週刊映画鑑賞記(2022.1/24~2021.1/30)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はこの2本です。
1/25(火)
『砂の器』
(ホームシアター:日本映画専門チャンネル録画)

日本映画専門チャンネルの「三人の大作家特集 第3弾(松本清張)」として放送されたものです。
傑作として名高い作品ですが、初めて見たのは実はかなり最近で6~7年前の「午前十時の映画祭」でした。

古き良き日本の四季が美しい映像で描写され、画面を見ているだけでも充実した時間を過ごせる映画です。
・・・が。
残念だったのは、4Kリマスター版放送だった『日本沈没』(11月)と『犬神家の一族』(12月)と違い従来画質の2K版だったことです。
てっきり『砂の器』も4K版だろうと思い込んでいたのでガッカリでした。
昭和50年代の日本の美しい風景がふんだんに収められているこの映画を、クリアで色鮮やかな画面で見られると思っていたのですがね。

この映画、鉄道がやたら画面に登場します。
移動手段の説明や場面転換の画としてなら必要性がありますが、列車だけでなく駅舎や線路も必然性とは一切関係なく画面の背景として映り込んでくるのです。

地方だけでなく都内の捜査シーンでも背景には常に電車が走っています。
単に国鉄(現:JR)とのタイアップだったのか、あるいは野村芳太郎監督が大の鉄道好きだったかのどちらでしょうか?(笑)。
それだけではありません。

丹波哲郎さん演じる刑事が東北や山陰に向かうとき、駅ごとの乗り換え情報までこと細かに描写されています。
ミステリーものの場合、電車の乗り換え時間が事件のトリックになっていることは多いですが、この作品にはそんな要素は皆無です。
今回は2回目の鑑賞だったので「こんな乗り継ぎの説明要らんやろ!。」と突っ込みながら見てました。

松本清張作品では北陸地方が舞台に選ばれることが多いです。
『ゼロの焦点』も能登半島が舞台でしたし、映画『鬼畜』のラストシーンは我が福井県の東尋坊でした。
そして『砂の器』ではお隣石川県が犯人の出生地とされています。
ただし、石川県に上沼郡大畑村という場所は存在しません。
鳥取の亀嵩や秋田の亀田は実名で出ていますが、おそらくハンセン氏病患者への差別に配慮してこの村名だけ架空の地名に変更したのだと思います。

ロケ場所は富山県五箇山相倉集落です。
撮影当時はまだ世界遺産でもなんでもないただの農村だったそうですが、現在では世界遺産に指定されているためこの内容でのロケは絶対に不可能です(笑)。

本浦秀夫(和賀英良)の少年時代を演じた子役さんの目力が凄い!。
ひと言もセリフが無いのに表情だけで彼の境遇や世間への怒りを表現しています。
はっきり言って加藤剛さんも丹波哲郎さんも森田健作さんも完全に食っていました。
この子に負けていなかったのは、直接共演していた緒形拳さんと加藤嘉さんだけだったと思います。

最初に見たときどうしても腑に落ちなかったことがあります。
それは、作曲家として有名になった秀夫が三木を殺害しなければならなかった理由です。
ハンセン氏病に侵された本浦親子は周囲に虐げられながら旅に出ます。
父親が鳥取の亀嵩で倒れたとき、親切にしてくれたのが三木巡査でした。
三木は父親を治療のため隔離病院に送り、その間秀夫を育てようとしてくれましたが、秀夫は脱走し大阪へ。
戦後の混乱のなか和賀英良を名乗り作曲家として名を成すようになります。
秀夫はハンセン氏病の父親のことを隠したかったからでしょうか?。
あるいは経歴詐称がバレるのを恐れての犯行だったのでしょうか?。
しかし、親子のかつての辛い境遇をよく知っている三木がそれらを他者に口外するとは思えません。
いや、そもそもそんなことで人生で唯一人の恩人に手をかけられるものでしょうか?。
この疑問が大人になった秀夫=和賀英良(演:加藤剛)の存在感を希薄にさせていたのです。

