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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2021.12/6~2021.12/12)

トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

20211212 「週刊映画鑑賞記」トップ画像
今週は25分程度の短編アニメ4本と『ゴジラxメガギラス-G消滅作戦-』『音楽』の長編2本の計6本です。
この他、昭和49年版TVドラマ『日本沈没』も見ています。

特撮とアニメだけという、実に私らしいラインナップです(笑)。
毎年この時期は仕事が立て込んで忙しく、長い映画や堅苦しい内容だと途中で寝てしまうことが多いためこれくらいがちょうど良いのです。



12/6(月)
『ノーマン・ザ・スノーマン ~北の国のオーロラ~』🈠
(ホームシアター:WOWOW4K録画)
ノーマン・ザ・スノーマン ~北の国のオーロラ~
今回放映された短編アニメはどれも30分以内の短編です。
全部見ても普通の映画一本分程度なので最初は4本全部を一気に見てしまうつもりでした。
しかし、最初に見た『ノーマン・ザ・スノーマン ~北の国のオーロラ~』がじんわりと沁み入る良作だったため、一度に全部見てしまうのは勿体ないと思い一日1作づつそれぞれの作品をじっくり味わって鑑賞することにしました。

4作品ともプラネタリウム円天スクリーンでの上映を想定して作られたそうで、そのためか主人公の少年(と子ギツネ)が夜空を見上げるシーンが重要になっています。
TVや普通のスクリーンで見るときは、視点を画面最下部あたりまで下げて仰ぎ見るのがよろしいかと思います。

『ノーマン・ザ・スノーマン~北の国のオーロラ~』再会
少年が雪だるまの目鼻やマフラーを持って汽車基地へ。
寒冷地から来た列車に積もっている雪を集めて雪だるまを作り、前年から大事に持っていた目・鼻・口・手・マフラーを取り付けるとぶるっと震えて彼の友達ノーマンになる。
「鼻はもっと上向き。鼻が下をむいてちゃ強気になれないんだ。」
「じゅうぶん強気だと思うけど?。」
「久し振り、元気だったか?。」
「ねえ約束覚えてる?」
「覚えてるけど・・・今からか?。」
たったこれだけのやりとりで二人の関係が分かってスッと作品世界に入り込んでいけます。
前年はどんな冒険をしたのか。
二人の最初の出会いはどんなだったのか。
想像が膨らみます。

八代健志監督
監督はCMディレクターにして人形アニメーション作家の八代健志さん。
岡本忠成さん、川本喜八郎さん(いずれも故人)の跡を継ぐ人形アニメ作家の登場を嬉しく思います。

自分も大学時代人形アニメに挑戦したことがあるのでその大変さは分かっているつもりです。

人形たちをどうやって立たせているのか?
雪原のセットはどれくらいの大きさなのか?
雪や水の表現が素晴らしいが材質は何を使っているのか?

もし、監督参加の上映会があれば参加して伺ってみたいです。



12/7(火)
『ノーマン・ザ・スノーマン ~流れ星のふる夜に~』🈠
(ホームシアター:WOWOW4K録画)
ノーマン・ザ・スノーマン ~流れ星のふる夜に~
冒頭部分は前作とほぼ同じ
この2作目だけ見ても安心して楽しめるように作られています。

ときどき、少年とノーマンの姿にムーミンとスナフキンが重なりました。
ノーマンは時折突っぱねるようにして少年の自立を促します。

『ノーマン・ザ・スノーマン~流れ星のふる夜に~』流星群
「流れ星は願いを叶えてくれるんでしょ?」と訊ねる少年に「あれは嘘。」と冷たく答えるノーマン。

「星に頼ろうなんて都合が良すぎるんだよ。願いは自分で叶えるものさ。」

星が流れるわずか数秒のうちに自分の願いを口に出せる者はほとんどいない。
でも、自分の願いに向けて常に努力している人なら、星が流れる瞬間にもそのことばかり考えているだろう。
そしてそれだけの意志力があれば願いを叶えることだって出来るはず。
「星にかけた願いが叶う」とはそういうことだ。


