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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2022.10/3~2022.10/9)

トガジンです。

毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

パンダコパンダ再上映
今週は妻と一緒に劇場へ見に行ったこれ一本・・・いや、正確には短編2本です。



10/3(月)
『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨降りサーカスの巻』
(劇場:イオンシネマ新小松)
『パンダコパンダ』50周年記念上映 ポスター画像
先日、妻と一緒に二人で『ルパン三世 カリオストロの城』クラリス結婚式記念再上映を見に行った時↓の予告が流れました。


妻が私の腕を揺さぶって「これ行こ!これ行こ!」と子供みたいに言ってきたことから、お互いに休みの日を確認して今週月曜に観に行ってきました。
普段は映画でもアニメでも好みが全然違うので夫婦で映画館に行くことは滅多にないのですが、こうした昔のアニメとなると話は別です。
先月の『カリオストロの城』といい今度の『パンダコパンダ』といい、最近妻と一緒に出歩くことが増えて内心悪い気はしません。

『パンダコパンダ1&2』ポスター画像
私は2本とも小学生のとき祖母に連れて行ってもらった「東宝チャンピオンまつり」で見ています。
一作目は『ゴジラ電撃大作戦(怪獣総進撃)』と『ダイゴロウ対ゴリアス』と同時上映という豪華プログラムで、二作目は『ゴジラ対メガロ』と併映でした。

一方、妻はどちらも映画館で見るのは初めてとのことでした。
レンタルビデオで観たのが最初だったそうで、ガチの昭和アニメファンである彼女としては「一度は映画館で見てみたかったの」と喜んでおりました。
当時子供だった私たちにはもちろん、現在の子供たちにとっても素晴らしい企画だと思います。

2022-10-03 イオンモール新小松
今回の映画館はお隣石川県のイオンシネマ新小松。
隣県とはいえ、私の家からは片道40分程度で行けるため福井市内の映画館へ行くのと時間的には大差ありません。
『パンダコパンダ』特別上映は福井ではやってくれないためここへ行くことになりました。

イオンモール新小松の近くには自衛隊の小松基地があり、この日到着したときには上空からゴォォォォとジェット戦闘機の轟音が響いてきました。
私は「おっ、リアル・トップガンや!」とか「リアル・ドルビーアトモス!」とか言いながらしばらく空を見上げて機影を探していましたが、妻が「もお~、あんまり時間がないんだからボケっとしてないで早く中に入ろう!」と急き立てるため残念ながら機影を発見することは出来ませんでした。
「つくづく女とはロマンを解さない生き物なのだな」とか思いつつ彼女の後に続きました。ε-(;-ω-`A) フゥ…

2022-10-03 ステッカーとチケット
先月の『カリオストロの城』と同じく特別イベント上映のため、料金は全年齢一律1600円でした。
いくら特別上映とはいえ、『パンダコパンダ』くらいは子供料金を設定すべきではないかと思います。
入り口係員の若いおねーちゃんは「こんなオッサンとオバハンがパンダコパンダ?」とでも言いたげな微妙な表情で私たち夫婦を迎え入れてくれました(笑)。
オマケとしてパンダコパンダ50周年記念のステッカーをもらいましたが、このオッサンにこれをどう使えと?。

2022-10-03 小さめのシアター5
劇場は私がいつも行くような大きな小屋ではなく90席ほどのミニシアタークラスでした。
「1,600円でこれ?」と思ったことは内緒です(笑)。

2022-10-03 貸し切り状態!
ところが、本編上映直前の「NO MORE 映画泥棒」の間にふと後ろを振り向いてみてビックリ!。
他の客は一人もいません。

貸し切り状態でした!

普段なら映画館では咳ひとつするのも気を遣って我慢する妻が、自分たち以外誰もいないと分かった途端小声で喋ることをやめました(笑)。

『パンダコパンダ』ミミちゃんパンちゃんトラちゃん
コパンダ初登場シーンで「かわいい!」
なわとびするパパンダにも「かわいい!」
コパンダとトラちゃんがパパンダの周りをぐるぐる走りまわるところでまた「かわいい!」
彼女はあの1時間10分ほどの間に何回「かわいい」と言ったのだろう?(笑)。

