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映画と日常

レーザーディスクは永遠に ~Heavy Rotation~

トガジンです。

2022年8月今までのシアタールーム
今から1年半前の2021年5月。
私はシアタールーム後方の空きスペースに黎明期のAV(オーディオ・ビジュアル)メディアであるレーザーディスクのジャケットを飾りつけました。
本当の目的はスピーカー配置変えのときに後ろの壁紙を破いてしまった部分を隠すためだったんですが、こうして仕上がってみるとなかなか壮観で私のAV(オーディオ&ビジュアル)趣味を知っている友人たちからも結構好評でした。

見守る
その威容はまるで「子孫の発展を見守ってくれているご先祖様」といった感じです(笑)。

2022年現在、4KやフルHDのデジタル映像が当たり前となり、音声もドルビーアトモスやDTS:Xなどの3次元立体音響が家庭でも楽しめるようになりました。
また、視聴ソースもブルーレイやDVDなどのディスクメディアから、インターネットを通じたデジタルデータ配信へと移り変わりつつあります。
それでもこうしてレーザーディスクを忘れられずにいるのは、「好きな映画を好きな時に好きなだけ見ることが出来る」という映画好きの夢を実現してくれた最初のメディアだったからです。
デザイン性の高い30cm角の大きなジャケットも、発売から30年以上経った今こうして立派なオブジェとして成立しています。

しかし・・・。
先日、このうち一部のジャケットの入れ替え作業を行うことになりました。



LD『スター・ウォーズ』と『2001年宇宙の旅』
1年半前に部屋に飾るべきLDジャケットを決めたときの選択基準。
それは「自分にとっての思い出の深さ」でした。

未だプレーヤーを持っていないくせに衝動買いしてしまった最初のLDソフト『スター・ウォーズ』
顔馴染みになったレコードショップの店員さんがこっそり発売予定日を教えてくれた『2001年宇宙の旅』
権利を持っていたのがライバル方式の推進メーカーだったためになかなかLD化されずヤキモキさせられた『レイダース 失われた聖櫃』
等々・・・。

しかし・・・。
ここ最近、こうして飾ったジャケット群を見上げるたびに私の中になにかモヤッとした感覚が湧いてくるようになりました。
一部のジャケットを見るたびにふとこう思ってしまうのです。

自分は本当にこの作品が好きだっただろうか?

そう思える作品が混じっていることが気になって仕方なくなってきました。

『風の谷のナウシカ』LDにふと疑問
そのひとつが’84年に発売された『風の谷のナウシカ』です。
言わずと知れた宮崎駿監督の代表作で、公開時の興行成績は振るわなかったものの今ではその深い内容とアニメーションとしての出来の良さが高く評価されています。

しかし、私は『風の谷のナウシカ』のLDは買ってから数回見た程度でした。
『スター・ウォーズ』や『2001年宇宙の旅』はそれこそサルのように何度も観返しましたが、『ナウシカ』は自分で見ることよりも大学の友人に貸したりビデオにダビングしてあげるなどして、その代償に何か別のLDやビデオを貸してもらうという利用法が多かったです。

では、私が『風の谷のナウシカ』をここに飾るLDとして選んだ理由とは?。
それは「初めてのLDプレーヤー(パイオニア:LD-5000)と一緒に買ったLDソフトだから」という一点のみでした。
それはそれで大きなターニングポイントに位置するタイトルではありますが、「ここに飾るべきLDとして『風の谷のナウシカ』は不適合なのでは?」という気持ちが拭えなくなってきたのです。



そこで今回、シアタールームに飾るLDジャケットの選定基準を改定して数枚のジャケットを入れ替えることにしました。
その新しい選定基準、つまりテーマとは・・・?。

ヘビーローテーション

なんだか数年前まで一世を風靡していた某アイドルグループの歌みたいですが・・・(笑)。


要するに「当時自分がそのLDをどれだけ繰り返し見返したか?」ということです。
それはそのまま「私がどれだけその作品が好きだったか?」に直結します。

また、前回はジャケットのデザイン性もかなり重視していて、どんなに思い出深く好きな作品であってもデザインが好みでなければ選外としていました。
今回はその枷も取り払って、よほど酷いものでない限り選択肢に加えることにします。



上記の新基準に基づいて最初に入れ替えたのは・・・

『風の谷のナウシカ』取り外し
やはり『風の谷のナウシカ』です。
宮崎駿監督の直筆イラストによるジャケットアートは実に見栄えが良いですが、見た回数は隣の『レイダース』の10分の1にも及びません。