以下は今回見て私が推測したものです。
成人して作曲家になった秀夫は、かつて自分と父親が被った差別に対する怒りを込めて楽曲「宿命」の作曲に全力で打ち込んでいました。
三木との再会はちょうどその頃です。
父の消息を知る三木は「なぜ父親に会おうとしない?」「わしは首に縄付けてでも会いに連れていくぞ」と譲りません。
しかし、秀夫は父を奪われた悲しみと怒りを曲作りにぶつけている真っ最中でした。
親子の情愛を知ってしまうことを恐れて身籠った愛人に中絶させようとするほどに・・・。
それなのに、ここで父親と涙の再会を果たしてしまっては作曲へのモチベーションが保てなくなります。
だから秀夫は三木を・・・?。

これでもかつての恩人を殺害する理由としては弱い気がします。
しかし、ラストの演奏を終えた秀夫の恍惚とした表情を見ると、クリエイターの狂気がそうさせたと思えなくもありません。
1/27(木)
『サンダーバード55(GOGO)』🈠
(劇場:メトロ劇場)

「ファイブ、フォー、スリー、ツー、ワン、(どかーん)サンダーバード・アー・ゴー!」
♪たったかたーたたたたったかたったったー
保育園の時、私は『サンダーバード』で5から1までの英語読みを覚えました(笑)。
初代『ウルトラマン』と同じ頃で、当時内容は理解できていませんでしたが音楽とメカニック描写がやたらカッコ良かったことだけをよく覚えています。

何年か前にフルCGアニメーションでリメイクした『サンダーバード ARE GO』というのもありましたが、シーズン1の最初の数本だけ見て「コレジャナイ」と思ってやめました。

メカニック描写やトレーシー兄弟はそれなりに良かったんですが、ペネロープとパーカーが全然違うのです。
あと、実写映画もありましたが全然覚えてません。

今回の新作は、元祖と同じ手作りスーパーマリオネーション方式で作られており、しかも当時のスタッフ(かなり高齢)も何人か参加しているとのことです。
内容も、リメイクでもリブートでもない元祖『サンダーバード』と同じ時系列にある3本の新作エピソード。
昭和特撮脳な私としては見ているだけでドーパミン出まくりです。

冒頭で上映されるメイキングフィルムによると、今回の3つの新作エピソードは本放送当時に発売されたドラマ編レコード(ラジオドラマみたいなもの)の音源をベースに作られているそうです。
オリジナルと同じ声優さんによる音源なので英語版では当時と変わらない感覚で見られるのでしょうが、日本語版はそうもいかず現在活躍中の声優さんによって吹き替えられています。

そういえば、私が子どもの頃にはソノシート(レコードの薄くて安いやつ)というものがありました。
雑誌の付録に付いていたり、絵本とセットで売られていたりして、内容は人気TV番組の番外編的な音声ドラマを収録したものがほとんどでした。
私の家にも『ウルトラマン』などのソノシート絵本があって何度も繰り返し聴いていましたっけ。
ビデオはもちろんラジカセすらまだ無かったため、好きな番組を(音だけとはいえ)反芻出来るものはこれだけでした。
ただし、ソノシートのほとんどはオリジナルの出演者によるものではなく別の声優さんによって演じられていたように思います。

今回の新作は3本ともペネロープお嬢様と執事のパーカーが主役の話でした。
第1話「サンダーバード登場」は国際救助隊ロンドン諜報員となったペネロープとパーカーが救助隊基地を訪れてトレーシー家や設備について説明を受けるいわば「サンダーバード紹介編」です。
お嬢さまにアゴでこき使われるパーカーが気の毒に思えました。
さすが階級社会のイギリスです(笑)。
第2話「雪男の恐怖」と第3話「大豪邸襲撃」は、どちらもペネロープ&パーカーコンビが敵の懐に飛び込みピンチに陥りながらも事件を解決するというお話でした。
どちらもパーカーが最高です。
パーカーって元金庫破りだったんですね。
忘れてました(汗)。

