週刊映画鑑賞記(2022.2/14~2022.2/20)
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はこの2タイトルのみ。
ただし、『ボバ・フェット』は全7話の配信シリーズです。
あと、新作怪獣映画のエキストラ募集を見つけました!。
詳しくは記事の最後に!。
2/14(月)
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 –STASHA- 』
(劇場:イオンシネマ金沢フォーラス)

この日の仕事は午後3時からでした。
そこで私は、福井では上映されていない『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章』を見ようと、朝7時に家を出て仕事場とは反対方向の金沢へと車を走らせました。
かなりの強行軍でしたが、この日を逃せば映画館でこのアニメを見る機会は永遠に失われるからです。
実は前シリーズに当たる『宇宙戦艦ヤマト2202』がグダグダな出来だったため、このシリーズは見るのを止めるつもりでおりました。
しかし、YouTUBEで公開されていた冒頭14分の映像に初放映時以来のヤマトファンの血が騒いでいそいそと劇場へ見に行ったところ、これが前作のイライラを吹き飛ばしてくれるような快作だったのです!。
ややこしい設定をひたすらセリフで説明するばかりで退屈だった『2202』とは大違いで、今度の監督さんはちゃんと絵で見せてくれます。
「新しいけど分かりやすくて面白い。」
それが私にとってのヤマトなのです。

うん、面白かった!。
単純にそう思いながら映画館を出られただけでも70点はあげられます。
福井晴敏にしてはストーリーにオリジナリティが感じられましたし、旧作のトンデモ設定も現代的にうまくアレンジされていました。
(詳細はネタバレになるのでここには書きません)
今回は旧作のストーリーに縛られることなく自由に発想を広げていたのが良かったです。
マイナスの30点は、前の駄作『2202』を見ていなければ分かりにくい部分が多々あることです。
まあ、『2199』だけ覚えていれば7割方は楽しめると思いますので70点としました。

今回私の涙腺を緩ませたのは、古代でも土門でもデスラーでもスターシアでもありません。
リメイク一作目『2199』でヤマト内部の反乱に参加したものの失敗し、その後いろいろあってガミラス次元潜航艇の機関技師となって逞しく生き延びていた藪でした。
技術交流のため古巣ヤマトに派遣されてきたものの、立場的に肩身が狭いヤマトの中でガミラスで結婚した女性とその連れ子たちの安否を案じながらがむしゃらに行動する彼の想いが縦軸となっていて見る者を物語世界に引き込んでくれます。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』の助演男優賞は、誰がどう見たって藪助治(ガミラス名:ヤーブ・スケルジ)しかいません。
声優のチョーさんの演技も最高でした。

次回作のタイトルは『ヤマトよ永遠に REBEL3199』。
え・・・3199?。
暗黒星団帝国は1000年未来の地球ということですかね?。
それともワープの失敗か何かでヤマトが1000年後にタイムスリップしてしまうとか?。
あるいは旧作『ヤマトよ永遠に』の暗黒星団帝国と同じく3199年の地球だと偽ってサル芝居を打つんでしょうか?(笑)。
何にせよ、タイトルからして流石に次が最後だろうと思います。
TV版初放映時からのヤマトファンとしてはご祝儀とお布施を兼ねて観に行くとしますかね~。
でも、まさかまた沖田艦長を生き返らせたりなんかしないだろうな!(笑)。
そんなことになったら考え直します。

今回の劇場は金沢駅に隣接する商業ビル:金沢フォーラス7階のイオンシネマです。
私の家からは車で片道1時間半もかかりますが、近隣の劇場で『ヤマト』を見られるのはここだけなので仕方ありません。

座席は前から4列目のセンターライン上。
現在は567感染再拡大のため、イオンシネマでは再び座席を一つ置きにしか買えなくなっています。
興行としては痛いでしょうが、私としては隣でポリポリ音を立ててポップコーンをパクつく奴がいないのは有難かったりします。

