週刊映画鑑賞記(2016.12/19~12/25)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。
12/19(月))
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』🈠
(劇場:109シネマ大阪エキスポシティ)

『スター・ウォーズ』オリジナル三部作を熟知していることが前提ではありますが、傑作と言い切らせていただきます。
本作のローグ・ワンから『帝国の逆襲』のローグ2へと、彼らの魂は生き続けているのです。
そう思えた瞬間に不覚にも涙を抑えられなくなりました。
もう少し冷静に観直すために、近日再度劇場へ足を運ぶ予定です。
12/20(火)
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』🈠
(劇場:TOHOシネマズ難波)

ダメな日本映画がまた一品増えてしまいました。
世の中には「何がしたいのか分からない映画」というのがありますが、こういう「やりたい事は分けるけどそのお膳立てが何一つ出来ていない映画」というのも困りものです。
これはその後者のタイプで、感動的なシチュエーションを並べ立てるのに夢中でその基盤となるストーリーや基本設定を確立しないまま作ってしまった作品ではないかと思います。
多分、監督や脚本家も基本設定を理解出来ていないまま作ったのではないかと想像します。
時間が逆に流れる異次元世界から来た彼女は一日一日記憶が逆行している?。
そんな難解な設定をセリフだけで語られても困ってしまいます。
せめて彼女側の世界からはこちらの世界がどう見えるのかを視覚化してもらわないと実感が沸きません。
登場人物の泣き笑いの全てが空虚に見えて2時間が苦痛でした。
しかしこれで「感動した」という人もいるというのですから驚きです。
その人たちはこの作品の設定を完全理解しているのでしょうから是非とも解説していただきたいものです。
12/21(水)
映画視聴無し
12/22(木)
『傷物語<II 熱血篇>』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

『傷物語』は西尾維新の『物語』シリーズにおける最初のエピソードです。
今回の『熱血篇』は三部作の2本目にあたります。
このシリーズは『化物語』以来のファンなのでこのエピソードのアニメ化を楽しみにしていたのですが、当初2012年公開とされていたはずのものが今年に入るまで延期されていたものです。
前作は映画館で観ました。
しかし時間がわずか1時間程度しかない中編で、それでいて内容は暦とキスショットとの出会いと状況説明だけに終始していて水増し感が半端なかったです。
暦が逃げるだけの映像を延々と見せられるばかりで、あれなら30分あれば十分でした。
それでいて通常料金を取られたこと腹を立てていたので、今回はレンタルで済ませることにしました。
今回は敵対するバンパイア・ハンター3人との戦いが立て続けに描かれていて、前作のような薄味ではありませんでした。
原作は一切読んでいないので次回がどういう展開になるのかは分かりませんが、それでもやっぱり三部作にする意味は感じられません。
年明けの3作目を劇場に観に行くかどうかは微妙なところです。
12/23(金)
『 I AM A HERO アイアムアヒーロー』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

公開当時から「面白い」と評判だったこの作品。
ゾンビ(本作ではZQNと呼称)ものであり、こういった人体破壊描写のある映画は苦手なのですが、しょっちゅう目を背けながらもなんとか最後まで観ました。
私が面白かった部分というのは、内容や残酷描写の部分ではなくに日本映画としては良く出来ていた群衆シーンでした。
エキストラ出演が趣味の私としては、ああいうシーンには是非参加したかったです。
12/24(土)
『フィフス・ウェイブ』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

クロエ・グレース・モレッツ主演の異星人襲来ものSFです。
概要だけ見ると私の大好物ジャンルのはずなのですがあまり面白くはありませんでした。
前日に観た『アイアムアヒーロー』のほうがよっぽど面白かったです。

女子高生キャシーは、軍が避難民の大人だけを虐殺して子供を誘拐するという異常な行動をするところを目撃します。
拉致されて少年兵にされようとしている幼い弟を救うため、彼女は銃を手に取って基地へと向かいます
クロエ・グレース・モレッツには今も『キック・アス』のヒットガールの印象が強く残っているので、今作のような役柄を見ていても何故か安心感があります(笑)。