ペネロープの吹き替えは女優の満島ひかりさん。
顔出し俳優(女優)のアフレコ演技には懐疑的な私としてはちょっと心配だったんですが全くの杞憂でした。
満島さんは初代ペネロープ役の黒柳徹子さん役をドラマで演じたのが縁でキャスティングされたとのことです。
ただ、昔の黒柳さんのペネロープはパーカーに対する我儘にも無邪気さがあったの対し、満島さんのペネロープには若干悪意を感じるところもありました。
「パーカーが気の毒」と感じたのはそのせいだったかも知れません。

あと、本編終了後には『ネビュラ・75』なるスーパーマリオネーション作品も上映されました。
「こんなのあったっけ?」と思いながら見ていましたが、あとで調べてみるとこれは『サンダーバード55(GOGO)』のスタッフが567禍のロックダウン中に作った”新作”だそうです。
作中には『サンダーバード55(GOGO)』3話目に登場した悪役の人形が科学者役で登場してきて軽く混乱しました。
全12話あるそうですがどうすれば見られるんでしょうかね?。

日本語版コーディネーターは樋口真嗣監督。
納得の人選ではありますが、実は樋口監督は庵野総監督とともに『シン・ゴジラ』で着ぐるみ怪獣を廃止してしまった人でもあります。

5月公開の『シン・ウルトラマン』も怪獣やウルトラマンをCGで作っていることは確かです。
そんな樋口監督がこの『サンダーバード55(GOGO)』に関わったことで、再び着ぐるみ&ミニチュアの手作り特撮に戻ってくれることに期待したいです。

上映館はメトロ劇場さん。
係員から直接チケットを買う昭和スタイルの劇場です。

昭和感むき出しのメトロ劇場さんですが、冬場はさらにノスタルジックな気分にさせてくれます。
なんと場内の暖房が石油ストーブなのです!。
これは決してバカにしているのではありません。
むしろこういうとこ大好きです、メトロ劇場さん。٩(*´꒳`*)۶

この日の観客は私を入れて10人くらいだったでしょうか。
私と同じ子供の頃に『サンダーバード』を見て育ったと思しき50~60代の人がほとんどで、上映後は皆さん一様に満足げな表情で劇場を出ていかれました。
もちろん、私もそのうちの一人です。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はこの2本です。
1/25(火)
『砂の器』
(ホームシアター:日本映画専門チャンネル録画)

日本映画専門チャンネルの「三人の大作家特集 第3弾(松本清張)」として放送されたものです。
傑作として名高い作品ですが、初めて見たのは実はかなり最近で6~7年前の「午前十時の映画祭」でした。

古き良き日本の四季が美しい映像で描写され、画面を見ているだけでも充実した時間を過ごせる映画です。
・・・が。
残念だったのは、4Kリマスター版放送だった『日本沈没』(11月)と『犬神家の一族』(12月)と違い従来画質の2K版だったことです。
てっきり『砂の器』も4K版だろうと思い込んでいたのでガッカリでした。
昭和50年代の日本の美しい風景がふんだんに収められているこの映画を、クリアで色鮮やかな画面で見られると思っていたのですがね。

この映画、鉄道がやたら画面に登場します。
移動手段の説明や場面転換の画としてなら必要性がありますが、列車だけでなく駅舎や線路も必然性とは一切関係なく画面の背景として映り込んでくるのです。

地方だけでなく都内の捜査シーンでも背景には常に電車が走っています。
単に国鉄(現:JR)とのタイアップだったのか、あるいは野村芳太郎監督が大の鉄道好きだったかのどちらでしょうか?(笑)。
それだけではありません。

丹波哲郎さん演じる刑事が東北や山陰に向かうとき、駅ごとの乗り換え情報までこと細かに描写されています。
ミステリーものの場合、電車の乗り換え時間が事件のトリックになっていることは多いですが、この作品にはそんな要素は皆無です。
今回は2回目の鑑賞だったので「こんな乗り継ぎの説明要らんやろ!。」と突っ込みながら見てました。

松本清張作品では北陸地方が舞台に選ばれることが多いです。
『ゼロの焦点』も能登半島が舞台でしたし、映画『鬼畜』のラストシーンは我が福井県の東尋坊でした。
そして『砂の器』ではお隣石川県が犯人の出生地とされています。
ただし、石川県に上沼郡大畑村という場所は存在しません。
鳥取の亀嵩や秋田の亀田は実名で出ていますが、おそらくハンセン氏病患者への差別に配慮してこの村名だけ架空の地名に変更したのだと思います。