平日の午前中だったにも関わらず20人以上入ってました。
客層が全員私と同年代のおっさんばかりだったという事実が『ヤマト』というアニメを象徴していたと思います(笑)。

この日の北陸地方は御覧の通りの晴天でした。
石川県も567感染者数が数百人単位で増えてるみたいですが、駅前には外国からの観光客が大勢いたように思います。

「金沢といえばカレーライス!」ということで、昼食は金沢駅内のゴーゴーカレー金沢本舗へ!。
「総本山」ということはここがゴーゴーカレー発祥の地なのですかね?。

定番のロースカツカレー中盛り+生卵です。
カレーライスとトンカツ(+つけ合わせのキャベツ)を一緒の器に盛ったかのようなガッツリ系です。
最初にキャベツを食べて胃の消化力を高めてからカレーとトンカツを食し、途中味に飽きがきたら卵を混ぜて後半はマイルドな味を楽しむという2段構えであります。

マスコット(?)のゴリラ君もしっかりマスクしておりました(笑)。
多分、次の『ヤマトよ永遠に REBEL3199』も同じ金沢フォーラスで観ることになると思いますが、その時にはマスク無しで映画を楽しめるような世の中に戻っていて欲しいものです。
2/15(火)~19(土)
『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(全7話)🈠
(ホームシアター:ディズニープラス)

昨年と一昨年ディズニープラスで配信されて好評だった『スター・ウォーズ』スピンオフドラマ『マンダロリアン』の続編です。
全7話ですが、火曜に1話と2話、水曜に3話、木曜に4話、金曜に5話と6話を見て土曜に全話見終わりました。
どれも40分から1時間程度なので仕事から疲れて帰ってからでも寝落ちすることなく見られます(笑)。
最初のうちこそ説明的なシーンが多くて気持ちが折れかけましたが、5話以降は『マンダロリアン』や正史との連携も出てきてトンデモなく面白かったです。
『マンダロリアン』のときと同じく「字幕版」で見るか「吹き替え版」で見るか少し迷いましたが、結局は吹き替え版を選択しました。
『クローン・ウォーズ』を最初に見たのがNHKの吹替え放送だったため、「クローントルーパーとそのオリジナルであるフェット父子の声は金田明夫さんでなければ!」という気持ちが勝ったのです。
しかし、字幕版(言語版)だとドルビーアトモス立体音響が楽しめますが、吹き替え版音声は普通の5.1ch音響になってしまうというジレンマが・・・。
それで、全編に渡って戦闘アクションが繰り広げられる最終回のみ吹き替え版と字幕版とで2回見て、「これがTVシリーズか?」って思うくらい緻密に作りこまれたドルビーアトモス音響を楽しみました。
ただ・・・正直、4話目まではあんまり面白くなかったです。
第1話「異星のはぐれ者」
第2話「タトゥイーンの部族」
第3話「モス・エスパの町」
第4話「迫りくる嵐」

4話までは、ボバの夢という形で描かれる回想部分と、タトウィーンの首長となってスパイス(麻薬)マフィアと対決する現在の部分との2部構成になっています。
とはいえ、どちらも同じ惑星タトウィーンでの出来事なので画面の見た目がほとんど変わりません。
さすがの私も3話目で飽きてしまいました(汗)。
回想シーンではサルラックの腹の中から命からがら脱出したボバがタスケン族と行動を共にするうちにタスケン独自の武術を体得するまでが描かれます。
ただ、ボバ役のテムエラ・モリソンさんのアクションが(失礼ながら)お歳のせいかあまり切れが良くなくて見ていて辛い部分が多々ありました。
それを補うためかフェネック・ジャンドやウーキー族の用心棒、それと街の暴走族たちといった新キャラクターの活躍シーンが多くなっています。
第5話「マンダロリアンの帰還」

しかし、第5話から俄然面白くなってきます!。
この回の主役は前シリーズ『マンダロリアン』のディン・ジャリン。
もう完全に『マンダロリアン』シーズン3状態になっていて、この回のボバはラストの1シーンにしか出ていなかったと思います。
第6話「砂漠から来た流れ者」

