品です。
「チコタン」「おこんじょうるり」と同じく、最後にはやはり虐げられた者が隠し持った牙をむき出しにして反撃します。
「アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2&3 川本喜八郎、岡本忠成監督特集上映」。
もし、お近くで上映が行われているのを見つけたとしたら騙されたと思って見てください。
一生の宝物となる一本に出会えるかも知れませんよ。
9/2(木)
『ゴジラ対ヘドラ』
(ホームシアター:日本映画専門チャンネル4K録画)

日本映画専門チャンネルの「ゴジラ最恐画質」の中で一番楽しみにしていた作品です。
なぜならば、(これまで何度も書いていますが)これが私が生まれて初めて映画館で見た映画なのですから!。
もちろん、以後もLD、DVD、ブルーレイ、BS放送(HD)などで何度か見返しています。
しかし、そのどれもが画質・音質の面で満足いくものではありませんでした。

しかし、今回の4Kリマスター版は映像も音声も驚くほどクリアになっていました。
(静止画では判りづらいですが)ヘドラ最終形態の表面にキラキラとラメのような光が散りばめられていたことに今回初めて目が行きました。
飛び散ったヘドロが立てるびちゃびちゃという音もリアルです。

4Kリマスター映像は「鮮明」というよりは「生々しい」という表現が合っている気がします。
実際に生魚をプールに投げ込んで撮影したというヘドロのシーンの腐った魚のこのヌメリ具合!。
公開当時、私はまだ小学一年生で東京には一度も行ったことがなく、また福井の綺麗な海しか知らない純真な子供(笑)でした。
そのため、『ゴジラ対へドラ』や『宇宙猿人ゴリ(スペクトルマン)』や『帰ってきたウルトラマン』(ザザーンとゴキネズラ)を見たせいで「東京ってどんだけ汚いとこなんや・・・」と深層意識にガッツリ刷り込まれてしまいました。
そして今、あの時の怖れや嫌悪感が色鮮やかに蘇ってきたのです(笑)。

シネスコスクリーンの両端にヘドラとゴジラが人間たちを挟んで対峙するこの画面。
中央部の小さな人間たち一人一人の挙動や服装も手に取るように分かります。
初めて映画館の巨大画面でこの映画を観た私は、その感激と興奮を書き残そうとこの場面を夏休みの絵日記に描きました。
しかし、1ページだけではとても想いのたけを書ききれません。
そこで私は、見開き2ページを使ってシネマスコープを再現したのです。
そして新学期。
先生は「たいへんよくできました」と花丸をくれましたが、その後に「でも絵日記は一日1ページにしましょうね」と書き添えてありました。

春から始まった「ゴジラ最恐画質」シリーズも残るは来月の『ビオランテ』のみ。
今は亡きスーちゃんのお姿を4Kリマスターで見られるのが楽しみで仕方ありません。
(ちなみに私、中学時代はスーちゃん推しのキャンディーズファンでした。)
【今週のその他諸々】
■8/30(月)
『ウルトラQ』第23話「南海の怒り」
(ホームシアター:BS4K録画)

特撮の神様:円谷英二監督はタコがお好き?。
’62年『キングコング対ゴジラ』、’65年『フランケンシュタイン対地底怪獣』(海外版のみ)、’66年『サンダ対ガイラ』の3作に登場させてますし、実はゴジラの企画初期で円谷監督が提案したのは恐竜型怪獣ではなくタコ怪獣だったそうです。
誰も「オヤジさん、またタコっすか?」とか言わなかったのかな?(笑)。
「南海の怒り」は66年の放映ですが、撮影は前年秋に行われたそうです。
もしかすると『フランケンシュタイン対地底怪獣』で使ったタコを再利用したのかも知れません。

大ダコから少年を助けようと岩場を駆け上っていく万城目淳こと主演の佐原健二さん。
ただでさえ危険なアクションですが、よく見ると革靴で崖を登っているではありませんか!。
若干早回しの動きになっていることから安全には気を付けて撮影していると思いますが、それでもこれは現在ではとても考えられないことです。
ラゴンの回にもこんな危険な場所で佐原さんが怪獣と対峙する場面がありましたが、当時はこんなこと(主演俳優が自ら危険な場所で演技すること)は当たり前だったのでしょうか?。
佐原さんが『ウルトラQ』のオファーを受けた時、円谷英二監督から直々に「健ちゃん、頼むね。」と言われてとても感激されて今もそのことは人生の宝物と言っていらっしゃいます。
その熱い気持ちが多少危険を伴うようなアクションも自ら演じる原動力となっていたのかも知れません。
やはり神様には相手をその気にさせる不思議な力があったのですね。
9/1(水)
『ブラック・ジャック KARTE9:人面瘡』
(ホームシアター:WOWOWプラス録画)