キャシーは怪我をしたところを助けてくれた謎の男エヴァンと行動を共にするうちにいい雰囲気になりますが、彼の正体というのがなんだかよく分からないものでした。
あわよくば続編を作るつもりでわざとうやむやにしているようにも見えて気持ちが悪いです。

戦闘シーンが、特殊バイザーで敵を識別しながら倒していくといういかにもゲーム感覚のもので興醒めでした。
仲間の少年兵が死ぬ場面もあるのですが、戦争映画ならともかくSFものでまともにそれを映し出す制作者の神経を疑います。

『インデペンデンス・デイ2』『イット・フォローズ』のマイカ・モンローがまた出ていました。
反抗的な性格でパンダみたいな凄いメイクです。
「そこまでキャラ立てする必要ある?」と思いましたが、彼女の行動が敵の正体と目的を暴くきっかけになっていました。
中学生や高校生くらいの子が妄想を膨らませて出来たような陳腐なストーリーです。
火曜日に観た『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』も同様で、今週は2本も駄作を観てしまいました。
12/25(日)
『メガゾーン23』
(ホームシアター:WOWOW録画)

WOWOWで放映されていた『メガゾーン23』全3作のうち第一作目を観ました。
今から30年前のOVA(ビデオ販売用アニメ)ですが、映倫マークが付いていたので劇場公開もされたようです。
おおまかなストーリーは、1985年の東京と思って暮らしていた街が実は巨大な宇宙船の内部だったというものです。
前年の『超時空要塞マクロス』や『うる星やつら2/ビューティフル・ドリーマー』を観たあとでは特に驚きはありません。
内容や映像は所詮30年前のものと割り切って観ましたが、観ているうちに大学生だった80年代半ばのころを思い出しました。
VHS方式ビデオ開発メーカーのビクター製作作品なのに、ヒロインの家のビデオがソニーのベータ方式だったのには笑いました。
今はもう、ベータもVHSもLDも無く、ソニーやビクター等のAVメーカーも低迷が続いています。
変なところで時代の移り変わりを感じてしまいました。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。
12/19(月))
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』🈠
(劇場:109シネマ大阪エキスポシティ)

『スター・ウォーズ』オリジナル三部作を熟知していることが前提ではありますが、傑作と言い切らせていただきます。
本作のローグ・ワンから『帝国の逆襲』のローグ2へと、彼らの魂は生き続けているのです。
そう思えた瞬間に不覚にも涙を抑えられなくなりました。
もう少し冷静に観直すために、近日再度劇場へ足を運ぶ予定です。
12/20(火)
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』🈠
(劇場:TOHOシネマズ難波)

ダメな日本映画がまた一品増えてしまいました。
世の中には「何がしたいのか分からない映画」というのがありますが、こういう「やりたい事は分けるけどそのお膳立てが何一つ出来ていない映画」というのも困りものです。
これはその後者のタイプで、感動的なシチュエーションを並べ立てるのに夢中でその基盤となるストーリーや基本設定を確立しないまま作ってしまった作品ではないかと思います。
多分、監督や脚本家も基本設定を理解出来ていないまま作ったのではないかと想像します。
時間が逆に流れる異次元世界から来た彼女は一日一日記憶が逆行している?。
そんな難解な設定をセリフだけで語られても困ってしまいます。
せめて彼女側の世界からはこちらの世界がどう見えるのかを視覚化してもらわないと実感が沸きません。
登場人物の泣き笑いの全てが空虚に見えて2時間が苦痛でした。
しかしこれで「感動した」という人もいるというのですから驚きです。
その人たちはこの作品の設定を完全理解しているのでしょうから是非とも解説していただきたいものです。
12/21(水)
映画視聴無し
12/22(木)
『傷物語<II 熱血篇>』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)