第6話はもう「うわ、コイツも出るの?。うわ、この子もこの子もあのオバちゃんも?。うわ~、なんとあの人も!?。」と最初から最後まで「うわうわ」言いっぱなしでありました。
ちなみにサブタイトルの「流れ者」とは『クローン・ウォーズ』に登場した殺し屋(ボバの同業者)キャド・ベインのことです。

この回ではディンとグローリーだけでなく『クローン・ウォーズ』のアソーカ・タノも登場。
今は暗黒面に堕ちている師匠の話なんかも出てきたりして、私の気分は早くも最高潮であります。

しかも、劇場版シリーズ(正史)のこの人まで!?。
4話で投げ出さないで良かった~(笑)。
あと、この回では、ルークがジェダイ学校を作っている場面が描かれていました。
ここにレイアの息子が入学して闇落ちするのか・・・。
てことは、そのうちレイアがまだ幼い息子(ベン)を連れてルークの元にやってくる場面が出てくるのかも知れません。
第7話「名誉のために」(最終回)

最終回は見どころ満載のアクション巨編でした。
ボバとディンの共闘。
駆けつける仲間。
ディンとグローリーの再会。
3話で手なづけたあの猛獣の活躍!。
あと、第4話でタスケン族から会得した武術と武器が効果的に使われたときは「途中飛ばさずに見て本当に良かった~」と思いました(笑)。
老いたりとはいえボバ・フェットは最高にカッコ良かった!。

最後は市民から全幅の信頼と尊敬を受けるボバの姿で終わります。
ボバが笑顔を見せたのはこれが初めてではなかったでしょうか?。
良いラストシーンでした。
冒頭に書いた新作怪獣映画のエキストラ募集の件です。

登録ページはこちら>http://movies.robot.co.jp/extra/yamazakimovie/
東宝が作る新作怪獣映画?。
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』でゴジラを登場させた山崎貴監督作品?。
これ、もしかして日本製ゴジラ映画の新作じゃないですか?。
だとすると、これが「令和ゴジラ」第一弾ということになりますね!。
時代設定は終戦直後の昭和20年から22年頃とのことです。
仮にこれがゴジラだとすると、一作目のリメイクと考えるのが妥当ではないでしょうか?。
情報が少なすぎてまだ想像の域を出ませんが、今から心躍って仕方ありません。
撮影場所は以下の通りです。
残念ながら関西以西は含まれていません。
・東京都世田谷区成城(おそらく東宝スタジオ)
・神奈川県横浜市
・茨城県笠間市
・茨城県稲敷郡
・茨城県筑西市
・愛知県西尾市
・長野県岡谷市
このうち茨城県筑西市での撮影が怪獣から必死で逃げるシーンだそうです。
私が一番参加したいのはここなんですが茨城県って東京より遠いんですよね~。
今のところ567のせいで高速バス(値段が安く東京に朝早く到着出来る)が使えないので、東京・横浜・茨城は諦めるしかなさそうです。
残りは愛知県と長野県になりますが、愛知県の募集内容は20代から30代の男性とのこと。
う~む、どんなにサバ読んでもさすがに30代の役は無理です(笑)。
となると残るは長野県岡谷市のみ。
こちらは元軍人役や通行人の役で、成人男性50人と22人の2シーンがあるらしいです。
地図で調べてみると、我が家から岡谷市までは車で片道4時間半。
毎日通うのは無理ですが、宿泊前提で考えれば参加は可能です。
妻には「また・・・?」と呆れられましたがこんなチャンスを見過ごすことは出来ません。
というわけで、とりあえず5月9日(月)から予備日の13日(金)まで応募しておきました。
仕事の段取りはこれから考えます(笑)。
1秒でも、いや1コマでもいいから怪獣映画の一部になれたら嬉しいです。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。