「マリア達の勲章」と同じく実に救いのない話。
子供時代に父親から受けた仕打ちがトラウマとなり、人面瘡と多重人格障碍を同時に患った大企業の御曹司が今回の患者です。

患者の悲惨な境遇とあまりにも困難な治療に思案するBJ。
その背後に咲き誇っていた美しいアジサイの花が一瞬で人面瘡に変わる場面に驚愕。
数年ぶりに見ましたが思わず身震いしました。
■9/4(土)
『ウルトラマン80』
(ホームシアター:ファミリー劇場録画)

第43話「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」
主役の子供がひどく性格破綻していて見ていて非常に不愉快な話でした。
このクソガキ 少年は、バルタンに騙される前から自分の意志で偽UFO写真を撮って友達を騙そうとしていましたし、それを見透かされると今度は異常なまでにムキになって相手を威嚇し喧嘩を仕掛けます。
こんな狂人のような役を一所懸命演じている子役さんが気の毒にさえ思います。
シナリオに問題があることは明白ですが、私はこんなシナリオを書いた脚本家の人間性そのものを疑います。

第46話「恐れていたレッドキングの復活宣言」
ユリアンが持っていた「どんなケガでも病気でもへっちゃら」というメディカル・ガン。
そんないいモノ持っていたのなら、どうしてあのとき城野隊員を助けてやらなかったのか・・・。
壺から出てきた魔法使いもレッドキングもこの1シーンのせいで全然記憶に残りませんでした。
今週は出来るだけ抑え気味に書くつもりだったんですが、それでもかなり長くなってしまいました。
でも、先週と今週はどちらも短編アニメ集がメインだったので、どうしてもこんなボリュームになってしまうのです。
それに書きたいことが山ほどあるのだから仕方ありません。
(これでも最初に書いた内容から半分近く削っていたりします)
言いたいことを無理に溜め込むのは身体に毒ですから(笑)今後もこのペースで書いていくつもりです。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。
先週の記事を読んだ妻の一言・・・いや三言。
「長い! クドい! 写真多すぎ!」
う~む、確かに。
いや、自分でも分かってはいるのですよ。
各作品ごとの感想記事は見たその日の晩にざっくりとだけ書いて日曜日にまとめることにしているのですが、それまでの数日間のうちに「あれも書いておきたい」「これも付け加えねば」とどんどん増えていってしまうのです。
今週からは文章も画像も必要最小限に抑えるよう努力する・・・つもりです。
8/30(月)~9/1(水)
『アニメーション作家 岡本忠成の世界』
(ホームシアター:WOWOWプラス録画)

「川本喜八郎の世界」と同じく、WOWOWプラスで録画した岡本忠成さんの作品集。
約2時間(冒頭10分は岡本さんの紹介ドキュメンタリー)の中に全部で7本の短編アニメが収録されています。
全部を一気に見てしまうのは勿体ない気がして、一晩に2~3作品ずつ3日間かけて楽しませてもらいました。

私が岡本忠成さんの作品に初めて触れたのは、川本喜八郎さんと同じく’86年に発売されたレーザーディスクの作品集でした。
その後DVD化もされましたが、そのDVDは廃盤となった現在では異常としか言いようのない高値で取引きされています。
これでは見たいと思っても容易に見ることが出来ません。
今回の4Kリマスター化を機に川本・岡本両氏の作品集が適正価格でソフト化されることを切に願います。
「花ともぐら」(1970年)

タイトルは「花ともぐら」ですが、モグラはほとんど登場しません。
綺麗なお花畑の地下でうごめくモグラの存在を想像させるような演出になっていて、世の中の表舞台だけでは見えてこない世界の繋がりといったものを子供たちに考えさせる作品になっています。
ただし、逆にそういった洞察力の無い子が見るとひどくつまらない作品に思えるかも知れませんが・・・。
「チコタンぼくのおよめさん」(1971年)

