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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2022.10/24~2022.10/30)

トガジンです。

毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

『スター・ウォーズ ビジョンズ』横長ポスター
今週見たのは『スター・ウォーズ ビジョンズ』全9話のうち残り3話です。
(先週の記事で9話中5話まで見たと書きましたが9話中6話の間違いでした。現在は修正済みです。)



『スター・ウォーズ ビジョンズ』(全9話中3話)🈠
(ホームシアター:ディズニープラス)
『スター・ウォーズ ビジョンズ』トップ画面
『スター・ウォーズ ビジョンズ』は現在のところディズニープラスでしか見られません。
『スター・ウォーズ』好きならば、ディズニープラスに入会して『ビジョンズ』と『マンダロリアン』シリーズだけは絶対に見るべきです。

あと、先週「英語版ではドルビーアトモスで楽しめるらしい」と書いたんですが・・・。
ごめんなさい!。
私、ウソを書いておりました。
先週見たうちで一番良かった『村の花嫁』を英語版でも見返したんですが、普通の5.1chサラウンド音響でした。m(__)m


『THE ELDER』
『スター・ウォーズ ビジョンズ』THE ELDER 師弟
『スター・ウォーズ ビジョンズ』はオーダー66以後の出来事を描いた作品が多いですが、本作品の時代はエピソードⅠと同じかそれ以前のようです。
エピソードⅠのクワイ・ガンとオビ・ワンを思わせるジェダイの師弟がとある辺境の星の調査に向かう。
パダワン(弟子)はまだまだ刺激を求めたがる(アナキンやルークのような)少年。
一方、経験豊かなマスター(師匠)は、ハイパードライブ中の時点から現在向かっている星で待ち受ける者の強烈な邪気を感じ取っていた。

『スター・ウォーズ ビジョンズ』THE ELDER 老シス
目的の星に降り立った二人はシスの老人と接触。
パダワンは怪我を負いますが、マスターは圧倒的な力の差を見せつけて老シスを倒す。

ただそれだけの話。
「ジェダイ師弟とシスの戦いを日本式アニメーションで作ってみました」というそれ以上でもそれ以下でもありません。
アニメ映像の出来や、老シス役の緒方賢一さんの声の凄みなど良い部分も多かったですが、いかんせんストーリーが本家実写映画をなぞっただけのものだったためあまり印象に残らなかったです。


『のらうさロップと緋桜お蝶』
『スター・ウォーズ ビジョンズ』のらうさロップと緋桜お蝶
見るまでは完全にナメてました。
「どうせ日本のアニメ(と大きなお友達)が大好きなケモノ娘を主役に『スター・ウォーズ』ごっこする恥ずかしいやつだろ」と・・・。

ごめんなさい、私が間違っておりました。
エピソード9まで含めた『スター・ウォーズ』サーガ全体の本質を分かり易くカリカチュア&凝縮して見せてくれた逸品でした。

『スター・ウォーズ ビジョンズ』のらうさロップ 家族
帝国の支配下にある惑星タオ。
孤児の奴隷娘ロップは、心優しい任侠一家の家長・ヤサブローとその娘・お蝶に出会い、養女として種族を超えて家族として暮らすようになります。
しかし、やがて帝国に対するヤサブローとお蝶の意見は大きく分かれ、お蝶は街と一家を守るためには帝国に従うしかないと主張します。

『スター・ウォーズ ビジョンズ』のらうさロップ 移譲
ヤサブローは、家に代々受け継がれてきた聖剣(ライトセーバー)を実の娘ではなく全く血の繋がりのないロップに継承します。
しかし、そのことがお蝶の逆鱗に触れ、あれほど仲が良かった義姉妹同士の戦いへと発展します。

『スター・ウォーズ ビジョンズ』のらうさロップ
ただの孤児だったはずのロップは見事にライトセーバーを使いこなしてお蝶を圧倒。
敗れたお蝶はロップを憎みつつ帝国側に身を投じて終わります。
まさに『スター・ウォーズ』世界の縮図!。

そしてミディ・クロリアンもスカイウォーカー家やパルパティーン家の血筋も関係なく「心根と鍛錬次第では誰だってジェダイになれるかも知れない」という昔ながらのファンの希望が具現化されています。
日本ならではの部分というのが任侠一家という点のみだったのが唯一残念でした。