その『ナウシカ』に替えてこのポジションに配置したタイトルは・・・

LD『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』初回盤ジャケット
『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(84年12月発売)です。
購入当時、このLDを見返した回数は1作目のそれを軽く凌駕していたと思います。

前年(83年)公開された3作目『ジェダイの復讐』で様々な謎が解き明かされましたが、『ジェダイ~』を観たうえで前作『帝国の逆襲』をじっくり見返すと随所に散りばめられた巧みな伏線の数々を再発見することが出来ました。
それらを「ひとコマなりとも見漏らすまい」「セリフの一つも聞きもらすまい」と何度も真剣に見たものです。

しかも、当時(’84年12月)『帝国の逆襲』はTV放映はもとよりビデオソフトさえ発売されていませんでした。
つまり、自宅で『帝国の逆襲』を自分のものにして何度も観ることが出来るのはレーザーディスク以外に無かったのです。
あの時ほど自分がレーザーディスクのユーザーであることに優越感を感じたことはありません。

ただし、このジャケットデザインは当時からあまり気に入っていませんでした。
複数のスチール写真をコラージュしたもので一枚絵としての魅力に欠けるのです。
一時はこのポジションに『帝国の逆襲』を飾ることも考えたのですが、あの時は「デザインが気に入らないから」という理由で選外にしていました。

『帝国の逆襲』北米版LDジャケット
この北米版LDのようなジャケットだったら一切迷わなかったと思うのですがね。
理由は分かりませんが、洋画のポスターやジャケットデザインって写真を使ったものより上手なイラストを使ったもののほうが何故か高級感があって特別な雰囲気を感じるのです。
日本版『帝国の逆襲』のLDジャケットが安っぽく見えてしまうのはそのせいかも知れません。

『帝国の逆襲』初版 飾る
まあ、そんな心理的葛藤は置いといて(笑)、元『ナウシカ』のポジションに『帝国の逆襲』を入れ替えました。

『帝国の逆襲』と『レイダース』
デザイン面での好みはともかく、当時本当に何度も繰り返し見た作品2つが並びました。
心情的にはこちらのほうがしっくりきます。

こんな感じで以後のジャケットも見直していきます。



ただし、’85年6月から’86年までの作品群に関しては基本的に不動です。

『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』(85年6月発売)
『ゴジラ』(85年6月発売)
『ダーク・クリスタル』(85年6月発売)
『ルパン三世』(85年7月発売)
『ルパン三世カリオストロの城』(85年11月発売)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(86年11月発売)
『ゴジラ対へドラ』(86年11月発売)


そして、ここに何度も繰り返し観た映画タイトルをもう一枚付け加えることにしました。

字幕スーパー版『エイリアン』LDジャケット
『エイリアン』第1作の字幕スーパー版(4:3トリミング仕様)です。

LD 二か国語版『エイリアン』
実は『エイリアン』は’82年のLD発足当初から発売タイトルのラインナップに加わっていました。
ただし、そのときのバージョンは日本語吹き替え版だったため私は一切食指が動かなかったです。
それから4年の歳月が過ぎ、ビデオ業界全体が「洋画は字幕スーパーが基本」と定着したことでようやく字幕スーパー版『エイリアン』が発売されるに至りました。

『エイリアン』字幕スーパー版
実はこの字幕版『エイリアン』も昨年5月の時点で候補に挙がってはいましたが、ある理由により採用を見送っておりました。

その理由とは「発売日がどうしても分からなかったから」です。
「並べる順番は発売順で」と固く決めていたのですが、LaserDisc Databaseなどでいくら調べても1986年発売ということ以外正確な発売日がどうしても分からずにいたのです。

ところが、ある身近な人物が意外なものを大事に保管してくれていたおかげでようやく発売日が判明しました。
その意外なものとは・・・

NEW DISC FLASH
当時パイオニアが毎月一回発行していた「NEW DISC FLASH」です。
かつてレーザーディスクを持っていた人なら、電気店やレコード屋で一度はこんな冊子を見た覚えがあると思います。
確か東映やバンダイなど他のメーカーも毎月こんな冊子を出していました。
他に、数ヶ月分の発売LDをまとめた「季刊LDレビュー」という小雑誌もありました。