素敵です。
一人でも多くの子供たちに見てもらいたい作品です。



12/8(水)
『眠れない夜の月』🈠
(ホームシアター:WOWOW4K録画)
眠れない夜の月
本作の主人公が見上げるものは”月”。

『眠れない夜の月』少年とリス
この世界の月は夜時々高い木の枝に引っ掛かってしまうことがあるらしい(笑)。
そうなると時間の流れが止まってしまい、夜がいつまでも続くことになるのです。(地球の裏側は昼が続く)
そんなときに月を木からはずして元の軌道に戻している者がいる。
月が引っかかって動けなくなった夜、少年の前にマスクを付けたリスが現れた。
少年は地上世界に不慣れなリスを手伝って、どこかで引っ掛かっているであろう月を探しに森へと入っていく。

『ノーマン・ザ・スノーマン』と『眠れない夜の月』をいつかプラネタリウムでも見たくなりました。
そのときは作品を楽しむだけでなく、見ている子供たちのリアクションも見ていたいです。



12/9(木)
『劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -』🈠
(ホームシアター:WOWOW4K録画)
劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -
有名な童話「ごんぎつね」の人形アニメーション。

擬人化されたごんぎつね
なんと、いたずら子狐:ごんが擬人化されてます。
ラストは「行くなごん!」「撃つな兵十!」と思わず声が出そうになりました。
今まで私たちが触れてきた「ごんぎつね」がどれだけ甘いにオブラートに包まれていたかを知ることになります。



12/10(金)
『ゴジラxメガギラス-G消滅作戦-』
(ホームシアター:Blu-ray)
『ゴジラxメガギラス-G消滅作戦-』ポスター画像(コラージュタイプ)
近日アップ予定の「ゴジラ全作品レビュー」記事最終仕上げのためもう一度見返しておりました。

まだなにか見過ごしていないか?。
感情や思い込みだけで間違ったことを書いていないか?
そして何より、この酷評だらけの映画をどうして自分は嫌いになれないのか?

改めて見返してみると、大事な描写を見落としていたり思い込みで的外れな文句を書いていたことに気付いたりして、結構な量の修正と加筆が生じました。

『ゴジラxメガギラス-G消滅作戦-』レビュー記事は、本作の公開日である12月16日(木)にアップ予定です。



12/11(土)
『音楽』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
『音楽』ポスター画像
最初は『青春デンデケデケデケ』みたいな話かと思ってました。
高校時代見よう見まねで映画作りを始めた自分を不良たちが音楽に打ち込んでいく姿に重ね合わせようとしてました。
初めて音出ししたとき「これ気持ちいい!」と言った彼らの気持ちが分かる気がしたのです。

しかし、残り30分くらいのところで「ふざけてんのかこの映画」とイラっときました。
ドンドコ・ドンドコと一本調子な彼らの音楽。
急に「飽きた」と投げ出してしまう主人公:ケンジ。
間抜けなライバル校のモヒカン軍団。
いきなりベースを叩き壊し小学校のたて笛を吹き始めるケンジ。

「何がしたいんだ?、この映画は?。」

『音楽』トランス状態
そんなモヤモヤもラストのロックフェスティバルの場面で解消します。
メンバーのドンドコにケンジのたて笛が組み合わさったとき、神社のお祭りや伝統儀式の場で奏でられる神楽(かぐら)のように聴こえてきたのです。
他のバンドメンバーが飛び入りセッションを始め、聴いている観客たちもトランス状態になっていきます。

『モスラ』インファント島民モスラを崇める
それはあたかもモスラを崇めるインファント島民の歌と踊りのようであり・・・

『魔宮の伝説』心臓えぐりの儀式
あるいは『インディ・ジョーンズ:魔宮の伝説』の心臓えぐり出し呪術のようでもあります(笑)。

この映画は、音楽の”起源”や”本質”、あるいは”力”のようなものを描こうとしていたのかも知れません。
だとしても・・・主人公のあのワケわからん性格は理解不能ですが。



【TV番組】

『日本沈没』
(自室32インチ液晶テレビ:日本映画専門チャンネル録画)
TVドラマ版『日本沈没』(74)
先週日曜日(5日)に放送された9話~12話と今日放送されたうちの13話の5本を鑑賞。
中でも11話/12話/13話は中盤の見どころとなっている京都三部作です。