『傷物語』は西尾維新の『物語』シリーズにおける最初のエピソードです。
今回の『熱血篇』は三部作の2本目にあたります。
このシリーズは『化物語』以来のファンなのでこのエピソードのアニメ化を楽しみにしていたのですが、当初2012年公開とされていたはずのものが今年に入るまで延期されていたものです。
前作は映画館で観ました。
しかし時間がわずか1時間程度しかない中編で、それでいて内容は暦とキスショットとの出会いと状況説明だけに終始していて水増し感が半端なかったです。
暦が逃げるだけの映像を延々と見せられるばかりで、あれなら30分あれば十分でした。
それでいて通常料金を取られたこと腹を立てていたので、今回はレンタルで済ませることにしました。
今回は敵対するバンパイア・ハンター3人との戦いが立て続けに描かれていて、前作のような薄味ではありませんでした。
原作は一切読んでいないので次回がどういう展開になるのかは分かりませんが、それでもやっぱり三部作にする意味は感じられません。
年明けの3作目を劇場に観に行くかどうかは微妙なところです。
12/23(金)
『 I AM A HERO アイアムアヒーロー』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

公開当時から「面白い」と評判だったこの作品。
ゾンビ(本作ではZQNと呼称)ものであり、こういった人体破壊描写のある映画は苦手なのですが、しょっちゅう目を背けながらもなんとか最後まで観ました。
私が面白かった部分というのは、内容や残酷描写の部分ではなくに日本映画としては良く出来ていた群衆シーンでした。
エキストラ出演が趣味の私としては、ああいうシーンには是非参加したかったです。
12/24(土)
『フィフス・ウェイブ』🈠
(ホームシアター:レンタルBlu-ray)

クロエ・グレース・モレッツ主演の異星人襲来ものSFです。
概要だけ見ると私の大好物ジャンルのはずなのですがあまり面白くはありませんでした。
前日に観た『アイアムアヒーロー』のほうがよっぽど面白かったです。

女子高生キャシーは、軍が避難民の大人だけを虐殺して子供を誘拐するという異常な行動をするところを目撃します。
拉致されて少年兵にされようとしている幼い弟を救うため、彼女は銃を手に取って基地へと向かいます
クロエ・グレース・モレッツには今も『キック・アス』のヒットガールの印象が強く残っているので、今作のような役柄を見ていても何故か安心感があります(笑)。

キャシーは怪我をしたところを助けてくれた謎の男エヴァンと行動を共にするうちにいい雰囲気になりますが、彼の正体というのがなんだかよく分からないものでした。
あわよくば続編を作るつもりでわざとうやむやにしているようにも見えて気持ちが悪いです。

戦闘シーンが、特殊バイザーで敵を識別しながら倒していくといういかにもゲーム感覚のもので興醒めでした。
仲間の少年兵が死ぬ場面もあるのですが、戦争映画ならともかくSFものでまともにそれを映し出す制作者の神経を疑います。

『インデペンデンス・デイ2』『イット・フォローズ』のマイカ・モンローがまた出ていました。
反抗的な性格でパンダみたいな凄いメイクです。
「そこまでキャラ立てする必要ある?」と思いましたが、彼女の行動が敵の正体と目的を暴くきっかけになっていました。
中学生や高校生くらいの子が妄想を膨らませて出来たような陳腐なストーリーです。
火曜日に観た『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』も同様で、今週は2本も駄作を観てしまいました。
12/25(日)
『メガゾーン23』
(ホームシアター:WOWOW録画)

WOWOWで放映されていた『メガゾーン23』全3作のうち第一作目を観ました。
今から30年前のOVA(ビデオ販売用アニメ)ですが、映倫マークが付いていたので劇場公開もされたようです。
おおまかなストーリーは、1985年の東京と思って暮らしていた街が実は巨大な宇宙船の内部だったというものです。
前年の『超時空要塞マクロス』や『うる星やつら2/ビューティフル・ドリーマー』を観たあとでは特に驚きはありません。
内容や映像は所詮30年前のものと割り切って観ましたが、観ているうちに大学生だった80年代半ばのころを思い出しました。
VHS方式ビデオ開発メーカーのビクター製作作品なのに、ヒロインの家のビデオがソニーのベータ方式だったのには笑いました。
今はもう、ベータもVHSもLDも無く、ソニーやビクター等のAVメーカーも低迷が続いています。
変なところで時代の移り変わりを感じてしまいました。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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