ロケ場所は富山県五箇山相倉集落です。
撮影当時はまだ世界遺産でもなんでもないただの農村だったそうですが、現在では世界遺産に指定されているためこの内容でのロケは絶対に不可能です(笑)。

本浦秀夫(和賀英良)の少年時代を演じた子役さんの目力が凄い!。
ひと言もセリフが無いのに表情だけで彼の境遇や世間への怒りを表現しています。
はっきり言って加藤剛さんも丹波哲郎さんも森田健作さんも完全に食っていました。
この子に負けていなかったのは、直接共演していた緒形拳さんと加藤嘉さんだけだったと思います。

最初に見たときどうしても腑に落ちなかったことがあります。
それは、作曲家として有名になった秀夫が三木を殺害しなければならなかった理由です。
ハンセン氏病に侵された本浦親子は周囲に虐げられながら旅に出ます。
父親が鳥取の亀嵩で倒れたとき、親切にしてくれたのが三木巡査でした。
三木は父親を治療のため隔離病院に送り、その間秀夫を育てようとしてくれましたが、秀夫は脱走し大阪へ。
戦後の混乱のなか和賀英良を名乗り作曲家として名を成すようになります。
秀夫はハンセン氏病の父親のことを隠したかったからでしょうか?。
あるいは経歴詐称がバレるのを恐れての犯行だったのでしょうか?。
しかし、親子のかつての辛い境遇をよく知っている三木がそれらを他者に口外するとは思えません。
いや、そもそもそんなことで人生で唯一人の恩人に手をかけられるものでしょうか?。
この疑問が大人になった秀夫=和賀英良(演:加藤剛)の存在感を希薄にさせていたのです。

以下は今回見て私が推測したものです。
成人して作曲家になった秀夫は、かつて自分と父親が被った差別に対する怒りを込めて楽曲「宿命」の作曲に全力で打ち込んでいました。
三木との再会はちょうどその頃です。
父の消息を知る三木は「なぜ父親に会おうとしない?」「わしは首に縄付けてでも会いに連れていくぞ」と譲りません。
しかし、秀夫は父を奪われた悲しみと怒りを曲作りにぶつけている真っ最中でした。
親子の情愛を知ってしまうことを恐れて身籠った愛人に中絶させようとするほどに・・・。
それなのに、ここで父親と涙の再会を果たしてしまっては作曲へのモチベーションが保てなくなります。
だから秀夫は三木を・・・?。

これでもかつての恩人を殺害する理由としては弱い気がします。
しかし、ラストの演奏を終えた秀夫の恍惚とした表情を見ると、クリエイターの狂気がそうさせたと思えなくもありません。
1/27(木)
『サンダーバード55(GOGO)』🈠
(劇場:メトロ劇場)

「ファイブ、フォー、スリー、ツー、ワン、(どかーん)サンダーバード・アー・ゴー!」
♪たったかたーたたたたったかたったったー
保育園の時、私は『サンダーバード』で5から1までの英語読みを覚えました(笑)。
初代『ウルトラマン』と同じ頃で、当時内容は理解できていませんでしたが音楽とメカニック描写がやたらカッコ良かったことだけをよく覚えています。

何年か前にフルCGアニメーションでリメイクした『サンダーバード ARE GO』というのもありましたが、シーズン1の最初の数本だけ見て「コレジャナイ」と思ってやめました。

メカニック描写やトレーシー兄弟はそれなりに良かったんですが、ペネロープとパーカーが全然違うのです。
あと、実写映画もありましたが全然覚えてません。

今回の新作は、元祖と同じ手作りスーパーマリオネーション方式で作られており、しかも当時のスタッフ(かなり高齢)も何人か参加しているとのことです。
内容も、リメイクでもリブートでもない元祖『サンダーバード』と同じ時系列にある3本の新作エピソード。
昭和特撮脳な私としては見ているだけでドーパミン出まくりです。