初放映当時、私は母や妹にチャンネル権を奪われて『日本沈没』は見ることが出来なかったのですが、実は第13話だけは冬休みに京都の親戚の家に遊びに行っていてそこで見ています。
京都が崩壊炎上する回をそのご当地で見ることが出来たわけです。
京都シリーズは3話連続で13話はそのラストでしたが特に違和感なく見ることが出来ました。

『日本沈没』京都焼失
当時の印象ですが、初めて見たTV版『日本沈没』の特撮は本当に凄かったです。
それは、「今まさに自分がその舞台となっている京都に居る」という意識が数倍そう感じさせたのかも知れません。
昼間見てきたばかりの京都の街並みが崩壊・焼失していく映像に肌身で怖さを感じていました。

『日本沈没』抱いておくれやす
あと、助けた旅館の若おかみが小野寺に「抱いておくれやす」と半裸で迫るシーンがあって、当時小学4年の私と2歳年上の従兄弟は薄暗い部屋で無言のままその艶やかな画面を見つめ続けておりました。
その従兄弟も今では可愛い孫娘にメロメロなお爺ちゃんです(笑)。



【万事この世は・・・?】
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「週刊映画鑑賞記」のトップ画像を映画ポスターの集合写真に変えてからランキングをよく見るようになるようになりました。
ランキングのサムネイルはいつも上下左右を勝手にトリミングされてしまうため、作成した集合写真がどんな風に表示されているのか確認したかったからです。
今までランキングページは更新した翌日くらいにしか見てなかったですが、自分の順位は大体「レビュー」カテゴリで30位前後をウロウロしていたと思います。

ところが!。
先週12月2日(月曜日)、いつものように管理ページを開いたところ順位がガタ落ちしていたのです。

2021-12-02 ランキング急落
「映画」カテゴリ全般では前日の65位から342位、サブジャンルの「レビュー」で34位から174位へと急落していました。
これまで順位なんて気にしていなかったのですが、一晩でこんなにも下がるとさすがの私も考え込んでしまいます。
「なにか他人様の気に障るような事を書いてしまったか?」と思って読み返してみましたが特にそれらしい記述はありません。

前にも順位が一日だけひとケタ台にはね上がったり逆にガクンと大幅に下落したこともあったので、「どうせ翌日には元に戻るだろう」と放置していました。
しかし、この日以降ずっと100番以下が続いたため「これはおかしい」と考えていたのですが、ふと以前こんなメール↓が来ていたことを思い出したのです。

FC2自動更新出来ませんメール
私、てっきり詐欺メールだと思ってこれを完全無視しておりました。
慌てて確認すると、確かに登録クレジットカードの期限が今年春で切れてました。
急に順位が下がったのは、おそらくドメインが一時凍結されたことでランキングに関わる何かのリンクが途切れたためかと思われます。
カード情報を更新してからは徐々に上がってはいますが、すぐ元(30番前後)に戻してはくれないみたいです。

あのランキングって、お金を払い忘れると強制的にひきずり降ろされるんですね。
なんかちょっと白けました。
もちろんブログを続ける気持ちは微塵も衰えていませんが、ランキングは本当にもうどうでもいいです。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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COMMENTS

2 Comments

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ゾンビマン  

毎度です

私はネットに疎いので、ドメインとか仕組みはよくわかりませんが、こちらのランキングって、かなりええかげんですよね!
私はトガジンさんと同じで真面目にやってる分、やはり数字にはこだわります。
でも上位見てたらむちゃくちゃやし、ええかげんなんで、ここのランキングはアテにしていません。

2021/12/14 (Tue) 00:16 | EDIT | REPLY |   

トガジン  

何を基準に順位を決めているのかさっぱりです

ゾンビマンさん、コメントありがとうございます。

>こちらのランキングって、かなりええかげん

確かに、映画レビューの上位になぜか自作DVDラベルのブログがいくつもランクインしていたり、何年も更新されてないブログが常駐してたりしますね。

以前は徐々に順位が上がっていくことが嬉しかったり、30位前後に定着してなんだか認められたような気になったりしましたが、今回のことで全部幻想だったと分かりました。

でも、ブログを止めようとは思っていません。
もはや自分の生活の一部になってますし、50代後半になって頭の刺激にもなっていますから(笑)。
あと、せっかくFC2ブログで知り合えた皆さんと離れたくもないですし・・・。

2021/12/14 (Tue) 20:30 | EDIT | REPLY |   

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