東宝チャンピオンまつり 1972年冬
私はといえばスクリーンを仰ぎ見ているうち、50年前に祖母に連れて行ってもらった「東宝チャンピオンまつり」のことをしみじみ思い出しておりました。
一作目は『ゴジラ電撃大作戦(怪獣総進撃)』と『怪獣大奮戦ダイゴロウ対ゴリアス』との3本立てという豪華プログラムでした。
祖母はゴジラのときは隣の席ですやすや寝ていたのに『パンダコパンダ』のときにはいつの間にか起きていて、コパンダ登場のとき「あら可愛いらしい」と口にしたり、パパンダが「特に竹やぶがいい」と言うたび私と一緒に笑ってました。

東宝チャンピオンまつり 1973年3月
『雨降りサーカス』のときも同じで、『ゴジラ対メガロ』のときは居眠りしていたのに「♪パンダパパンダコパンダ」の歌が始まると急に目を覚して「あ、これ前見たパンダちゃんの続きやね」とやはり楽しそうに見てました。
私は『パンダコパンダ』2作品を見るたび、優しかった祖母のことが思い出されます。



今週は月曜以外は毎日仕事が入っていて時間が取れず、観た映画作品は『パンダコパンダ』2作品のみでした。
それでも、毎晩空いた時間には『宇宙戦艦ヤマト』のブルーレイをチラホラ見ながら次の連載用記事を書き進めています。
そんな昭和アニメ三昧な一週間でありました。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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COMMENTS

4 Comments

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へろん  

>しばらく空を見上げて機影を探していましたが
おお、小松基地の近くだといろいろと見られそうですね。
実はうちのあたりも空港など無いのになぜだか官民さまざまのヘリがよく飛んでいて、ヘリの音が聞こえるたびにデジカメを構えて機影を探しています。しかし妻には単なる騒音源でしかないようで、いつも呆れられています。

>全年齢一律1600円
子ども向け作品で大人と同じ料金を取るとはご無体な。
映画業界も大変でしょうが、最近の価格設定はどうも「損して得する」ことが無くなってるような気がしますね。
『パンダコパンダ』だったら、いっそ「童心に帰ってもらう」的に全年齢一律に子ども料金にでもすれば株も上がるでしょうに。

2022/10/10 (Mon) 09:01 | EDIT | REPLY |   
トガジン

トガジン  

小松の空と海

へろんさん、コメントありがとうございます。

>小松基地の近くだといろいろと見られそう

ちょっと不謹慎かも知れませんが・・・。

今年の1月、小松基地から飛び立ったF-15戦闘機が行方不明になったことがありました。
小松基地は海のそばを走る北陸自動車道の近くにあるのですが、その数日後に北陸自動車道を通って富山へ向かう途中何機もの自衛隊ヘリが海上を捜索しているのが見えました。
あの光景は異様でしたね。

>子ども向け作品で大人と同じ料金を取るとはご無体な。

健常な大人から大人料金を取るのはまだいいとして、子供料金も障がい者割引も一切無いのはいかがなものかと思います。

どこの興行会社が仕切っているのか知りませんが、この日の観客が私たち夫婦一組だけだったことから一般客からソッポを向かれてしまっているんじゃないかとさえ思います。
立て続けに東京ムービー社の作品を再上映してくれるということで、私も妻も「次は『ルパン』のマモー編かな?」とか「俺は『コブラ』が見たい」「私は『エースをねらえ!』」などと行きの車中では色々楽しく語り合っていたんですが、あの無人の劇場を見てしまうともう続かないんじゃないか?と思ってしまいました。

2022/10/10 (Mon) 19:40 | EDIT | REPLY |   

ゾンビマン  

毎度です。

私もこの2作は東宝チャンピォン祭りで観ました。
考えてみたら、子供の時は当たり前にやってた東宝チャンピォン祭りだって、たしか9年間の催し物やったんですよね。
その時代に東宝がターゲットにした小学生だった自分。幸せやったんやなあとしみじみと思いますわ。

2022/10/10 (Mon) 21:35 | EDIT | REPLY |   

トガジン  

私も「チャンピオンまつり」ドンピシャ世代です

ゾンビマンさん、コメントありがとうございます。

私も、幼い頃「東宝チャンピオンまつり」でゴジラを見たことがきっかけで今もこうして映画好きでいることは間違いありません。
70年代前半は日本映画界がドン底状態だったにも関わらず、「東宝チャンピオンまつり」や「東映まんがまつり」を企画して当時の子供たち(私やゾンビマンさんも含む)に映画の楽しさを与えてくれた当時の大人たちに感謝です。
そして、その「チャンピオンまつり」向けに低予算ながらも全力で良作を作ってくれた制作者さんたちにも感謝します。
もちろん、私を映画館に連れて行ってくれた祖母にも・・・。

2022/10/11 (Tue) 21:20 | EDIT | REPLY |   

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