冒頭で上映されるメイキングフィルムによると、今回の3つの新作エピソードは本放送当時に発売されたドラマ編レコード(ラジオドラマみたいなもの)の音源をベースに作られているそうです。
オリジナルと同じ声優さんによる音源なので英語版では当時と変わらない感覚で見られるのでしょうが、日本語版はそうもいかず現在活躍中の声優さんによって吹き替えられています。

そういえば、私が子どもの頃にはソノシート(レコードの薄くて安いやつ)というものがありました。
雑誌の付録に付いていたり、絵本とセットで売られていたりして、内容は人気TV番組の番外編的な音声ドラマを収録したものがほとんどでした。
私の家にも『ウルトラマン』などのソノシート絵本があって何度も繰り返し聴いていましたっけ。
ビデオはもちろんラジカセすらまだ無かったため、好きな番組を(音だけとはいえ)反芻出来るものはこれだけでした。
ただし、ソノシートのほとんどはオリジナルの出演者によるものではなく別の声優さんによって演じられていたように思います。

今回の新作は3本ともペネロープお嬢様と執事のパーカーが主役の話でした。
第1話「サンダーバード登場」は国際救助隊ロンドン諜報員となったペネロープとパーカーが救助隊基地を訪れてトレーシー家や設備について説明を受けるいわば「サンダーバード紹介編」です。
お嬢さまにアゴでこき使われるパーカーが気の毒に思えました。
さすが階級社会のイギリスです(笑)。
第2話「雪男の恐怖」と第3話「大豪邸襲撃」は、どちらもペネロープ&パーカーコンビが敵の懐に飛び込みピンチに陥りながらも事件を解決するというお話でした。
どちらもパーカーが最高です。
パーカーって元金庫破りだったんですね。
忘れてました(汗)。

ペネロープの吹き替えは女優の満島ひかりさん。
顔出し俳優(女優)のアフレコ演技には懐疑的な私としてはちょっと心配だったんですが全くの杞憂でした。
満島さんは初代ペネロープ役の黒柳徹子さん役をドラマで演じたのが縁でキャスティングされたとのことです。
ただ、昔の黒柳さんのペネロープはパーカーに対する我儘にも無邪気さがあったの対し、満島さんのペネロープには若干悪意を感じるところもありました。
「パーカーが気の毒」と感じたのはそのせいだったかも知れません。

あと、本編終了後には『ネビュラ・75』なるスーパーマリオネーション作品も上映されました。
「こんなのあったっけ?」と思いながら見ていましたが、あとで調べてみるとこれは『サンダーバード55(GOGO)』のスタッフが567禍のロックダウン中に作った”新作”だそうです。
作中には『サンダーバード55(GOGO)』3話目に登場した悪役の人形が科学者役で登場してきて軽く混乱しました。
全12話あるそうですがどうすれば見られるんでしょうかね?。

日本語版コーディネーターは樋口真嗣監督。
納得の人選ではありますが、実は樋口監督は庵野総監督とともに『シン・ゴジラ』で着ぐるみ怪獣を廃止してしまった人でもあります。

5月公開の『シン・ウルトラマン』も怪獣やウルトラマンをCGで作っていることは確かです。
そんな樋口監督がこの『サンダーバード55(GOGO)』に関わったことで、再び着ぐるみ&ミニチュアの手作り特撮に戻ってくれることに期待したいです。

上映館はメトロ劇場さん。
係員から直接チケットを買う昭和スタイルの劇場です。

昭和感むき出しのメトロ劇場さんですが、冬場はさらにノスタルジックな気分にさせてくれます。
なんと場内の暖房が石油ストーブなのです!。
これは決してバカにしているのではありません。
むしろこういうとこ大好きです、メトロ劇場さん。٩(*´꒳`*)۶

この日の観客は私を入れて10人くらいだったでしょうか。
私と同じ子供の頃に『サンダーバード』を見て育ったと思しき50~60代の人がほとんどで、上映後は皆さん一様に満足げな表情で劇場を出ていかれました。
もちろん、私もそのうちの一人です。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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