この「NEW DISC FLASH」’84年から’97年までの約14年分を大事に保存していた人がいたのです。
その人は仕事を通じて知り合ったNさんという齢74歳のオーディオ・ファンで、仕事を引退してからは奥さんに文句言われながらも自宅の一室を完全防音のオーディオ専用ルームに改装して「自分好みの音楽再生」を日々探求し続けているという、私にとっては仕事と趣味の両方で大先輩にあたる人なのです。
Nさんはタンスみたいに大きなJBLのスピーカーを20年以上大事に使い続けていて、そのスピーカーの下は地面から直接コンクリート打ちにして余計な響きを徹底して封じ込めるなど良い音のためには妥協を許しません。
それでいながら決して頑固なピュアオーディオ至上主義者ではなく、「レーザーディスクでしか聴けないライブものがあったから」と、かなり早い時期から音楽ソースの一つとしてレーザーディスクも導入されていました。

先日そのNさん宅にお邪魔したのですが、ひょんなことからレーザーディスクの話題が出て私がLDジャケットを部屋に飾った話をしたのです。

N「へえ、それいいな。俺もレコードジャケットを部屋に飾ってみようかな。」
私「でも、発売日順に飾っているんですけど発売日がどうしても分からないやつがいくつかあってモヤモヤしてるんですよ。」
N「そうか。最初の頃のならうちにまだカタログ残ってると思うぞ。」


カタログ 貰ったニュー・ディスク・フラッシュの束
そう言って、Nさんは物置から「NEW DISC FLASH」の束を持ち出してきてくれたのです。
その数なんと168冊!。
「最初の頃」どころか、’84年1月からDVDが登場してLDの衰退が始まる’97年末までの14年分もありました。

カタログ 東宝ビデオスタイル初期数冊
更に驚くべきことに、その中には東宝の「ビデオディスクスタイル」初期の20冊程も混じっていました。
初回号には『ゴジラ』と『うる星やつら2』がしっかり載っていて、私は当時この冊子を店頭で見た瞬間に速攻で予約したことを思い出しておりました。
Nさんは全部で190冊近い「NEW DISC FLASH」と「東宝ビデオディスクスタイル」を、「もう要らないから全部Kちゃん(私)にやるよ」と譲ってくれました。

字幕版『エイリアン』発売日
その「NEW DISC FLASH」の中の一冊に日本語字幕版『エイリアン』の発売日がしっかり記されていました。

1986年7月25日です。

ということは・・・
『カリ城』と『BTTF』の間に『エイリアン』
『エイリアン』を飾るべき場所は、『ルパン三世 カリオストロの城』(’85/11発売)と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(’86/11発売)の間ということになります。

『エイリアン』飾る
まず『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と『エイリアン』を置き換えて・・・。

『BTTF』『ゴジラ対へドラ』玉突きコンバート
そのあと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と『ゴジラ対へドラ』を玉突きコンバートしました。



飾っていた『プロジェクトA子』
この位置にあった『プロジェクトA子』は『ゴジラ対ヘドラ』のコンバートに押し出される形で退場となりました。

『プロジェクトA子』は、全世界で発売された全てのLDソフトの中で唯一秒間24フレームのコマ送り再生を可能としたLDです。
そのため「特別なLDソフト」という点では文句無しなのですが、「ヘビーローテーション」という観点ではリストラ対象に当たります。
全編CAV収録であるため80分程度の映画なのに途中ディスク交換が必要で面倒だったことと、当時流行っていたTVアニメ『うる星やつら』そのままのノリのギャグが多くて数回観たら飽きてしまうのです。



『トップをねらえ!』3枚
『プロジェクトA子』に代わって『ゴジラ対ヘドラ』の隣に飾ったのは、まさかの『トップをねらえ!』です(笑)。

『トップをねらえ!』第1話と第2話を初めて見たのはTV放映(よみうりテレビの「アニメ大好き」)でした。
そのあまりの面白さに翌日すぐにLDを買ってきて、その後『2』も『3』も発売日に予約購入するほどハマりました。
だって、私の大好物である「怪獣」「巨大ロボット」「宇宙船」の3つの要素が全て揃っているのですから!。
そして今をときめく庵野秀明監督の第一回監督作品でもあります。

『トップをねらえ!』VOL3
『トップをねらえ!』はVol.1、2、3とも何度も観ていますが今回壁に飾るのはVol.3にしました。
Vol.3を選んだのは、デザイン面の理由だけでなく何度も繰り返し観たという点でこの3枚目がダントツだったからです。
一時期は家にいる間じゅうまるでBGVのようにリピート再生していました。
そのせいかどうか分かりませんが、当時使っていた両面自動再生プレーヤー(パイオニア:CLD-970)がこのディスクの再生中に壊れてしまったというほろ苦い思い出も加わっています(笑)。