思春期の男の子が好きな女の子への想いを大阪弁で切々と語る微笑ましい作品。
・・・と思いきや!。
ラストで突然襲いかかってくる胸を引き裂かれるような悲劇!。
あのラストは原作(歌)にある通りですが、アニメではチコタンを奪われた少年がむき出しの憎悪を全ての大人にぶつけます。
ここに岡本さんのセンスというか邪気を感じました。
「モチモチの木」(1972年)

原作は切り絵で描かれていて夜の闇の怖さや豆太の不安や焦燥感が痛いほど伝わりましたが、アニメは和紙を使った温かい絵柄に浄瑠璃を使ったコミカルタッチになっていたため全く印象が変わっておりました。
「サクラより愛をのせて」(1976年)

大阪のおばちゃん最強(最恐)伝説(笑)。
しれっとした顔して、ムカつく相手を(身体的にも社会的にも)再起不能なまでに叩きのめしてくれます。
でも、どうしてタイトルが「サクラより愛をのせて」なのかは分からずじまいでした。
「虹に向かって」(1977年)

ただの人形のはずなのに、どうしてこんなに艶っぽいのだろう?。
ただの人形なのに、どうしてこの子たちの幸せを願わずにいられないのだろう?。
岡本アニメには珍しい(笑)最後まで優しく愛に満ちた作品です。
「おこんじょうるり」(1982年)

浄瑠璃を奏でるシーン。
なんて楽しそうに歌うんだろう。
ばあ様ならずとも身体が自然に動き出してしまう・・・。
しかし、ラストは穏やかな雰囲気から一転、暴漢から婆さまを守るためおこんが牙を剥く!。
「注文の多い料理店」(1991年)

遺作。
1990年に岡本さんが死去した時点では作画が50%ほど終わった程度でした。
その後完成が危ぶまれましたが、盟友の川本喜八郎さんが監修という形で参加して完成にこぎつけた作品です。
「チコタン」「おこんじょうるり」と同じく、最後にはやはり虐げられた者が隠し持った牙をむき出しにして反撃します。
「アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2&3 川本喜八郎、岡本忠成監督特集上映」。
もし、お近くで上映が行われているのを見つけたとしたら騙されたと思って見てください。
一生の宝物となる一本に出会えるかも知れませんよ。
9/2(木)
『ゴジラ対ヘドラ』
(ホームシアター:日本映画専門チャンネル4K録画)

日本映画専門チャンネルの「ゴジラ最恐画質」の中で一番楽しみにしていた作品です。
なぜならば、(これまで何度も書いていますが)これが私が生まれて初めて映画館で見た映画なのですから!。
もちろん、以後もLD、DVD、ブルーレイ、BS放送(HD)などで何度か見返しています。
しかし、そのどれもが画質・音質の面で満足いくものではありませんでした。

しかし、今回の4Kリマスター版は映像も音声も驚くほどクリアになっていました。
(静止画では判りづらいですが)ヘドラ最終形態の表面にキラキラとラメのような光が散りばめられていたことに今回初めて目が行きました。
飛び散ったヘドロが立てるびちゃびちゃという音もリアルです。

4Kリマスター映像は「鮮明」というよりは「生々しい」という表現が合っている気がします。
実際に生魚をプールに投げ込んで撮影したというヘドロのシーンの腐った魚のこのヌメリ具合!。
公開当時、私はまだ小学一年生で東京には一度も行ったことがなく、また福井の綺麗な海しか知らない純真な子供(笑)でした。
そのため、『ゴジラ対へドラ』や『宇宙猿人ゴリ(スペクトルマン)』や『帰ってきたウルトラマン』(ザザーンとゴキネズラ)を見たせいで「東京ってどんだけ汚いとこなんや・・・」と深層意識にガッツリ刷り込まれてしまいました。
そして今、あの時の怖れや嫌悪感が色鮮やかに蘇ってきたのです(笑)。