『赤霧』
『スター・ウォーズ ビジョンズ』赤霧 ジェダイ
最後にえらく暗いのが出てきました(汗)。
でも、この暗さもまた『スター・ウォーズ』なのです。

プリクエル三部作の骨格である「一人のジェダイが愛する者を救いたいがためダークサイドに堕ちていく話」を14分間に凝縮して見せてくれました。
ダラダラと手際の悪い見せ方にイライラした本家エピソードⅢのラストもこうあって欲しかったです(笑)。

『スター・ウォーズ ビジョンズ』赤霧 姫とジェダイ
大切な誰かを失うという不吉な夢に悩まされているジェダイ:ツバキ。
ツバキは、数年前ある星のお家騒動から救ったミサ姫にジェダイの身としては決して許されぬ恋心を抱いていました。
そのミサ姫が再び内紛で城を追われることになり、ツバキは再度彼女の警護の任につくことに。

『スター・ウォーズ ビジョンズ』 赤霧 マサゴ
新しく星の主となった宿敵:マサゴは、先王の妹でミサ姫の叔母でもあり、そして鬼のような形相をしたシスでした。
マサゴに操られて襲いかかってきたミサ姫を、ツバキは彼女とは知らずに斬り殺してしまいます。
彼を悩ませてきた予知夢の正体はこのことでした。

本家と違うのは、絶望に打ちひしがれるツバキの目の前でマサゴがシスの力を使って本当に姫を生き返らせてみせたことです。
ジェダイには出来ない(あるいは許されていない)その力を目の当たりにしたツバキはシスの力に敬服し自らの意志でダークサイドへと堕ちていきます。

私は「赤霧」の意図はアナキンとパドメの話をリファインすることだったと考えています。

『スター・ウォーズ シスの復讐』描くべきでなかったパドメの死
ジョージ・ルーカス監督がエピソードⅢでパドメの死をはっきり描いてしまうという重大な構成ミスを犯したせいで、オリジナル三部作『ジェダイの帰還』のルークとレイアの会話がちぐはぐなものになってしまいました。

『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』ルークが聞きたかったのは実の母のこと
ルークは実の母の話を聞きたがっているのに、レイアは育ての親のオーガナ王妃の話をしているという間抜けなシーンになってしまったのです。

エピソードⅢからオリジナル3部作へ綺麗に繋げるには、パドメは双子を出産後もまだ生きていて、男の子(ルーク)は義理の叔父オウエンに預け、パドメは娘(レイア)を連れてベイル・オーガナの妻となるがレイアがまだ幼い頃に亡くなる・・・という展開でなければ辻褄が合いません。
「赤霧」を見ながら「本家エピソードⅢはこうあるべきだった」とそればかり考えておりました。



『スター・ウォーズ ビジョンズ』には、単に本家映画版シリーズの真似をしているだけのものや、日本と『スター・ウォーズ』の接点である黒澤映画を模しただけのもの、さらに私には何がしたいのかまるで分からない残念な作品もいくつかありました。
でも、それ以上に「この思想はアメリカ人には理解出来ないだろう。」とか「アメリカ人には絶対に着想出来ない。」と日本人として誇らしく思える作品のほうが多かったと思っています。

すでに制作が決定しているという『スター・ウォーズ ビジョンズ』第2シーズンにも今から期待しているところです。



【備忘録~4回目ワクチン接種~】
最後に、映画とは全然関係ない話ですが・・・。

4回目ワクチン接種証明
昨日、4回目の567ワクチン(オミクロン株対応のやつ)を接種してきました。
今(30日22時現在)もまだ、左肩に痛みというか重い感じが残っています。
私はいつも左側を下にして横になって寝るので、昨夜は肩の痛みで何度か目が覚めてしまいました。

『機動戦士ガンダム』撃てよ撃てよ撃てよ
今後、新型567ワクチン接種間隔はこれまでの5ヶ月から3ヶ月に短縮されるとのことです。
つまり、これからは年に4回567ワクチンを打てよ、と・・・?。

私の場合は、日常生活や仕事に支障をきたすほど酷い副作用はないので構いませんが、567ワクチンを打つと熱が出たり長期間気分が悪くなるという人は大変でしょうね。
でも、以前3回目接種をパスした知り合いがモロに567ウィルスに感染して、一緒に仕事した私も濃厚接触者呼ばわりされて結構な迷惑を受けたことがありましたので、副作用を我慢してでもワクチンは接種していただきたいです。

ていうか今度はちゃんと接種しろ!、Y田、A木、S藤!。


m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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