『劇場版パトレイバー』は留任
『トップをねらえ!Vol.3』は'89年7月発売ですから『ゴジラ対へドラ』(86年11月発売)と『劇場版 機動警察パトレイバー』(’90年1月発売)の間に入ります。
『劇場版パトレイバー』は伊藤和典さんのシナリオの完成度の高さから何度見ても飽きませんし、ジャケットデザインも最高にカッコ良いのでそのまま続投です。

取り外した2枚
あと、前回妻の希望で飾った『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』は外しました。
ヘビーローテーションと呼べるほど何度も見返してはいないからです。
THX版『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』も初回盤と被るので退場となりました。
残るスペースはあと2枚分!。



90年代に入ると私が洋画LDを買う機会はめっきり少なくなりました。

WOWOW 初代ロゴ
洋画LDを買わなくなった一番の理由は衛星放送の登場でした。
特に’91年に開局したWOWOWの存在が大きかったです。
なにしろ開局記念番組の一つが『スター・ウォーズ』3部作一挙放送で、しかもノートリミングシネスコサイズでの放映だったのですから!。
それをS-VHSで録画してしまえばディスク入れ替え不要の高画質ソフトが手に入りますし、リアルタイムで視聴する場合はデジタル音声出力を使った最高音質でサラウンド再生が楽しめてしまうのです。
そのため、以後は『ターミネーター2』や『ジュラシック・パーク』などよほどの大作・話題作でない限り洋画LDの新譜を買う機会は激減し、その代わりアニメと音楽ものが大幅に増えました。


音楽関係では’80年代後半からガールズバンド:プリンセスプリンセスの大ファンになったことで、彼女たちのCDはもちろんビデオクリップ集やライブの収録LDも買うようになりました。
関西で開催されるライブやコンサートにも可能な限り足を運び、そのため各曲ごとの声を上げるポイントとかジャンプするタイミングは今でも身体が覚えています(笑)。

プリプリはLD陣営であるソニーミュージック所属だったため、全ての出演ビデオがLD化されていました。
覚えている限り私はその全部を買っていたと思います。

LD「プリプリ・ラストライブ」
もちろん解散ライブツアーの大阪城ホール公演にも行きました。
ほぼ同じ内容の東京公演を収録した2枚組4面LDも購入しています。

と、ここまで書くと「次に飾るLDはプリプリなのか?」と思われそうですが・・・違います
確かに「ダイアモンド」や「世界でいちばん熱い夏」など曲単位では何十回も再生しましたが、全編を通して再生したのは2回だけだったと思います。



私のLD歴において再生回数が多かった最後のタイトル。
それは・・・

平成『ガメラ』1&2
『ガメラ 大怪獣空中決戦』『ガメラ2 レギオン襲来』の2作でした。
どちらも「こんな怪獣映画が見たかったんだ!」と私の全細胞を喜ばせてくれた最高の怪獣映画であり、どちらも甲乙付け難いくらいのヘビーローテーションLDです。
『大怪獣空中決戦』も『レギオン襲来』も購入後は毎日のように見てましたし、『ガメラ3』公開前にも予習として観返しました。

LD『平成ガメラ』1~3
ちなみに、前回ラストを飾った『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』は私が最後に買ったLDソフトでした。
その点においては確かに思い出深いLDではありましたが、再生回数に関しては『1』と『2』には遠く及びません。



ただ、私としても同じシリーズ作品を2タイトル連続で並べることには若干抵抗がありました。
それと、他に何か大事なものを忘れている気がしてならなかったのです。

その時、不意にオーディオ道の師と仰ぐNさんの言葉を思い出しました。

「俺もレコードジャケットを部屋に飾ってみようかな。」

この瞬間、私のAV趣味の本当の出発点を思い出しました。
レーザーディスクよりもっと先にアナログレコードがあったのです。

「最後はレーザーディスクでなくてもいい。最も多く聴いたLPレコ―ドを一枚だけ飾って終わりにしよう。」

そうと決まれば、私が選ぶレコードは一つしかありません。

交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」ジャケット(帯付き)
中一の冬休みに初めて自分のお金で買ったLPレコード、「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」です。

当時の我が家にはオモチャみたいなポータブルプレーヤーしかありませんでした。
それでも、そのプレーヤーでこのLPを何度も何度も繰り返し聴いたものです。
「レーザディスクは永遠に」というタイトルからは逸脱しますが、私にはもうこれ以外に考えられなくなっていました。
(本当なら、一番最初に飾った『スター・ウォーズ』初回盤LDより前にこれを飾るべきでした。)