シネスコスクリーンの両端にヘドラとゴジラが人間たちを挟んで対峙するこの画面。
中央部の小さな人間たち一人一人の挙動や服装も手に取るように分かります。
初めて映画館の巨大画面でこの映画を観た私は、その感激と興奮を書き残そうとこの場面を夏休みの絵日記に描きました。
しかし、1ページだけではとても想いのたけを書ききれません。
そこで私は、見開き2ページを使ってシネマスコープを再現したのです。
そして新学期。
先生は「たいへんよくできました」と花丸をくれましたが、その後に「でも絵日記は一日1ページにしましょうね」と書き添えてありました。

春から始まった「ゴジラ最恐画質」シリーズも残るは来月の『ビオランテ』のみ。
今は亡きスーちゃんのお姿を4Kリマスターで見られるのが楽しみで仕方ありません。
(ちなみに私、中学時代はスーちゃん推しのキャンディーズファンでした。)
【今週のその他諸々】
■8/30(月)
『ウルトラQ』第23話「南海の怒り」
(ホームシアター:BS4K録画)

特撮の神様:円谷英二監督はタコがお好き?。
’62年『キングコング対ゴジラ』、’65年『フランケンシュタイン対地底怪獣』(海外版のみ)、’66年『サンダ対ガイラ』の3作に登場させてますし、実はゴジラの企画初期で円谷監督が提案したのは恐竜型怪獣ではなくタコ怪獣だったそうです。
誰も「オヤジさん、またタコっすか?」とか言わなかったのかな?(笑)。
「南海の怒り」は66年の放映ですが、撮影は前年秋に行われたそうです。
もしかすると『フランケンシュタイン対地底怪獣』で使ったタコを再利用したのかも知れません。

大ダコから少年を助けようと岩場を駆け上っていく万城目淳こと主演の佐原健二さん。
ただでさえ危険なアクションですが、よく見ると革靴で崖を登っているではありませんか!。
若干早回しの動きになっていることから安全には気を付けて撮影していると思いますが、それでもこれは現在ではとても考えられないことです。
ラゴンの回にもこんな危険な場所で佐原さんが怪獣と対峙する場面がありましたが、当時はこんなこと(主演俳優が自ら危険な場所で演技すること)は当たり前だったのでしょうか?。
佐原さんが『ウルトラQ』のオファーを受けた時、円谷英二監督から直々に「健ちゃん、頼むね。」と言われてとても感激されて今もそのことは人生の宝物と言っていらっしゃいます。
その熱い気持ちが多少危険を伴うようなアクションも自ら演じる原動力となっていたのかも知れません。
やはり神様には相手をその気にさせる不思議な力があったのですね。
9/1(水)
『ブラック・ジャック KARTE9:人面瘡』
(ホームシアター:WOWOWプラス録画)

「マリア達の勲章」と同じく実に救いのない話。
子供時代に父親から受けた仕打ちがトラウマとなり、人面瘡と多重人格障碍を同時に患った大企業の御曹司が今回の患者です。

患者の悲惨な境遇とあまりにも困難な治療に思案するBJ。
その背後に咲き誇っていた美しいアジサイの花が一瞬で人面瘡に変わる場面に驚愕。
数年ぶりに見ましたが思わず身震いしました。
■9/4(土)
『ウルトラマン80』
(ホームシアター:ファミリー劇場録画)

第43話「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」
主役の子供がひどく性格破綻していて見ていて非常に不愉快な話でした。
この
こんな狂人のような役を一所懸命演じている子役さんが気の毒にさえ思います。
シナリオに問題があることは明白ですが、私はこんなシナリオを書いた脚本家の人間性そのものを疑います。

第46話「恐れていたレッドキングの復活宣言」
ユリアンが持っていた「どんなケガでも病気でもへっちゃら」というメディカル・ガン。
そんないいモノ持っていたのなら、どうしてあのとき城野隊員を助けてやらなかったのか・・・。
壺から出てきた魔法使いもレッドキングもこの1シーンのせいで全然記憶に残りませんでした。
今週は出来るだけ抑え気味に書くつもりだったんですが、それでもかなり長くなってしまいました。
でも、先週と今週はどちらも短編アニメ集がメインだったので、どうしてもこんなボリュームになってしまうのです。
それに書きたいことが山ほどあるのだから仕方ありません。
(これでも最初に書いた内容から半分近く削っていたりします)
言いたいことを無理に溜め込むのは身体に毒ですから(笑)今後もこのペースで書いていくつもりです。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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