「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」45年前に買った初のLPレコード
ただ、45年前に初めて自分のお金で買ったレコードジャケットそのものを壁に飾ることには抵抗がありました。
この個体に対する私の愛着は半端ないのです。

「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」未開封品を買い足し
そこで、ハードオフとブックオフを数軒回って新品同様に綺麗な「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」を発見・確保してきました。
値段は税込み550円。
帯もちゃんと付いてます。
(私のは帯は大学時代に破れてしまって破棄しています。)

「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」新旧比較
こうして見比べるとジャケット表面の綺麗さがまるで違います。
私が45年前に買ったほう(向かって右)のスターシアはお肌がシミだらけになっておりました(汗)。
まあ、45年も前に買ったものなので仕方ないですが、実際に何度も聴いたレコードなのでこんなことくらいで愛着心が揺らぐことは決してありません。
「若い子より古女房のほうが良い」という心境って、こういうことを言うのかな?(笑)。

「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」最後に飾ってみた
新しく買ったほうの「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」のジャケットを『ガメラ2』と入れ替えてラストポジションに飾ってみました。
おおっ、なかなか良いではないですか!。
ていうか、「もうこれしかない!」って感じです。

LD『ガメラ2』とLP『ヤマト』
お隣の平成ガメラは『ガメラ2 レギオン襲来』に入れ替えました。
再生回数としては『大怪獣空中決戦』のほうが多かった気もしますが、内容的には『レギオン襲来』のほうが好きなこととジャケットデザインもカッコ良いことが決め手になりました。



ドア側変更後
こうして眺めてみると、自分の青春時代そのものを見ているかのようです。
うん、これでいい。
今はこれが正解だと思っています。

2022年8月のシアタールーム(改装後)
これにて新基準に基づいたシアタールームのLD(+LPレコード)ジャケット再装飾は完了しました。
本当は他にも新しく選択肢に挙がったタイトルがいくつかありましたが、今はこのラインナップで満足しています。


今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
<(_ _)>
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COMMENTS

2 Comments

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へろん  

うらやましいですね~、こういうスペースって(^^)
私もやりたいのですが、物理的制約が大き過ぎて夢のまた夢のまた夢の…(以下繰り返し)

考えてみると私の場合、若い頃はあまり媒体にはこだわってなかったようで、私ももっとも好きなレコードであった
「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」を録音があるからと手放してしまったり、本でも大好きなものをやや痛んだ古本で揃えて済ましていたり……今となっては取っておけばよかったと思ったり、綺麗な新本で揃えておくべきだった、と結構後悔しています。
いつか私もささやかでもやってみたいものです。

2022/12/10 (Sat) 09:03 | EDIT | REPLY |   

トガジン  

案ずるより産むが易し

へろんさん、コメントありがとうございます。

>物理的制約

いやあ、ホームシアターもとりあえず始めてしまえばあとは工夫次第でなんとかなるもんですよ。

私が最初にプロジェクターを導入したのは今から20年ほど前です。
ちょうど結婚が決まったばかりの頃で「結婚したらもう夢のホームシアターなんか作れなくなる。やるなら独身最後の今しかない!。」という切羽詰まった気持ち(笑)で最初の一歩を踏み出しました。

そのときの部屋は、妹が嫁に行って空部屋になった6畳間でした。
押入れ上の天袋にプロジェクターを置き、出来るだけ投射距離を稼いでなんとか80インチ(16:9)を実現しました。

でも他の部屋に音が筒抜けで、夜中には「うるさい!」と文句ばかり言われてました。
それで12年ほど前に家の増改築をしたときに、自分の部屋とは別に防音仕様の専用シアタールームを確保したんです。
増築分のお金は全額私が出したので、妻にも親にも文句は言わせませんでした(笑)。

>「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」

今回新しく買ったほうの「交響組曲・宇宙戦艦ヤマト」LP盤も一度再生してみたんですが、ジャケットと同じくアナログレコード特有のプチプチノイズがほとんど無い新品同様でした。
でも、何故か45年前に買った昔の盤のほうが身体に馴染んでるというかしっくりくるんですよね。
中学時代に聴いたときと全く同じタイミングでノイズも聴こえてくるので、昔聴いていた時の感覚が自然に戻ってくるんです。
「音が綺麗」というだけならCDで聴いても同じなので、当時の品を大事に残しておいて良かったと思ってます。

2022/12/10 (Sat) 19:48 | EDIT | REPLY |   

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